「英検2級の二次試験が不安…試験の流れや知っておいたほうがいいことは?」
「苦手なスピーキングのトレーニング方法を知りたい…!」
「二次試験におすすめの本やアプリはある?」
あなたは英検2級の二次試験について悩んでいませんか?
面接官と英語で会話する時、うまく伝えられるのか緊張してしまいますよね。どんなことを聞かれるのか予めわかったり、スピーキング対策ができたりすれば、少しは安心できるかもしれません。
この記事では、この記事では、英検2級の二次試験を控えている人に向けて、
- 二次試験の内容や流れ
- 対策方法
- おすすめの参考書
について解説していきます。
一発合格を目指している人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
( note:【イングリッシュおさる】英語スクール生の実績 )
英検2級の二次試験とは?試験の内容や流れを解説
このセクションでは、英検2級の二次試験について、以下の内容を解説します。
- 試験の内容
- 試験の流れ
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1. 試験の内容
英検は、4・5級を除けば一次試験と二次試験に分かれています。一次試験でリーディング・リスニング・ライティングの技能を測り、二次試験の面接でスピーキングテストを行います
なお、英検2級の二次試験の内容は、以下のとおりです。
問題数は合計5つあり、英語での面接が約7分間行われます。
2. 試験の流れ
英検2級の二次試験の流れは、以下の通りです。
試験の流れ | 内容 |
---|---|
1. 入室 | 受験者シールを胸につける 面接官に「面接カード」を渡す |
2. 着席の指示 | 着席の指示で座る |
3. 確認とあいさつ | 面接官とあいさつや簡単な会話、名前や級の確認を行う |
4. 試験スタート | 問題カードを渡されるので指示に従う |
5. 試験終了 | 問題カードを返却する |
6. 退室 | 退室の指示で部屋を出る |
特筆すべきは、面接委員からパッセージ(文章)と3コマのイラストが印刷された「問題カード」が手渡されることです。
この問題カードの内容を元にして、英語での面接が展開されていきます。
なお、英検2級の面接対策については、関連記事「【詰まらないコツ】英検2級の面接対策3ステップ!試験の流れとよく使われる表現&答え方も徹底解説」にて詳しく紹介しているので、あわせてチェックしてみてください。
英検2級の二次試験対策の方法7選
英検2級の二次試験を突破するには、戦略を練って臨む必要があります。こちらでは、対策方法を7つ紹介します。
- 過去問で問題傾向を知る
- スピーキングの練習を行う
- 自分のスピーキングを録音して聞く
- よく使われる英会話を覚えておく
- ハキハキとコミュニケーションをとろう
- 簡単な単語で伝わる英語を話す
- 相手の英語が聞き取れないときは聞き返す
英検2級の二次試験に合格したい人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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1. 過去問で問題傾向を知る
英検2級の二次試験を突破したいなら、これまでの試験で出された問題を知っておくことが大切です。リーディングやライティングと同様に、二次試験も過去問で対策しておきましょう。
過去問は、英検公式サイトからPDFでダウンロードできます。ただし、PDFでは詳しい解説がありません!
解説まで見たい人は、リーディングやライティングと一緒に6回分の問題が収録されている「2023年度版 英検2級 過去6回全問題集」がおすすめです。
書籍には試験の概要や流れが詳しく載っており、本番と同様の「問題カード」がカラーでついています。二次試験の様子を掴むためにも、徹底的に活用しましょう。
さらに、試験問題の音声は以下の4つの方法で聴けます。
- 旺文社公式アプリ「英語の友」(iOS・Android対応)
- パソコンから音声データをダウンロード
- 自動採点サービスからスマートウォッチやタブレットでストリーミング再生
- 別売りのCDを購入
一番手軽なのは、公式アプリ「英語の友」です。
旺文社の書籍なら、でる順パス単の単語やTOEICの書籍にも対応していて、リスニングの練習ができます。単語帳の音声を聞きたい人にもおすすめですよ。
2. スピーキングの練習を行う
英検2級の二次試験の合格には、スピーキングの練習が必須です。スピーチや質疑応答のトレーニングにもなります。
具体的なやり方は以下の通りです。
- 話すトピックをひとつ決める
- 日本語で1分間話してみる(慣れたら2分間話す)
- 英語に直して、1分間話してみる
話すトピックを先に日本語で話すメリットには、以下2つあります。
- 意見を持つ練習になる
- 話し続ける感覚を持てる
最初は、意見を持つことも話し続けることも難しいかもしれません。そもそも、トピックについて意見を持っていない人もいるからです。
あえて日本語で話すことで、意見を持つことに集中でき、止まらずに意見を言えるようになります。この段階で「意見がない」「話す内容がない」という問題を克服しましょう。
次に、日本語で話した内容をスマホなどで録音し、録音を聞きながら英語にしてみます。英語に直してみると、日本語では言えるけれど英語では言えないということに気付き、英文を効率的に吸収できますよ。
英語で話すときのポイントは以下です。
- 型に当てはめずに自由に話し続ける
- 表現は簡単な単語を使う
- 具体例を話すようにする
毎日1トピックを続けてみてください。1ヶ月でスピーキング力の向上を実感できるでしょう。
また、英検二次試験の対策については、関連動画「【絶対やめろ】英検面接不合格し続ける人の特徴 TOP3」でも紹介しています。さらに詳しく知りたい人はぜひご覧ください。
3. 自分のスピーキングを録音して聞く
英検2級の二次試験を突破するために、自分のスピーキングを録音して聞いてみましょう。音がこもっていたり声量が足りなかったり滑らかさがなかったりと、色々なことに気付けます。
このほかにも、以下の内容を意識しながら聞き直してみるのがおすすめです。
- 相手が聞きやすい声のボリュームとスピードで話しているか
- 発音のアクセントは正しくできているか
- 現在形・過去形など使い分けられているか
- 複数形には s をつけているか
- 適切な代名詞を使っているか
最初から完璧にできる人はいないので、回数を重ねて聞きやすいスピーキングに近づけていきましょう。
英語スピーキングの練習方法については関連記事「【1人でできる】英語のスピーキングの練習方法3ステップ!無料で使えるサイト・アプリも紹介」にて詳しく解説しています。ネイティブ発音に近づく練習方法も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください!
4. よく使われる英会話を覚えておく
英検2級の二次試験では、よく使われる表現があります。特に、最初の挨拶のやりとりや面接官の指示は、覚えておくことをおすすめします。
以下のやりとりについて、場面をイメージしながら練習していきましょう!
Please have a seat.
(着席してください)
ーThank you.
(ありがとうございます)
May I have your name?
(あなたの名前を教えてくれますか?)
ーMy name is 〇〇.
(私の名前は〇〇です)
This is the Grade2 test, ok?
(この試験は2級です、よろしいですか?)
ーYes.(はい、大丈夫です)
How are you today?(ご機嫌いかがですか)
ーI’m fine.(元気です)
面接官の指示でよく使われる表現は以下です。
Let’s start the test.
(これから試験を始めます)
Here is your card.
(これはあなたのカードです)
Please turn the card over.
(カードを伏せてください)
You may go now.
(退室していいですよ)
よく使われる表現をあらかじめ知っておくと、緊張してなにも言葉が出なくなってしまうことを防げます。合格率を上げるためにも、ぜひ頭に入れてから2級の二次試験に臨みましょう。
参考:バーチャル二次試験
5. ハキハキとコミュニケーションをとろう
英検2級の二次試験は、試験内容そのもの以外にも、コミュニケーションをとる場面が多いです。
部屋に入ってから着席するまでや、その後の名前確認なども含めて、コミュニケーションや態度について「アティチュード(態度・姿勢)」という項目で評価されます。
そのため、まずは相手の目を見てしっかり話すことを意識しましょう。
「英語に苦手意識があって、自信をもって話せない…」という人がいるかもしれませんが、小さな声でぼそぼそ話すのは、自信のない人という印象になってしまいます。
あなたが人と接するとき、相手がうつむいて小さな声で話しても伝わらないように、せっかく良いことを話してもきちんと聞こえないと意味がありません。
試験の際は、大きな声でハキハキと話すように意識しましょう。
6. 簡単な単語で伝わる英語を話そう
英検2級の二次試験では、伝わる英語を使うことを意識してみてください。
「難しい単語を知らないと評価が落ちてしまう…」と思うかもしれませんが、そんなことはありません。
中学英語など、誰でも知っている簡単な単語で伝えようとする姿勢は「相手に伝わるように話している」と評価されます。仮に難しい単語や表現を使えたとしても、相手に伝わらなければ意味がないためです。
ただし、より伝わりやすいよう、語順や発音には気を付けましょう。正しい発音になるように、普段から声に出す習慣を身につけたいところです。
また、音読すると、返り読みせずに左から右に理解できるようになります。 相手の話していることに対して、理解力がアップするためおすすめですよ。
7. 相手の英語が聞き取れないときは聞き返そう
英検2級の二次試験で相手の質問が聞き取れない場合は、慌てずに聞き返しましょう。
「聞こえなかった…」「もうだめだ…!」と黙ってしまうのが一番よくありません。無言で考え込んでしまうと「わからないのだな」と判断され、次の質問に移ってしまう場合があるからです。
日本語の会話でも相手の言葉が聞こえなければ「もう一度言っていただけますか?」と聞き返しますよね。
わからなくても、相手とコミュニケーションを図る意思があることを伝えましょう!
聞き取れないときは、次のように聞き返します。
Pardon? /Pardon me?
(なんでしょうか?)
Excuse me? /Sorry?
(すみません)
Could you say that again?
(もう一度言っていただけますか?)
さらに、考える時間がほしいときには、
Well…(ええと…/そうですね…)
Hmm…(うーん…)
など、考えているということが伝わるように返事をしましょう。
ただし、あまりに何度も聞き返しをしていると「この受験者はリスニングができないのだ」と判断されてしまう可能性があります。そのため、聞き返す回数には注意しましょう。
なお、僕の公式LINEでは、英検に関する学習ノウハウを無料で配信しています。
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英検2級の二次試験対策におすすめの本3選
英検2級の二次試験対策には、参考書の活用がおすすめです。
対策方法がまとまっていたり、面接の練習が行えたりします。
こちらでは、英検2級の二次試験対策におすすめの参考書を3冊紹介します。
- 10日でできる! 英検2級 二次試験・面接 完全予想問題
- 英検2級 面接・攻略ポイント20
- 2023年度版 英検2級 過去6回全問題集
順番に見ていきましょう。
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1.10日でできる! 英検2級 二次試験・面接 完全予想問題
タイトル | 10日でできる! 英検2級 二次試験・面接 完全予想問題 (クリックでAmazon購入ページへ) |
著者・出版社 | 旺文社 |
「10日でできる! 英検2級 二次試験・面接 完全予想問題」は、10回分の予想問題が掲載されている参考書です。
フルカラー・簡単に切り取れる問題カードが用意されており、本番をシミュレーションしながら二次試験の対策を行えます。そのため、面接を受けたことがない人でも試験をイメージしやすいのが魅力です。
2. 英検2級 面接・攻略ポイント20
タイトル | 英検2級 面接・攻略ポイント20 (クリックでAmazon購入ページへ) |
著者・出版社 | アスク出版編集部 |
「 英検2級 面接・攻略ポイント20」には、模擬テストが8回分収録されています。各問題に徹底した攻略ポイントが載っており、さまざまな回答例をインプットできるのがうれしいポイントです。
無料のYouTubeの面接動画が用意されており、試験を一人称視点で模擬体験できます。
3. 2023年度版 英検2級 過去6回全問題集
タイトル | 2023年度版 英検2級 過去6回全問題集 (クリックでAmazon購入ページへ) |
著者・出版社 | 旺文社 |
6回分の過去問が掲載されているのが「2023年度版 英検2級 過去6回全問題集」です。
二次試験の問題カードや解答例が載っており、問題の傾向を掴みやすくなっています。さらにていねいな解説つきで、回答のポイントを理解できます。
英検2級の二次試験の対策にはコミュニケーション・スピーキング練習がマスト
英検2級の二次試験は、英語でのスピーキング力のほかにもコミュニケーション力が必要です。
アティチュード(態度・姿勢)の評価も点数に含まれるので、
- 試験でよく使われる表現を覚える
- ハキハキとコミュニケーションをとる
- 簡単な単語で伝わる英語を話す
- 相手の英語が聞き取れないときは聞き返す
といったことも、意識しておきましょう。
また、スピーキング力はすぐに身につくものではありません。まずは、日本語で自分の意見を持って話すことを意識しましょう。
さらに、毎日少しずつ英語でのスピーキング量を増やして、スピーキングすることそのものに慣れていくことが大切ですよ。
ぜひこの記事を参考にして、英検2級の二次試験を突破しましょう!
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