「英語は何から勉強したら良いの?」
「英会話を始めたけど全然伸びない…」
「日本人英語から脱却できない」
そんなお悩みにお答えしていきます。
結論から言うと、英語が伸びないのは中学で習う基本文法がマスターできていないから。
99%の人が挫折すると言われる英語学習も、きちんと基礎から順番に押さえていけば、勉強を継続できる1%に入ることは難しくありません。
そこでこの記事では、英語学習を始めたばかりの人や英語力が全く伸びずに悩んでいる人のために、
- 動詞
- 前置詞
- 名詞
- 時制
- 関係代名詞
など、中学レベルの基本文法をいくつか抜粋して解説します。
英文法をマスターできれば短期間で上達するのも夢ではありません。
ぜひこの記事を参考に、英語学習の基本を完璧にしましょう!
( note:【イングリッシュおさる】英語スクール生の実績 )
英語ができない理由は中学レベルの文法が理解できていないから
英語学習で1番最初に習得すべきなのは、文法です。
英文法を習得していないと、英会話もリスニングもなかなか上達しません!
中学英語の文法は、英語を話したり使ったりするときの基本ルールです。
たとえば、交通ルールを知らずに運転はできません。それと同じで、基本の文法を知らなければ、英語力を伸ばすことは非常に難しくなるのです。
時間を無駄にしないためにも、中学生で習う英文法を完全にマスターしましょう。
しっかり順を追って理解することで、短期間で英語が上達する可能性が一気に上がります。
中学英語で習う基本文法5選
中学英語で習う基本文法を、5つ紹介します。基本中の基本なので、必ずマスターしましょう。
- 動詞
- 前置詞
- 名詞
- 時制
- 関係代名詞
1度挫折してしまった人は、再び英文法に手を出すことに抵抗があるかもしれません。
でも、僕が指導していたレッスン生のなかには、10年以上のブランクがあるにもかかわらず、2ヶ月で英検2級に合格した主婦の方もいます。
安心してついてきてください!
なお、ここで解説する内容は関連動画「【最短最速】中学英語完全攻略【永久保存版】」にて詳しくお話しています。ぜひ参考にしてみてください!
1.動詞
まずは動詞の基本から確認していきます。
本質から掴んでおくと、間違えずに使いこなせるようになるので、必ず飛ばさずに復習してみてくださいね。
- be動詞
- 一般動詞
- 過去形・過去分詞
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1-1.be動詞
be動詞は以下の4行を覚えれば終了です!
主語 | 対応するbe動詞 |
---|---|
I | am |
you | are |
I とyou 以外の単数 | is |
I と you 以外の複数 | are |
「三人称単数のときは〜」と覚えようとすると
- じゃあ、主語が a dog / dogs だったら?
- Ken などの人名だったら?
という場面で何を使えば良いか分からなくなってしまうことも。
そのため「I と you 以外の単数は is・複数は are」と覚えればシンプルです。
たとえば「おさるは幸せだ」という文章を作るとき。
「主語が I でも you でもない単数だから is を使うんだ!」とすぐに判断できるので、
Osaru is happy.(おさるは幸せだ)
と簡単に英作文ができるでしょう。
1-2.一般動詞
一般動詞は、be動詞以外の動詞のこと。go(行く)・play(遊ぶ)などが該当します。
一般動詞もbe動詞と同じで I と you だけを意識して覚えてみましょう。
主語 | 一般動詞の変化 |
---|---|
I | そのまま |
you | そのまま |
I と you 以外の単数 | 動詞に -s / -es をつける |
I と you 以外の複数 | そのまま |
三人称を強く意識する必要はありません。I と you 以外の単数が主語のときは -s / -es をつけると覚えておいてくださいね。
なお、-s / -es のつけ方にもルールがあります。
ルール | 動詞の s のつけ方 | 例 |
---|---|---|
原則 | -s をつける | plays |
語尾が o / ch / sh / ss | -es をつける | goes |
語尾が「子音字 + y」 | y を i にして -es をつける | studies |
こちらで紹介している表は、公式LINEに登録して『中学英語』とキーワードを送信すればゲットできます!
1-3.過去形・過去分詞形
動詞は、過去形や過去分詞形で姿を変えます。
be動詞の変化は以下のとおりです。
原形 | 過去形 | 過去分詞形 |
---|---|---|
am / is | was | been |
are | were | been |
そして、一般動詞は -ed をつけることで過去形・過去分詞形に変化します。
現在形:I play soccer.(サッカーをする)
過去形:I played soccer.(サッカーをした)
ただし一部の動詞については、不規則な変化をするので注意が必要です。
型 | 原形 | 過去形 | 過去分詞形 |
---|---|---|---|
A – A – A 型 | read | read | read |
A – B – A 型 | come | came | come |
A – B – B 型 | have | had | had |
A – B – C 型 | go | went | gone |
ぜひこの機会に復習しておきましょう。
なお、ここで紹介しきれなかった動詞の変化表のほか、中学英語の基本がすべて掲載された特典PDFは、イングリッシュおさる公式LINEで配布しています。
LINEに登録後「中学英語」とメッセージを送ってみてくださいね!
2.前置詞
前置詞はイメージ化して覚えるようにしましょう。
訳で覚えている人は、前置詞を誤って認識していることが多いので要注意!
それを確認するために、1つ問題を解いてみましょう。
以下の英文で虫食い状態になっている [ ] には何の前置詞が入るでしょうか。
There is a mosquito [ ] the ceiling.(天井に蚊がいる)
答えは on です。
天井の上は存在しないので、もし on を「〜の上に」という訳で覚えていたら、この答えにたどり着くのは難しいでしょう。
on は「くっついている」というイメージで覚えましょう。
これを知っていれば、先ほどの例題で on が使われる意味も理解できるはずです。
前置詞は熟語を構成するケースも多いので、ぜひこの機会にマスターしましょう。
そのほかの前置詞のイメージを知りたい方は、関連動画「【完全イメージ化】前置詞44選【総集編】」をぜひご覧ください!
3.名詞
社会人のやり直し英語でおろそかになりやすいのが、名詞に対する理解。
こちらでは、特に混乱しがちな
- 数えられない名詞・数えられる名詞
- 数えられたり数えられなかったりする名詞
- 数えられる名詞が無冠詞になるとき
について詳しく紹介していきます。
99%の人が理解したつもりで間違って覚えているので、知識を修正しておきましょう。
3-1.数えられない名詞・数えられる名詞
可算名詞・不可算名詞はつまづきやすい論点のひとつ。
「不可算名詞は抽象的なもののことで、information・water などがある」みたいに教えられ、該当の単語を暗記してきたのではないでしょうか。
でも実は、その説明では不十分で、暗記勝負になるのでかなり効率が悪いです。
「数えられる名詞とは具体的な決まった形があり、イメージできるもの」と本質を捉えましょう。
以下の表では、数えられない名詞(具体的な形がなく、イメージができないもの)をいくつか例としてピックアップしました。
判断基準 | 例 | 備考 |
---|---|---|
手でつかめない | water・gas など | a bottle of water とすれば具体的な形ができるため、数えられる |
目で見えない | information・happiness など | − |
切っても機能が損なわれないもの | cheese・beef など | a piece of cheese とすれば数えられる |
総称したもの | money・baggage など | − |
ぜひ参考にしてみてください。
3-2. 数えられたり数えられなかったりする名詞
たとえば、kindness という名詞。
- kindness(優しさ・思いやり):数えられない
- a kindness(ある親切な対応):数えられる
のように、数えられたり数えられなかったりします。
とはいえ、混乱する必要も暗記する必要もありません!
以下のルールを知っておけば良いだけです。
- 数えられない名詞:あいまいでぼやっとした意味(参考:kindness は思いやりという概念のことなので具体性がない)
- 数えられる名詞:具体的な意味(参考:a kindness は 電車で老人に席を譲る のような親切な具体的な行為)
このイメージを大切に持っておきましょう。
3-3. 数えられる名詞が無冠詞になるとき
実は「すべてが数えられる名詞にも数えられない名詞にもなり得る」ということを知っていますか。
勘の良い人は「a school は学校と数えられる名詞のはずなのに、なぜ go to school と無冠詞なのだろう」と疑問に思っていたかも知れません!
それも、無冠詞の数えられない名詞は、あいまいでぼやっとしたイメージがあるというところから説明できます。
具体的に言えば、以下の2つの場面では、名詞に冠詞がつきません。
場面 | 例 |
---|---|
量を表したいとき | apple(りんごジュース:1つのりんごとしてではなく、加工されてりんごジュースなどの量で表現される状態になった) |
目的を表したいとき | school(勉強するための場所) |
ぜひこの機会にニュアンスをつかんでおきましょう!
4.時制
一度は英語学習者が挫折をする時制について、説明していきます。
- 現在進行形
- 現在完了形
の2つについて詳しく解説していきます。
4-1.現在進行形
今まさにしていることを表すのは、現在進行形です。
すぐに始めたり止めたりできる動詞は、現在進行形にできます。
たとえば、study(勉強する)は、今すぐ始めたり止めたりできるので、進行形が使えます。
I’m studying English.(勉強している)
一方で、knowは現在進行形にできません。理由は、途中で知ったり、いきなり知っていることを知らないことにしたりできないから。
knowは「現在進行形にできない単語なんだ」で覚えるのではなく、なぜ出来ないのか考えて動詞の意味を見るようにしましょう。
4-2.現在完了形
現在完了形は、過去に終わった事柄が今どうなっているかを伝える手段です。have + 過去分詞 で表します。
たとえば、日本語だと「元気?」と聞かれて「風邪をひいた」と答えると今も体調が悪いと察してもらえます。
しかし、英語の場合は I caught a cold. と答えると「じゃあ今は元気なの?」と相手を混乱させてしまいます。
そこで使うのが、現在完了形です。I have caught a cold.と答えたら「過去に風邪を引いて、だから今体調が悪い」という意味になります。
英語は日本語のように過去形で伝えたことで、現在の状態を察してもらえません。
そのため、現在完了形を使って「過去に起こったことで今こうなっている」と伝える必要があるのです。
5.関係代名詞
中学英語を復習するときに、意外とつまづきがちなのが関係代名詞。2つの文を1つにまとめる役割があります。
代表的な関係代名詞は以下の通り。
先行詞(被修飾語) | 主格 | 目的格 | 所有格 |
---|---|---|---|
人 | who | whom | whose |
人以外 | which | which | whose |
実際のところ、関係代名詞には苦手意識を持っている方も多いはず。でも、あまり難しく考えすぎる必要はありません。
関係代名詞は、形容詞と一緒です!
こちらでは、以下の2種類の使い方についておさらいしていきます。
- 関係代名詞(主格)
- 関係代名詞(目的格)
ぜひ参考にしてみてください!
5-1.関係代名詞(主格)
主格の用法とは、関係代名詞が主語の働きをするという意味です。
たとえば、
- I have a son.(私には息子がいる)
- He lives in Tokyo.(彼は東京に住んでいる)
は2文に分かれていることで幼稚な印象を与えてしまいます。
そこで、a son と he が同じ人物ということを踏まえて、関係代名詞を使えば、
I have a son who lives in Tokyo.(私には、東京に住んでいる息子がいます)
と、シンプルに1文で相手に伝えられるでしょう。
この場合、先行詞が人なので「who」を使うことになりますね!
5-2.関係代名詞(目的格)
目的格の用法とは、関係代名詞を目的語として使うという意味です。
- This is the pen.(これはペンです)
- I bought it yesterday.(それは昨日買いました)
という2つの文章をシンプルに1文に直すには、pen と it が同じものを表していることを踏まえて、関係代名詞「which」を使います。
This is the pen which I bought yesterday.(これは昨日買ったペンです)
関係代名詞を使うことで、スマートな文を作れるようになりますよ!
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中学英語の英文法をマスターすることは、英語上達に必須です。
特に、日本語に直訳して丸暗記をしている人は、応用が効かず挫折しがちです!
イメージ化させたり、実際に学んだ文法を使って文章を使ったりして自分のものにしてください。
1回で完璧に理解することは、不可能です。何度も復習をしてぜひマスターしてくださいね。
なお、この記事で紹介しきれなかった中学文法の大事なポイントは、イングリッシュおさる公式LINEにて配布しています。「中学英語」というフレーズを送信して、ぜひ特典をゲットしてくださいね!