「TOEICのスコアアップに英熟語は関係ある?」
「具体的にどんな英熟語が出るの?」
「おすすめの参考書を教えて!」
英熟語を覚えると得点が伸びると気づいたあなたは、かなり勘がいいです!
TOEICで高得点を取るには、覚えている英語の語彙数が多い方が有利。単語だけではなく英熟語の対策をしていれば、周りに差をつけられます。
そこで本記事では、TOEIC900点台の僕イングリッシュおさるが、英熟語対策のポイントをまとめました。
- そもそも英熟語とは何か
- 各パートのよく出る英熟語
- 英熟語の勉強法
- 英熟語対策におすすめの参考書
熟語対策をおろそかにしていると、かんたんな問題にもつまづいてしまうかもしれません。
より高得点を目指したい方は、ぜひ最後までご覧ください。
( note:【イングリッシュおさる】英語スクール生の実績 )
英熟語とは?複数の単語のセットで意味を持つ語句
英熟語とは、複数の英単語がセットになって別の意味をなす語句を指します。
もともとの単語の意味から英熟語の意味を想像するのは難しく、熟語そのものの勉強が必要です。
日本語で言えば慣用句やことわざのように、単語そのものが持つ意味だけでなく一捻りある訳となります。
英熟語の例
英熟語がイメージしやすいように、いくつか例を紹介します。
- look down.(軽蔑する)
- I’ll think it over.(熟考する)
- I’ll get there.(もうすぐ着くよ)
- I got a cold.(風邪をひいた)
- Turn on the light.(電気をつけて)
まとまりで意味を覚える必要があります!
僕のYouTubeでは、英熟語について解説した渾身の動画「【完全イメージ化】英熟語100選+例文100個」を公開しています。ぜひ参考にしてみてください。
英熟語とイディオムの違い
英熟語とイディオムは別物ではなく、英熟語という大きなくくりのなかにイディオムがあるイメージです。
複数の単語のセットが別の意味になる英熟語の中で、単語からは意味を推察できないものがイディオムであると考えてよいでしょう。
たとえば「最初は」を意味する「 at first 」は、単語から意味を推察できる英熟語です。
一方で「 朝飯前 」を意味するイディオム「 a piece of cake 」は、一片のケーキという単語の意味から連想するのは難しいといえます。
英熟語のなかでも、単語から大きく意味が変わるものがイディオムなのです。
とはいえ、ほぼ同義で使われているのも事実。違いを意識するよりもひとつでも多くの英熟語を覚えてしまうほうがレベルアップできます!
なお、僕の公式LINEに登録して「英熟語」とメッセージを送っていただければ、100の英熟語とその例文の情報をプレゼントしています。友達登録して、ぜひお受け取りください!
TOEICのスコアアップに英熟語の勉強が必要な3つの理由
TOEICのスコアアップを狙う際も、英熟語の知識は重要です。
熟語をマスターすべき理由を、3つ紹介します。
- パート5で英熟語が頻出するから
- 単語の知識だけでは英熟語の意味を推察できなから
- TOEICでは問題を短時間で解くのが大事だから
それぞれ掘り下げて解説します。
1. パート5で英熟語が頻出するから
TOEICのどのパートでも英熟語の問題が出される可能性はあり、なかでもパート5では頻出します。
パート5はTOEICで高得点を取るなら絶対に攻略したいパートであるため、英熟語の勉強不足で点を落とすのはもったいないです!
特に就職や転職に向けて650点以上を目指している方は、パート5は英熟語も含めて得点しておきたいところです。
高得点のカギとなるパート5を攻略するために、熟語対策は必須です。
2. 単語の知識だけでは英熟語の意味を推察できなから
TOEICによく出る単語を覚えても、熟語の問題が出題されては当てずっぽうになってしまいます。
たとえば問題文が「 as soon — 」となっていた場合「 as soon as :すぐに」という熟語を知らなければ、選択肢から適切な単語を選ぶことは難しいでしょう。
単語だけの知識では正解できない問題にも、英熟語を覚えていれば解答できる可能性があります。
3. TOEICでは問題を短時間で解くのが大事だから
英熟語に関する問題に時間がかかってしまうと、TOEICで高得点を目指しにくくなります。
TOEICは問題数が多く、サクサク解かないと時間が足りないからです。
リスニング問題でいえば、75分間で100問解く必要があり、1問あたり1分も使えません。
英熟語がわからなくて問題につまずくのは、時間がもったいないです!
TOEIC試験の特徴から見ても、英熟語対策は必須と考えるほうがよいでしょう。
TOEICでよく出る英熟語をパート別に紹介
ここでは、パートごとに頻出する英熟語を解説します。
問題の特徴とともに把握しておきましょう。
1. パート1でよく出る英熟語
TOEICのパート1はリスニング問題です。
絵に関する短い英文が読み上げられ、絵の内容と一致する解答を選びます。
そのため、英熟語も絵を説明するようなものが多いのが特徴です!
glance at | 〜をちらっと見る |
put on | つける |
line up | 並ぶ・ラインナップ |
try on | 〜を試着する |
walk on | 歩き続ける |
2. パート2でよく出る英熟語
パート2は、読み上げられる短い英文を聞き、それに続く内容を3つの選択肢から選ぶ問題形式です。
ミスリードを誘う問題も多いので、問題をよく聞いてから解答しましょう!
ask a favor | 頼み事をする |
just in case | 念の為 |
participate in | 参加する |
May I 〜? | 〜してもいいですか? |
Why don’t you 〜? | 〜するのはいかが? |
3. パート3でよく出る英熟語
パート3は、会話を聞き、会話の内容に対する問いに答えるリスニング問題です。
1つの会話に対して3問出題され、会話の人数が3人になることもあります。
会話で使われるような英熟語が頻出するため、覚えておくと良いでしょう!
let’s say | たとえば〜すると |
take a break | 休憩する |
for a while | しばらくの間 |
What if | 仮に |
Would you like ~? | 〜はいかがですか? |
4. パート4でよく出る英熟語
パート4では、アナウンスやトークを聞き、その内容に関する質問に答えるリスニング問題です。
読み上げられる英文に加え、問題用紙に図や表があるケースもあります。
聞き取らなければならない英文が長いので、熟語が出る可能性が高いです!
at any time | いつでも |
make sure | 〜を確認する |
refrain from | 控える |
step down | 減らす |
weather forecast | 天気予報 |
5. パート5でよく出る英熟語
パート5は、短い英文に空所があり、そこにあてはまる単語を選ぶリーディング問題です。
TOEICの中でも最も攻略しやすいパートであり、熟語も頻出します!
テンポ良く確実に解けるよう、ポイントを押さえておきましょう。
adhere to | 付着する |
be determined to | 〜しようと決意している |
play a role | 役割を果たす |
up to | 〜まで |
without notice | 知らせずに |
6. パート6でよく出る英熟語
パート6は長文の穴埋め式リーディング問題です。
熟語を知っていれば、前後の単語から選択肢を推測できる可能性もあります。
熟語の知識で正答率を上げ、着実に点を取っていきましょう!
call for | 〜を必要とする |
dispose of | 〜を処分する |
far from | 〜から遠い |
run out of | 不足している |
work on | 〜に取り組む |
7. パート7でよく出る英熟語
パート7は長文の読解問題です。
TOEICの最難関であり、高得点を目指すならパート7を避けては通れません。
問題数が54問と多いので、英熟語はスラスラ読めるようにして、時間を有効に使いましょう!
above all | とりわけ |
be valid | 成り立つ |
in person | 直接 |
keep in touch | 連絡を取り合う |
out of stock | 在庫がない |
TOEICで対策したい英熟語3つの勉強方法
ここでは、英熟語の具体的な勉強法を解説します。
- 短期間に何度も英熟語を読む
- 例文を読んで熟語のイメージを掴む
- 単語学習と同時に熟語も覚える
なお、英熟語の覚え方については関連記事「【極意】英熟語の覚え方のコツはたった1つ!前置詞のイメージ化で記憶に定着させよう」で詳しく解説しています。ぜひ参考にご覧ください。
1. 短期間に何度も英熟語を読む
短期間のうちに何度も英熟語を読んで覚えることをおすすめします。
人間の脳は、一度にたくさん詰め込もうとするより、忘れる前に何度も確認するほうが記憶が定着するようにできているからです。
TOEICの試験対策をする際も、はじめに英熟語を読み、試験問題を解いた後、再度英熟語を読むと効率的です。
一気に覚えようとせず、コツコツ何度も読んでみてください。
2. 例文を読んで熟語のイメージを掴む
英熟語そのものを覚えるより、例文を読んで使い方のイメージまで覚えてしまうほうが効果があります。
文言だけを覚えるよりも、映像をイメージできる言葉や、自分に関係のあるワードに直すほうが、脳が記憶してくれるからです。
たとえば depend on(頼る)という熟語は、I depend on you.(あなたを頼りにしている)と相手の顔を思い浮かべながら覚えてしまいましょう。
例文のイメージを映像で捉え、さらに自分事化すると、熟語は覚えやすくなります。
3. 単語学習と同時に熟語も覚える
基礎的な単語力があるのなら、単語学習と同時進行で熟語を覚えてしまう方法も有効です。
単語を覚えた後に熟語という順番にすると、勉強に時間がかかってしまいます。
時間をかけて学べるなら問題ないのですが、受験日を決めてからTOEICを対策する場合は、スピード感も求められます。
単語も熟語も同時進行で覚えてしまって、試験までに対応できるようにしましょう。
なお、関連動画「【たった1動画で全てがわかる】TOEICパート別完全攻略【永久保存版】」では、TOEICのパートごとの出題形式について解説しています。あわせてチェックしてみてください。
TOEICに向けた英熟語強化におすすめの参考書3選
最後に、TOEICで高得点を取るために使いたい参考書をご紹介します。
英熟語までカバーしてくれるのは次の3冊です。
- 金のフレーズ
- 公式問題集
- 英熟語スピードマスター
それぞれの特徴を解説します。
(※この見出しでは、Amazonアソシエイトリンクを使用しています)
1. 金のフレーズ
タイトル | TOEIC L&R 出る単特急 金のフレーズ(クリックでAmazon購入ページへ) |
著者 | TEX加藤 |
出版社 | 朝日新聞出版 |
金のフレーズは、TOEICで頻出のフレーズが収録された良書です。
単語帳としてよくおすすめしていますが、英熟語を学ぶのにも最適。
僕自身がTOEIC900点台を取った時も、金のフレーズを使っていました!
単語と熟語、両方を学びたい方におすすめの1冊です。
2. 公式問題集
TOEICの試験対策には絶対に外せない、公式の問題集です。
試験で英熟語も含めて良い点数を取るなら、過去問を繰り返し解くのが一番実力が上がります!
身も蓋もない話に聞こえるかもしれませんが、まぎれもない事実です。
過去問からしっかり英熟語を学び、より高得点を目指しましょう。
3. 英熟語スピードマスター
タイトル | TOEIC TEST英熟語スピードマスター(クリックでAmazon購入ページへ) |
著者 | 成重 寿 |
出版社 | ジェイ・リサーチ出版 |
TOEICで頻出の英熟語に特化した参考書です。
2009年と若干古い本ですが、内容は今でも十分通用します。
英熟語だけをピンポイントで使いたい方は、重宝するでしょう。
英熟語を学んでTOEICのスコアをアップしよう!
英熟語は、2つ以上の単語で構成され、もとの意味とは別の意味を持つようになる語句です。
単語から意味を予想するのが難しいため、熟語を対策しないままTOEIC試験に挑むと、予期せずつまずくかもしれません。
1分間に1問以上解くペースを求められるTOEICでは、知らない英熟語に時間を取られるのは、大きなタイムロスになってしまいます。
単語だけではなく熟語も勉強して、より高得点を目指していきましょう。
なお、僕の公式LINEでは100の例文を載せた英熟語の資料をプレゼントしています!「英熟語」のキーワードをLINEで送るだけで無料で受け取れますので、ぜひTOEIC対策で活用してみてください!