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英検準2級と2級の違いを徹底比較!勉強内容・レベル・難易度まで解説

「英検2級と準2級の違いってどれくらいだろう?」
「準2級に受かるなら2級も簡単に受かる?」
「効率よく対策する方法を知りたい!」

このような疑問にお答えしていきます!

英検準2級と2級は「そこまで変わらない」と思われがちですが、実際には合格基準・難易度ともに大きな差があります。

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しかし、準2級と2級はレベルこそ異なるものの、出題形式や必要な技能は共通しているため、準2級の学習を通して自然に2級の土台を築くことができます。

この記事では、これから準2級を目指す人も2級に合格するために必要な勉強方法を紹介します。

間違った学習方法を続けていては、英検準2級や2級に合格できる力を秘めた人でも、いつまで経っても実力が上がりません。効率的に英語力を身につけるため、ぜひ最後までご覧ください。

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目次

英検準2級と2級の違いをさまざまな角度から確認

まずは英検準2級と2級の違いを見ていきましょう。2024年度からは出題形式がリニューアルされ、準2級では「Eメール返信」、2級では「要約+英作文」など、ライティングの内容がより実践的になりました。

読解やリスニングの配点も見直されているため、過去の形式で勉強している人は注意が必要です。

まずは、準2級と2級の主な違いを一覧表で見てみましょう。

比較ポイント準2級2級
レベル目安(公式)日常生活で必要な英語を理解・使用社会生活で必要な英語を理解・使用
CSEスコアによる合格基準
(一次試験)
1,322点以上(満点1,800点)
1,520点以上(満点1,950点)
試験時間(筆記・リスニング)80分/約20分85分/約25分
問題数(一次試験)61問63問
TOEIC換算目安約450〜500点約550〜600点
学習時間の目安約30〜50時間(3級レベルから)約100〜150時間(準2級レベルから)
入試・就職での評価・高校卒業程度の実用力
・履歴書に記載可
・ビジネス基礎レベル
・大学入試や就職で高く評価されやすい

以下で詳しく解説します。

公式サイトの審査基準

英検準2級は「日常生活に必要な英語を理解し、使用できる」ことが求められ、英検2級は「社会生活に必要な英語を理解し、使用できる」ことが基準です。

英検2級は高校卒業レベルの英語スキルを対象としており、日常生活や社会での英語の理解及び使用能力が評価されます。

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英検ではCSEスコア制が導入されており、単に正答数だけでなく、技能(読む・聞く・書く・話す)ごとのスコアで判断されます。

そのため、特定の技能だけが高くても合格できない場合があり、バランスの取れた英語力が求められます。

なお、準2級は1,728点以上(満点2,400点)、2級は1,980点以上(満点2,600点)が合格ラインとなります。

合格までの勉強時間

すでに一つ下の級を取得している場合、準2級は1〜2ヶ月、2級は3〜4ヶ月ほどの学習期間が目安です。

想定英語力学習時間(目安)
準2級3級保持レベル約30〜50時間
2級準2級保持レベル約100〜150時間
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読解・語彙・ライティングの強化に重点を置くことで、学習効率が上がります!

TOEICに換算した際の点数

英検の各級を一般的に認知されているTOEICスコアに換算すると、英語力のレベルがより明確になります。

英検準2級を取得している人の英語能力は、TOEICでいうとおよそ450~500点相当。

基本的な日常英語のコミュニケーションが可能なレベルであり、入門レベルと見なされることが多いです。

一方、英検2級のスコアはTOEICで550~600点程度に換算され、これは中級レベルの英語使用能力を示しています。

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より複雑な日常の状況やビジネスシーンでの基本的なコミュニケーションができると判断されます!

英検とTOEICのスコアを比較することで、今後の学習目標を設定する際の参考にもなります。

英検準2級または2級を目指す人は、これらのスコアを目安にしながら、自分の英語力を客観的に評価し、さらなるスキルアップに向けた学習計画を立てましょう。

偏差値や大学の難易度

英検準2級と2級を、大学受験の英語と比較してみましょう。

偏差値目安対応大学例
準2級55〜60日本大学、東洋大学、駒澤大学、専修大学レベル
2級60〜65明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学・地方国立レベル
単純な比較が難しいため、目安として参考にしてください。
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英検2級を取得していれば、共通テストに必要とされる基礎的な語彙・文法・読解力はカバーされていると想定できるでしょう。

就職や入試への有利度

英検2級を取得することは、就職活動や入試において大きなアドバンテージとなります。

公式サイトによれば、2級の資格は高度なコミュニケーション能力を持っていることを示すとされており、以下のような場面で有利に働きます。

  • 海外留学
  • 国内の大学入試
  • 学校での単位認定
  • 企業の採用試験
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また、準2級も高校卒業程度の英語力を証明できるため、履歴書に十分記載可能です。

2級は「ビジネスレベル英語の基礎力」として、大学推薦や就職(観光・航空・教育系など)でも評価されやすい点が大きな違いです。

なお、イングリッシュおさるの公式LINEでは、英検に役立つ情報を含む英語の学習で活用できる15個の特典をプレゼントしています。すべて無料で受け取れるので、友だち追加してぜひ学習に役立ててくださいね!

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英検準2級・2級・準2級プラスの比較

2024年度からは、英検に新グレード「準2級プラス」が登場しました。

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従来の準2級と2級の間に位置するレベルで、ステップアップの中間目標として受験する人も増えています。

準2級プラスは、高校2〜3年生程度の英語力が目安とされており、TOEIC換算では500〜550点ほどの実力。日常会話に加えて、身近な社会問題やニュースに関する英文も理解できるレベルです。

項目準2級準2級プラス(新設)2級
想定レベル高校中級程度高校2〜3年生レベル大学入試レベル
必要単語数約3,000語約4,000語約5,000語
TOEIC換算450〜500点500〜550点550〜600点
目標英語力日常英会話ができる身近な社会問題の会話ができる社会生活で使える

語彙数や内容のレベルも2級に近づくため、ここを通過点にすることでスムーズに2級合格へつなげられます。

英検準2級と2級の勉強内容・難易度の違い

ここからは、英検準2級と2級の勉強内容や難易度の違いを見ていきましょう。

出題傾向を知ることで、どんな力を伸ばせばよいのかが明確になります。

必要な単語数

英検を目指す際に把握しておくべき大きな違いのひとつが、必要とされる単語数です。

準2級ではおよそ3,000語が目安で、高校1〜2年生レベルの英単語を中心に出題されます。

一方で2級は約5,000語が必要とされ、ニュース・文化・科学など、より幅広いテーマの語彙を理解する必要があります。

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約1.7倍の単語量となるため、2級では語彙の正確な意味だけでなく、文脈に応じた使い方も問われます!

語彙力の差が、そのまま長文やリスニングの得点差につながるといえるでしょう。

長文の内容

英検準2級と2級では、長文読解の内容にも違いが見られます。

  • 準2級:日常生活に関連する内容(学校・家族・買い物・旅行など)が中心
  • 2級:準2級に加えて、テクノロジー・医療・環境・文化・歴史など、社会性の高いテーマが出題

2級の長文では、筆者の主張や要点を正確に読み取る力が求められるため、抽象的な内容を整理して理解する読解力が必要です。

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また、英文量も増えるため、時間内に読み切るスピードも重要になります!

リスニング

リスニングでは、出題形式やスピード、内容の抽象度に差があります。

準2級では基本的な日常会話や簡単なアナウンスの理解が求められるのに対して、2級ではもう少し複雑な会話やニュース、説明文の理解が必要とされます。

過去問を使ってこれらの違いを具体的に学び、聞き取り能力を高めることが重要です。

リスニングスキルを伸ばすためには、英語の音声に幅広く触れること(インプット)と、実際に英語を話したり書いたりすること(アウトプット)をバランス良く行うことが効果的です。

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日常的に英語のポッドキャストを聞いたり、英語での日記を書いたりすることで、実践的なリスニング能力を養いましょう!

関連動画「【有料級】リスニング5ステップ【完全ガイド】」では、リスニング学習の具体的な手順を徹底解説しています。圧倒的なリスニング力を手に入れたい人はぜひ参考にしてみてください。

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ライティング

ライティングでは、指定されたトピックについての英文記述が求められます。

準2級と2級では、トピックの内容や複雑さに差があり、2級ではより高度な語彙や文法が要求されます。

過去問を活用して、どのようなトピックが出題されてきたかを確認し、それに対する自分の意見や考えを英文で表現する練習を重ねることが肝心です。

過去問をもとに実際にライティングの練習を行い、その内容を英語の教員などに添削してもらうことで、書き手としてのスキルを磨いていきましょう。

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自分の意見を明確にし、それを支持するための理由や例を効果的に組み立てる能力は、英検だけでなく将来的にも役立つスキルです!

なお、関連記事「【もう大丈夫】英検2級のライティングのコツ7選!確認したいポイントや思いつかないときの対策も解説」では、英検のライティングのコツについて、具体的な対策をまじえて解説していますのでぜひ参考にしてみてください。

スピーキング(二次試験)

英検の二次試験では、面接形式のスピーキングテストが行われます。準2級・2級ともに形式は似ていますが、内容と求められる表現力には明確な差があります。

準2級では、絵を見て状況を説明したり、日常的な質問に答える問題が中心。語彙や文法の正確さに加えて、伝えようとする積極的な姿勢やコミュニケーション力も評価されます。

一方で2級では、社会的なテーマ(環境問題・教育・国際交流など)に対する意見を問われます。自分の立場を明確にし、理由を英語で説明できる力が求められ、質問に対してスムーズに応答する力も重要です。

スピーキング対策としては、以下のような練習が効果的です。

  • 過去問の模擬面接を繰り返す
  • よく出る質問フレーズを暗記する
  • 録音して発音やテンポを確認する

面接官との自然なやり取りを意識し、英語で会話を続ける練習を重ねておきましょう。

詳しくは、関連記事「【一発合格】英検2級の二次試験の対策7選!おすすめの参考書3つも紹介」を参考にしてみてください。

英検準2級を狙うなら2級合格も目指せる勉強法がおすすめ

出題形式や技能の構成がほぼ共通しているため、早い段階から「2級レベルを意識した学習」を取り入れることで、ステップアップがスムーズになります。ここでは、英検準2級・2級どちらにも通用する効率的な学習法を紹介します。

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準2級を目指す勉強はそのまま2級対策にも直結するので、以下の学習法で合格を目指しましょう!

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1.文法を学習する

まずは英語の基本である文法を学びましょう。

基本をおろそかにしたままいきなり試験勉強しても、効果が半減してしまうからです。

一次試験で出題される空所補充問題では、正確な文法知識が合否を左右します。

文法はすべての技能(リーディング・ライティング・スピーキング)の土台になるため、最初に集中して学んでおくのがポイントです!

一冊の参考書を選んだら、その書籍内の例文や練習問題を完全にマスターすることを目指しましょう。

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なお、おすすめの参考書はキク英文法(クリックでAmazon購入ページへジャンプします)です!

関連動画「【1冊だけで】文法を完璧にする本【2ヶ月で文法攻略】」にて、参考書の選び方や使い方などについてお話しています。

文法について復習したい人は関連記事「【完全版】まずおさえたい英語の文法13個を総まとめ!1記事で基礎固めは完璧」もおすすめです。

2.単語を暗記する

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英検準2級・2級合格には、語彙力の強化が欠かせません。

英検2級合格を目指すには、約5,000語の単語力が、準2級では約3,000語の単語力が必要です。

暗記の過程で重要なのは、毎日コンスタントに新しい単語を学び、同時に以前に学んだ単語の復習を行うことです。

初期段階では理解できない単語が多く出てくるかもしれませんが、継続的な学習と復習を通じて、徐々に語彙力が向上していきます。

効率よく覚えるためには、出る順パス単シリーズを活用するのがおすすめです。レベル別に整理されており、実際の試験頻出単語を効率よく学べます。

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毎日少しずつでも良いので、新しい単語を覚え、既に学んだ単語を定期的に復習することで、確実に語彙力を高めていきましょう。

単語の暗記方法については、関連動画「【英単語暗記】25000単語暗記した最強暗記術7選!!」もぜひ視聴してみてください。具体的なワークをまじえながら、単語を覚える方法を紹介しています。

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3.発音学習をおこなう

発音の正確さは、リスニング力の向上に直結します。

特に英検2級と準2級では、それぞれ30問ものリスニング問題が出題されるため、この分野の準備は非常に重要です。

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まずは発音記号や音のつながり(リエゾン・リダクション)のルールを理解しましょう。

英語の音声を正確に捉える基礎となり、スマホさえあれば必要な知識をすぐに得られます。「単語の発音記号」や「単語の音変化のルール」といったキーワードで検索してみましょう。

関連記事「【音声付き】英語のアクセントルール超入門!ネイティブっぽく話すポイントとは」では、英語独特のアクセントについて解説しています。

発音アプリも活用して、実際の英語の音声を聞き、自分で発音練習していきます。

耳が英語の音に慣れ、発音が自然と上手くなるでしょう。

また、この発音練習を単語の暗記と並行して学習することで、学習効率を大きく高められます。

正確な発音を身につけることで、英検だけでなく、英語を使ったコミュニケーション全般の質を向上させることができるでしょう。

なお、関連動画「【有料級】一撃でネイティブ発音になる喉発音5STEP」では、英語の発音力を高める秘訣を徹底解説しています。リスニング力アップにもつながるのでぜひ参考にしてみてください。

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4.模試や過去問を解く

基礎を身につけたら、模試や過去問に取り組みましょう。

実際の試験形式に慣れることで、解答スピードや時間配分を体感的に掴めます。

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基本的な知識や技能を身につけていても、試験の特性や問題の傾向を理解していなければ、試験本番で十分なパフォーマンスを発揮するのは難しいでしょう…

過去問を解くと、試験の形式に慣れ親しむだけでなく、時間管理のスキルを養えます。



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実際の試験と同じ時間制限を設けて問題を解くことで、本番での時間配分の感覚をつかめるでしょう。

また、過去問を解くことで、自分の弱点を明確に特定できます。

どの分野で間違いが多いのか、どの種類の問題で時間がかかってしまうのかを知ることで、より効率的な学習計画を立てられます。

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単に問題を解くだけでなく、間違えた問題についてはしっかりと復習を行い、同じミスを繰り返さないように心掛けましょう!

英検準2級・2級の違いに関するよくある質問

ここでは、英検準2級・2級の違いに関するよくある質問にお答えします。

Q. 準2級を飛ばして2級から受験しても大丈夫?

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はい、問題ありません。英検はどの級からでも受験できるため、準2級を受けずに2級から挑戦しても大丈夫です。

ただし、2級は高校卒業〜大学入試レベルの英語力が必要なため、文法や語彙に不安がある人は準2級から受けるのがおすすめです。準2級を通して基礎を固めておくと、2級の内容にもスムーズに対応できるようになります。

Q. 準2級と2級の合格ラインはどのくらい違う?

一次試験、二次試験あわせたCSEスコアで見ると、

  • 準2級:1,728点以上(満点2,400点)
  • 2級:1,980点以上(満点2,600点)

であるため、およそ250点前後の差があります。

出題語彙数や長文の内容も難化しており、リスニングやライティングでは社会的な話題に対応できる表現力が求められます。この差を意識して学習を進めることが、効率的なスコアアップにつながります。

準2級プラスってどんな試験?

準2級プラスは、2024年度に新設された新しいグレードです。準2級と2級の中間レベルにあたり、高校2〜3年生程度の英語力(TOEICで500〜550点相当)が目安。

出題テーマも「社会問題・環境・教育」などやや抽象的な内容が増え、2級への橋渡しとして設計されています。2級に挑戦する前に自分の実力を確認したい人には、最適なステップアップ試験です。

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このQ&Aを参考に、自分の現在地と目標レベルを整理してみてください。正しい順序で学習を進めることで、英検2級合格までの道のりがぐっと近づきます。

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