「英検準1級はTOEICに換算すると何点?」
「両方のテストの対策方法や関連性を調べようとしている」
「どちらが難易度が高いのか知りたい」
英語力を証明する手段として、英検とTOEICは日本で最も人気の高い試験です。
しかし、これらの試験には大きな違いがあり、自分の目的に合った選択をすることが重要です。
この記事で、英検準1級とTOEICの違いをしっかりと理解してください!
この記事では、英語系YouTuberとして40万人の登録者を超えた僕が以下の内容を解説します。
- 英検準1級とTOEICの概要の違い
- 英検準1級をTOEICに換算した点数
- 英検準1級とTOEICの違い
- どっちを受けるべきかは目的次第
- 共通する勉強法
この記事を読めば、自分に最適な英語試験とその対策法がきっと見つかるはずです。
英検準1級とTOEICどちらを受けるべきか悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてください。
( note:【イングリッシュおさる】英語スクール生の実績 )
英検準1級とTOEICの概要の違い
英検準1級とTOEICはどちらも英語力を測る代表的な試験ですが、その特徴や目的には大きな違いがあります。
ここでは、両試験の主要な相違点を詳しく解説していきます。
- 受験費用
- 試験の実施頻度
- 有効期限
詳しく見ていきましょう。
1. 受験費用
英検準1級とTOEICの受験費用には差があります。
資格名 | 費用(税込) |
---|---|
英検準1級 | 10,500円 |
TOEIC Listening & Reading | 7,810円 |
英検の受験費用は級ごとに異なり、準1級から1万円を超えてきます。一方で、TOEICは一律で受験可能です。
キャンペーンや会場によって費用が変動する場合があるので、受験する場合は事前に必ず公式情報をチェックしましょう。
【公式情報】
参考:英検公式サイト
参考:TOEIC公式サイト
2. 試験の実施頻度
TOEICは年に10回以上の試験を開催しており、英検よりも高い頻度になっています。
2024年は年18回も実施されます!
一方で、英検準1級は年3回のみです。
TOEICはほとんど毎月受けられますが、英検は4ヶ月に1回程度なので、事前にご自身のスケジュールと照らし合わせていつ受けるのか考えておきましょう。
3. 有効期限
英検準1級の合格証明書に有効期限はありません。
一度取得すれば生涯有効です!
ただし、留学に使う場合、英検の合格証明書発行日から数えて2年間の有効期限があります。留学に使う場合は、事前に時期を確認しておくと安心です。
また、英検S-CBTの一次試験免除資格の有効期限は「一次試験免除資格を取得した検定回から、翌年度の同一検定回」までです。
具体例として、2023年度第1回の英検S-CBT(試験日:4月1日、ウェブ合否公開日時間:4月27日17:00)で一次試験免除資格を取得した場合、4月27日17:00の時点で申込受付中の検定から2024年度第1回検定まで申請可能となります。
TOEICのスコアにも、有効期限がありません。
ただし、認定証やスコアレポートを再発行する際は、試験日から2年以内と決まっているので注意が必要です。
英検準1級をTOEICの点数に換算
英検準1級をTOEICに換算すると、785点以上に相当します!
英検とTOEICでは出題形式が違うので単純な比較はできませんが、おおよその目安として理解しておくのがおすすめです。
しかし、英検準1級合格者の多くがほぼ同じような意見を述べているため、正しいと考えて問題ありません。
どちらも難しいことには変わりないため、しっかりと対策してから受験しましょう。
英検準1級とTOEICの違い
ここでは英検準1級とTOEICの違いについて解説します。
- 文法
- 単語
- リスニング
- リーディング
- スピーキング
詳しく見ていきましょう。
1. 単語
英検とTOEICでは、出題される単語の種類と難易度に明確な違いがあります。
英検は級ごとに出題される単語が異なり、上の級になるほど高度な語彙力が要求されるでしょう。
準1級では、学術的な単語や専門用語も多く出題されます!
一方、TOEICの単語範囲は主にビジネスシーンや日常会話で使用されるものに限定されています。
TOEICでは実用的な語彙力が重視され、ビジネス関連の専門用語や慣用表現の理解が必要です。
両試験の単語の違いを理解し、目的に応じた語彙学習を行うことが効果的な対策につながります。
2. 文法
英検とTOEICでは、文法力の測定方法が異なります。
英検は級ごとに問われる文法力が異なり、準1級では高度な文法知識が要求されます。
複雑な構文や高度な時制の理解が必要です!
一方、TOEICでは主にPart5(短文穴埋め問題)で文法力が問われます。
ここでは、動詞の変化形、関係代名詞、仮定法などの基本的な文法知識に加え、文脈に応じた適切な単語選択力も重要です。
TOEICの文法問題は、ビジネス文書や日常会話の中で実際に使用される表現に焦点を当てており、より実用的な文法力を測定します。
時制については、関連記事「【苦手を克服】英語の時制はこれでマスター!12のパターンを徹底解説」で詳しく解説しています!時制に苦手意識がある方は、ぜひ一度読んでみてください。
3. リスニング
TOEICと英検準1級のリスニングセクションには、出題量と形式に大きな違いがあります。
TOEICでは約45分間に100問も出題され、集中力と素早い情報処理能力が必要です。
問題の種類も多岐にわたり、写真描写から会話、説明文までさまざまです!
一方、英検準1級のリスニングはTOEICほど問題数は多くありませんが、より高度な内容理解が求められます。
英検では、長めの会話や講義の要点把握、詳細な情報の聞き取りなど、アカデミックな場面を想定した問題が出題されます。
両試験の特性を理解し、適切な対策を行いましょう!
リスニングスキルを飛躍的に向上させる方法は、関連記事「【留学不要】英語のリスニングを向上させる5ステップ!無料で使える優秀アプリも紹介」で解説しています!
4. リーディング
TOEICと英検準1級のリーディングは、出題形式と要求される能力に違いがあります。
TOEICはPart5~7で構成され、出題される問題は75分間に100問です!
短文穴埋めや長文読解、複数の文書読解など、さまざまな形式の問題が含まれ、高度な情報処理能力が求められます。
一方で英検準1級のリーディングは、より学術的な内容を含み、長文の深い理解や分析力が必要です。
空所補充や長文読解など、多様な問題が出題され、総合的な英語力が試されます。
TOEICが実用的な英語力を測るのに対し、英検準1級はより高度な学術的英語力を評価する傾向があります。
5. スピーキング
英検は1級、準1級、2級、準2級、3級の二次試験にスピーキングテストが含まれています。
面接官との対面形式で行われ、準1級では高度な討論や意見陳述が求められます。
一方、通常のTOEIC Listening & Reading テストにはスピーキングセクションがありません。
ただし、別途TOEIC Speaking & Writing テストが存在し、こちらでスピーキング能力を測定可能です。
英検のスピーキングテストは総合的な英語運用能力を評価するのに対し、TOEIC Speakingはより実用的なビジネス場面でのコミュニケーション能力に焦点を当てています。
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英検準1級とTOEICはどっちを受けるべきかは目的次第
英検準1級とTOEICはどちらも英語力を測る重要な試験ですが、目的は大きく異なります。
ここでは、それぞれの試験がどのような人に適しているかを詳しく解説します。
自分の目標や現在の英語力、将来のキャリアプランなどを考慮し、最適な試験を選択する際の参考にしてください。
英検がおすすめな人
英検準1級は、リーディングやリスニング、スピーキングやライティングの4技能において高い能力が求められる総合的な試験です。
そのため、幅広い英語力を証明したい人に特におすすめです。
たとえば、海外留学や国際的な学術活動を目指す学生、英語教育に携わりたい人などが該当します。
特に、塾講師や英語学校講師を志望する人にとっては、英検の資格が重要な意味を持つでしょう。
また、英語を使った高度なコミュニケーション能力や学術的な英語力を必要とする職業を目指す人にも適しています。
英検準1級の取得は、総合的な英語運用能力の証明にもなりますよ!
TOEICがおすすめな人
TOEICはビジネスや日常生活における実用的な英語コミュニケーション能力を測定する試験です。
そのため、ビジネスでの英語使用や、海外との取引を行う可能性のある人に特におすすめです。
また、就職・転職活動においても、TOEICスコアは広く認知されており、細かい点数が出るため、自身の英語力を具体的にアピールしやすいという利点があります。
定期的に受験することで、自身の英語力の向上を客観的に確認できるメリットもあります!
短期間で集中的に英語力を向上させたい人や、ビジネス英語に特化した学習を行いたい人にとっても、TOEICは効果的な目標設定の試験となるでしょう。
英検準1級とTOEICに共通する勉強法5選
英検準1級とTOEICは異なる試験ですが、両方の試験で高得点を目指すには共通する効果的な勉強法があります。
ここでは、どちらの試験にも役立つ基本的な学習アプローチを紹介します。
- 基礎単語を覚える
- 発音学習を徹底する
- 文法力を身につける
- 試験用の単語を覚える
- 模試・過去問を解いてみる
詳しく見ていきましょう。
1. 基礎単語を覚える
TOEICと英検1級では、幅広い英語能力が求められますが、その土台となるのが豊富な語彙力です。
まずは基礎単語をしっかりと覚えることが重要です。
効率的な学習方法として、単語アプリの活用がおすすめです!
アプリを使うことで、隙間時間を有効活用しながら楽しく英単語を学べます。
また、単語を文脈の中で覚えることも効果的です。
例文を通じて単語の用法を理解することで、実際の試験での応用力が身につきます。
基礎単語の習得は、リーディングとリスニング両方のスキル向上につながり、両試験での高得点獲得の近道となります。
おすすめの英単語学習アプリについては、関連記事「【厳選】英単語学習アプリおすすめ5選!選ぶ際のポイント・単語帳との機能比較まで解説」で紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください!
2. 発音学習を徹底する
発音の正確さは、英語学習の基礎であり、英検1級とTOEIC両方のスコアアップに不可欠です。
まずは、発音記号と音変換のルールをしっかりと覚えましょう。
未知の単語でも正確な発音が推測できるようになります!
正しい発音を身につけることで、リスニング力が向上し、同時にスピーキングの際の自信にもつながります。
特に英検1級では、面接官との対話が含まれるため、明瞭な発音は重要です。
TOEICでも、正確な発音知識はリスニングセクションでの高得点に直結します。
発音学習を怠ると、高度な語彙や文法を習得しても、実践的な場面で十分に力を発揮できない可能性があります。
発音学習については、関連動画「【衝撃の事実】発音を伸ばしたいのなら「発音は鍛えるな」」もおすすめです。ぜひ参考にしてみてください!
3. 文法力を身につける
TOEICと英検準1級の両方において、文法の基礎が不十分だと、高得点や合格の達成は困難になります。
効果的な文法学習には、体系的なアプローチが重要です。
基本的な文法規則から始め、徐々に複雑な構文や高度な表現へと進んでいきましょう!
文法書を丁寧に学習し、練習問題を繰り返し解くことで理解を深めます。
また、実際の英文を分析し、文法規則がどのように適用されているかを観察することも有効です。
文法力の向上は、リーディングの正確さとライティングの質を高め、両試験での総合的なパフォーマンス向上につながります。
なお、文法学習については、関連記事「【超キホン】英語の勉強は文法から始めるべし!正しい手順や学習法を解説」にて詳しく紹介しています。ぜひ参考にしてみてください!
4. 試験用の単語を覚える
TOEICと英検準1級では、出題される単語の傾向が異なるため、それぞれの試験に特化した単語帳を活用しましょう。
TOEICではビジネスや日常生活に関連する実用的な単語が多く出題されるのに対し、英検準1級ではより学術的で高度な語彙が要求されます。
各試験用の単語帳を購入し、計画的に学習を進めましょう!
単に意味を覚えるだけでなく、例文を通じて使用法も理解してください。
また、単語の語源や関連語を学ぶことで、効率的に語彙力を拡大できます。
定期的に復習を行い、長期記憶への定着を図ることで、両試験での語彙力の向上につながります。
5. 模試・過去問を解いてみる
英検準1級とTOEICのどちらを受験する場合でも、模試や過去問を繰り返し解いてください。なお、TOEICは過去問を公開していないかわりに公式の問題集があります。TOEICの公式問題集は必ず最新版を使用し、Part1~7全ての英単語と文法の復習を徹底しましょう。
問題の解き方やテストのリズムを体に覚えさせられると、正答率が大きく向上します!
実際に問題を解く際は、本番と同じ時間制限を設けてシミュレーションすることをおすすめします。
時間管理のスキルを磨くことで、試験当日のストレスを軽減し、より高いパフォーマンスを発揮できます。
また、解答後は必ず詳細な振り返りを行い、間違えた問題の分析や弱点の把握に努めましょう。この過程を通じて、両試験に共通する問題解決スキルと時間配分の感覚が養えますよ。
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