「英検準1級に合格したい」
「合格するためにはどうやって勉強すればよい？」
「勉強のスケジュールを知りたい！」
英検準1級は、大学中級程度のレベルとされています。難易度は高めなので、念入りな対策が必要です。
とはいえ、どのように勉強をすればよいのかわからない方が多いのではないでしょうか。また、どのような問題がでるのかも知りたいところですよね。
この記事では、英検準1級の受験を考えている方に向けて、
- 分野別の勉強法
- 属性別の勉強法
- 勉強スケジュール
イングリッシュ おさる最後まで読むことで、英検準1級の合格への糸口が掴めるでしょう！
「一発合格したい」「苦手分野を対策したい」と考えている方は、ぜひ最後までご覧ください。
（ note：【イングリッシュおさる】英語スクール生の実績 ）
英検準1級の試験の概要
こちらでは、英検準1級について以下の項目を解説します。
- 試験内容
- 難易度
「準1級ってどんな問題がでるのかな？」「難しいのかな？」と考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
試験内容
英検準1級は、一次試験と二次試験に分けられています。はじめに一次試験を受験し、合格したら二次試験に進める仕組みです。
イングリッシュ おさる両方に合格することで「準1級に合格した」と言えます！
一次試験と二次試験の概要は、以下にて説明します。
一次試験
英検準1級の一次試験は、リーディング・ライティング・リスニングの3つの技能が評価されます。試験時間は、筆記が90分、リスニングが約30分となっています。
なお、一次試験の出題内容は以下の図のとおりです。
イングリッシュ おさるちなみに、ライティングの出題数は2024年度より1問から2問に増えています！
一次試験は、ライティングを除いて各問4択のマークシート形式でおこなわれます。
二次試験
二次試験は、英語での面接が約8分おこなわれます。入室から退室まですべて英語でやり取りします。
具体的な試験内容は、以下のとおりです。自由会話を除くと、問題が5問出題されます。
準1級の二次試験は、受験者の意見を問う問題が大半を占めています。
イングリッシュ おさるつまり、自分の考えを英語で伝えるスピーキングスキルが求められるということです！
なお、二次試験について詳しく知りたい方は「バーチャル二次試験」を活用するのがおすすめです。面接室に入室してから退室するまでの流れを、アニメーションでわかりやすく解説しているサイトであり、英検公式が運営しています。
難易度
イングリッシュ おさる英検準1級は、1級の次に難しい試験です！
英検公式サイトによると、大学中級程度の学力が必要とされています。
最上位の1級の手前まで着実に力をつけているレベルです。社会生活で求められる英語を十分理解して、使用できるスキルが求められます。
難易度は決して低くないため、入念な対策が必要です。
【分野別】英検準1級の勉強法とおすすめの参考書
英検準1級を勉強する際には、分野ごとに対策を練ることが大切です。こちらでは、以下5つの分野別に勉強方法を解説します。
- 単語・熟語
- リーディング（長文読解）
- ライティング（英作文）
- リスニング
- スピーキング（面接）
イングリッシュ おさるおすすめの参考書もあわせて紹介するので、ぜひチェックしてみてください！
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1.単語・熟語
英検準1級の大問1は、短文の空欄補充問題が出題されます。単語や熟語の知識が得点に反映されやすい部分です。
実際に出題される問題を見てみましょう。
(1) The factories in the valley are a major source of environmental pollution. Their chimneys ( ) thick black smoke into the atmosphere.
（渓谷の工場は環境汚染の主な原因となっている。 彼らの煙突は濃い黒煙を大気中に（）します。）
1 ascribe（帰す）
2 emit（発する）
3 rattle（ガラガラと鳴らす）
4 allocate（割り当てる）
答え：2 emit （発する）
イングリッシュ おさるこのように単語の意味を理解していれば、答えを導き出せます！
基礎的な単語や熟語は「データベース3000（クリックでAmazon購入ページへとびます）」で勉強しましょう。
基礎単語を暗記する際は、同時に発音学習にも取り組むのがおすすめです。インターネットで発音記号を検索して、実際に単語を発音すれば効率よく勉強を進められます。
基礎的な単語・熟語を学んだら「英検準1級 でる順パス単（クリックでAmazon購入ページへとびます）」で頻出単語を勉強しましょう。
どちらの単語帳も何周もして、暗記することが大切です。余談ですが、僕は1冊あたり30〜50周くらいおこなっていました。
単語学習については、関連記事「【初心者向き】英単語の勉強法4ステップ！短時間での効率的な覚え方やおすすめの単語帳・アプリを紹介」にて詳しく解説しています。あわせてチェックしてみてください。
2.リーディング（長文読解）
長文問題は、全部で13問出題されます。以下にて実際の出題例を見てみましょう。
（32）According to the first paragraph, what is true about Robert Smalls?
（最初の段落によると、ロバート・スモールズについて何が真実ですか?）
1 He was forced to go to Charleston to prevent his mother from being harmed by the man who owned her.
（彼は所有者の男によって母親が危害を加えられるのを防ぐためにチャールストンに行くことを余儀なくされました）
2 He was concerned that he would be separated from his wife and children forever if they were bought by a different owner.
（彼は、妻や子供たちが別の所有者に買われたら、永久に引き離されることになるのではないかと心配していました）
3 He earned enough money to buy freedom for his family, but his owner refused to let them go.
（彼は家族に自由を買うのに十分なお金を稼いでいましたが、彼の所有者は家族を手放すことを拒否しました）
4 He took his family to live in Charleston because he thought it was a safe place to raise his children.
（彼は家族を連れてチャールストンに住もうとしました。なぜなら、チャールストンは子供たちを育てるのに安全な場所だと考えたからです）
答え：2 He was concerned that he would be separated from his wife and children forever if they were bought by a different owner.
（彼は、妻や子供たちが別の所有者に買われたら、永久に引き離されることになるのではないかと心配していました）
イングリッシュ おさる問題の日本語訳は、以下に記載しているのであわせてチェックしてみてください！
問題の日本語訳
大胆な脱出
ロバート・スモールズは、奴隷制度が一般的だった1839年に米国のサウスカロライナ州で生まれた。 彼は奴隷にされた女性の息子で、彼がまだ少年だったとき、母親はチャールストン市の波止場で働かせるよう飼い主を説得し、チャールストン市の埠頭で働く方が息子は安全だと信じていた。
スモールズは後に奴隷の女性と結婚し、2人の子供をもうけたが、子供たちが別の所有者に売られ、二度と会えなくなるのではないかと常に恐れていた。 彼は家族の自由を買うのに十分な資金を集めることができなかったため、逃げることが唯一の選択肢となった。
1861年、エイブラハム・リンカーン大統領率いる北軍と南部連合国の間で南北戦争が始まった。 南軍はチャールストンを支配しており、スモールズは埠頭で働いた経験があったため、武器や弾薬の補給物資を運ぶ南軍の船で働くことになった。
これにより、スモールズに待ち望んでいたチャンスが与えられる状況が生まれた。 船の船長はしばしば夜に上陸し、スモールズと他の奴隷化された乗組員を船に一人残しました。 スモールズは他の乗組員を説得して、大胆な脱出に参加するよう説得した。
しかし、スモールズの計画には危険が伴いました。 まず、彼と残りの乗組員は南軍の警備員に見つからずにスモールズの家族を迎えに港を出なければならなかった。 もしこれに成功したとしても、南軍の船の出港を阻止するために港の周囲に封鎖を行っていた北軍海軍から砲撃を受ける危険は依然としてあった。
幸いなことに、スモールズは船で働いていた間に、南軍の検問所を安全に通過するための信号を学んでいました。 船が港から出ると、北軍の船の攻撃を思いとどまらせるために、南軍旗を降ろし、降伏の白旗に置き換えた。 脱出は成功し、スモールズは家族の自由を手に入れただけでなく、引き渡した船の価値の半額も受け取った。
リーディングを制するためには、文法学習が必須です。文法は英語学習において最も優先順位が高い分野なので、徹底的に勉強しなければなりません。
文法を勉強する際には「キク英文法（クリックでAmazon購入ページへとびます）」の活用がおすすめです。答えを覚えるくらい徹底的にやり込めば、リーディングの正答率が上がるでしょう。
なお、関連動画「【１冊だけで】文法を完璧にする本【２ヶ月で文法攻略】」では、キク英文法の詳しい使い方を解説しています。ぜひ視聴してみてください。
3.ライティング（英作文）
ライティングは、全部で2問出題されます。以下にてサンプル問題を見てみましょう。
解答例と日本語訳
The government should make a greater effort to encourage young people to vote in elections. I will explain from the perspectives of taxes and social responsibility. First, young people are massively affected by tax policies. The short- and long-term economic impact of these policies is a key factor in how they plan for their futures. Voting in elections, therefore, ensures young people can influence the government to make the right decisions regarding the economy. Moreover, strengthening social responsibility in the younger generation is important for the government. This is achieved by encouraging young people to participate in elections, which leads to a deeper appreciation of what is important for shaping their nation’s future. In turn, this helps them to become more socially responsible citizens. In conclusion, considering the benefits of better taxation policies for society and increased social responsibility, the government should do more to get young people to vote.
（政府は若者の選挙での投票を奨励するためにより多くの努力をすべきである。
税金と社会的責任の観点から解説します。 まず、若者は税制政策によって大きな影響を受けます。 これらの政策がもたらす短期的および長期的な経済的影響は、若者が将来の計画をたてるうえでの重要な要素となります。
したがって、選挙で投票することで、若者が政府に影響を与え、経済に関して正しい決定を下すことができるようになります。 さらに、若い世代の社会的責任を強化することは政府にとって重要です。
これは、若者に選挙への参加を奨励することで実現され、国の将来を形作る上で何が重要であるかをより深く認識することにつながります。 ひいては、これは彼らがより社会的責任のある市民になるのに役立ちます。
結論として、より良い税制政策が社会にもたらす利益と社会的責任の増大を考慮すると、政府は若者に投票を促すためにもっと努力すべきです。）
ライティングを勉強する際には、実際に英作文をおこなうのが近道です。作文ができたら、英語の先生やネイティブスピーカーなどの英語ができる方に添削してもらいましょう。
イングリッシュ おさる「どこが間違っているのか」を理解して改善することで、ライティングスキルがアップします！
なお、ライティング対策には「最短合格! 英検準1級 英作文問題完全制覇（クリックでAmazon購入ページへとびます）」を活用しましょう。オリジナル問題が24問収録されており、練習にはもってこいです。
なお、ライティングの勉強について詳しく知りたい方は、関連記事「【満点を狙え】英検準1級のライティングのコツ7選！英作文が思いつかないときの対処法やおすすめの参考書を解説」をご覧ください。
4.リスニング
イングリッシュ おさる準1級のリスニングは、以下のような問題が出題されます！
なお、Part1は12問出題されますが、抜粋して1問だけ掲載します。
1 彼女はある情報源に間違いを見つけました。
2 彼女は時間内に記事を書き終えることができないかもしれません。
3 彼女は最初の草案が気に入っていません。
4 彼女はその話題に詳しくありません。
答え：2 She may not finish her article in time.
（彼女は時間内に記事を書き終えることができないかもしれません）
英検公式サイトでは、リスニング原稿も公表しているのであわせてチェックしてみてください。
なお、リスニングは以下の手順で学習を進めていきます。
- 音声を聞き直す
- 単語・文法を調べる
- 音読をする
- オーバーラッピングをする（音声と同時にスクリプトを見ながら英文を読み上げる）
- シャドーイングをする（音声を聞きながらスクリプトなしで発音する）
なかでも重要なのは単語・文法を調べるフェーズです。音声を聞いていてわからない部分があれば、ていねいに意味を調べましょう。
イングリッシュ おさる単語・文法の意味が瞬時にわかるようになり、リスニングで何について話しているのかを聞き取れるようになります！
参考書は「2024年度版 英検準1級 過去6回全問題集（クリックでAmazon購入ページへとびます）」を活用しましょう。実際のリスニング問題を解きつつ、単語・文法を調べたり音読をしたりなどの勉強を進めていくのがおすすめです。
5.スピーキング（面接）
英検準1級の二次試験は面接方式で、約8分間のスピーキングをします。具体的な問題形式は、以下のとおりです。
| 問題数 | ||
|---|---|---|
| 自由会話 | 面接官との簡単な日常会話をする | – |
| ナレーション | 2分間4コマのイラストを見て展開を説明する | 1問 |
| 受験者の意見を問う質問 | トピックに関連する内容の質問への回答をする | 4問 |
質問内容はパターン化されているので、過去問題集を活用して慣れるのがおすすめです。
参考書は「14日でできる! 英検準1級 二次試験・面接 完全予想問題（クリックでAmazon購入ページへとびます）」を活用しましょう。オリジナルの予想問題が14問収録されており、問題演習にはぴったりです。
イングリッシュ おさるDVDが付属されており、面接試験のイメージが湧きやすくなっているのもポイントです！
なお、準1級の二次試験対策は、関連記事「【裏ワザあり】英検準1級のスピーキングのコツ！面接に落ちる人向けのトレーニング方法も紹介」にてより詳しく解説しています。面接に落ちる人の特徴から合格に導く万能テンプレートまで紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
【属性別】英検準1級の勉強法
英検準1級の勉強は、基本的には分野別に対策を練ります。あわせて属性に応じて適した学習を進めていくとよいでしょう。
こちらでは、以下の属性別におすすめの勉強法を紹介します。
- 高校生
- 社会人
イングリッシュ おさる「高校生でも準1級取れるかな？」「仕事と勉強を両立できるか不安」という方は、ぜひ参考にしてみてください！
高校生｜基礎固めに力を入れる
英検準1級は、大学中級程度のレベルです。高校生からすると難易度が高く感じるでしょう。
そのため、ますは単語と文法の基礎固めを徹底することからスタートします。土台を固めることで「この問題なんて書いているかわからない…」となることを防げます。
その後、準1級の頻出単語を勉強したり、過去問を解いたりするのが好ましいです。
イングリッシュ おさる準1級が難しいと感じるのならば、受験する級を下げることも検討してみてください！
社会人｜スキマ時間を活用する
社会人は、仕事と学習を両立させる必要があります。そのため、スキマ時間を活用して英検準1級の勉強をしていきましょう。
たとえば、以下の方法があります。
- 通勤時間に単語を暗記する
- 昼休みに文法問題を10問だけ解く
- 就寝前にYouTubeで英検準1級の勉強をする
スキマ時間を活用するのなら、アプリを使うのもおすすめです。単語の暗記やリスニング対策に応じたものがリリースされているので、積極的に利用しましょう。
イングリッシュ おさる特に「英検®準1級よく出る英単語2000」は、頻出単語を学習できるのでおすすめです！
なお、僕の公式LINEでは、学生や社会人に向けた英語学習のノウハウを解説しています。僕のノウハウを実践した中学生が英検準2級に合格したり、50代女性がTOEIC980点を達成したりと効果は実証済みです。
いまなら有料級の特典を15点も受け取れるので、ぜひ友だち登録してみてください。
【3ヶ月】英検準1級の勉強スケジュール
英検準1級は、効果的な学習を進めれば3ヶ月で合格を目指せます。こちらでは、具体的な勉強スケジュールを解説します。
- 過去問を解いて足りない部分を確認する
- 文法・単語の基礎固めをおこなう
- 英検準1級の頻出単語を勉強する
- 過去問や問題演習を解く
ただし、学習の進め方やもともとのレベルによっては3ヶ月以上かかる場合もあります。
イングリッシュ おさる「もう1ヶ月経ったから次のフェーズに行かなきゃ」と思わず、ひとつひとつの学習を着実に進めていくことが合格への近道です！
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1.過去問を解いて足りない部分を確認する｜1ヶ月目
学習の目標を立てるうえでは、ゴールに対してどれだけ距離があるのかを知ることが大切です。
イングリッシュ おさる今回のゴールは「英検準1級の合格」ですね！
合格までの距離を測るために、一度過去問を解いてみましょう。自分の実力を確認するところから始めるのがおすすめです。
なお、過去問は英検の公式サイトに公開されています。リスニングも聞けるので、ぜひ活用してみてください。
2.文法・単語の基礎固めをおこなう｜1ヶ月目
英検準1級の学習で優先させたいのは、文法と単語です。これらのスキルが身についていなければ、長文読解やリスニングなどでつまずいてしまいます。
なお、文法と単語の学習方法は以下のとおりです。
| 分野 | 学習方法 | おすすめの参考書 |
|---|---|---|
| 文法 | ・繰り返し学習で知識を定着させる ・10日で1冊分を終了するペースが目安 | キク英文法 ※クリックでAmazon購入ページへ |
| 単語 | ・1周目は、英単語の日本語の意味を確認する ・2周目は、単語の複数の意味や品詞を暗記する ・発音記号と音変化のルールを1日10分学習する | データベース3000 ※クリックでAmazon購入ページへ |
1ヶ月間は、基礎固めに使っても問題ありません。むしろ土台を固めておくことで、合格に近づくでしょう。
イングリッシュ おさる合格のための重要なフェーズなので、徹底的に勉強しましょう！
3.英検準1級の頻出単語を勉強する｜2ヶ月目
イングリッシュ おさる基礎固めができたら、準1級に出てくる頻出単語を学習しましょう！
学習方法は、基礎固めでおこなった方法と同じでOKです。1周目は英単語の日本語の意味を確認し、2周目は単語の複数の意味や品詞を暗記します。
単語学習の際には「英検準1級 でる順パス単（クリックでAmazon購入ページへとびます）」の活用がおすすめです。単語帳を何周もして、頻出単語を暗記しましょう。
4.過去問や問題演習を解く｜2～3ヶ月目
頻出単語の勉強と並行して、過去問や問題演習に取り組みます。
問題を解く際には、試験を想定するのがおすすめです。
イングリッシュ おさるたとえば、実際に時間を計りながらおこなうことで、時間配分を掴めるでしょう！
問題演習には「2024年度版 英検準1級 過去6回全問題集（クリックでAmazon購入ページへとびます）」を使うのがおすすめです。わからなかった単語や文法はすべて調べて、復習まで徹底的におこないましょう。
ぜひこの記事を参考にして、英検準1級の合格を掴み取ってくださいね。
なお、僕の公式LINEでは、英語学習に役立つ有料級得点を15点プレゼントしています。英検はもちろん、TOEIC対策や留学などを考えている方にもおすすめです。
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