「TOEICの300点ってどれくらいのレベルなんだろう?」
「TOEICを受けたら300点だった……これってやばいの?」
「もっと高得点を取るにはどうしたらいい?」
このような不安や悩みはありませんか?
TOEIC受験や模試の結果が300点だった場合、スコアアップのために基礎から学習し直す必要があります。なぜなら、TOEICは990点満点の試験で、平均点は約600点だからです。
とはいえ、300点だからといって落ち込みすぎることはありません。正しい方法で学習を進めれば、必ずスコアアップできますよ!
そこで、この記事では以下の内容を解説します。
- TOEIC300点のレベル感
- スコアアップを目指すための勉強法
- 勉強を継続するためのコツ
- TOEIC300点の人におすすめの参考書
TOEIC300点から抜け出し、就活や転職、昇給などでアピールしたい人は、ぜひ最後までチェックしてみてください!
( note:【イングリッシュおさる】英語スクール生の実績 )
TOEIC300点のレベル感を3つの観点からチェック
TOEIC300点はどれくらいのレベルなのかを、以下3つの観点から解説します。
- TOEIC300点は平均よりも300点ほど下回るレベル
- 英検3~4級|中学初級英語レベル
- 就活や転職でのアピールはできない
現状を知っておくことで、勉強への意識やモチベーションも高まり、改善するための方法が明確になります!
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1.TOEIC300点は平均よりも300点ほど下回るレベル
TOEICはリスニングとリーディングの2つのパートに分かれており、全体で990点満点の試験です。
2023年度のTOEIC平均点は612点なので、300点は平均をかなり下回るスコアです。
300点以下のスコアは、全体でも約6%とかなり少数です。基礎から学習し直して、スコアアップを目指していきましょう!
2.英検3~4級|中学初級英語レベル
TOEIC300点は、英検に換算すると3~4級相当のレベルです。
英検3級とは、中学2~3年生が合格するレベル。
とはいえ、TOEIC300点では中学英語の基礎も習得ができておらず、英会話も相手がゆっくり話すなどの配慮がなければ、最低限のコミュニケーションも取れないでしょう。
英語の基礎知識すら身についていない状態のため、就活や転職、昇給などで英語力があることをアピールしたい場合は今すぐ対策が必要です。
3.就活や転職でのアピールはできない
平均点である約600点を大きく下回っており、英語の基礎知識もないと言える状態なので、TOEIC300点では就活・転職でアピールはできません。
履歴書にも書かないほうがよいレベルです。履歴書に書けるようになる点数は、平均点である約600点ですが、新卒であれば500点以上を基準にしているケースもあります。
他の人よりもさらに優位に立ちたい、アピールしたい、という場合は、TOEIC700点以上を目指して学習を進める必要があります。
大学生・社会人が目指すのは600点|TOEIC300点からスコアアップを目指そう
TOEIC300点の人は、まず平均前後の点数である600点を目指して勉強することをおすすめします。
以下は、目標とするスコアを取るために必要な勉強時間を表したグラフです。
例えば、現在350点の人(縦軸)が、650点(横軸)を目指す場合、約700時間が必要だとわかります。250点の人であれば、950時間が必要です。
600点よりも、さらにスコアアップを目指す場合は、900~1,000時間以上の勉強時間を確保しなければならないでしょう。毎日4時間程度勉強したとしても、約6ヶ月かかります。
効率よく勉強していかないと時間が過ぎていく一方で、なかなかTOEICのスコアが上がらない可能性が高いです。
正しい勉強方法を学び効率よく学習を進めていかなければ、就活や転職時期にも間に合わないかもしれません。
最初に目指すべきTOEIC600点の詳細は、関連記事「【暴露】TOEIC600点のレベルとは?難易度や学習のコツ・具体的な勉強法を解説」で解説しています。ぜひあわせてチェックしてみてください。
初心者向け|TOEIC300点からスコアアップを目指すための勉強法4ステップ
TOEIC300点は、基礎から学び直す必要のあるレベルです。スコアを上げるためには、以下の勉強法に沿って学習を進めてみてください。
- 基礎文法を復習し習得する
- 中学で習う基礎単語を覚える
- TOEICによく出る単語を覚える
- 問題集を解く
最短でスコアアップを狙うなら、必ずこの手順通りに進めてくださいね。バラバラの順番で勉強すると、効率が悪くなり時間がかかってしまうおそれがあるからです。
それでは詳しく解説していきましょう!
1.基礎文法を復習し習得する
TOEIC300点は、中学英語から復習が必要です。
まず習得すべきは基礎文法!
基礎文法を習得していないと、今後学習を進めていく中でつまずくポイントが多くなります。また、わからない英文が出てくるたびに調べていては、学習スピードが一気に落ちてしまうでしょう。
文法の勉強は、以下のステップで取り組みます。
学習する際に使う参考書は、英文法の基礎が1冊で網羅できるものがおすすめ。繰り返し何周もやり込んで、わからない部分をなくしていきましょう!
なお、おすすめの参考書は「基礎学習におすすめ|TOEIC300点のレベルの人に使ってほしい参考書4選」で紹介しているので、そちらもチェックしてみてくださいね!
2.中学で習う基礎単語を覚える
英検3~4級相当であるTOEIC300点の必要語彙数は、約600〜2,100語です。
これから600点を狙おうという場合は、約5,000語の習得が必要となります。復習も兼ねて中学・高校で学ぶ単語を暗記していきましょう。
単語の勉強方法は、以下を参考にしてみてください。
単語学習をする際のポイントは、1つの単語を覚えるのに時間をかけすぎないこと。ノートにひたすら書いて覚える勉強法も、書くことに意識が向いてしまうのでおすすめできません。
一度でできるだけ多くの単語に触れ、思い出す回数を増やすことで記憶の定着が早まります。
また、最初からTOEIC専用の単語帳を使うのも控えましょう。なぜなら、覚えておくべき基礎単語が漏れてしまう可能性が高いからです。
また、単語学習をする際は、発音記号と音変化のルール学習も同時に行いましょう!
正しく発音できるようになるとリスニング・リーディング力の向上にもつながるため、おすすめの勉強法です!
3.TOEICによく出る単語を覚える
基礎単語を覚えたら、TOEIC専用の単語帳で頻出単語を学習していきます。TOEICはビジネス系の題材がメインとなるため、基礎を学ぶ単語帳ではカバーできない可能性があります。
まずは、メインの意味とスペルを知るところからスタートし、徐々にその他の意味や例文を覚えていきましょう。
基礎単語の勉強方法と同様に、単語帳を何周もして、思い出す回数を増やしていきます!
やってはいけない単語の覚え方や、効果的に覚えるための方法は、関連記事「【絶対NG】やってはいけない英単語帳の覚え方7選!短時間でも効果が出る暗記術10選を紹介 」で解説しています。効率的な学習をするためにも、チェックしておいてくださいね。
4.問題集を解く
TOEIC300点の人は、TOEICの問題形式が理解できていない可能性があります。本番と同じ形式の問題を繰り返し解いて、感覚を掴み慣れていく必要があるでしょう。
わからなかった箇所は、単語や文法の理解ができるまで復習します。問題集をひと通り解いたら、別の問題集に移行するのではなく、再度同じ問題集を解いてください。
なぜなら、問題を見た瞬間に英単語や文法を理解し、解答できるようになる必要があるからです!
TOEICは全200問を約2時間で解かなければいけません。時間も意識しながら演習を繰り返し、苦手なパートがあれば集中して学習していきましょう!
なお、僕の公式LINEを登録すると、詳細なTOEIC学習法や有料級の英語教材を受け取っていただけます!友だち追加するだけですし、費用も発生しません!僕の知識を詰め込んだ教材ですので、忘れずに受け取っておいてくださいね。
TOEIC300点レベルは伸びしろしかない!勉強を継続するための3つのコツ
勉強法を継続するためには、以下3つのコツを試してみましょう!
- 日常に英語学習を組み込む
- 小さな目標をたくさん立ててクリアしていく
- 事前に隙間時間でやる勉強を決めておく
やる気・モチベーションだけに頼っていては、勉強を続けることは難しいでしょう。
忙しい毎日の中でも、勉強を継続するためにぜひ試してみてください。
1.日常に英語学習を組み込む
英語学習を生活の一部に組み込んで、習慣化させることを目指してみましょう。
例えば、朝の準備時間はリスニングの音源を聞いてみる、寝る前に必ず単語を10個復習するなどです。
日常生活を送る中で必ず行う行動に英語を紐づけていくと、自然に勉強の時間が確保できます。
自分なりのルールや学習する時間を決めて、日常のルーティンを作っていきましょう。
2.小さな目標をたくさん立ててクリアしていく
勉強において、目標を立てることは重要ですが、いきなり大きな目標を立てると挫折しやすいので注意しましょう。最終的なゴールの間に小さい目標を細かく立てて、少しずつクリアしていくと、勉強も継続しやすくなります。
例えば、今週は毎日10分間単語か文法の勉強を必ずする、1ヶ月間必ず1日1文は英作文を作る、などです。
自分にあったハードルの高すぎない目標を立てて、クリアできたらまた次の目標に立てていきましょう。
達成できたらご褒美を用意したり、記録に残したりしておくことも、勉強を継続するコツです。
3.事前に隙間時間でやる勉強を決めておく
隙間時間をうまく活用し、勉強時間を確保する方法です。
通勤通学の移動時間や、お昼休みなど、何気なくスマホでSNSを見たりYouTubeで動画を見たりする時間を勉強に使いましょう。
ポイントは隙間時間に応じて、勉強する内容を事前に決めておくこと。
隙間時間 | 勉強する内容 |
---|---|
5分 | ・単語の復習 ・短いリスニング |
10分 | ・新しい文法や単語の学習 ・リスニングやリーディング |
30分以上 | ・復習よりはインプット |
隙間時間を活用して、学習した内容の振り返り回数を増やすことで、短期間でも記憶に定着しやすくなります。ちょっとした時間でも、英語学習に時間を使う意識をしましょう。
基礎学習におすすめ|TOEIC300点のレベルの人に使ってほしい参考書4選
TOEIC300点の人が英語学習を始めるときは、自分のレベルにあった参考書や問題集を使いましょう。いきなり難易度の高いものを使うと、挫折してしまう可能性があります。
ここでは、TOEIC300点レベルの人におすすめする参考書を紹介します。
- 世界一わかりやすい英文法の授業
- キク英文法
- 英検3級 でる順パス単
- DUO 3.0
ぜひ参考にしてみてください。
1.世界一わかりやすい英文法の授業
タイトル | 世界一わかりやすい英文法の授業 (クリックでAmazon購入ページへジャンプ) |
著者 | 関 正生 |
出版社 | KADOKAWA |
オンライン予備校のスタディサプリなどで英語授業の担当をしている、関正生先生が著者の参考書です。
学生時代に知りたかった内容が載っており、苦手な部分も理解しやすく解説されています。フルカラーで視覚的にも取り組みやすいため、英語に苦手意識がある人にもおすすめの1冊です。
2.キク英文法
タイトル | キク英文法 (クリックでAmazon購入ページへジャンプ) |
著者 | 一杉 武史 |
出版社 | アルク |
9割以上の英文法を1冊で網羅できる参考書が、キク英文法です。
実際に僕も使った参考書です!
音声を使って勉強もできるので、リスニング力も同時に鍛えられます。主要100大学+センター試験の過去問題を分析して頻出されるものが載っているので、基礎をしっかりと学習できるのがポイントです。
世界一わかりやすい英文法の授業(クリックでAmazon購入ページへジャンプ)より、少し参考書のレベルを上げたい人は、こちらがおすすめです!
3.英検3級 でる順パス単
タイトル | 英検3級 でる順パス単 (クリックでAmazon購入ページへジャンプ) |
出版社 | 旺文社 |
英検3級 でる順パス単は、英検向けの単語帳として販売されていますが、基礎単語を覚えるならこちらもおすすめです!
まずは英検3級レベルの語彙をマスターして、徐々に暗記する英単語や熟語を増やしていきましょう。音声ダウンロードも可能なので、隙間時間で音声を聞いて学習することも可能です。
4.DUO 3.0
タイトル | DUO 3.0 (クリックでAmazon購入ページへジャンプ) |
著者 | 鈴木 陽一 |
出版社 | アイシーピー |
単語1,600語、重要熟語1,000語が、560文に凝縮してある参考書です。基本的な例文を学びながら、同時に基礎単語と熟語が学習できる1冊。
英文で学習することで、使用されるイメージが掴みやすく、基礎英語を全体的に学びたい人におすすめです!
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