「TOEIC直前にできる悪あがきはある?」
「少しでも点数を伸ばしたいけど、できることはない?」
「TOEICの直前に悪あがきしても、点数は変わらないのでは?」
TOEICを直前に控え、少しでもスコアを上げるためにできることがないか、もしくは悪あがきをしても意味がないのではないか、と感じている人は多いのではないでしょうか。
結論、TOEIC直前に悪あがきをすることで、効果を発揮し得点アップにつながることがあります。
そこでこの記事では、TOEIC900点を取った実績のある僕が、以下の内容について解説します!
- TOEIC直前と当日にできる悪あがき
- TOEIC直前に控えるべき行動
- 確実に点数が取れるTOEICの勉強方法
勉強時間があまり取れなかった人や、少しでも点数アップに向けてできることをして精神的に安心したい人に知っておいてほしい内容となっています。ぜひ最後までチェックしてください!
( note:【イングリッシュおさる】英語スクール生の実績 )
TOEIC直前にできる悪あがき10選
TOEIC直前にできる悪あがきを、分野ごとにわけて10個紹介します。
- 共通|1.TOEICの問題の流れを把握する
- 共通|2.実際に問題を解いて慣れておく
- 共通|3.時間配分を考えておく
- 共通|4.重要な文法・単語を復習しておく
- リスニング編|5.倍速のリスニングで英語に慣れておく
- リスニング編|6.写真全体に注目しイメージを膨らませる
- リスニング編|7.疑問詞を聞き取り関連する単語を選ぶ
- リーディング編|8.Part5の頻出問題を復習する
- リーディング編|9.Part7の頻出パターンを知る
- 準備編|10.前日は十分な睡眠時間を確保する
すでに理解できている、できている部分があれば読み飛ばして、知りたいところから読んでみてくださいね!
共通|1.TOEICの問題の流れを把握する
TOEICの出題形式が把握できていない場合は、必ず流れを確認しておきましょう。TOEICは、リスニングパート(Part1~4)と、リーディングパート(Part5~7)に分かれています。
リスニングパートでは、会話やナレーションを聞いて設問に解答する方式です。
音声は一度しか放送されないため、聞き取りには集中力が必要と言えるでしょう!
リーディングパートは、問題に印刷されている英文を読み、設問に対して解答をします。
TOEICは、リスニングパート約45分(100問)、リーディングパート75分(100問)の、合計約120分でおこなわれる試験です。どのような問題が出るのかを知っておくことで、当日慌てずに問題に臨めるでしょう。
共通|2.実際に問題を解いて慣れておく
本番と同じように、始めから終わりまで通しで問題を解いておくことをおすすめします。なぜなら、以下のような問題や不安が出てくるからです。
- パート別に勉強はしていても、時間内にすべての問題を解き終えられるかわからない
- 特に自分が理解できそうなパートがどこかわからない
これらのように、全体を通しておかないとわからないことも多くあります。
どのような問題が出てくるのかを理解しておけるため、ほとんど勉強できていなくても多少は落ち着いて本番を迎えられますよ!
TOEICは問題数も多く、2時間の試験時間は集中し続けなければいけません。本番の感覚を掴むためにも、一度は通しで問題を解いておくのがおすすめです。
共通|3.時間配分を考えておく
時間内で200問を解くには、時間配分の意識が大切になります。特に重要なのはリーディング。
問題数の多いPart7をしっかり解くには、Part5・6に時間をかけすぎないようにしなければいけません!
パートごとの問題数と、使える時間の目安は以下のとおり。
パート | 問題数 | 使える時間の目安 |
---|---|---|
Part1 / 写真描写 | 6問 | 3分 |
Part2 / 応答 | 25問 | 9分 |
Part3 / 会話 | 39問 | 17分 |
Part4 / 説明文 | 30問 | 16分 |
Part5 / 短文穴埋め | 30問 | 10分 |
Part6 / 長文穴埋め | 16問 | 8分 |
Part7 / 1つの文書・複数の文書 | 54問※1つの文書:29問 複数の文書:25問 | 55分 |
Part5に関しては1問あたり20秒、Part6は30秒、Part7は60秒で解かないと間に合いません。わからない問題につまづいて、最後まで解けなかったということにならないよう、時間を気にしながら臨みましょう。
共通|4.重要な文法・単語を復習しておく
「せっかく覚えていたはずなのに思い出せない…」ということが少なくなるよう、復習する時間を確保してください!
これまで学習した参考書やノートを使って、基礎文法や単語、頻出する問題などを復習しておきましょう。パートごとの解き方のテクニックなどを知っておくのもおすすめです。
パートごとのテクニックについて知りたい人は、関連記事「【スコアアップ】TOEICで使えるテクニック16選!Part別の対策方法や学習のコツを徹底解説」をあわせてチェックしてみてください。
なお、僕の公式LINE登録をすると、文法や単語をはじめ、英語力がアップする有料級の教材を受け取れます!友だち追加はもちろん無料ですので、必ず受けて取っておいてくださいね。
リスニング編|5.倍速のリスニングで英語に慣れておく
リスニングのパートは、読まれる文章が問題に印刷されていないだけでなく、一度しか聞くことができません。
本番中の聞き逃しを減らせるよう、事前に英語を1.25倍や1.5倍速などで聞いておいて、英語に慣れておくとよいでしょう。
試験の前から耳が速い英語に慣れておけば、当日にぶっつけ本番で英語を聞くよりは、少し余裕を持った状態でリスニングにとりかかれます。
リスニング編|6.写真全体に注目しイメージを膨らませる
リスニング前に写真から得られる情報を想像しておくと、イメージができて問題が解きやすくなります。ただし、写真に人物が写っていたとしても、人物だけに気を取られないように気をつけなければいけません。
人物が写真に写っていても、背景やモノにも意識を向けて写真全体をよく観察しましょう!
人物の動作が設問になるケースもありますが、まったく関係のないものが問題になる可能性もあります。
リスニング編|7.疑問詞を聞き取り関連する単語を選ぶ
リスニングパートでは、特に疑問詞を聞き取るようにしましょう。
以下の5W1Hと言われる単語を聞き取れると、なにを聞かれているかイメージしやくなります。
- where
- when
- who
- what
- whose
- how
whereならどこで、whenならいつ、whoなら誰、のように、疑問詞を聞き取れると、解答の選択肢も選びやすくなります。
リーディング編|8.Part5の頻出問題を復習する
全30問あるPart5を集中して勉強する方法です。
文法と語彙の理解力が試される問題が出るため、頻出問題を覚えておくと効果的でしょう!
また、選択肢の品詞が判断できれば瞬時に問題が解けます。できるだけ時間をかけずに解いておきたいパートなので、出題形式や頻出を重点的に復習するとよいでしょう。
TOEICのPart5については、関連記事「【時間配分が肝】TOEIC Part5の点数を伸ばす勉強法5選!伸びない理由やおすすめ問題集も紹介」で詳しく解説しています。こちらもぜひチェックしてみてください。
リーディング編|9.Part7の頻出パターンを知る
Part7は、難易度が高く問題数も多いパートです。しかし、頻出パターンを知り、解き方のテクニックを覚えておけば得点を取れる可能性があります。
同じ型にはまった質問文がよく出るため、事前に確認しておくと時間短縮にもつながるでしょう。
よく出るパターンの文章 | 日本語 |
---|---|
What is indicated about ~? | 〜について、なにが示されていますか? |
What is suggested about~? | 〜について、なにがわかりますか? |
What is the purpose of ~? | 〜の目的はなんですか? |
What most likely is true about ~? | 〜について、正しそうなことはなんですか? |
What does Mr. A imply about ~? | Aさんは〜について、なにを示唆していますか? |
What does Mr. A mention about … ? | Aさんは〜について、なにを述べていますか? |
At 〇〇:〇〇 A.M.(P.M.), What does Mr. A most likely mean when he says, “◆◆”? | 午前(午後)〇〇時〇〇分に、Aさんが”◆◆”と発言したとき、Aさんが最も意図していることはなんですか? |
The word “XX” in paragraph A, line B, is closest in meaning to… | 第A段落・B行目にある”XX”に最も意味が近いのは… |
In which of the positions marked [1], [2], [3], and [4] does the following sentence best belong? | [1], [2], [3], [4]と記載された箇所のうち、次の文が入るのに最もふさわしいのはどれですか? |
その他パートの対策について詳しいテクニックを知りたい人は、関連記事「【スコアアップ】TOEICで使えるテクニック16選!Part別の対策方法や学習のコツを徹底解説 」をチェックしてみてください。
準備編|10.前日は十分な睡眠時間を確保する
試験前日、徹夜をして復習したり問題を解いたりしたくなるかもしれませんが、睡眠時間はしっかりと確保してください。
なぜなら、2時間で200問を集中して解ききるための体力・集中力を落とさないためです!
疲れや寝不足があると、解くスピードも落ちてしまいますし、時間内にすべて解けずスコアが伸びなくなる可能性があります。
個人差はあるものの、7時間程度はしっかり寝ておくと安心でしょう。
TOEIC当日にできる悪あがき4選
TOEIC当日になったら、以下の4つをおこないましょう!
- 試験前|1.余裕を持った早めの行動を取る
- 試験前|2.季節ごとの対策をする
- 試験開始後|3.リスニングパートの説明文(ナレーション)は聞き流す
- 試験開始後|4.マークシートはある程度まとめてから塗る
それぞれ詳しく解説していきます。
試験前|1.余裕を持った早めの行動を取る
午前実施の場合は、朝起きたら早めに食事を済ませ、余裕を持って会場に到着するようにします。ギリギリまで寝て、朝食を取らずに会場入りするのは控えたほうがよいでしょう。
午後実施の試験であれば、試験時に空腹や満腹の状態であるのを避ける昼食をしておくと安心です。
食事を抜いたり、食べすぎたりすると、眠くなる・集中できなくなるおそれがあります。
また、受付ギリギリに会場入りすると、トイレを済ませられないですし、焦った気持ちのまま試験に入ってしまう可能性があります!
適度な水分補給やチョコレートなどで糖分の摂取ができるよう、余裕を持った行動で会場入りし、試験に臨むようにしましょう。
試験前|2.季節ごとの対策をする
季節に応じて、暑さ・寒さ対策をしておくと試験時も安心です。夏は熱中症対策として、飲み物やタオル、ハンディタイプの扇風機などの持参がおすすめです。空調で体が冷えないように、羽織るものを持って来ておくのもよいでしょう。
冬は、暖房が暑く感じたときに脱ぎやすい格好にするなどの工夫をします。
試験開始後|3.リスニングパートの説明文(ナレーション)は聞き流す
リスニングパートのはじめに流れる説明文(ナレーション)は、毎回同じことを話しているため聞き流して問題ありません。説明文(ナレーション)が流れている時間に、設問や写真を見て先読みしておきましょう。
ただし、問題形式がわかっていることが前提なので、事前にどのような問題なのかを知っておく必要があります!
試験開始後|4.マークシートはある程度まとめてから塗る
マークシートを塗るときは1問ずつではなく、まとめて塗るとよいでしょう。特にリスニングパートでは、英文を聞くことに集中したいため、マークシートの解答欄にチェックや印をつけておく程度にして、塗りつぶしはある程度まとめて行いましょう。
リスニングパートが終了したら、すべてのマークをまとめてきれいに塗るようにします。
問題冊子への書き込みは禁止なので書き込まないように注意してください!
TOEIC直前に控えるべき行動
TOEIC直前の悪あがきがある一方で、控えるべき行動もあります。ここでは、以下の控えるべき行動を2つ紹介します。
- 新しいことを学ぶ
- 試験当日に持ち物や服装を準備する
知らず知らずにやってしまう可能性がある行動なので、必ずチェックしておきましょう!
1.新しいことを学ぶ
幅広く対策できるようにしたい場合でも、直前に新しいことを覚えるのは非効率的です。
情報が記憶に定着するためには、繰り返し思い出す工程が必要であり、TOEIC直前で覚えるには時間が足りなすぎます!
また、新しいことを覚えようとするほど、知らないことが出てきて不安や焦りを生みます。結果、学習に集中できなくなるため、今ある知識を試験で出せるように覚えたことを復習するほうが効果的と言えるでしょう。
2.試験当日に持ち物や服装を準備する
試験前日に、当日の持ち物や服装まで準備しておくことをおすすめします。なぜなら、忘れ物を防止できるだけでなく、脳を疲弊させる行動を回避できるからです。
服装や荷物を選ぶ行動は、脳に「決定疲れ」を引き起こします。試験まではできるだけ決定する回数を減らし、脳が万全の状態で臨めるようにするとよいでしょう。
ちなみに、準備しておきたい持ち物に芯の太いシャーペンがあります!
マークシートが塗りやすく、時間短縮になるのでおすすめです。もし買い物に行く時間があれば、文房具コーナーなどで探してみてください。
TOEICで確実に点数アップを狙いたい人向けの学習方法
TOEIC試験当日まで少し時間に余裕がある人や、次回に向けてしっかり勉強したいという人向けに、TOEICの学習手順を紹介します。
- 文法を学習する
- 基礎単語・TOEIC試験用の単語を学習する
- 公式問題集を解く
なお、ここで紹介する手順は関連動画「 【最短爆速】TOEIC900点を3ヶ月で達成する方法 」で詳しく解説しています。本気で点数アップを目指しているなら、ぜひチェックしてみてください!
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1.文法を学習する
まずは、英語学習の基礎である文法を優先的に学習、習得します。文法を勉強しないまま、別の学習を進めてしまうと、わからない文法が出てくるたびに調べる・復習する時間が取られ、効率よく学習できません。
また、いろんな参考書に手をつけるのではなく、1冊を徹底的にやり込む方法がおすすめです!
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関連動画「 【1冊だけで】文法を完璧にする本【2ヶ月で文法攻略】 」で、キク英文法の使い方・活用方法を詳しく紹介しています。こちらもぜひチェックしてください!
2.基礎単語・TOEIC試験用の単語を学習する
基礎の単語を学習したら、TOEIC試験用に取り組みます。
注意点は、いきなりTOEIC試験用の単語から勉強しないこと!
基礎的な単語の学習漏れが発生するので、必ず基礎単語から習得してください。
また、数単語に時間をかけて覚えるのは非効率です。できるだけたくさんの単語を見て思い出す回数を増やし定着させていきましょう。
同時に発音学習も進めておきます。発音記号や音変化のルールを調べて、1日10分でも時間を確保して勉強しましょう。
英単語がなかなか覚えられないという人は、関連記事「【これでマスター】英単語暗記のコツ5選!具体的な覚え方やおすすめのアプリを紹介」も参考にしてみてください。
3.公式問題集を解く
文法と単語を習得できたら、本番と同じ形式で実践的な演習をします。時間配分を意識しながら、集中して200問解くトレーニングをしていきましょう。
使用する公式問題集は最新版を使うと実際の試験と出題の傾向がより近くなるのでおすすめです。
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答えが瞬時にわかるようになるくらいまで繰り返すことが重要です。
同じ問題集を繰り返しやりこむことで、時間内に全問解ききる力が身についてきます。
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