「英語のリーディングができるようになりたい」
「どんな教材を選べばいい?」
「リーディングのコツがあるなら教えて!」
リスニング・ライティング・スピーキングと並び、英語4技能のひとつであるリーディング。
重要だからこそ、教材やスクールなど学ぶ手段が多く、どう学習すべきか迷ってしまいますよね。
そこで本記事では、リーディングを教材で学ぶ際の情報をまとめました。
- リーディングを教材で学ぶメリット・デメリット
- 大学受験・社会人向けのおすすめ教材
- リーディングの教材になるアプリ3選
- リーディング上達5つのコツ
オンラインスクールの運営者でもある僕が厳選した教材も紹介しています!
リーディングを効率的に強化したい方は、ぜひ最後までご覧ください。
( note:【イングリッシュおさる】英語スクール生の実績 )
英語のリーディングを教材で学ぶ2つのメリット
まずは教材を使ってリーディングを学ぶメリットを確認しましょう。
- 日本語の解説付きで英語リーディングを学べる
- 試験対策を目的としたリーディングの教材は充実している
それぞれ簡単に解説します。
1. 日本語の解説付きで英語リーディングを学べる
リーディングの教材には、日本語による充実した解説が付いています。
そのため、初心者から上級者まで自分のレベルに合わせて学習ができ、わからないポイントをその場で確認できるのがメリットです。
特に初心者のうちは、英語と日本語を何度も往復しながら、理解できる単語を少しずつ増やす作業がメインになります!
リーディング強化の方法として、洋書をすすめる方もいます。しかし単語も文法もまだ頭に入っていない段階だと、洋書は挫折するほど難しい教材となってしまいます。
日本語の解説で知識を増やす、そして洋書へとスムーズにステップアップできるのが、教材を使うメリットです。
2. 試験対策を目的としたリーディングの教材は充実している
TOEICや英検、入試試験など、それぞれ試験ごとに教材が充実しており、過不足なく学べます!
長い時間をかけて学ぶのであれば、洋書をじっくり読むのも効果的。しかし現実では試験までに学べる期間は限られており、効率を重視しなければいけません。
学ぶ範囲が限りなく広い「英語」という学問でも、教材では試験に必要なことだけを抜粋してくれています。試験ごとに必要なことだけを集中的に学べることが、教材を使う2つ目のメリットです。
なお、僕の英語コーチングの生徒さんの中には、英語の試験でバッチリ結果を出した方も多くいます。
公式LINEでは学習に役立つ特典もプレゼントしていますので、ぜひ登録してお受け取りください!
英語のリーディングを教材で学ぶ2つのデメリット
教材を使ったリーディングの勉強には、デメリットもあります。
あらかじめ注意しておきたいのは、次の2つです。
- 基本の英文がメインで、専門的な情報が少ない
- 大量にインプットするなら洋書の方が上
理由と一緒に確認しておきましょう。
1. 基本の英文がメインで、専門的な情報が少ない
リーディングの教材は、必ずしも専門知識や最新ニュースに対応しているわけではありません。
英語の基礎を扱うものが多く、いわゆる教科書的な英文の解説に止まります。
リーディング強化の目的が「業界最先端のニュースを読みたい」など専門性が求められる場合は、教材を使うよりも直接ニュースを読んだほうが効果的です。
2. 大量にインプットするなら洋書の方が上
リーディングの教材は、膨大な知識のインプットには不向です。
複数の教材を使って量を補おうとしても、基礎的な解説はほとんど重複するので注意が必要です!
多読によってリーディング力をあげたい場合は、教材を複数冊読むより、洋書を読むほうがインプット量を増やせるでしょう。
大学受験向け英語リーディングの教材3選
ここでは、大学受験を目的としたリーディングの教材を紹介します。
- 速読速聴・英単語 Core1900
- 特訓リーディング
- スピード英語長文
書店ではたくさんの参考書が並んでおり、どれを選べばいいか分からなくなってしまいます。この章で自分に合った教材を見つけ、購入時に迷わないよう対策しておきましょう。
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1. 速読速聴・英単語 Core1900
TOEIC 600 〜 800点台を目指す人にお勧めしたい、速読速聴の教材です。
環境や教育、司法などを含む8つの分野から英文を学べます。
1冊で次の5つの範囲をカバーできる良書です。
- 単語
- 熟語
- 速読
- リスニング
- 時事英語
ボロボロになるまで読み込めば、英語力はかなり上がります!
2. 特訓リーディング
書籍のタイトルのとおり、入試問題に特化したリーディングの問題集です。
「GMARCH」や「関関同立」の合格を目指す方にもおすすめ!
入試問題の中でもリーディングを集中的に強化したい方は、ぜひ活用してみてください。
3. スピード英語長文
有名私大や中堅国立大を目指すならマスターしたい1冊!
入試問題のなかでも、長文が読めるようになりたい方におすすめです。
付属のCDを使って耳から英語に慣れることもできるため、読解力はかなり上達します。
社会人向け英語リーディングの教材3選
社会人がリーディングの勉強に充てられる時間は限られているため、何冊もチャレンジするよりも1冊に絞ってインプットしたほうが効果的です。
英語の学び直しにおすすめするのは、次の3冊です。
- 単語を覚えたのに読めない人のための 英文読解のオキテ55
- 基本からわかる英語リーディング教本
- ラダーシリーズ
それぞれの本について、ポイントを確認していきましょう。
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1. 単語を覚えたのに読めない人のための 英文読解のオキテ55
「英単語をまじめに覚えたのになぜか英文は読めない…」という方におすすめの本です。
この本で、英語構文の読解方法を再確認してみましょう。
55のオキテの中に、読解のヒントがあるはずです。
2. 基本からわかる英語リーディング教本
TOEIC や英検に対応しているため、英語の試験に挑みたい方におすすめしたい教材です!
特に英検ではリーディング力が試されます。この教材で読解力を身につければ点数アップも期待できるでしょう。
英語講師の中には「リーディングならこれ1冊で十分」という人もいるほど、骨太な本です。
3. ラダーシリーズ
ラダーシリーズとは、英語学習用に単語数を限定して書かれた本のシリーズです。
レベルが 1から5 までの5段階でそれぞれの本が販売されており、自分の英語力に合わせて難易度を選べます。
本の最後にはワードリストも収録されているため、わからない単語をその場で調べられるのもよいポイントです!
洋書の多読に挑戦するなら、入り口として最適な教材といえるでしょう。
英語リーディングの教材にもなるアプリ3選
スマホアプリを使えば、通勤中の隙間時間などでも学習できるようになります。
特に使い勝手がいいのは、次の3つです。
- POLYGLOTS(ポリグロッツ)
- ざっくり英語ニュース!StudyNow
- English AudioBooks – TEDで英語を学ぶ
それぞれ簡単に解説します。参考書やノート類を準備することなくサクッと勉強を始めたい人は、ぜひこの章で紹介するアプリを使ってみてください!
1. POLYGLOTS(ポリグロッツ)
POLYGLOTS(ポリグロッツ)とは、TOEIC対策に対応した英語学習アプリです。
読めなかった単語をタップすると和訳が表示される、アプリ内に自分の単語帳を作れるなど、リーディング学習に使える機能が豊富にあります。
リーディングからステップアップして試験対策に進むまで、継続的に使えるアプリです。
2. ざっくり英語ニュース!StudyNow
「ざっくり英語ニュース」は、短い英文のニュースが届くアプリです。
英語初心者が勉強できるよう、ニュースの日本語訳や英語表現の解説機能が備わっています。
ネイティブ発音の英語読み上げ機能もあるため、リーディングと合わせてリスニングを強化したい方にもおすすめです。
3. English AudioBooks – TEDで英語を学ぶ
「English AudioBooks – TEDで英語を学ぶ」は、著名人の講演を主宰している団体「TED」のプレゼンテーションを英語で聴きながら、日本語訳を同時に確認できるアプリです。
プレゼンテーションを聞くという性質上、リスニングの教材として紹介されやすいですが、英文と和訳も同時に読めてリーディングにも十分使えます。
英語を学べるだけでなく、スピーチの内容も勉強になるため、知識を増やしたい方にもおすすめです!
英語のリーディング教材を活用する5つのコツ
リーディングは、少しのコツを抑えるだけでより効率的に上達できます。
意識して取り組みたいことは、次の5つです。
- 自分の英語レベルにあった教材からはじめる
- 英語の文を毎日読む
- すぐ調べられるように辞書を用意しておく
- 日本語に訳さず英語をそのまま理解する
- 慣れてきたら洋書のリーディングにも挑戦する
それぞれの詳細を解説します。
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1. 自分の英語レベルにあった教材からはじめる
リーディングの勉強をはじめるなら、自分のレベルにあった教材を選びましょう。
その人ごとの英語への理解度によっては、リーディングの前に文法や単語を学んだほうが、効率がいいケースもあるからです。
ある程度英語が読める方は、すでにわかるところはスキップしても問題ありません。どんどん先に進んで大丈夫です!
教材を書店で選ぶ際は、パラパラとめくってみて、今の自分より少しだけレベルが高いと感じるものを選ぶとよいでしょう。
なお、初心者におすすめの英語学習方は、関連記事「【成功の近道】英語の勉強は始め方が最重要!大人でも3ヶ月で身につく学習法5ステップを紹介」で解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
2. 英語の文を毎日読む
効果的にリーディングを上達させるには、英文を毎日読むことも大切です。
人間の脳は学んだことを少しずつ忘れてしまう習性があります。一方で毎日勉強すると、長期的な記憶として定着しやすくなります。
記憶が定着すれば、勉強時間は次第に短くなります!
勉強で時間がかかってしまうのは最初だけです。毎日英語に触れて、リーディングに慣れていきましょう。
3. すぐ調べられるように辞書を用意しておく
リーディングの練習を始めたばかりの頃は、知らない単語に何度もつっかえるのは必然です。
読めない・意味がわからない単語はすぐに調べられるように、辞書を用意しましょう。
僕のおすすめは、電子辞書の「カシオ 電子辞書 高校生(英語強化)モデルCASIO EX-word XD-SX4900-WE」(※クリックでAmazon購入ページへジャンプします)です!
わからないことは放置せず、その場で調べるとより早く上達します。
4. 日本語に訳さず英語をそのまま理解する
英語を日本語に訳さずそのまま理解できるまで、繰り返し英文を読むのも上達のコツです。
調べてやっと読めていた単語も、何度も目にしているうちに、日本語を経由することなくスラスラと読めるようになります。
たとえば「I’m happy.」という英文を見て「”I” は私で…」とわざわざ訳さないですよね!
単語や英文に慣れて、日本語を介さずストレートに読めるまでリーディングに取り組みましょう。
5. 慣れてきたら洋書のリーディングにも挑戦する
教材での学習に慣れてきたら、洋書のリーディングに挑戦してみるのもよいでしょう。
教材で基礎を学んでから洋書を読みはじめると、英文の読解力がついていると実感できるはずです!
「洋書はハードルが高い」と感じる方は、自分の趣味に関する英語のニュースをネットで読んでみましょう。
実践的なリーディングと教材での学習を往復すれば、上達を実感できるて定着率がアップします。
リーディングの教材選びで悩んでいた方は、この記事で紹介した参考書などをぜひ使ってみてくださいね!
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