「TOEICは本当に取得する意味あるのか知りたい」
「時間とコストに見合う価値があるか迷っている」
TOEICを受験しようと思っても、本当は意味がないのではないかと悩んでいる方もいるでしょう。
しかし、グローバル化が進む現代のビジネスにおいて、TOEICは依然として重要な指標のひとつとして認識されています。
「TOEICがまったく意味ない」なんてことはありません!
この記事では、TOEIC900点超えの元英語教師だった僕が、以下の内容について解説します。
- TOEICが意味ないと言われる理由
- TOEICを受験するメリット
- TOEICで高得点を取るコツ
今日から対策に取り組んで、スコアを伸ばしていきましょう。
( note:【イングリッシュおさる】英語スクール生の実績 )
TOEICは意味ないと言われる3つの理由
TOEICは英語力を測るひとつの指標として広く認知されています。
しかし、実際の英語コミュニケーション能力との間にズレがあり意味ないと言われることも少なくありません。
ここでは、TOEICが意味ないと言われる具体的な理由を3つ紹介します。
- 本質的な英語力が磨かれていない可能性があるから
- スピーキングがないから
- TOEICで学んだ英語は使わないから
それぞれ、サクッと見ていきましょう。
1. 本質的な英語力が磨かれていない可能性があるから
TOEICの点数が高くても、英語力の本質が伴っていないことがあります。
というのも、TOEICならではの出題傾向があり、テストの形式に慣れることで点数を稼げることもあるためです。
たとえば、リーディングでは、問題文の特定のキーワードに注目するだけで正解にたどり着けることもあります。
実際、受験テクニックを学ぶだけでスコアが100点近く上がった例も珍しくないです!
2. スピーキングがないから
TOEIC L&Rにはスピーキングテストがありません。
900点以上の高得点保持者でも、実際の会話では言葉が出てこないケースが少なくないのです。
リスニングとリーディングだけでは、実践的なコミュニケーション能力を育むことは難しいでしょう。
3. TOEICで学んだ英語は使わないから
TOEICで出題される英語表現の多くは、実生活ではほとんど使用する機会がありません。
特にビジネスシーンを想定した問題が多く出題されますが、これは日常英会話を必要とする方々にとって、効率的な学習とは言えないのです。
たとえば、会議室の予約や部署間の調整など、特定のビジネスシチュエーションに特化した表現を覚える必要があります。
こうした知識は、海外旅行や異文化交流といった一般的な場面では、ほとんど役立たないのです!
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TOEICを受験する3つのメリット
TOEICが意味ないと言われる理由について解説してきましたが、活用方法によっては強力な武器となります。
ここでは、TOEICを受験することで得られる具体的なメリットを紹介します。
- 就職や転職に有利に働く
- 昇進にも活用できる
- 英語力の証明になる
詳しく見ていきましょう。
1. 就職や転職に有利に働く
TOEICは、就職や転職活動において大きなアドバンテージとなります。
採用時の足切りラインとしてTOEICスコアを設定している企業もあるためです。
大手ITの楽天では入社時に800点以上を取得するように設定されています。
参考: 楽天グループ株式会社
このようななか、履歴書の資格欄に「TOEIC 850点」と記載できれば、あなたの英語力の高さを客観的にアピールできます。
また外資系企業への就職・転職であればTOEICはもはや必須レベルとなります。
なお、外資系企業を目指している方は、関連記事「【足切りは700点】外資系企業の就職にTOEICは有利!スコアを伸ばす学習方法を5ステップで解説」を参考にしてみてください!
2. 昇進にも活用できる
グローバル化が進む現代のビジネス環境では、英語力は必須のスキルとなってきました。
そんななか、昇進・昇格の要件としてTOEICスコアを設定している企業が増えています。
そのため、TOEICで高得点を取得することは、キャリアアップの大きな後押しとなるでしょう。
自己啓発の証としても、会社からの評価アップにつながりますね!
3. 英語力の証明になる
TOEICは世界中で認められている信頼性の高い英語テストです。
定期的に受験することで、自分の英語力の進歩を客観的に把握できます。
3ヶ月の学習でスコアが50点上がれば、それは明確な成長の証となるのです!
また、「次は700点を目指す」といった具体的な目標設定も容易になります。
これにより、効率的な学習計画を立てることができ、モチベーション維持にも役立つでしょう。
英語学習の道しるべとして、TOEICは最適な指標となりますよ。
TOEICは高得点を取るほど意味がある
TOEICの点数によって、あなたのキャリアの可能性は大きく変わってきます。
ここでは、スコア別のメリットと、それによって得られる価値について解説していきます。
- 平均ラインの600点以上はほしい
- 高得点と思われたいなら700~800点程度
- 上位4%の900点は人生が変わる
詳しく見ていきましょう。
平均ラインの600点以上はほしい
TOEIC600点は、ビジネスパーソンとして最低限得点しておきたいラインです。
なぜなら、これがTOEIC受験者の平均的なスコアだからです。
このレベルに達すると、英語のメールのやり取りや、簡単な海外とのコミュニケーションにも対応できます。
たとえば、海外取引先との基本的なメールのやり取りや、マニュアルの読解といった業務もこなせるようになるでしょう。
まずは、この600点を目指して学習を進めてください!
なお、TOEIC600点を目指したい方は、関連記事「【暴露】TOEIC600点のレベルとは?難易度や学習のコツ・具体的な勉強法を解説」を参考にしてみてください!
高得点と思われたいなら700~800点程度
TOEICスコア700点を超えると、周囲からの評価が一気に変わってきます。
この点数帯は、英検準1級相当の実力があると見なされ、履歴書にも胸を張って記載できる水準なのです。
社内プレゼンテーションの英語での実施や、海外出張時の商談など、より実践的な場面でも活躍できるでしょう。
なお、TOEIC800点を目指したい方は、関連記事「【必見】TOEIC800点のすごさは5つ!おすすめの勉強法や参考書を英語のプロが紹介」を参考にしてみてください!
上位4%の900点は人生が変わる
TOEIC900点以上を取得すると、キャリアの選択肢が劇的に広がります。
このスコアは受験者の上位数%しか達成できない、まさにエリートの証なのです。
グローバル企業への転職や、海外赴任のチャンスも現実的な目標となってきます!
例えば、外資系企業の管理職ポジションや、海外支社立ち上げプロジェクトへの参画など、通常では巡ってこないような魅力的な機会にも恵まれやすくなりますよ。
なお、TOEIC900点を目指したい方は、関連記事「【人生変わる】TOEIC900点のすごさがわかる4つの指標!取得するとできることや達成する勉強法を紹介」を参考にしてみてください!
TOEICで高得点を取るために初心者がやるべき5つのこと
TOEICの勉強を始めようと思っても、何から手をつければいいのか迷うものですよね。効率的に点数を上げるためには、正しい準備と計画が欠かせません。
ここでは、初心者がTOEICで成功するために必要な具体的なステップを、順を追って解説していきましょう。
- 出題形式を知る
- 現時点での自分の英語力を知る
- 受験日を決める
- 目標を設定する
- 学習計画を立てる
詳しく見ていきましょう。
こちらの内容は、関連動画「【たった1動画で全てがわかる】TOEICパート別完全攻略【永久保存版】」でより詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
1. 出題形式を知る
まずは、TOEICがどんなテストなのか、しっかりと理解することから始めましょう。
TOEICは7つのパートで構成されています。問題数や内容は、以下のとおりです。
パート | 問題数 | 内容 |
---|---|---|
Part1 | 6問 | 写真の描写 |
Part2 | 25問 | 会話の応答 |
Part3 | 39問 | 会話の内容把握 |
Part4 | 30問 | 説明文の内容把握 |
Part5 | 30問 | 短文穴埋め |
Part6 | 16問 | 長文穴埋め |
Part7 | 54問 | 文書の読み取り |
TOEICでは、リスニングとリーディング問題がメインとなります。
問題量も多いため、時間配分をしつつ試験を進めていくことが大切です!
なお、TOEICの時間配分については、関連記事「TOEICは時間配分を見直せばスコアアップ!「時間が足りない」を解決するパート別攻略法」を参考にしてみてください!
2. 現時点での自分の英語力を知る
自分の現在の実力を正確に把握することが、効果的な学習への第一歩となります。
公式問題集を時間を計りながら解いてみましょう。
使用される単語やフレーズの傾向をつかめ、本番へのいい練習になるでしょう。
またリスニングでは公式スピーカーの音声が搭載されているため、本番の雰囲気を完全に再現できるのです。
>>実際の音声を聞く(リンク先から下に少しスクロールすると「実際の音声を聞いてみよう!」があります)
実際に演習してみると、時間配分の難しさや、自分の弱点が明確になってきます!
この経験が、今後の学習プランを立てる上で貴重な情報となるのです。
3. 受験日を決める
具体的な目標日があると、学習のモチベーションが格段に上がります。
TOEICは毎月開催されており、午前・午後の時間帯も選べるため、自分の生活リズムに合わせやすいです。
ただし、受験日は近すぎても遠すぎても良くありません。
理想的なのは3ヶ月後程度ですね!
遅くとも1年以内には設定しましょう。明確な期限があることで、計画的な学習が可能になるでしょう。
4. 目標を設定する
実現可能な目標を立てることが、継続的な学習の鍵となります。
模擬テストの結果をもとに、どこまで点数を伸ばせるか考えてみましょう。
初心者の場合、一般的な平均点である600点前後を目指すのが賢明です!
例えば、現在のスコアが400点なら、まずは600点を目標にするのがおすすめ。
無理のない目標設定が、着実なスコアアップにつながりますよ。
なお、600点を目指したい方は、関連記事「【無理じゃない】TOEIC600点を取れないのは対策不足!原因や対策方法を伝授」を参考にしてみてください!
5. 学習計画を立てる
目標が決まったら、具体的な学習計画を立てていきます。
現在のスコアと目標スコアの差を埋めるため、毎日どれくらいの時間を使えるか検討しましょう。
以下は3ヶ月後にTOEICを受験するときの具体的な学習スケジュールの例です。
平日 | 土日 | |
---|---|---|
1ヶ月目 | 朝:単語学習(30分) 夜:文法学習(1時間) | 朝:文法演習と復習(2時間) 夜:リスニング基礎(1時間) |
2ヶ月目 | 朝:Part 5&6演習(45分) 夜:Part 3&4演習(1時間) | 朝:Part7演習(2時間) 夜:弱点復習(2時間) |
3ヶ月目 | 朝:苦手Part対策(1時間) 夜:時間配分練習(1時間) | 朝:模擬テスト(本番同様) 夜:解説・復習(2時間) |
目標スコアや現在の英語力に応じて、各項目の時間配分や内容を調整してください!
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