「英検準2級のライティングで使える決まり文句が知りたい!」
「Eメールの問題にはどう答えたらよいの?」
「文章が思いつかないときどう対応すればよい?」
英検準2級のライティング問題は、40~60語程度の文章を英語で書かなければなりません。そのため、なにを書いてよいのかわからない方が多いのではないでしょうか。
とくに、2024年からは新しくEメールの問題が追加されるため、対策方法を知りたいですよね!
ライティング問題を攻略するには、決まり文句を覚えることが重要です。フレーズを覚えておくと、試験本番で「英文がなにも思い浮かばない」という事態を防げます。
この記事では、英検準2級のライティング問題で使える決まり文句を意見論述とEメール問題の2つにわけて紹介します。
最後まで読むことで、英検準2級の合格率がぐっと上がるでしょう。「英作文に苦手意識がある」「一発で合格したい」と考えている方は、ぜひご一読ください。
( note:【イングリッシュおさる】英語スクール生の実績 )
【意見論述】英検準2級のライティングで使える決まり文句5選
意見論述とは、提示された「QUESTION」に対して、自分の意見やその理由を記載する問題です。こちらでは、英検準2級の意見論述で使える決まり文句を5つ紹介します。
- Yes, I think so./No, I don’t think so.
- There are two reasons./I have two reasons.
- First, ~/Second, ~
- For example ~
- To conclude ~/In conclusion ~
実際の問題や解答例とあわせて解説するので、使い方を参考にしてみてください。
1.Yes, I think so./No, I don’t think so.|はい、そう思います/いいえ、そうではないと思います
英検準2級のライティング問題は「Do you think ~?(あなたは~対してどう思いますか)」という英文(QUESTION)で問われます。
たとえば、2023年度第2回のライティング問題のQUESTIONは以下のとおりです。
Do you think it is good for students to make study plans for their summer vacations?
(学生が夏休みに勉強計画を立てるのは良いことだと思いますか)
そのため、解答の冒頭は「Yes, I think so./No, I don’t think so.」と書き出しましょう。
解答の書き始めとなるフレーズなので、ぜひとも覚えてきたいです!
2.There are two reasons./I have two reasons.|理由は2つあります
英検準2級のライディングでは「QUESTION について,あなたの意見とその理由を2つ英文で書きなさい。」と指定されます。
そのため、理由を書き始める前に「There are two reasons./I have two reasons.(理由は2つあります)」というフレーズを入れましょう。
注意点は「reasons」と複数形にするのを忘れないことです!
「reason」と単数形にすると減点につながる可能性があるので、気をつけなければなりません。
3.First, ~/Second, ~|1つ目は~/2つ目は~
理由を上げる際に「1つ目は~」「2つ目は~」と最初に記載するのが好ましいです!
例文は以下のとおりです。
■QUESTION
Do you think it is good for students to make study plans for their summer vacations?
(学生が夏休みに勉強計画を立てるのは良いことだと思いますか)
■例文
First, students can clearly understand what to do during the summer vacations.
(1つ目は、夏休み中に何をすればよいのかが明確になるためです)
Second, they can start studying on their own without being forced.
(2つ目は、強制されずに自分から勉強を始められるからです)
なお、問題文では理由は2つという指示がされています。そのため、3つ目以降は記載しないよう注意しましょう。
4.For example ~|たとえば~
「For example ~(たとえば~)」は、理由を補足するときに使える決まり文句です。
例文は以下のとおりです。
■QUESTION
Do you think it is good for students to make study plans for their summer vacations?
(学生が夏休みに勉強計画を立てるのは良いことだと思いますか)
■例文
First, students can clearly understand what to do during the summer vacations.
(1つ目は、夏休み中に何をすればよいのかが明確になるためです)
For example, if students study math on one day and English on another day, they can study evenly.
(たとえば、ある日は数学を勉強し、別の日は英語を勉強すると、均等に勉強することができます)
ちなみに「For instance ~」でも「たとえば~」という意味で利用できます!
5.To conclude ~/In conclusion ~|結論としては~
「To conclude ~/In conclusion ~(結論としては~)」は、文の締めとして使用する決まり文句です!
以下にて使い方を見てみましょう。
To conclude, I think it is good for students to make study plans during summer vacations.
(結論として、私は学生が夏休みに勉強計画を立てるのは良いことだと考えます)
In conclusion, I don’t think it’s a good idea for students to make study plans during summer vacations.
(結論として、私は学生が夏休みに勉強計画を立てるのは良いことだとは思いません)
「To conclude ~/In conclusion ~」のあとは、冒頭で答えた「Yes/No」にあわせた文章を記載します。
ライティング問題では、紹介した決まり文句を覚えておきましょう。
なお、僕の公式LINEでは、英検対策のノウハウを発信しています。ライティングだけでなく、リーディングやリスニング対策の方法も紹介しているので、ぜひ友だち追加してみてください。
【Eメール】英検準2級のライティングで使える決まり文句3選
2024年からは、以前から出題されていた意見論述と加えて、Eメールの問題が出題されるようになりました。例題は以下のとおりです。
解答のポイントや問題の変更点は、英検の公式サイトにて紹介しているので、あわせてチェックしておきましょう!
こちらでは、Eメール問題で利用できる決まり文句を3つ紹介します。
- Thank you for your e-mail.
- What ~, Do ~/Does ~, How ~
- About your question, I think ~
順番に見ていきましょう。
1.Thank you for your e-mail.|メールをくれてありがとう
Eメール問題で文章を作成する際には、いきなり本題に入るのは不自然です。そのため、挨拶文から始めてみましょう。
「Thank you for your e-mail.(メールをくれてありがとう)」であれば、どのようなメールの内容でも対応できます!
Eメール問題の冒頭は、この決まり文句を覚えておくとよいでしょう。
2.What ~, Do ~/Does ~, How ~
Eメール問題では、下線部の特徴を問うための質問を2つしなければなりません。英検の公式サイトに掲載している例題だと「a robot pet(ロボットペット)」が該当します。
そのため、疑問文の書き方をいくつか理解しておくとよいでしょう。一例として「a robot pet」に関する質問をいくつか挙げてみます。
What kind of animals are popular as robot pets?
(ロボットペットはどんな動物が人気ですか?)
Do your friends around you also have robot pets?
(あなたの周りの友達もロボットペットを持っていますか?)
How do you play with your robot pet?
(ロボットペットとどうやって遊んでいますか?)
質問はかんたんな内容で問題ありません!
なお、疑問文で利用されるHowの使用方法は、関連記事「【もう迷わない】Howの3つの使い方を例文付きで詳しく解説!覚えておきたい表現も紹介」で紹介しています。ぜひチェックしてみてください。
3.About your question, I think ~|あなたの質問について、私は~と思います
Eメール問題は、送り主からの質問に答えるよう指示があります!
「About your question, I think ~(あなたの質問について、私は~と思います)」は、質問の答えを書き出すフレーズとして利用できます。
例文は以下のとおりです。
About your question, I think robot pets will improve.
(あなたの質問について、私はロボットペットは改良されると思います)
「About your question, I think ~」以降の文を記載するには、問題で出されているEメールの内容を理解しなければなりません。
ぜひこれらの決まり文句を覚えて、英検準2級のライティング問題を攻略しましょう。
なお、関連記事「【厳選】英作文で使える超便利なフレーズ77選を例文とともに紹介」では、今回紹介した決まり文句以外にも使えるフレーズを紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
英検準2級のライティングで高得点を取る5つのコツ
英検準2級のライティングで高得点を取るためには、主に以下5つのコツを意識しましょう。
- 文章の型を意識する
- かんたんな言い回しを使ってミスを避ける
- 日本語で構成を作成する
- 時間配分を意識する
- 見直しをする
各コツについて、順番に解説します。
1.文章の型を意識する
英検準2級のライティング問題では、文章の型を意識しましょう。具体的には以下のとおりです。
- 自分の意見(Yes, I think so./No, I don’t think so.)
- 理由が2つあることを説明(There are two reasons./I have two reasons.)
- 1つ目の理由(First,~)
- 2つ目の理由(Second,~)
- 文章の締め(To conclude ~/In conclusion ~)
- 挨拶文(Thank you for your e-mail.)
- 1つ目の質問
- 2つ目の質問
- 送り主からの質問の解答(About your question, I think~)
文章の型を意識すれば、点数が0点になったり、書く内容で迷ったりすることがなくなります。
過去問や問題演習をする際には、ぜひ意識して取り組んでみてください!
2.かんたんな言い回しを使ってミスを避ける
英検のライティング問題には、難しい表現を使う必要はありません。
スペルミスや文法間違いなどがあれば、減点される恐れがあります。そのため、あっている自信がなければかんたんな言い回しを使いましょう。
たとえば「Do you like robot pets?(あなたはロボットペットが好きですか)」といったかんたんな表現でも問題ありません!
ライティング問題を攻略するためには、できるだけミスがない文章を書くことが重要です。
3.日本語で構成を作成する
ライティング問題ではいきなり英文を書くのではなく、最初に日本語で構成を作成しましょう!
構成がない状態で書き始めると、意見に一貫性がなかったり、文章が思いつかなかったりする恐れがあるためです。
英検準2級のライティング問題では「英文の構成や流れがわかりやすく論理的であるか」が評価対象となっています。あらかじめ構成を作っておくことで、高得点を取りやすい状態に持っていけます。
なお、構成は以下のようにざっくりとした内容でかまいません。
Do you think it is good for students to make study plans for their summer vacations?
(学生が夏休みに勉強計画を立てるのは良いことだと思いますか)
- 賛成
- 夏休みの行動が明確になるから
- 計画があることで勉強する日と遊ぶ日のメリハリがつくから
- まとめ
このように、かんたんな構成を作ってから英文を記述するように意識しましょう。
4.時間配分を意識する
ライティングだけに時間をかけていては、他の問題がおろそかになってしまいます。そのため、時間配分を意識して解かなければなりません。
英検準2級の一次試験は、リーディングとライディングをあわせて31問で80分です。そのうちライティングは2問出題されるので、30分以内で解き終えるよう意識しましょう。
問題演習や過去問を解く際には、実際に時間を計りながら解くことをおすすめします!
5.見直しをする
英作文ができたら、減点を防ぐために見直しをしましょう。見直す際のポイントは以下のとおりです。
- 問題のタスクはクリアしているか(理由を2つ述べているか、2つの質問を記載しているかなど)
- 文章のなかで意見に矛盾が生じていないか
- スペルや文法は合っているか
とくに、問題のタスクをクリアしているかは重要なポイントです。クリアしていないと、大幅に減点されたり0点になったりする場合があるので、注意しなければなりません。
なお、英検準2級に合格するためには、ライティング以外にも対策が必要です!
関連記事「【一発合格】英検準2級の勉強法を出題形式別に解説!レベルや直前にできるテクニックも紹介」では、単語や文法などの各分野の勉強方法を解説しています。ぜひチェックしてみてください。
英検準2級のライティングで文章が思いつかない・語数が足りないときの対処法
英検のライティング問題では、記述する文字数が設定されています。40~60語を書くように指定されているため「文章が思いつかない」「単語数が足りない」と悩む方も少なくありません。
こちらでは、英検準2級のライティング問題で使える2つのコツを紹介します。
- 書きやすい主張に変更する
- 補足や具体例を加える
具体例をまじえながら解説するので、ぜひ参考にしてみてください!
1.書きやすい主張に変更する
意見論述の問題で文章が思いつかないときは、思い切って主張を変えてみましょう。必ずしも自分の意見と同じにする必要はありません。
たとえば「Do you think it is good for students to make study plans for their summer vacations?」(学生が夏休みに勉強計画を立てるのは良いことだと思いますか)という質問で考えてみます。
本心は「No」であったとしても、理由や根拠がを書きやすいのなら「Yes」を選びましょう。
「自分がどう思うか」よりも「論理的な文章を書けるか」「解答を書きやすいか」を重視するのが好ましいです!
なお、英検合格を本気で目指している方には、関連動画「【2024年最新】英検完全攻略【永久保存版】」の視聴を強くおすすめします!英検の本質や実践的かつ正しい勉強法を徹底的に解説しているので、ぜひ参考にしてください!
2.補足や具体例を加える
文字数が足りないときは、以下の方法を活用してみてください。
- 関係代名詞や現在分詞で情報を補足する
- 修飾語を活用する
- 具体例を挙げる
関係代名詞は、名詞と名詞を説明するための節を結びつけるために使われます!
現在分詞は「動詞の原形+ing」という形で表す単語です!
たとえば、関係代名詞や現在分詞で情報を補足する際には、以下のように文章を膨らまします。
■元の文章
There are many people in the park.(公園にはたくさんの人がいます)
■変更後の文章
There are many people who are enjoying their time here.(公園では楽しい時間を過ごしている人がたくさんいます)
「どんな人がいるのか」「公園にいる人はどうすごしているのか」を補足しています。
修飾語の活用例は、以下のとおりです。
■元の文章
There are many people.(たくさんの人がいます)
■変更後の文章
There are so many people around the park.(公園の周りにはとてもたくさんの人がいます)
「どのくらい人がいるのか」「どこに人がいるのか」を補足して、文章を膨らませています。
具体例を挙げる際には、以下のような文章にしましょう。
■元の文章
I like perfume.(私は香水が好きだ)
■変更後の文章
I like perfume that smells like osmanthus or cherry blossoms.(私は金木犀か桜の匂いがする香水が好きだ)
「どんな香水が好きなのか」を補足しています。
ぜひこの記事を参考にして、英検準2級のライディング対策をしてみてください!
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