「be動詞がよくわからない…」
「be動詞の具体的な使い方をわかりやすく教えてほしい!」
「be動詞の使い分けや一般動詞との違いを知りたい」
あなたは、be動詞の使い方で迷っていませんか?
be動詞は「三人称」といった主語に対して使い方が変わるため、混乱してしまいますよね。実は、be動詞を間違えずに使うにはポイントがあるのです。
そこで、この記事では、
- be動詞の解説
- 一撃で理解できる be動詞の使い分け
- よく使われる6パターン
- be動詞を使いこなすための練習問題6選
以上について解説していきます。
be動詞を使いこなして、状況を上手く説明できるようになりたい人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
( note:【イングリッシュおさる】英語スクール生の実績 )
そもそも be動詞とは?例文でサクッと解説
be動詞とは「 am・is・are 」のことです。文章の主語とそれ以外をイコールで結ぶ働きがあります。
文章の中では「~です・~にいます・~にあります」といった意味を持ち、述語に該当します。
基本的な文章の語順は「主語 + be動詞 + 〇〇」という形です。〇〇には名詞や形容詞が入ります。
次の例文で使用シーンをイメージしていきましょう。
I am an English teacher.( 私は英語の教師をしています)
- be動詞=am
- イコールで結ぶ=I と English teacher
You are my student. (あなたは私の生徒です)
- be動詞=are
- イコールで結ぶ=You と my student
He is very studious.(彼はとても勉強熱心なんです)
- be動詞=is
- イコールで結ぶ=He と very studious
be動詞を使うことで「誰が」「どんな状態なのか」がとても伝わりやすくなりますね。
これなら迷わない!一撃で理解できる be動詞の使い分けと例文
どのようなときに be動詞を使えばいいのか迷ってしまう人に向けて、判断するポイントを2つ解説していきます。
- 主語で変わる be動詞
- be動詞と一般動詞の使い分け
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1. 主語で変わる be動詞
英文を作るときに大切な be動詞ですが、学校の授業で習う「三人称」という言葉が、be動詞のイメージを掴みにくくしているかもしれません。
ここでは、三人称にとらわれるのを止めて、覚え方を変えていきましょう。
ポイントは「I のときは am」「You のときは are」を使うこと。I と You 以外は「単数 = is」「複数 = are」と覚えればOKです。
次の例文で使用シーンをイメージしていきましょう。
I am a chef.(私は料理人です)
主語が I なので am を使います。
You are a translator.(あなたは翻訳家です)
主語が You なので are を使いましょう。
My mother is a nurse.(私の母は看護師です)
主語が My mother で単数だから is と判断できますね。
They are soccer players.(彼らはサッカー選手です)
主語が They で複数になることから、are を選びます。
2. be動詞と一般動詞の使い分け
「be動詞と一般動詞の使い分けに迷ってしまう…」という人がいるかもしれません。
be動詞が「主語と名詞・形容詞をイコールで結ぶ」ことに対して、一般動詞は「主語の動作を表す」ときに使います。
次の例文で使用シーンをイメージしていきましょう。
【be動詞】My favorite subject is English.(私の好きな科目は英語です)
be動詞=is です。さらに、be動詞が My favorite subject と English をイコールで結んでいますね。
これに対して一般動詞は、
【一般動詞】I study English every day.(私は毎日英語を勉強します)
となり、一般動詞 study は主語 I の動作を表しています。 be動詞と一般動詞の使い分けに迷ったときは、主語の動作を表しているのかどうかで判断していきましょう。
be動詞を攻略!よく使われる6パターンを例文で解説
この項では、よく使われる be動詞のパターンを6つにわけて解説していきます。
- 肯定文「主語 + be動詞 + 名詞」
- 肯定文「主語 + be動詞 + 形容詞」
- 肯定文「主語 + be動詞 + 場所」
- 過去形
- 否定文
- 疑問文
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1. 肯定文「主語 + be動詞 + 名詞」
be動詞には、主語と名詞をイコールで結ぶ働きがあります。語順は「主語 + be動詞 + 名詞」です。
「主語=名詞」になることを意識しながら、次の例文で使用シーンをイメージしていきましょう。
I am a clerk.(私は事務員です)
- be動詞=am
- 主語=I
- 名詞=clerk
That man is my boss.(あの男性が上司です)
- be動詞=is
- 主語=That man
- 名詞=my boss
My sister is a professional dancer.(姉はプロのダンサーです)
- be動詞=is
- 主語=My sister
- 名詞=professional dancer
be動詞を使うことで、主語が何なのかを説明してくれていますね。
2. 肯定文「主語 + be動詞 + 形容詞」
be動詞の後に形容詞を置くことで、主語の状態を説明できます。語順は「主語 + be動詞 + 形容詞」です。
次の例文で使用シーンをイメージしていきましょう。
We are very happy every day.(私たちは毎日とても幸せです)
「私たちが幸せな状態にある」ということを説明しています。
She is very nice.(彼女はとても素敵です)
「彼女が素敵な状態にある」ということを説明しています。
This coffee is quite hot.(このコーヒーはかなり熱いです)
「コーヒーが熱々な状態にある」ということを説明しています。
be動詞の後に形容詞を使うと、主語の状況をイメージしやすくなりますね。
3. 肯定文「主語 + be動詞 + 場所」
be動詞の後ろに場所を示す言葉を入れることで「主語が~にいます」「主語が~にあります」と表せます。
語順は「主語 + be動詞 + 場所」で、一緒に前置詞を使うのがポイントです。
次の例文で使用シーンをイメージしていきましょう。
We are in Hokkaido for a month.(私たちは1ヶ月間北海道にいます)
前置詞 in が Hokkaido と一緒に使われます。in は「~の中に」という意味です。
I am near Kyoto station.(私は京都駅の近くにいます)
前置詞 near が Kyoto station と一緒に使われます。near は「~の近くに」という意味です。
Your car key is on the chair.(あなたの車の鍵はイスの上にあります)
前置詞 on が the chair と一緒に使われます。on は「 ~の上に」という意味です。
ほかにもよく使われる前置詞があるので、あわせて覚えておきましょう。
- in ~の中に
- at ~に、~で
- on ~の上に、~に接して
- under ~の下に
- near ~の近くに
- by ~のそばに
- from ~から、~出身
4. 過去形
過去形の場合、be動詞はどのように変わるのでしょうか?
be動詞を使いわけるポイントは次のとおりでしたね。
- I のときは am
- You のときは are
- I と You 以外は単数→ is/複数→ are
過去形の場合は、am と is はwas になり、are はwereに変わります。
過去形は、2種類だけを覚えましょう。
項目 | 現在形 | 過去形 |
---|---|---|
I | am | was |
You | are | were |
IとYou以外の単数 | is | was |
IとYou以外の複数 | are | were |
次の例文で使用シーンをイメージしていきましょう。
【現在形】I am a student.(私は学生です)
【過去形】I was a student.(私は学生でした)
be動詞 am が過去形になり、was に変わります。
【現在形】They are a famous band.(彼らは有名なバンドです)
【過去形】They were a famous band.(彼らは有名なバンドでした)
be動詞 are が過去形になり、were に変わります。
5. 否定文
否定文の場合、be動詞はどのように変わるのでしょうか?
まず、否定文=「×」と覚えましょう。そして be動詞の直後に「not」を置きます。
次の例文で使用シーンをイメージしていきましょう。
【肯定文】I am happy.(私は幸せです)
【否定文】I am not happy.(私は幸せではありません)
be動詞 am の直後に not を置くことで否定文に変わります。
【肯定文】This text is mine.(このテキストは私のものです)
【否定文】This text is not mine.(このテキストは私のものではないです)
be動詞 is の直後に not を置くことで否定文に変わります。
否定文の「be動詞 + not」は、短縮して使われることもあるのであわせて覚えておきましょう。たとえば、This text is not mine. なら、This text isn’t mine. となります。
- is not → isn’t
- are not → aren’t
さらに「主語 + be動詞」も短縮されるので、覚えておくと便利ですよ。
- I am → I’m
- you are → you’re
- he is/she is → he’s/she’s
- we are/they are → we’re/they’re
- it is/that is → it’s/that’s
6. 疑問文
疑問文の場合、be動詞はどのように変わるのでしょうか?
まず、疑問文=「?」と覚えましょう。そして be動詞を文頭に移動させ、文末に「?」をつけます。
次の例文で使用シーンをイメージしていきましょう。
【肯定文】You are happy.(あなたは幸せです)
【疑問文】Are you happy?(あなたは幸せですか?)
be動詞 are を文頭に移動し、文末に「?」をつけることで疑問文に変わります。
【肯定文】This new movie is interesting.(この新作映画は面白いです)
【疑問文】Is this new movie interesting?(この新作映画は面白いですか?)
be動詞 is を文頭に移動し、文末に「?」をつけます。
疑問文に対する答え方も、例文とあわせて覚えておきましょう。
- 「はい」の場合…「Yes, + 主語+ be動詞.」
- 「いいえ」の場合…「No, +主語+ be動詞+ not.」
Are you happy?(あなたは幸せですか?)
―Yes, I am.(はい、幸せです)
―No, I am not.(いいえ、幸せではありません)
Is this new movie interesting?(この新作映画は面白いですか?)
―Yes, it is.(はい、面白いです)
―No, it is not.(いいえ、面白くありません)
主語が人物でなく this new movie といった物の場合は、it で答えます。
be動詞を使いこなすための練習問題6選
この項では、実際の問題で be動詞を使う感覚に慣れましょう。
- 肯定文「主語 + be動詞 + 名詞」
- 肯定文「主語 + be動詞 + 形容詞」
- 肯定文「主語 + be動詞 + 場所」
- 過去形
- 否定文
- 疑問文
それぞれの問題にチャレンジしてみてください。
1. 肯定文「主語 + be動詞 + 名詞」
be動詞を使うことで主語と名詞をイコールで結ぶ働きがあるのでしたね。
ここでは「主語=名詞」になります。
問題1:彼は弁護士です。
___ ___ ___ ___.
問題2:あの女性は有名な俳優です。
___ ___ ___ ___ ___ ___.
答えは次のとおりです。
1:He is a lawyer.
2:That woman is a famous actor.
2. 肯定文「主語 + be動詞 + 形容詞」
be動詞の後に形容詞を置くことで、主語の状態を説明できるのでしたね。
問題1:あの青い石の指輪はとても美しいです。
___ ___ ___ ___ ___ ___ ___.
問題2:このレモネードはとても冷えています。
___ ___ ___ ___ ___.
答えは次のとおりです。
1:That blue stone ring is so beautiful.
2:This lemonade is very cold.
3. 肯定文「主語 + be動詞 + 場所」
be動詞の後ろに場所を示す言葉を入れることで「主語が~にいます」「主語が~にあります」と表現できるのでしたね。一緒に前置詞が使われることにも注意しましょう。
問題1:私たちはパリの美術館にいます。
___ ___ ___ ___ ___ ___ ___.
問題2:あなたの荷物はテーブルの上にあります。
___ ___ ___ ___ ___ ___.
答えは次のとおりです。
1:We are at a museum in Paris.
2:Your luggage is on the table.
4. 過去形
過去形の場合は、am と is は was に、are は were に変わるのでしたね。
問題1:彼女たちは素敵な人でした。
___ ___ ___ ___.
問題2:エアーズロックはとても大きな岩でした。
___ ___ ___ ___ ___ ___ ___.
答えは次のとおりです。
1:They were wonderful people.
2:Ayers Rock was a very large rock.
5. 否定文
否定文=「×」と覚えましょう。be動詞の直後に「not」を置きます。
問題1:私は疲れていません。元気です。
___ ___ ___ ___. ___ ___ ___.
問題2:このコーヒーカップは彼のものではありません。
___ ___ ___ ___ ___ ___.
答えは次のとおりです。
1:I am not tired. I am fine.
2:This coffee cup is not his.
6. 疑問文
疑問文=「?」と覚えましょう。
be動詞を文頭に移動させ、文末に「?」をつけます。
疑問文に対する答え方では、主語が人物でなく物の場合は、it で解答することに注意です。
問題1:彼女は昨日落ち込んでいましたか?
―はい、落ち込んでいました。
ーいいえ、落ち込んでいませんでした。
___ ___ ___ ___ ?
___, ___ ___.
___, ___ ___ ___.
問題2:新作ゲームは面白いですか?
―はい、面白いです。
ーいいえ、面白くありません。
___ ___ ___ ___ ___ ?
___, ___ ___.
___, ___ ___ ___.
答えは次のとおりです。
1:Was she depressed yesterday? ―Yes, she was./No, she was not.
2:Is the new game interesting? ―Yes, it is./No, it is not.
例文とともに be動詞への理解を深めてシチュエーション別に使い分けよう
be動詞が理解できるようになると、人物や物がどのような状態なのか適切に説明できるようになりますよ。
使い分けの際、三人称といった用語に迷わないよう、以下を覚えておきましょう。
- I のときは am
- You のときは are
- I と You 以外は単数→ is/複数→ are
ぜひこの記事を参考に、be動詞を使いこなしましょう!
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