「日本人はなぜ英語を話せない人が多いのだろう?」
「英語を話せるようになりたい!」
「英語をペラペラにしゃべれるようになるには、どんな学習をしたらよい?」
英語を話せる日本人は少ない傾向にあります。加えて、英会話に苦手意識を抱いている方も少なくないでしょう。
とはいえ、なぜ日本人が英語を話せないのか気になりますよね。
この記事では「英語を話せるようになりたい」と考えている方に向けて、
- 日本人と英語の関係性
- 日本人が英語を話せない理由
- おすすめの学習方法
などを解説します。
最後まで読むことで、英会話を楽しめるようになる糸口が掴めるでしょう。
留学なしで英語を話せるようになった僕が実践した学習方法も紹介しているので、ぜひご一読ください!
( note:【イングリッシュおさる】英語スクール生の実績 )
日本人は英語を話せない?データを元に実態を解説
残念ながら、日本人で英語が話せる割合を明確にデータ化したものはありません。
参考として、TOEICを運営する国際ビジネスコミュニケーション協会の調査を元に実態を紹介します!
「英語で話すことは苦手か?」という質問に対して「苦手」と回答した人は16.6%、「どちらかといえば苦手」と回答した人は35.6%でした。つまり、英会話に苦手意識を抱いている人は、全体の52.2%いることがわかります。
一方、「英語で話すことは得意か?」という質問に対して「得意」と回答した人は13.8%。「どちらかといえば得意」と回答した人が34.0%で、合計47.8%という結果でした。
この調査から、英語を話すことに苦手を感じている人が、わずかに多いことがわかります。
ただし、英語で話すことが好きな人は85.2%、嫌いな人は14.8%という結果がでています。苦手に感じている人は一定数いるものの、英語に楽しさを見出している人も多いことがわかります。
参考:IIBC「英語のスピーキングに関する実態と意識」調査結果を発表|PR TIMES
日本人が英語を話せない理由10選
日本人が英語を話せないのには、主に以下10個の理由が考えられます。
- 日本語と英語の違いが大きい
- 英会話の必要性を感じていない
- 英語に対して苦手意識を抱いている
- 英語を話す機会が少ない
- 間違えることを恐れている
- 受け身の英語学習をしている
- 読み書きの学習が中心になっている
- 英語の発音の習得が難しい
- 単語と文法の知識が不足している
- 和訳して考えるのが癖になっている
理由を知ることで、英語を話せるようになる糸口が掴めるでしょう。
1.日本語と英語の違いが大きい
アメリカの国際機関である「FSI(The Foreign Service Institute)」の調査では、日本語は英語から距離の遠い言語であることがわかっています。
つまり、違いが大きく習得が難しいということです!
大きな違いとしては、語順が挙げられます。それぞれの語順は、以下のとおりです。
- 日本語:SOV(主語+目的語+動詞)
- 英語:SVO(主語+動詞+目的語)
日本語は、結論よりも先に説明や具体例を述べます。一方、英語は結論から話すため、文章の作り方が異なることがわかります。
このように、日本語と英語は違いが大きい言語なので、日本人が習得するのは難しいとされています。
2.英会話の必要性を感じていない
日本で生活をしていると、英語を話す機会は少ないです。そのため、「英語を話せなくても生活できる」と感じる方がいます。
英語の必要性を感じないと、学習には取り組まないでしょう。
さらに、近年では、翻訳サイトやアプリの精度が上がってきています。英語を話せなくても海外旅行に行くことも容易になってきているため、英会話の必要性を感じない方が少なくありません。
3.英語に対して苦手意識を抱いている
英語に対して、苦手意識を抱いている方は少なくありません。たとえば、以下のように考えていないでしょうか。
- 単語がなかなか覚えられない
- リスニングが聞き取れない
- 英文の意味がわからない
苦手意識があると、学習にさまたげになってしまいます。
そのため、まずは「英語は楽しい」と思うことから始めてみましょう!
なお、僕の公式LINEでは、過去に英語が苦手だった僕がTOEIC900点を達成したり、英検1級に合格したりした学習ノウハウを紹介しています。友だち登録は無料なので、ぜひ以下のリンクからチェックしてみてください。
4.英語を話す機会が少ない
英語を話せるようになるには、意識的に話す練習が必要です。
しかし、日本では英語を話す機会は少ないです。
実際「英語の授業以来英語をしゃべっていない」という方は多いのではないでしょうか。
英語を話せるようになるには、意図的に話す機会を設けましょう。たとえば、英会話教室に通ったり、ネイティブスピーカーと話せるサービスを活用したりするのがおすすめです。
5.間違えることを恐れている
英語を話すことを恐れていて、アウトプットできていない方は多いものです。たとえば、恥ずかしがって小声で話したり、そもそも英語を話さなかったりしていないでしょうか。
英語を話せるようになりたいのなら、間違いを恐れない姿勢が大切です。
最初から英会話が完璧な人はいません。間違えても問題ないので、積極的に英語を話すよう心がけましょう。
6.受け身の英語学習をしている
日本でおこなわれる英語の試験は、受け身のものが多いです。たとえば「リスニング音声を聞いて質問に答える」といった内容です。
受け身の状態では、英語を話せるようになるのに時間がかかります。そのため、自分から積極的に話していく姿勢が求められます。
余談ですが、英語の聞き流し学習もNGです!
なお、関連記事「【1人でできる】英語のスピーキングの練習方法3ステップ!無料で使えるサイト・アプリも紹介」では、スピーキング練習の方法を解説しています。あわせてチェックしてみてください。
7.読み書きの学習が中心になっている
日本で学習する英語は、読んだり書いたりするのが中心です。実際、受験では英語のスピーキングテストがあるケースは少ないです。
そのため「英語は読めるのに話せない」という方が一定数存在します。
読み書きの学習が中心だと、自然とスピーキングにかける時間は少なくなります。結果、日本では英語を話せない方が多い傾向にあるのです。
8.英語の発音の習得が難しい
英語の発音は、日本語とは大きく異なります!
たとえば、英語には日本語にはない音が多数存在します。英語は600個以上の音があるのに対して、日本語は約70個しかありません。
さらに、英語の発音をカタカナで覚えていると上達が難しいです。たとえば「best(最高)」と「vest(衣類のベスト)」をカタカナで表記すると、どちらも「ベスト」となります。
しかし、両者の発音は異なります。そのため、発音をカタカナで覚える癖は控える必要があります。
このように、英語の発音学習は慣れない部分が多く「習得が難しい」と感じる方が少なくありません。
9.単語と文法の知識が不足している
英語を話せるようになるには、アウトプットの機会が重要です。しかし、単語と文法の知識がなければ、会話はできません。
野球でたとえるなら、ボールをキャッチしたり、バットに当てたりすることと同じくらい基本的な内容です。
基本ができていなければ、野球をプレイするのは困難です。
「英語を話せない」と悩んでいる方は、単語や文法の知識が足りているか振り返ってみてください。高校で習うレベルが理解できていなければ、再度学習する必要があります。
なお、単語と文法の勉強方法は、関連動画「【初心者向け】英語学習の始め方【3ヶ月で達成できる】」にて詳しく解説しています。3ヶ月で基礎をマスターするノウハウを話しているので、ぜひ視聴してみてください。
10.和訳して考えるのが癖になっている
英語を和訳して考える癖があると、話すのがワンテンポ遅くなります。
たとえるなら、スマホに文字を入力した際、10秒後にやっと反映される状態です。
このような状態では、円滑に会話を進めるのは難しいです。結果として、会話についていけなくなります。
英語を話せるようになるには、英会話を聞いた時点で意味がわかる状態にならなければなりません。
英語を話せない日本人におすすめの学習ステップ
英語を話せるようになるには、主に以下5つのステップを踏みましょう。
- 英語で話すトピックを決める
- 決めたトピックを日本語で書く
- 日本語で書いた文章を英語に直す
- 訳した英文を添削してもらう
- 添削文を覚えるまで読み込む
なお、この方法は留学経験のない僕が英会話をマスターしたやり方です!
「英語を話せるようになりたい」という方は、ぜひ参考にしてみてください。
1.英語で話すトピックを決める
まずは、英語で話すトピックを決めましょう。とはいえ、内容に迷う方は多いと思います。
トピックで迷った際には、友達や初対面の方に向けて話すものを選ぶことをおすすめします!
主に、以下の内容を盛り込むとよいでしょう。
- 休日の過ごし方
- 趣味やハマっていること
- 好きな食べ物
日本語でおこなう自己紹介をイメージし、聞かれる内容を想像しながらトピックを決めるのが好ましいです。
2.決めたトピックを日本語で書く
英語で話すトピックを決めたら、まずは日本語で文章を書いていきます。たとえば、自己紹介なら以下のように記載します。
私は太郎と言います。
休日は、釣りに出かけることが多いです。
最近は海釣りにハマっていて、この前は真鯛を釣りました!
いきなり英語で書かないように注意しましょう。日本語で書くことで、自分の口癖やよく使う表現がわかります。
結果、使用頻度の高い単語や言い回しだけを効率的に覚えられます。
ちなみに、僕は口癖を理解するために、自分の会話を文字に起こしてから英語に訳す練習を普段からおこなっています!
3.日本語で書いた文章を英語に直す
日本語で書いた文章を英語に訳しましょう!
先ほどの例で挙げた自己紹介を英語に訳すと、以下のようになります。
My name is Taro.(私は太郎と言います)
On my days off, I often go fishing. (休日は、釣りに出かけることが多いです)
Lately I’ve been hooked on sea fishing, and the other day I caught a red sea bream!(最近は海釣りにハマっていて、この前は真鯛を釣りました)
なお、この段階では間違っていても問題ありません。英語に直そうとする姿勢が大切だからです。
「日本語では言えるけど、英語になると話せない」ことに気が付くことがなによりも求められます。このような気づきは、スキルアップするうえで欠かせません。
4.訳した英文を添削してもらう
訳した英文はそのままにせず、英語がわかる方に添削してもらいましょう。どこが間違っているのかを確認するためです。
英語の理解力が乏しい状態だと「なにが正しくて・なにが違うのか」が自分では判断できません。そのため、英語がわかる方に添削してもらう必要があります。
間違っている内容や正しい言い回しが理解できれば、スキルアップにつながります!
なお、添削してもらう方は、英語の先生やオンライン英会話の講師などで問題ありません。
5.添削文を覚えるまで読み込む
英文を添削してもらったら、音読をおこないます。内容を覚えるくらい徹底的にやり込むのがおすすめです。
なお、音読する際には、以下の方法を実践してみましょう。
音読方法 | 概要 |
---|---|
チャンクリーディング | スラッシュを入れて意味の塊を意識して音読する方法 |
感情リーディング | 日本語の意味を知ったうえで感情を込めて音読する方法 |
音読方法を工夫することで、スピーキングスキルの向上が期待できます!
なお、英文の音読については、関連動画「【知らないと損!】英語脳必須音読法5ステップ【重大発表あり】」にて詳しく解説しています。あわせてチェックしてみてください。
ぜひこの記事を参考にして、英語力のレベルアップを目指してみてください。
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