「英文法ぜんぜん理解できるようにならない…」
「何から始めたらいいの?」
「英文法の効率的な習得方法やおすすめ参考書を知りたい!」
あなたには英文法の勉強についてこんな悩みはありませんか?
英語力の基礎になる英文法。できることなら早く習得したいですよね。
「大切なのはわかっているけれど、なかなか覚えることができない…」と困っている人も多いかもしれません。
そこでこの記事では、
- 英文法の勉強はどうして必要なのか?
- 効果半減な勉強方法5つ
- 英文法の勉強方法4ステップ
- 英文法を1冊でマスターできるおすすめ参考書
について解説していきます。
超効率的に実践で使える英文法の習得方法が知りたい人は、ぜひ最後までご覧ください!
( note:【イングリッシュおさる】英語スクール生の実績 )
英文法の勉強はどうして必要なのか?
そもそも、どうして英文法の勉強が必要なのでしょうか?
その答えは、文法が英文を作る際のルールだからです。
交通ルールがわからないと車の運転ができないのと同じように、英文のルールがわからないと、実際のライティングやスピーキングの場面で使うことができません。
つまり、文法が使えるということは、単に文章が読めたり問題が解けたりすることではなく「文法のルールに沿って瞬時に自分が言いたいことを当てはめて言える」能力のことを指します。
以上から、英語学習の中でも英文法を学ぶことは一番大切といっても過言ではありません。
やり直しでもOK!短期間で英文法を身につける勉強法
英文法を最短で身につけるためには、勉強する順番ややり方を理解する必要があります。
泳げるようになりたいのに筋トレだけをずっとしていても、成果が出るのは遅くなってしまいますよね。
英文法を短期間で分かる状態にするならば、以下のポイントを理解しましょう。
- 1回目で文法事項をしっかり理解する
- 学んだ文法を使って英作文する
- 何度も復習する
- 大学受験が目的なら演習問題を解く
それぞれ解説します。
1. 1回目で文法事項をしっかり理解する
まずは文法事項をしっかり理解するところから始めましょう。1冊の本をじっくりと読み、しっかりと深く理解してください。
ここでサラッと読むだけにしてしまうと、後でわからなくなります。丸暗記では途中で太刀打ちできなくなるので、根本から理解してください。
参考書の内容を人に説明できるくらいまで理解できれば1周目はOKです。
2. 学んだ文法を使って英作文する
文法は、使ってこそ身に付きます。だからこそ、学んだ文法をすぐに使って、英作文をするようにしましょう。自分で活用すると、生きた知識になります。
英作文をするときのポイントは、自分が会話で使いそうな表現を作ること。同じ attend(参加する)という表現で過去形を使って作文するとしても、
学生ならば
I attended the lecture. (私は講義に参加した)
社会人ならば
I attended the meeting.(私は会議に参加した)
のほうがよく使うはずです。
このように、自分が使う表現で英作文をすれば、会話でも使いやすくなります。
3. 何度も復習する
どんなに完璧に理解したとしても、1回で英文法が定着することはありません。人はどうしても忘れてしまうからです。
だからこそ、短い頻度で文法書を何度も復習することが大切です。
忘却曲線でも言われている通り、翌日に復習するならば、記憶する時間を34%節約できます。復習するのが早いほど1回目より短い時間で記憶を戻せるので、ぜひ当日、翌日に学びなおしましょう。
4. 大学受験が目的なら演習問題を解く
話すことが目的であれば、ここまでを確実に行えばOKです。後は使うことを意識した勉強に移りましょう。
しかし、大学受験やTOEICなど、試験で文法問題を攻略したいならば、さらに訓練が必要です。演習問題をたっぷり解いていきましょう。
ポイントは、目指している試験に対応した演習問題を選ぶこと。そのテストでよく出る引っかかりやすい内容を押さえられるため、テストに強くなります。
やりがち!英文法を学ぶときに注意したい効果半減な勉強方法5つ
「さっそく英文法を学ぼう!」と思った人もいるでしょう。
正しい方法を知らずに勉強を始めるのは危険なので、ちょっと待ってください!
この項では、英文法を学ぶ際に多くの人がやりがちな「効果半減な勉強方法」を5つ紹介します。
- いきなり問題集に手を出す
- 参考書を読むだけで満足する
- 文法用語を覚えようとする
- 例文をそのまま暗記する
- 不安から複数の参考書で勉強する
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1. いきなり問題集に手を出す
英文法を身につけようと、さっそく問題集に取り組み始めるのはやりがちなミスのひとつ。
問題集を解くことは素晴らしいのですが、基本的な知識がない状態で取り掛かるのは、英文法を学ぶ上ではかなり非効率といえるでしょう。
せっかく問題を解いても、英語のルールが分からなければつまずくことが多いはず。そのたびに参考書で調べているのでは、非常に効率が悪いです。
さらに、理解できている実感が伴わないと、学習のモチベーションが低下してしまいます。
2. 参考書を読むだけで満足する
参考書を読むと「なるほど、そうなるのか」と、あたかも理解したような気分になります。
しかし、大好きな漫画や小説でもない限り、分厚い参考書を1回読んだだけでは内容は頭に残らないでしょう。
参考書は1回読んで満足するのではなく、何度も繰り返したり調べたりすることが大切ですよ。
3. 文法用語を覚えようとする
参考書の文法用語は難しく、英語を学んでいるのに日本語の文法用語で混乱することも多いでしょう。
文法用語は大切ですが、それらに振り回されすぎるのはやめましょう。そもそも、あなたの覚えたいことは日本語で書かれた文法用語ではないはず。
実際に覚えたいのは、参考書に書かれている英文や英文の使われ方ですよね。文法用語で混乱する前に、まずは英文そのものを理解することを意識しましょう。
4. 例文をそのまま暗記する
参考書の解説はわかりやすいのですが、掲載されている例文は堅い文章が多く「この例文どこで使えばいいんだろう…」と思うこともありますよね。
英文の使われ方を理解するのに例文は重要なのですが、実生活にしっくりこないものや、自分事でない例文は記憶に残りづらいでしょう。
5. 不安から複数の参考書で勉強する
書店に行くと英文法の本がたくさんありますよね。どれも良さそうに見えてしまい、いろいろ手にとってしまいたい気持ちはよくわかります。
ただし、参考書の内容やレイアウトに多少の違いはあっても、基本的には英文法の解説をしているので、重なる部分が多いのです。何冊も手を出すのは未消化な部分が増え、かえって勉強時間を使うことになるでしょう。
まずは、一冊を何度も繰り返し、わからない部分をなくすのがおすすめですよ。
次の質問であなたの英文法力を確認してみよう!
突然ですが、問題です!
次の日本語を英語に直してみましょう。制限時間は3秒です。
問題:私が昨日買った本は高かったです 。
___ ___ ___ ___ ___ ___ ___ .
答えは以下のとおりです。
The book (which) I bought yesterday was expensive.
解答を見れば「ああ、そういえばそうだったな」と思い出す人もいるかもしれません。しかし、3秒では答えられなかった方がほとんどではないでしょうか。
ここから言えることは「瞬時に文法が使える」ことと「文法を知っている」ことはまったく違うということ。
せっかく文法を学ぶなら、この記事を参考に使える表現の身につけ方を覚えていってください!
【英文法の勉強方法4ステップ】中学レベルにも対応!どうしても覚えられない状態から脱却しよう
英文法はただ知っているだけでは、実際の場面でまったく使いものになりません。
そこで、この項では、英文法を使える状態に変えるための勉強方法を4ステップで解説します。
- 否定文と疑問文に変える
- 時制を変える
- 一部の単語を変える
- 自分専用の文を作る
慣れてきたらステップ1・2を省略してもOKですよ!
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1. 否定文と疑問文に変える
参考書に掲載されている例文を、否定文と疑問文に変えてみましょう。
ここでは例として、以下の文を使います。
I have two sons.(私には2人の息子がいます)
最初は否定文にしてみましょう。
問題1:私には2人の息子はいません。
I ___ ___ ___ ___ .
解答は次のとおりです。
I don’t have two sons.
続いて疑問文にしましょう。
ただし「私に2人の息子はいますか?」にすると記憶喪失の人のようになってしまうので、相手に聞くことにします!
問題2:あなたには2人の息子さんがいますか?
___ ___ ___ ___ ___ ?
解答は次のとおりです。
Do you have two sons?
まずは否定文と疑問文で、参考書の例文をアレンジすることに慣れましょう。
2. 時制を変える
時制とは、現在形・過去形・未来形のように、話の内容にある出来事がいつ起きたのかを示すこと。
過去形や未来形に変えて、英文の変化を見てみましょう。
例文は引き続き以下を使います。
I have two sons.(私には2人の息子がいます)
さっそく過去形にしてみましょう。
問題1:私には2人の息子がいました。
I ___ ___ ___ .
解答は次のとおりです。
I had two sons.
続いて未来形にしてみましょう。
問題2:私は2人の息子を持つことになるでしょう。
I ___ ___ ___ ___ .
解答は次のとおりです。
I will have two sons.
参考書の例文は「変化させて使うことが前提」と体に覚えこませましょう!
3. 一部の単語を変える
英文は多くの要素で構成されています。
そのうち一部の単語を変えることで、自分の言いたいことを伝えるトレーニングをしてみましょう。
例文は引き続き以下を使います。
I have two sons.(私には2人の息子がいます)
変える内容に制限はありませんので、自由に変更してみてください。
問題:例文の一部を変えて英作文しましょう。
例文:I have two sons.
I ___ ___ ___ .
解答例は次のとおりです。
I have three sons.(私には3人の息子がいます)
I have two daughters. (私には2人の娘がいます)
一部の単語を入れ替えられると、自分が使う文へ近づけられます。すると、少しずつ英文法を使いこなせるようになっていきますよ。
4. 自分専用の文を作る
自分専用の文とは、参考書の例文を英会話で使える形にアレンジするということ。
ここまでトレーニングした「否定文・疑問文に変える」「時制を変える」「一部の単語を変える」テクニックをふんだんに活用して、あなただけのオリジナル文を作りましょう。
それでは、以下の文を基本に、自分の状況に当てはめて作文してみてください。
I have two sons.(私には2人の息子がいます)
問題:例文をアレンジして、自分が使う形で英文を作りましょう。
例文:I have two sons.
___ ___ ___ ___ ___ ___ .
解答は人の数だけあります。息子ではなく娘がいれば、
I have three daughters.(私には3人の娘がいます)
となりますし、家族同様にかわいがっているペットがいれば、
I have five cats. (私は猫を5匹飼っています)
となりますね。
ぜひ正しい方法でトレーニングしてみてください!
また、英文法の勉強方法については関連動画「【新事実】文法力で英語習得は決まる」でも紹介しています。さらに詳しく知りたい人はぜひご覧ください。
英文法を1冊でマスターしよう!おすすめ参考書は「キク英文法」
「英文法の勉強方法にあわせて使える参考書はある?」という人に向けて、1冊で学べるおすすめ参考書「キク英文法(※クリックでAmazon購入ページへジャンプします)」を紹介します。
- おすすめのポイント
- 効果的な使い方
それぞれ詳しく見ていきましょう。
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1. おすすめのポイント
キク英文法のおすすめポイントは以下の通りです。
- 英語に存在する9割以上の文法が網羅されている
- 実際の会話で使うための文法が学べる
- 必要な知識が一冊にコンパクトにまとまっている
英文法を一から学びたいけれど、どの本を選んだらいいかわからない人や、分厚い本は苦手で最後まで読み切る自信がない人におすすめですよ。
2. 効果的な使い方
キク英文法の効果的な使い方は、1冊を短期間で何周も繰り返すことです。
たとえば、助動詞という文法事項を理解したら、すぐに英作文をして助動詞を使うようにしてみましょう。
「文法を理解する→文法を使う」というステップを何周も繰り返すと、だんだんと文法が会話でも使えるようになっていきます 。
本がコンパクトなので、10日で1周も可能です。2ヶ月続けるだけで文法をマスターすることができますよ!
キク英文法の使い方は、関連動画「【1冊だけで】文法を完璧にする本【2ヶ月で文法攻略】」でも紹介しています。さらに詳しく知りたい人はぜひご覧ください。
英文法の勉強でおすすめのアプリ3選
英文法を体系的に学ぶならば、先程紹介したキク英文法がおすすめ。1冊に網羅的に内容がまとめられており、知識の整理がしやすいからです。
しかし、演習をして理解度を確認するという目的ならば、アプリも役立ちます。ここでは、レベル別におすすめのアプリを3つ紹介します。
- 0から超わかる英文法
- スピード英文法
- スタディサプリEnglish
アプリならば、スキマ時間を活用して英語に触れられるのが魅力です。レベルに合ったものを選び、ぜひ通勤・通学などの時間に利用してみてください。
【中学生からOK】0から超わかる英文法
中学生レベルからしっかり英文法を身に着けたい方にぴったりなのが、0から超わかる英文法。文法の単元ごとにセクションが別れていて、それぞれ練習問題がついているので知識を整理するのに向いています。
テキストや解説にはイラストが含まれていて、直感的にイメージをつかみやすい点もおすすめです。
英文法の基礎固めのほか、TOEFLやTOEIC対策にもつかえるので、基礎から英文法を理解して資格取得を目指す方にも向いています。
英語の基礎から学びなおしたい、英文法を忘れてしまって一から順番に学んでいきたいという方はぜひインストールしてみてください。
ただし、App Storeのみの展開で、Androidスマホには使えない点は注意が必要です。
【大学受験向け】スピード英文法
大学受験に向けて高校英語の演習に力を入れるならば、スピード英文法。
3択クイズが500問厳選されて収録されており、これ1つで高校レベルまでの英文法がすべて網羅されています。ホーム画面には残問題数が書いてあり、達成感を得ながら学習を進められます。
間違えた問題だけをまとめることもできるので、自信のないものも復習しやすいのが嬉しいポイント。
さらに良いのが、すべての問題に音声がついているところです。リスニング対策としても活用できるので、ぜひイヤホンをつけて音も聞きながら学んでみてください。
【社会人向け】スタディサプリEnglish
英文法は一通り押さえた後に、実践的に英語のスキルアップをするのならスタディサプリEnglishがおすすめ。
- 新日常英会話コース
- TOEIC L&R TEST対策コース
- ビジネス会話コース
の3つのコースがあり、目的に合わせた学習が可能です。
1回の学習が3分で終わり、TOEIC以外のコースはストーリー仕立てになっているので、楽しみながら学習が続けられます。
実際に英語を話すシーンを想定しながら、さらにレベルアップしたい社会人は是非活用してみてください。
英文法の正しい勉強方法を知り最強の武器を手に入れよう
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