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【保存版】英語の助動詞一覧!紛らわしい用法を例文とともにわかりやすく解説

「助動詞ってなんだっけ…?」
「使い分け方がよくわからない」
「何を覚えればいいの?」

とお悩みの方もいるのではないでしょうか?助動詞は英文のニュアンスを決める非常に重要な役割を持ちながら、完全にはマスターできていない人が多い文法事項です。

助動詞には種類がたくさんある上に、それぞれが複数の意味を持っているので、覚えることが多くて大変ですよね。よくわからないまま、放置してしまっている方も多いでしょう。

ですが、助動詞は本質を押さえてしまえばそんなに難しくないんです。この記事では以下の内容について解説しています。

  • 助動詞の基本的な使い方
  • 重要な助動詞一覧
  • つまずきやすい用法
  • 確認テスト

この記事を読めば、助動詞の理解は完璧になれます!例文とともにわかりやすく解説していくので、ぜひ最後までお読みください。

イングリッシュ おさる

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目次

助動詞の基本的な使い方をサクッと解説

助動詞の基本的な使い方をサクッと解説

助動詞は、その名の通り「動詞を助ける」役割を持っています。そのため、必ず動詞とセットで使います。以下が助動詞の基本ルールです。

  • 助動詞の後ろの動詞は必ず原型
  • 否定文は助動詞と動詞の間に not を置く
  • 疑問文は助動詞を文頭に持ってくる
  • 助動詞は2つ連続して使用できない
  • 完了形を使いたい場合は「助動詞 + have + 過去分詞」

例えば、

She can swim fast. (彼女は速く泳げる。)

She でも三人称単数の s が動詞につかず、原形のままです。また、疑問文・否定文は以下のようになります。

You should not stay up late. (あなたは夜更かしすべきでない。)
May I help you? (お手伝いしましょうか?)

助動詞の後ろには原型しか置けないので、過去を表したいときには「助動詞の過去形」もしくは「代用表現」を使わなくてはいけません。

【押さえておきたい】英語で重要な助動詞一覧

【押さえておきたい】英語で重要な助動詞一覧

こちらでは、重要な助動詞を一覧表にして紹介します。★が3つついている助動詞は、中学で学習する範囲です。

助動詞本質意味①意味②意味③重要度
canポテンシャル~できる~かもしれない~してもよい★★★
could(canの過去形)過去のポテンシャル~できた~かもしれない~してもよい★★★
must圧倒的なプレッシャー・主観的な義務~しなければならない~に違いない★★★
have to(mustの代用表現)客観的な必要性~しなければならない~に違いない★★★
shall神や権威者の意志~する(未来で)(疑問文で)~しない?★★★
should(shallの過去形)主観的に~するのが当然~すべきだ~のはずだ★★★
had better(should の代用表現)客観的に当然~した方がよい★★
ought to(shouldの代用表現)客観的に~するのが当然~すべき~のはず★★
may50%~かもしれない~してもよい★★★
might(mayの過去形)mayより少し柔らかい~かもしれない~してもよい★★★
will主観的に100%~する~する(未来)~するつもりだ★★★
would(willの過去形)主観的に100%~した~でしょう~するつもりだよく~したものだ★★★
used to(wouldの代用表現)(現在との比較)過去にしたこと以前~だったよく~したものだ★★
イングリッシュ おさる

次から例文とともに「本質」について解説していきますよ!

【一撃で理解】英語学習でつまずきやすい助動詞一覧と本質を例文とともに解説

【一撃で理解】英語学習でつまずきやすい助動詞一覧と本質を例文とともに解説

「助動詞って似た意味のものが多くて混乱する…」という方のために、こちらではつまずきやすい用法を例文とともに解説していきます。

  1. 丁寧な願望を表す would と could
  2. 義務を表す must と have to
  3. 忠告を表す should / had better / ought to
  4. 可能性を表す can / could / may / might / would
  5. 過去を表す used to と would
  6. 能力を表す can / could / be able to
  7. 予定を表す will と be going to

僕が助動詞の学習をするうえで重要視している「本質」についてもわかりやすく解説していくので、ひとつずつ確認していきましょう。

1. 丁寧な願望を表す would と could

would と could はどちらも Would you~? / Could you~? の形で、丁寧な願望「~していただけませんか?」という意味になります。例えば、以下の2つの文はどちらも日本語訳は同じです。

Would you close the door?
Could you close the door? (ドアを閉めていただけませんか?)

ニュアンスとしては、 would が「相手に行う意志があるかどうか」を問うのに対して could が「相手はそれができるかどうか」を問うている点が異なります。

つまり、Could you close the door? と聞かれた相手がドアから遠い場所にいて、物理的に閉められないなら答えは「No」になります。一方で、Would you〜? は物理的な条件に関わらず意志を問う質問です。

また、Can you〜? / Will you〜? も「~してくれない?」という願望を表しますが、 would / could に比べるとフランクな表現です。

2. 義務を表す must と have to

must も have to も「~しなくてならない」という義務を表します。ここでひとつ、覚えてほしい原則があります。

イングリッシュ おさる

助動詞は「主観的」、代用表現は「客観的」です!

つまり、must は主観的に「自分が」~しなくてならないと思っているのに対して have to は客観的に「誰が見ても」~しなくてならない状況で使われます。

そして、must の本質は「圧倒的なプレッシャー」です。行動や思考に対してプレッシャーがあり、非常に強制力が強い表現だと考えてください。例文を確認してみましょう。

I must buy black clothes. (私は黒い服を買わなくてはいけない。)

この場合は「自分が」黒い服を買わなくてはいけない、と強く思っています。黒の服が大好きなのに、持っていたものが破れてしまったのかもしれませんね。一方で、

I have to buy black clothes.

では、日本語訳は同じですが、何かの規則などで黒い服が必要になったというような状況が考えられます。客観的に必要性のある場面で使われます。

また、

Ken must be rich. (ケンはお金持ちに違いない。)

「~違いない」という訳も「思考に対するプレッシャー」と考えれば、しっくりきますよね。過去を表したいときには had to を使います。

3. 忠告を表す should / had better / ought to

すべて「~すべき」という意味で使われます。強制力の度合いとしては、以下のような順番になります。

had better > should > ought to

had better は最も強く、半分脅しのようなニュアンスです。

You had better submit this document tomorrow without fail. (あなたは明日必ずこの書類を提出すべきだ。)

書類を提出しなければ重要な手続きができない、など客観的に「やらなくてはまずい」というような状況で使われます。should は、最も気軽なアドバイスとして使えます。

You should do your homework as soon as you get home. (家に帰ってすぐ宿題をすべきだ。)

ought to は法律やマナーといった規則に従っている場合など、より一般的で客観的な表現です。

You ought to live a regular life. (あなたは規則正しい生活を送るべきだ。)

had better を使う際には、少し注意が必要ですね。

4. 可能性を表す can / could / may / might / would

すべて「~だろう」「~かもしれない」というように訳されますが、ニュアンスは異なります。確信度的には以下のような順番です。

would > can > may > might > could

may がちょうど50%です。

Tomorrow would be sunny. (明日は晴れるだろう。)

would を can / may / might / could のどれにしても、日本語訳は変わりません。ですが、ここで注意してほしいのが「will」です。

イングリッシュ おさる

will は「~だろう」ではありません!!

繰り返しますが、助動詞は「主観的」です。つまり、will の本質は「話し手が確実に~すると思っている」になります。推測ではなく、話し手は100%確信しています。例えば、

I will go shopping tomorrow . (私は明日買い物に行く。)

「私」は明日確実に自分が買い物に行く、と思って発言していますよね。この本質が理解できれば、will の他の用法も一撃で理解できますよ!

5. 過去を表す used to と would

used to は過去の長期間にわたる常習的な行為を指し、現在との比較が含まれる表現です。一方で would は過去の習慣を表しますが、こちらはあくまで主観的です。

I used to play soccer a lot. (昔はよくサッカーをしたものだ。)

というと、実際にサッカーを頻繁にしていた上で「現在はあまりしていない」という意味まで表現できます。

We would often go camping on summer weekends. (夏の週末はよくキャンプに行ったものだ。)

この文章では「よく」の判断は話し手の主観なので、2年に1回かもしれませんし月1回かもしれません。また、現在との対比は含まないのも特徴です。

「~だったなあ」と昔を懐かしむような文脈でよく使われます。

6. 能力を表す can / could / be able to

can と be able to はどちらも「~できる」と訳されますが、can の本質は「ポテンシャル」です。

I can speak English. (私は英語を話せる。)

この場合は「話そうと思えばいつでも話せる」というような、潜在的な可能性を表します。つまり、can の過去形である could も「実際にできたか」よりも「する能力があったか」に重点が置かれます。

I could run fast. (私は速く走ることができた。)
I was able to run fast.

この2文は日本語訳は同じになりますが、be able to の方が「実際に速く走っていた」というニュアンスです。

7. 予定を表す will と be going to

will はその場で思いついた、話し手の主観的な予定であるのに対して be going to は既に物事が進み始めていたり、明確な判断材料があったりする場合に使われます。

I will visit France.
I am going to visit France. (私はフランスを訪れる予定だ。)

will はフランスに行くための準備などは進んでおらず、ただ思いついただけの状態です。 be going to は既に飛行機やホテルの手配が進んでいる状況で使われます。

未来の表現については関連記事「【これで完璧】現在進行形が未来を表現するのはどんなとき?will や be going to との違いも解説」で詳しく解説しているので、ぜひ確認してみてくださいね。

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【確認テスト】英語学習で超重要な助動詞の練習問題5題

【確認テスト】英語学習で超重要な助動詞の練習問題

こちらでは、助動詞が理解できているか確認するための問題を5問出題します。わからないところは、戻って確認してくださいね。

1.私たちは外国について学ぶべきだ。
We ( ) ( ) about foreign countries.

〇: should learn
一般的なアドバイスなので、should が適切です。

2.あなたの自転車はとても高かったに違いない。
Your bike ( ) ( ) been very expensive.

〇:must have
must には「~に違いない」という思考へのプレッシャーを表す用法がありましたね。

3.あなたはどこで勉強するつもりですか?
Where ( ) you study?

〇:will
予定を表す助動詞は will でした。疑問詞のある疑問文の場合は、助動詞はその次に置かれます。

4.駅への行き方を教えていただけませんか?
( ) you show me the way to the station?

〇:Could / Would
丁寧な願望を表す助動詞の用法です。この場合は could / would どちらも使えます。

5.あなたは喫煙をやめるべきだ。
You ( ) ( ) quit smoking.

〇:ought to
喫煙をやめた方がいい、というのは一般的なことでかつ( )の数から ought to と判断できます。should でもOKな場面ですね!

助動詞は難しいですが、英語を理解する上では避けては通れません。ぜひこの記事を読み返して、マスターしてくださいね。

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