「英語の勉強、やってるけど全然伸びない」
「このやり方、意味ある?時間のムダになってない?」
「周りと比べて進んでない気がする。自分だけ空回りしてる?」
実は、英語学習は「時間をかければ伸びるもの」ではありません。努力しているのに結果が出ないのは、あなたのセンスや根性のせいじゃないんです。
正しく積み上がらない方法で、知らず知らずのうちに時間を浪費しているだけかもしれません。
今回は、英語学習が空回りしてしまう原因や、すぐに変えられる改善策を具体的に紹介します。
焦りや不安を感じている人は、ぜひ最後までご覧ください。

( note:【イングリッシュおさる】英語スクール生の実績 )
英語学習が「時間の無駄」になってしまう理由

英語学習が空回りしてしまう人にはいくつかの共通点があります。「頑張っているのに成果が出ない」状態に陥りやすい理由を3つに絞って解説します。
- 「やった気」になっているから
- ゴールがフワッとしているから
- アウトプットをしていないから

もしどれかひとつでも当てはまっていたら、やり方を少し見直すだけで効率が大きく変わるはずです。
1.「やった気」になっているから
毎日アプリを開いて単語を眺めたり、英語の音声を流したり…。
一見するとがんばっているように見えますが、「何を覚えたか?」「何ができるようになったか?」が答えられない状態なら、それは学習した気になっているだけかもしれません。
英語学習で成果が出ない人に多いのが、受け身で通過しているだけの学び方。



インプットだけを続けても、頭に残らなければ意味がありません。
がんばっているつもりでも、結果につながらない「空回り」に気づくことが、改善の第一歩です。
2.ゴールがフワッとしているから
具体的なゴールがないと、学習内容はすぐ迷子になります。
例えば、「TOEIC600点を3ヶ月で取る」「英会話カフェで3分自己紹介をする」といったように、数字や「できた/できない」がはっきりわかる目標を設定することが重要です。
ゴールがあいまいなままだと、手段も目的もぶれてしまい、せっかくの努力がムダになってしまうことも。



目指す地点を見える化することから始めましょう。
3.アウトプットをしていないから
- 単語を覚えたつもりでも、会話になると口から出てこない
- 英文法を読んだのに、いざ作文しようとすると手が止まる



これらはすべて、アウトプット不足が原因です。
英語は、知識を溜め込むだけでは身につきません。「知っている」を「使える」に変える練習として、アウトプットが必要です。
英作文や音読など、実際に手や口を動かす練習を取り入れることで、実践で活きるスキルとして自分の中に定着します。
英語学習を“時間のムダ”にしないための3つの原則


悩みの多くは、才能や努力不足ではなく、やり方の問題です。
やみくもに頑張るのではなく、無駄を省くための学習の型を持っておくことで、迷いや空回りを防げます。
ここでは、英語学習の時間を資産に変えるための3つの原則を紹介します。
- やることを固定化する
- 自分だけで完結しない
- 「繰り返し」を重視する
今の学習に迷いがある人は、ぜひ見直してみてください。
1.やることを固定化する
英語学習でいちばん無駄なのは、今日は何をしようかと迷って終わる時間。たとえ5分の迷いでも、毎日続けば1ヶ月で何時間ものロスになります。



やることが曖昧だとエンジンもかからず、習慣化もしづらいでしょう。
だからこそ、ある程度のスケジュールを事前に決めておくことが大切です。
- 朝:前日に聞き取れなかった文章を3回シャドーイング
- 昼:単語の暗記(アプリや単語帳)
- 夜:英作文で日記を書く
- 休日:時間を計りながら過去問を解く
やる内容が明確になっていれば、思考にかけるエネルギーを最小限に抑え、学習時間を最大限活用できます。
2.自分だけで完結しない
英語学習がつまらなくなる理由は、頑張っているのに成果が見えないこと。主な原因は、自己流で方向を誤ったまま続けてしまうからです。
- YouTubeで「おすすめ勉強法」を見すぎて、何から手をつけていいかわからなくなる
- スケジュールを立てたのに続かず、罪悪感のループに
- なんとなく続けているだけで成長が実感できず、自然消滅
この状態を抜け出すには、外部の力を借りることが効果的です。
英語コーチング:教材選びや進捗管理までプロがサポートしてくれる
コミュニティ:他人の学習法が参考になり、刺激を受けてモチベが維持できる
有料レッスンや予約制サービス:先に時間を確保することで習慣化しやすい
すべてを自力でどうにかしようとせず、行動できる仕組みに頼るとモチベーションや刺激になります。
3.「繰り返し」を重視する
「1回読んだのに覚えられない」というのは脳の仕組みとして普通です。



記憶は「再会前提」で設計されていて、一度きりの学習では定着しません。
心理学の考え方「エビングハウスの忘却曲線」では、以下のことが明らかになっています。
- 1回記憶しても、24時間後には70%以上を忘れる
- 繰り返さなければ、知識はすぐに消えてしまう


そのため英語学習でも、効率よく記憶に残すには繰り返し出会う仕組みが必要です。
- 単語は5回以上は出会う前提で1冊を繰り返し周回する
- 文法は違う文脈で英作文して何度も再使用
- 音読はやり方を変えて段階的に
音読の繰り返し方法は、関連動画「【知らないと損!】英語脳必須音読法5ステップ【重大発表あり】」で実践式で紹介しています。
時間をムダにしない!英語学習ステップの例


英語学習でよくあるムダは、次の2つです。
- とりあえず始める
→合ってるかわからず挫折 - 全部一気にやる
→浅く終わって定着しない
「とりあえず」「一気に」は卒業し、順を追って積み上げましょう。



TOEICスコア900をとった僕も実践したステップをお話ししますね!
- 文法の基礎を固める
- 基礎単語&発音を固める
- 目標試験レベルの単語を覚える
- 模試・過去問で本番形式に慣れる
スケジュールの配分とともに解説します。
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ステップ1:文法の基礎を固める
最初に着手すべきは、何よりも文法です。
文法を知らずに英語を使おうとするのは、交通ルールを知らずに運転するようなもの。単語・リスニング、スピーキングなどすべての土台になるため、文法をおろそかにすると、その後の学習効率が大きく落ちてしまいます。
まずは高校レベルまでの文法を一通り総復習しましょう。
キク英文法
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文法の網羅性の高さがポイントです。
- 10日で1周
- 約2ヶ月で6周
このペースで繰り返し周回することで、学んだ知識との出会いの頻度が増え、記憶への定着率を高められます。
イングリッシュおさるの公式LINEでは、文法学習で使えるスライド式の教材を無料でプレゼントしています。スマホから確認できるように作ってありますので、時間の効率化にぜひご活用ください。
ステップ2:基礎単語&発音を固める
この段階でいきなり英検1級やTOEIC900点レベルの難単語帳に手を出すのはNG。土台となる「使える基礎語彙」が抜けていると、そもそも試験問題や会話の文脈自体を理解できません。



まずは中学から高校で学ぶ基本単語をしっかり押さえるのが優先です。
データベース3300
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基礎語彙を網羅した単語帳です。
学習の目安は以下のとおりです。
- 1日1章 × 約1週間で1周
- 約1ヶ月で5周
(時間がとれない場合は3〜6ヶ月を目安に調整)
あわせて、発音記号と音変化の習得もこのタイミングでスタートしましょう。


毎日10分、口に出して練習するだけでも発音力とリスニング力が大きく変わります。
ステップ3:目標試験レベルの単語を覚える
基礎が固まったら、ようやく試験対策の語彙に進みます。
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分析を根拠として頻出単語を掲載している、TOEIC対策の定番の単語帳です。



1語に時間をかけすぎず、何周もして慣れることが大切です。
英検1級やTOEIC高得点向けの単語は、日常生活では出会わない難語も多いので、次のように覚え方を工夫しましょう。
- 語源に注目する
- イメージや写真で記憶に結びつける
- 文脈で意味をつかむ
ストレスなくインプットする方法は関連記事「英単語が覚えられない!ストレスを溜めない効率的な暗記方法7選」でも紹介していますので、ぜひご参考ください。


ステップ4:模試・過去問で本番形式に慣れる
模試や過去問は、自分の苦手をあぶり出す鏡のような存在。



「解いて終わり」はもったいないです!
間違えた箇所は必ず振り返って復習し、再び出会う仕組みを作りましょう。
特にTOEICでは、公式問題集の内容がほぼそのまま再出題されることも珍しくありません。そのため、公式問題集を何度も解き直すのが王道です。
TOEICの公式問題集を使った模擬試験の解き方は関連記事「【やり込め】TOEICは公式問題集の使い方が鍵!効果的な使い方や勉強方法を徹底解説」で紹介しています。


英語学習で「時間の無駄」になりがちなNG学習法
英語学習は、時間をかければかけるほど成果が出るわけではありません。
ここでは、知らず知らずのうちにやりがちな非効率な学習法を3つ厳選しました。無駄な勉強から抜け出すためのヒントとして、ぜひチェックしてみてください。
- 「聞き流すだけ」のリスニング
- 「ひたすら書き取り」だけで単語を覚える
- ゴールなしの「アプリをポチポチ」
なお、この章の内容は関連動画「【 絶対禁止 】絶対にやってはいけない英語学習ワースト5」でさらに詳しくお伝えしています。ぜひ一緒にご確認ください。
1.「聞き流すだけ」のリスニング
聞き流してるだけで英語力が上がるなら、みんなとっくにペラペラです。
耳を使っていても、頭が働いていない(=脳がスルーしている状態)では、まったく身につきません。



英語学習で最も避けたいのは、「何も残らない時間」を過ごすこと。
聞き流すだけではなく、スクリプトを確認しながら内容を「意味」でとらえることが大切です。
まずは1フレーズだけでもOK。「聞く→マネする→声に出す」で、受け身から能動的な学習に変えましょう。
2.「ひたすら書き取り」だけで単語を覚える
「書くこと」自体が目的化すると流れ作業になり、学習効率が非常に悪くなります。
- 単語の意味やイメージを理解すること
- 例文の中で使われ方を確認すること
- 自分の文脈で例文を作ってみること



書くことはあくまで補助です。
単語を使いこなすというゴールに向けたプロセスのひとつとして活用しましょう。
3.ゴールなしのアプリをポチポチするだけの学習
アプリを操作しているだけで、勉強にはなっていないかもしれません。
「なんとなくやった感」だけを得る学習は、時間を埋めているだけの行為です。せっかく学ぶなら、今日はこの単語を使えるようになるなど、小さくても具体的なゴールを持ちましょう。
- 覚えた単語で1文作る
- その文を声に出して言う



たった10分でも目的を持って取り組めば、何倍も価値ある時間に変わります!
この記事を参考に「時間の無駄」と思っていた英語学習を前向きな時間に変えましょう。
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