「TOEICで900点取りたい!」
「どうやって勉強すれば良い?」
「学習にあたって気をつけるべきことってある?」
TOEIC900点は限りなく高い目標に感じているかも知れません。
もともと英語が得意とか帰国子女とか、あらかじめ備わったセンスのようなものが関係していると考える方も多いでしょう。
でも、僕は高校の時は部活ばかりしていて、卒業前に受けたTOEIC模試の点数はなんと280点…!
もともとの英語力はまったくなく、海外経験もありません。
そんな僕がTOEIC900点を達成できたのは、何より正しい勉強法を実践したからです。
そこでこの記事では、英語力がない人でも最短でTOEIC900点を達成するために以下の内容を解説します。
- TOEICで900点取るための学習方法
- TOEICを最短で攻略するためのトレーニング方法
- TOEICを学習するときに大切なポイント
英語の勉強経験がある方がこの方法を実践すれば、3ヶ月でTOEICで900点も夢ではないでしょう。ゼロからのスタートでも、半年みっちりやり込めば大丈夫です。
ぜひ最後まで読んで正しいTOEICの勉強方法を知り、今日から取り組んでみてください!
( note:【イングリッシュおさる】英語スクール生の実績 )
【TOEIC900点勉強法の前に】受験日までに目指す2つの姿
TOEIC900点を取るために、受験までにできるようになっておきたいことが2つあります。
- 単語と文法は「瞬時にわかる」状態まで仕上げる
- 試験慣れしておく
詳しく説明していきます。
1. 単語と文法は「瞬時にわかる」状態まで仕上げる
TOEICで重要になるのは、解答スピードです。
問題を読んだとき、瞬時に単語と文法が分かる状態にしておかなければなりません。なぜなら単語を思い出すのに時間を使っていれば、時間切れになってしまうからです。
単語を思い出すのに5秒かかっていれば、その単語を知らないのだと思ってください。単語や文法は完璧にマスターするつもりで学習を始めましょう。
2. 試験慣れしておく
どのテストでも「比較的時間がかからない第◯問から解き始めよう」「◯◯の論点が苦手なら最後に解くようにしよう」など、問題を解く順番について計画を立てるでしょう。
TOEICは、特に試験中の立ち回りが重要なので、日々の勉強においても本番と同じような環境で練習することが求められます。
リスニングパートでは、解答の注意事項が読み上げられている時間さえも無駄にはできません。
英語力以外にも、試験の傾向や特性をしっかり掴む必要があると覚えておいてください。
受験前までに、この2つの力を自分のものにしていきましょう!
【TOEIC900点勉強法1】3ヶ月で英語の基礎を身に付ける
TOEICで900点を取るためには、英語の基礎を習得できていることが前提です。
もし基礎力がついていない、または自信がない状態であれば、最初に基礎力を完璧にしておきましょう。
具体的な勉強方法は以下の3つです。
- 英文法の基礎を身につける(1〜3ヶ月目)
- 高校までの基礎単語を覚える(1〜3ヶ月目)
- 発音記号と音変化のルールを学ぶ(並行作業)
それぞれ詳しくみていきましょう。
なお、英語学習の始め方については、関連動画「【初心者向け】英語学習の始め方【3ヶ月で達成できる】」でも紹介しています。さらに詳しく知りたい方はぜひご覧ください。
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1. 英文法の基礎を身につける(1〜3ヶ月目)
最初の1〜3ヶ月で、英文法の基礎を徹底的に学んでください。
英文法は英語のルールとも言い換えられます。何事においてもルールを知らずに行動してしまったら、見当違いの方向に進んでしまうでしょう。
文法を完璧にしておくことで、今後の英語学習がグッと成功に近づきます!
使う教材は「キク英文法(※クリックでAmazon購入ページにジャンプ)」です。1~3ヶ月で30周以上復習して、文法を徹底的に学び、完璧にしていきます。
2. 高校までの基礎単語を覚える(1〜3ヶ月目)
文法を学習しながら、同時進行で高校までの基礎単語を覚えていきます。
使う教材は「データベース3000(※クリックでAmazon購入ページにジャンプ)」です。1ヶ月で30周以上復習して、基礎英単語も完璧にします。
高校までの英単語は、英語の基礎を身に付けるうえで最低限のレベルです。3ヶ月かけてデータベース3000の単語は全て覚えていきましょう。
3. 発音記号と音変化のルールを学ぶ(並行作業)
英単語を覚えると同時に、発音練習を毎日10分は行っていきましょう。暗記に役立つだけでなく、リスニング力アップにもつながるからです。
発音記号の勉強には、特別な教材を買う必要はありません。ネットにある情報をベースに練習していけば、1週間程度で覚えられるはずです。
また、発音記号を覚えたら、次は音変化のルールを覚えます。
音変化の具体例は、次のようなものです。
- リンキング・リエゾン:連続する単語が切れ目なく読まれることで、音がつながること(例:get away [gétəwèi])
- リダクション:スペルでは存在するのに実際には発音されない・限りなく小さく発音されること(例:good job [dが脱落])
- フラッピング:特定の条件下において、t が r や d など通常とは別の音で発せられること(例:water [w’ɔːdɚ])
英単語を声に出して覚えるようにすれば、発音は1ヶ月でマスターできるでしょう!
【TOEIC900点勉強法2】次の3ヶ月で徹底的に傾向対策する
英語の基礎が身についたら、次の3ヶ月でTOEICの傾向対策をします。
以下、3つの手順で勉強を始めていきましょう。
- TOEICで出題されやすい単語をマスターする(1ヶ月目)
- 公式問題集・千本ノックシリーズを完璧にする(2ヶ月目〜3ヶ月目)
- 公式問題集・千本ノックシリーズでPart3〜Part6を重点トレーニングする(2ヶ月目〜3ヶ月目)
それぞれ詳しく解説していきます。
なお、こちらの内容は関連動画「【最短爆速】TOEIC900点を3ヶ月で達成する方法」にて詳しく解説しています。さらに詳しく知りたい方はぜひご覧ください!
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1. TOEICで出題されやすい単語をマスターする(1ヶ月目)
最初の1ヶ月で、TOEIC受験に必要な英単語をすべて覚えていきます。
使う教材は「TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ(※クリックでAmazon購入ページへジャンプ)」です。
1ヶ月間単語学習だけに集中し、発音込みで覚えていきます。
この1冊だけを完全にマスターすればOKです!
1日の目標は500単語回すこと。2日で1周・30日で15周するペースです。
2. 公式問題集・千本ノックシリーズを完璧にする(2ヶ月目〜3ヶ月目)
次の2ヶ月で、以下2種類の本を使って過去問を解いていきます。
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必ず最新の傾向に対応したものかどうかを確認しましょう!
面倒に思えるかも知れませんが、毎回必ず時間を計りながら取り組むことが重要です。
TOEICは問題数が多いため「時間内にどれだけ問題を解けるか」を強く意識する必要があるからです。
また、間違えたところや分からないところは確実に復習しましょう。
文法や単語に立ち返り、二度とミスをしない状態まで仕上げていきます。問題や答えをまるごと覚えてしまう勢いで勉強してください!
3. 公式問題集・千本ノックシリーズでPart3〜Part6を重点トレーニングする(2ヶ月目〜3ヶ月目)
TOEICはPart1〜Part4(リスニング)とPart5〜Part7(リーディング)の計7問構成となっています。
個人的には、各大問を以下のように認識しています!
- Part1・Part2:過去問の復習やリスニングトレーニングで9割解けるようになる
- Part3・Part4:問題数が多くて求められる英語力が高いが、マスターすればPart1・Part2も解けるようになる
- Part5・Part6:あまり難易度は高くないが、訓練していないと時間がかかってしまうことが多い
- Part7:完全攻略の難易度は高いが、復習をちゃんと行っていれば解ける問題ばかり。ネックは解答時間がなくなってしまいやすいこと
最短最速でTOEICで900点を取るためには、できる限り時間対効果の高い学習に力を入れる必要があります。
つまり、リスニングはPart3・Part4を重点的にトレーニングし、リーディングはPart5・Part6を素早く解けるように訓練すれば、短い期間で最大の効果が見込めるでしょう。
具体的には以下の手順で行いましょう。
- 公式問題集を用意する
- 問題のシャドーイング(英文を聞き取った直後、かぶせるように同じ英文を発する練習法)をする
- スクリプト(読まれた英文)を確認する
各問題100回以上繰り返し、最初の英単語を聞くだけで問題のすべての英文をそらで言えるようになれば完璧です。
僕はこのレベルまで学習することで、リスニング450点を達成しました!
- 千本ノックシリーズを用意する
- 「間違えた」問題は10回復習して「解ける」問題にする
- 「解ける」問題は3回復習して「瞬時に解ける」問題にする
千本ノックシリーズは、1日1冊ペースで復習していきます。回数を重ねるうちに正解数が増えるだけでなく、解答にかかる時間も短くできるはずです。
Part7に解答時間を残すためにも、いかに早く解けるかを意識してトレーニングしましょう。
【TOEIC900点勉強法3】学習で意識すべき3つのポイント
最後に、TOEIC900点を達成するための学習において、大切なポイントについて解説します。
学習するときに意識してほしいのは次の3つです。
- 参考書を浮気しない
- リーディングよりリスニングを優先する
- 継続して勉強する
詳しく説明していきます。
1. 参考書を浮気しない
「いろんな参考書を使ってどれも中途半端にしてしまう」というのはやりがちな試験勉強ミスのひとつ。この記事で紹介した参考書に絞って、他のテキストに浮気しないよう気をつけましょう。
特に不安に思われやすいのが、リスニング対策。公式問題集で十分対策ができるので安心して取り組んでください。
公式問題集は問題の質が本番とほとんど同じようにできています。問題の読み手のクオリティもほとんど同じです。
そのため「公式問題集さえやっておけばリスニングが聞き取れない」ということはありません。
あれこれ手をつけず、1冊をボロボロにするくらいやり込みましょう!
2. リーディングよりリスニングを優先する
もし僕が「リーディングとリスニングどちらを優先したらいいですか?」と質問されたら、迷わずリスニングと答えます。
というのも、リスニング力を鍛えることはリーディングにも良い影響があるからです。一方で、その逆は影響がないとまでは言い切れませんが、相乗効果は薄いでしょう。
時間が限られている方は、まずリスニングから完璧にするように取り組んでみましょう。
3. 継続して勉強する
英語学習は、何より継続して勉強することが大切です。
いくら正しい勉強方法を知っていても、繰り返し実践しなければ習得できません。
- SNSやゲームアプリをアンインストールする
- 仕事をなるべく早く上がれるように効率化を試みる
- 晩酌や飲み会を週に1回我慢して勉強に充てる
- 目覚ましアラームをいつもより1時間早く設定する
- リスニング音声をスマホにダウンロードしておきスキマ時間に聴くようにする
など、簡単なところから始めて、徐々に勉強できる環境を作っていきましょう。
正しい勉強法で継続すればTOEIC900点は必ず取れる!まずは基礎をしっかり定着させよう
TOEICで900点を取ることは、夢のまた夢というわけではありません。正しい勉強法を知っていれば、十分手に届く範囲にあります。
ただし、基礎や土台がしっかりしていなければ、勉強したことが積み上がっていきません。英語学習で言えば、文法や単語を確実なものにすべきです。
ぜひこの記事を参考に、基礎力を身につけることから始め「3ヶ月〜半年でTOEIC900点」という最高の結果を手に入れましょう!
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