「TOEIC対策だけでも単語帳がたくさんあって選べない」
「自分に合った単語帳はどれ?」
「どんな単語帳を選べばいいの?」
単語帳が必要とは思っても、たくさんありすぎて選び方に迷ってしまうのではないでしょうか。
特にTOEICでは難しい単語が大量に出題されるため、効率よく覚えられる単語帳を手に取りたいものです。
そこでこの記事では、おすすめの単語帳と、購入後の学習で押さえておきたいポイントを紹介します。

中途半端に何冊も手につけるより、自分に合った1冊をまずは完璧に覚えましょう!


( note:【イングリッシュおさる】英語スクール生の実績 )
【レベル順】TOEICでおすすめの単語帳4選


ここで紹介するのは、6ヶ月でTOEICスコア900を達成した僕が実際に使った単語帳です。
- データベース3300
- 金のフレーズ
- Distinction 2000
- 16000語レベル 最強ボキャブラリービルディング



レベル別でまとめたので、最適な1冊を探してみてください!
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1.データベース3300
対象 | ・高校2〜3年生(共通テスト対策) ・TOEICスコア550点レベルの学習者 |
目的 | ・中学・高校で習う基礎単語の総復習 |
特徴 | ・基礎単語の8割を網羅 ・英会話でも使える語彙を習得できる |



僕が使っていたのは「データベース3000」ですが、今回は最新版の「データベース3300(クリックでAmazon購入ページへジャンプ)」を紹介しますね!
基礎単語をまとめた内容なので、「目標がまだない」「とりあえずTOEICを視野に勉強してみよう」という方でも手に取りやすい1冊です。
レベル1〜6に分かれており、テーマ別に単語が整理されています。
まずは「データベース3300」で基礎単語が頭に入っているかを確認する目的で買うのもおすすめ。TOEICを受けたことがない方は、「データベース3300」で自分のレベルを把握した上で、他のもう少し難しい単語帳に進みましょう!
2.金のフレーズ
対象 | ・TOEICスコア500以上の学習者 |
目的 | ・頻出単語をレベル別で学習し、効率的なスコアアップを図る |
特徴 | ・頻出単語がフレーズ形式で収録 ・実践的な学習が可能 |
「TOEIC対策といえば」な、超定番の単語帳です。
著者が120回以上もTOEICを受験して単語の出題傾向を分析し、「金のフレーズ(クリックでAmazon購入ページへジャンプ)」に収録。データ準拠の生の情報が詰まっています。



出題されやすい単語を厳選しているので、収録語数はやや少なめの1,000語です。
自分の目標に応じて優先的に単語を覚えられるよう、「600点レベルの単語」「730点レベルの単語」のようなスコア別に章が組まれています。
「金のフレーズ」よりも少しレベルが易しめな「銀のフレーズ」も出版されています。
3.Distinction 2000
対象 | ・TOEICスコア920点以上を目指す学習者 |
目的 | ・高度な語彙力の習得 |
特徴 | ・実践的な英語表現や高度な語彙を収録 ・上級者向けの内容 |



ここからは、英語の基礎を固めた方向けの単語帳となります!
TOEICの試験対策だけでなく、アカデミックなレベルの高い単語が多数種録されているため、ある程度英語力に自信がついてからチャレンジしてくださいね。
「Distinction 2000(クリックでAmazon購入ページへジャンプ)」の著者のATSUさんは、登録者60万人越えのYouTubeチャンネルを運営している実力者。
記憶のメカニズム「エビングハウスの忘却曲線」に基づいた復習スケジュールを単語帳の中で設計しており、計画的に学習を進めやすい点が特徴です。
時事的な話題も含むため、この単語帳で背景知識もインプットすれば、長文読解にも役立つでしょう。
なお、「Distinction 2000」については、関連記事「【革命】Atsueigo(アツ)のDistinctionが英語学習におすすめな理由5選!書籍の評判・アプリ版の機能を紹介」でも語っています。中身が気になった方はぜひ参考にしてみてください。


4.16000語レベル 最強ボキャブラリービルディング
対象 | ・TOEICスコア960点以上を目指す学習者 |
目的 | ・ネイティブレベルの語彙力を習得 |
特徴 | ・幅広い語彙をカバー ・問題形式で学習を進められる |
「16000語レベル 最強ボキャブラリービルディング(クリックでAmazon購入ページへジャンプ)」は、一般語彙のみならず、以下のようなジャンルまで学べる単語帳です。
- アカデミック分野
- 時事英語
- イディオム
- スラング
- 多義語



僕が出会った中でも、タイトル通り「最強」レベルの単語帳です!
難易度の高い語彙を大量に学ぶ内容のため、短期間でのTOEIC対策には不向きです。「海外でビジネスに挑戦する」など、TOEICの先にまで目標を見据えている方におすすめです。
イングリッシュおさるの公式LINEでは、英語の基本を押さえるにあたり重要度の高い単語を、基本動詞や前置詞などテーマ別に紹介しています。単語帳学習の補助ツールとしてぜひご活用ください!
TOEIC本番までに単語帳の中身をサクサク覚える5つのコツ





気になる単語帳は見つかりましたか?
ここからは、おまけで単語学習のポイントもシェアしていきます。
- 短い頻度で何度も復習する
- 書いて覚えるのをやめる
- イメージで覚える
- 自分専用の文章を作る
- 馴染みのある日本語に置き換える
選んだ単語帳をフル活用するために、効率的な覚え方まで知っておきましょう。
1.短い頻度で何度も復習する
毎日なるべく多くの単語と出会うことを重視しましょう。
毎日同じテレビCMが繰り返し流れていると、商品は好きではないのにCMソングが頭に残っていることがありますよね。何度も復習を重ね、このような感覚を目指してみてください。
1つの単語を長い時間をかけてじっくり覚えるより、たった10秒でもいいので毎日見るようにしたほうが頭に残りやすいです。



例えば僕の場合、6章構成の「データベース3000」を1日1章覚えて6日で1周(バッファを設けて7日)で暗記していました。
2.書いて覚えるのをやめる


日本の小中学校では、英単語や漢字を書き取りで覚えさせることが多いですよね。しかし、書いているうちにいつの間にか作業になり、書くこと自体が目的に置き換わってしまいます。



僕は書き取りでスペルを覚えられても、意味や使い方が頭に入りませんでした。
もっと本質的にインプットするには、音で覚えることが大切。リスニングでもスピーキングでも、まずは正しい音を覚えていないと対応できません。
単語ごとに正しい発音を確かめ、口に出しながら学習するのがおすすめです。
3.イメージで覚える
意味が複数あって複雑に思える単語でも、元を辿るとたった1つの「イメージ」でできています。
例えば「release」の意味は「解放する」「発表する」。どちらも内から外へ出しているイメージが共通しているんです。
日本語訳を覚えていなくても、「内から外に出す」というイメージさえ思い出せればなんとなく意味を連想できるでしょう。
他にも、「the other」と「the others」の違いを覚えるなら、以下の図のようなイメージです。





イメージとともに覚えることで連想ゲームのように意味を引き出せるようになります!
4.自分専用の文章を作る
文脈で単語を理解できるようにするためにオリジナルの作文にチャレンジしましょう。自分が将来使うであろう文章を考えることがポイントです。
例えば「play」を覚える際に、自分がやったことのないスポーツを例に覚えても、印象に残りません。せっかくなら自分が経験したスポーツで例文を作ったほうが自分ごと化され、頭に残りやすいです。
5.馴染みのある日本語に置き換える
例えば、「ratify」の正確な意味は「批准(ひじゅん)する」です。



難しすぎて、もはや英単語ともに新しい日本語を覚えるような状態になってしまいます…!
「批准する」とそのまま覚えなくても、自分にとってわかりやすい表現に置き換えても、ニュアンスさえあっていれば問題なし。
「OK!って認めること」と簡単な日本語で覚えても間違いではありません。
他にも単語を覚えるコツは関連記事「【これでマスター】英単語暗記のコツ5選!具体的な覚え方やおすすめのアプリを紹介」でお伝えしているので、ぜひ一緒にご覧ください。


TOEIC対策でも使える!単語の覚え方4ステップ


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僕がTOEICスコア900をとるまでに実践した勉強法を紹介しますね!
覚える際には、意味だけでなく発音も確かめて口に出しながら覚えるようにしましょう。
ただし、1周目で「意味やスペル、発音すべて覚えないといけない」ということはありません!まずは、単語・意味・発音をメインにサラッと確認し、ステップ3以降で覚えていくようにしましょう。
「わからない、覚えられない」という単語をピックアップし、復習していきます。短い期間の中で復習を繰り返すことで、徐々に記憶に定着していく効果があります。時間がかかるステップですが、最も重要な部分ですので根気強く続けていきましょう。
購入した単語帳を覚えられたら、ひとつ上のレベルの単語帳を同じ手順で学習していきます。語彙力を増やしていくためには、同じ単語長ばかりを学習していても成長できません。
何冊も同時に単語帳を買う必要はありません。目的やレベルに合ったものから手に取るようにしてください。
この記事で紹介した単語帳から、目的やレベルに合ったパートナーをぜひ探してみてください!
なお、イングリッシュおさるの公式LINEでも、TOEIC対策に役立つ有料級の教材を無料プレゼントしています。スマホで学習しやすい形になっているので、気になる方はぜひ受け取ってくださいね。