「英語の長文を読めない」
「どうすれば読めるようになるの?」
「英語長文を読めるようになる勉強法も知りたい」
長文読解は、基礎的な文法・単語の知識量はもちろん、場面から推測するなどの応用力も求めらます。英検などの試験では必ず出題されますし、実生活でも「本を読む」「メールを読む」といったシーンでも重要なスキルです。
特に英語にまだ慣れていない初心者だと、読むのも苦痛に感じることがあるでしょう。
どのようにすれば英語長文を読めるようになるのか、悩んでいる方も多いはずです。
英語長文で意識すべきポイント、おすすめの参考書などもあわせて紹介しています。
英語長文の問題を解けるようになりたい方は、今回の記事をぜひ参考にしてみてくださいね!
( note:【イングリッシュおさる】英語スクール生の実績 )
英語の長文を読めない3つの理由
英語の長文を読めない理由として、主に以下の3つが挙げられます。
- 語彙力が足りていない
- 文法の勉強が不足している
- 各パラグラフや文章全体で理解しようとしていない
長文問題に苦手意識があるという場合は、ひとつずつ確認してみましょう。
1. 語彙力が足りていない
基礎的な語彙力が足りていないと、英語の長文を読み進められません。
例えばTOEICのパート7で1題を解くのに必要な単語数は約90といわれています。設問に出てくる約90の単語を、成り立ちや意味まで完璧に覚える必要はありません。しかし語彙力があるほど、わからない単語があっても前後の文脈から推測するなどして解答できる確率が上がるのです。
ひとつでも単語の意味を知っていた方が、長文の内容を読み取りやすくなります。
2. 文法の勉強が不足している
英語長文をサクサクと読み進めるためには、語彙力だけではカバーできません。
have という単語を知っていても、文法をわかっていなければ正しい意味には辿り着けません。文中に登場した have が動詞なのか、それとも現在完了形の一部として使われているのか、まずはこれを見抜かなければ英訳は大きく変わってしまいます。
have が動詞だと気付けても、文型の読み取りを誤ると意味はまたもや変わります。
長文読解以外の問題でも文法は重要な土台となるので、早めのうちに理解しないと様々な場面で苦しくなるでしょう。
3. 長文を1つのまとまりとしてとらえている
長文は、1つの塊ではありません。
英文全体で何を言いたいのか把握するためには、各パラグラフ(段落)で何を言いたいのかまずは理解する必要があります。
1つの結論を語った長文でも、パラグラフ(段落)によって伝えたいことが異なるからです。例えば冒頭の1〜2つ目のパラグラフでは「長文のテーマ」、3つ目では「主張の根拠」、4つ目では「具体的な事例」のように、1つの段落では1つのテーマが書かれていることが多いです。
長文をパラグラフごとに理解しようとする読み取り方は「パラグラフリーディング」とも呼ばれています。特に試験では、限られた時間で長文全体を完璧に和訳して自分に落とし込むことはほぼ不可能です。設問に関わりがあるパラグラフだけでも集中的に意味を読み取るようにしなければ、長文問題を満足に解くことはできません。
英語の長文を読めない人が取り組むべき勉強法4選
英語の長文を読めないという方は、以下の勉強法に取り組んでみましょう。
- 音読
- 問題の先読み
- パラグラフリーディング
- スラッシュリーディング
いずれも長文を読む際に便利な勉強法なので、学習時の参考にしてみてください。
1. 音読
音読を習慣化することで、英語を語順のまま理解する能力が磨かれます。
また、音読するだけではなく声に出しながら、単語や文法についてもチェックしていくのがおすすめです。
もしわからない単語や文法がある場合は、都度チェックして復習しましょう。
わからない部分をなくしていくことで、英文読解に必要な基礎知識が磨けます。
2. 問題の先読み
試験では「長文の内容を完璧に理解してから次に進む」なんて制限はありません。
英語長文のどの部分を読み進めればいいのかわかるので、さらに長文問題が解きやすくなるでしょう。
普段の学習でも問題の先読みを習慣化させておくと、試験本番でもスムーズに対応できます。
3. パラグラフリーディング
パラグラフリーディングとは各段落の最初の一文を読み、段落ごとの要旨を把握したうえで読み進める手法です。
把握することで英文全体の話の筋が見えてきますよ!
このパラグラフリーディングをマスターしておくことで、文章への理解や読み進めるスピードが圧倒的に早くなります。
参考書や過去問などを使って英語長文の勉強する際は、各段落の最初の一文を確認するクセを付けて全体の要旨を把握できるように心がけましょう。
4. スラッシュリーディング
英語長文を読めるようにしたいのであれば、意味の塊ごとに頭の中でスラッシュで区切りながら読むスラッシュリーディングを身に付けましょう。
例えば、以下の例文でスラッシュリーディングをしてみましょう。
He wants us to think about our future profession.
(彼は私たちに将来の職業について考えてほしいと考えている。)
以上の英文を塊ごとにわけると、以下のように読み進められます。
- He wants us(彼は私たちにしてほしい)
- to think(考えることを)
- about our future profession(私たちの将来の職業について)
このように塊ごとにすらすら読めると、読み返して和訳する必要がなくなります。
もし難しいと感じた場合は、簡単な英語長文でスラッシュリーディングのクセをつけるトレーニングをしてみましょう。
リーディングスキルを磨く方法については「【実践版】英語のリーディングスキルを上げる4つの方法!速読より「正確に読む」のが上達のカギ」でも解説しています!あわせてチェックしてみてください!
英語の長文を読めない人が意識すべき3つのポイント
英語の長文を読めない場合は、以下の3つのポイントを意識して学習するのがおすすめです。
- 基礎部分の学習を徹底する
- 一度に多くの参考書に手を出さない
- 接続詞を意識して読むクセをつける
英語長文の正答率がなかなか上がらないという方は、ぜひ試してみてくださいね。
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1. 基礎部分の学習を徹底する
基礎部分の学習を疎かにしていると、いつまで経っても長文問題が解けません。
もし、英語長文をなかなか読み進められないのであれば、中学生レベルの単語や文法から見直してみましょう。
面倒くさく感じる方もいるかもしれませんが、自分の弱点を知るためにも初心にかえることが大切です。
「データベース3000」「世界一わかりやすい中学英語の授業」などの初心者向けの参考書を使いながら、基礎学習を進めましょう。
基礎部分の学習に関しては「【超有料級】英語の基礎は3ヶ月でマスターできる!完全初心者が短期間で実践力を身につける方法を解説」でも解説しています!ぜひチェックしてみてくださいね!
2. 一度に多くの参考書に手を出さない
一度に多くの参考書に手を出してしまうと、どれから手を付けていいのかわからなくなり、英語長文の学習がはかどりません。
1冊を極めることで、その参考書で得られる知識をしっかりと吸収できて成長につながります。
わからないところがなくなるまで何周も解いて、自分の知識として身に付けていきましょう。
3. 接続詞を意識して読むクセをつける
接続詞の後には英語長文の重要な部分が来る場合が多いので、リーディングの精度を上げる際に重要です。
- 理由、原因:because、asなど
- 逆説:but、however、although、neverthelessなど
- 例示:for example、for instanceなど
- 結論、要約:in conclusion、to put it briefly、in other wordsなど
普段の勉強で以上の接続詞が出てきた場合は、マーカーを付けるクセを付けると良いでしょう。
英語の長文が読めない人向けの参考書4選
英語の長文が読めない人向けに、以下の4冊の参考書をおすすめします。
- 速読速聴・英単語 Core1900
- 基本からわかる英語リーディング教本
- 英語長文ハイパートレーニング 超基礎編
- スピード英語長文 Level 1
ここからはそれぞれの参考書の特徴について見ていきましょう。
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1. 速読速聴・英単語 Core1900
タイトル | 速読速聴・英単語 Core1900 (クリックでAmazon購入ページへ) |
著者 | 松本茂 |
出版社 | Z会 |
こちらの単語帳は、単語力、熟語力、速読力が身につくように設計されています。
最新の時事動向を取り入れた英文を学べるため、時事問題対策をしたい方にもおすすめです。特に難関大学の入試では、時事問題をテーマにした長文読解がよく出題されています。
1冊で多くのことを学べる単語帳を求める方は、購入を検討してみましょう。
2. 基本からわかる英語リーディング教本
タイトル | 基本からわかる英語リーディング教本 (クリックでAmazon購入ページへ) |
著者 | 薬袋善郎 |
出版社 | 研究社 |
この参考書では、TOEICや大学入試に対応した英語長文を学べます。
駿台予備学校や代々木ゼミナールなどの人気予備校で講師を務めた著者が、長文をパズルのようにサクサクと解くコツを伝授。構文のルールも解説されており、この1冊をマスターする頃には長文をスラスラ読めるように成長しているでしょう。
試験に向けた長文だけでなく、英字新聞などを満足に読むための対策にも使える本格的な参考書です。
3. 英語長文ハイパートレーニング 超基礎編
タイトル | 英語長文ハイパートレーニング 超基礎編 (クリックでAmazon購入ページへ) |
著者 | 安河内 哲也 |
出版社 | 桐原書店 |
こちらの参考書には、大学入試レベルの英文問題が12編と多く載っています。
精読はもちろん速読できるスキルも磨けるため、総合的な読解能力を磨けます。
また、音読・速読トレーニングに対応したCDがついているので、発音やリスニング対策においても便利です。
4. スピード英語長文 Level 1
タイトル | スピード英語長文 Level 1 (クリックでAmazon購入ページへ) |
著者 | 英文速読研究会 |
出版社 | ピアソン桐原 |
こちらの書籍では、精読や速読だけではなく、パラグラフリーディングのテクニックが学べます。
問題としては共通テストの基礎レベルを取り扱っているため、高校英語の振り返りを済ませたくらいのレベルにピッタリです。
パラグラフリーディングを強化してみたい方は、こちらの1冊から始めてみましょう。
この記事を参考に、苦手意識を持ちやすい長文読解にも積極的にチャレンジしていきましょう!
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