「TOEIC Part7の解き方を知りたい!」
「時間配分や問題形式は?」
「おすすめ勉強方法も知りたい!」
TOEIC Part7は長文問題であり、攻略できるかどうかでTOEICの点数は大きく変わります。
しかし、時間が足りず点数を伸ばせない方も多くいるでしょう。
現状、Part7で点数が取れなくても大丈夫!解き方のコツがわかれば点数を取れるようになります!
この記事では、TOEIC Part7の解き方のコツを中心に、以下の内容について解説します。
- TOEIC Part7の概要
- スコアを伸ばすための解き方のコツ
- トピック別の解き方
- パターン別の解き方
Part7の点数が伸び悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください!
( note:【イングリッシュおさる】英語スクール生の実績 )
解き方の前に!TOEIC Part7の概要を解説
まずは、TOEIC Part7の概要を紹介します。
- 問題形式
- 問題数
- 時間配分の目安
以下で詳しく解説します。
問題形式
TOEIC part7は長文読解問題です!
問題形式 | 内容 |
---|---|
シングルパッセージ | 1つの文章から2〜4問の設問に答える |
ダブルパッセージ | 2つの文章から5問の設問に答える |
トリプルパッセージ | 3つの文章から5問の設問に答える |
Part7の文章は「英語圏で生活している人が、日常生活や仕事で見るであろうさまざまな文体」を想定しています。
したがって、ビジネス関連のメールやインボイス、スケジュール表など、日々遭遇するさまざまなテキストも頻繁に問題として取り上げられているのです。
問題数
TOEICのリーディング部分は全体で100問が出題される中で、Part7だけで54問もあります。
半分以上もPart7が占めており、確実に対策しなければ高得点は難しいでしょう!
Part7の問題形式と、問題内容については以下の表にまとめています。
問題形式 | 問題内容 |
---|---|
内容把握問題 | 文中の内容から正しい選択肢を選択する |
推測問題 | 文章から推測できる内容を選択する |
選択肢問題 | 問題文と合致する内容を選択する |
語彙問題 | 指定された単語と最も意味の近いものを選択する |
NOT問題 | 内容に合わないものを選択する |
テーマ問題 | 主題として適切なものを選択する |
意図問題 | 文中の表現の意味について適切なものを選択する |
文挿入問題 | 文章を挿入する適切な位置を選択する |
時間配分の目安
Part7含め、TOEICのリーディング部分を解く際に意識したい時間配分は、以下の通りです。
あくまでも目安なので、演習の中で自分に合った配分を知ることが大切です!
Part | 目安時間 |
---|---|
Part 5 | 10分 |
Part 6 | 10分 |
Part 7 | 55分 |
合計 | 75分 |
Part 7に使いたい時間はおよそ55分。
この55分の内訳としては、シングルパッセージの問題は25分、ダブルパッセージの問題は10分、トリプルパッセージの問題は20分かけられることを意識するのがおすすめです。
もし問題に行き詰まったら、その問題をスキップして次に進みましょう!
悩んでも解けない問題に時間をたくさんかけるよりも、全問題を解き切ることを優先してください。
なお、TOEIC全体の時間配分については、関連記事「TOEICは時間配分を見直せばスコアアップ!「時間が足りない」を解決するパート別攻略法」でも解説しています。ぜひ参考にしてみてください!
TOEIC Part7のスコアを伸ばすための解き方のコツ3選
ここからは、TOEIC Part7の解き方のコツを3つ紹介します。
- 頻出のパターンを押さえる
- 簡単な問題から解く
- 精読をする必要はない
詳しく見ていきましょう。
1. 頻出のパターンを押さえる
Part 7の問題は、設問の文章にもパターンが存在します。
よく出るパターンを頭に入れておくと、質問文を注意深く読む必要がなくなり、回答に使う時間を増やせます!
よく出題される質問文の型は以下の通りです。
英文 | 日本語訳 |
---|---|
What is indicated about …? | …について何が示されていますか? |
What is suggested about…? | …について何がわかりますか? |
What is the purpose of …? | …の目的は何ですか? |
What most likely is true about …? | …について正しそうなことは何ですか? |
What does Mr. A imply about …? | Aさんは…について何を示唆していますか? |
What does Mr. A mention about …? | Aさんは…について何を述べていますか? |
No. 177 What is suggested about Business Audio Pro?
(A) It fills orders once a week.
(B) It advertises in the newspaper.
(C) It specializes in data-processing services.
(D) It has recently expanded its business.
A:(B) It advertises in the newspaper.
引用:サンプル問題|TOEIC Listening & Reading Test|【公式】TOEIC Program|IIBC
英文と日本語訳を頭に入れておくと、問題文を読む時間が省けて時間を浮かせられます。
これらを押さえておくと、本番で役に立ちます!
2. 簡単な問題から解く
TOEICでは問題の場所と難易度は直接関連していません。
「最初のほうが簡単、後のほうが難しい」という先入観は捨てましょう!
そのため、Part 7の最初の問題よりも最後の54問目のほうがやさしい場合も存在します。
難しい問題に悩むと、最後のほうの簡単な問題を落としてしまうケースも出てくるでしょう。
時間がなくなりそうだったら、簡単な問題を優先して解きつつ、最後まで設問を解き終えることを目指すのも有効です。
解きやすい問題は人によって違うため、演習の中で把握するのも大切です!
3. 精読をする必要はない
精読していると時間が足りなくなります。
最初に、質問と選択肢をざっと見てキーワードやフレーズを探しましょう。
次に、それらのキーワードやフレーズを元に文章を読むと、関連する情報がすぐに見つかりやすくなりますよ!
なお、僕の公式LINEでは、英語力を向上させるために必要な教材データを無料配布しています。以下のリンクから無料登録すれば受け取れるので、ぜひチェックしてみてください!
【トピック別】TOEIC Part7の解き方のコツ5選
ここからは、TOEIC Part7のトピック別に解き方のコツを紹介します。
- 手紙
- チャット
- 告知
- 広告
- 記事
順番に解説します。
1. 手紙
手紙形式の問題においては、差出人や宛先を最初に確認しましょう。
手紙の目的やトーンが明確になり、本文の内容をより深く理解する手がかりとなります!
たとえば、上司から部下への手紙であれば、指示や要求が主な内容となる可能性が高いです。逆に、顧客から企業への手紙であれば、感謝やクレームが主題になる場合が多いでしょう。
このように、差出人と宛先を確認すると文脈がクリアになり正答を導きやすくなります。
2. チャット
TOEIC Part7のチャット形式の問題は、会話に近い形でやり取りが行われます。
この形式では、文脈やニュアンスが非常に重要です!
短い文が多いため、一見すると簡単に見えますが、その裏にはしばしば暗黙の前提や推測が必要な場合があります。
そのため、各発言がどのような目的や背景で行われているのかを読み取りましょう。
とくに質問とその回答、または指示とその確認に注目すると、問題の解答に役立つことが多いです。
3. 告知
告知形式の問題は、社内報やツアーの案内、イベントのお知らせなどが主になります。
このタイプの問題では、日時や場所、参加条件などの具体的な情報が問われることが多いです!
また、告知の目的や対象者も確認すると、文脈を理解しやすくなります。
4. 広告
広告形式の問題には、主に求人広告や商品の広告が取り上げられます。
この形式では、商品やサービスの特長、価格や利用条件などが中心です。
割引や特典に関する情報はよく問題にされるので、これらに注意を払うと良いでしょう!
また、広告には誇張表現が使われることがあるため、文言を慎重に読み取る必要があります。
5. 記事
記事形式の問題では、新聞や雑誌の記事が主に扱われます。
このタイプの問題では、事実や意見、統計データなど多岐にわたる情報が含まれることが多いです。
引用されているセリフに注目すると、記事の主旨やポイントが明確になる場合があります!
また、記事のタイトルやサブヘッダーも重要な手がかりとなることが多いので、これらにも注意を払いましょう。
TOEICの勉強をいちから始めて高得点を目指すのであれば、関連記事「【朗報】TOEICは独学でも高得点を狙える!完全初心者の大学生が900点を取った方法を紹介」がおすすめです。体験談ベースで解説しているので、ぜひチェックしてみてください!
【問題形式別】TOEIC Part7の解き方のコツ5選
ここからは、TOEIC Part7の問題形式別に解き方のコツを紹介します。
- 語彙問題
- 内容把握問題
- 推測問題
- NOT問題
- 文挿入問題
以下で詳しく解説します。
※各例題を考えるために必要な本文に関しては「サンプル問題|TOEIC Listening & Reading Test|【公式】TOEIC Program|IIBC」をご覧ください。
1. 語彙問題
語彙問題では、本文で出てくる単語を別の表現に言い換える形式が多いです。
No. 196 In the advertisement, the word “top” in paragraph 1, line 2, is closest in meaning to
(A) maximum
(B) favorite
(C) important
(D) upper
A:(B) favorite
引用:サンプル問題|TOEIC Listening & Reading Test|【公式】TOEIC Program|IIBC
文章中の単語の定義を尋ねる問題です。TOEICにおいてこの種の問題に対処する際、辞書の定義は考慮せず、文章の内容に適合する意味の選択肢を選択しましょう。
文章では「Select your top colors」と記載されており「好きな色を選んで」という意味と代替できる「favorite」が答えとなります。他の選択肢は文脈と合致しないので、不正解です。
同義語や類義語にも注意を払い、問題文と選択肢の言葉がどれだけ近いのかを評価するスキルも必要です!
2. 内容把握問題
内容把握問題では、具体的な質問に対して最も適切な情報を選んで答える必要があります。
No. 152 What is suggested about Mr. Bach?
(A) He has been to Kansai more than once.
(B) He currently works in Beijing.
(C) He is on a business trip.
(D) He works for Fly Right Airlines.
A:(C) He is on a business trip.
引用:サンプル問題|TOEIC Listening & Reading Test|【公式】TOEIC Program|IIBC
頻出の問題文で「Mr. Bachについて何が示唆されていますか?」と記載されています。まず全文を一読して大まかな内容を把握し、次に質問文と選択肢を確認します。
再度本文を読み返し、質問に最も適した答えを見つけ出しましょう!
とくに、日付や場所、人物や数値などの具体的なデータに着目すると、正確な答えを見つけやすくなります。
3. 推測問題
推測問題は、文中の情報から内容を推測して答える問題です。
No. 178 Who most likely is Ms. Annesly?
(A) An actor
(B) A script writer
(C) A sales associate
(D) A business owner
A:(D) A business owner
引用:サンプル問題|TOEIC Listening & Reading Test|【公式】TOEIC Program|IIBC
答えが直接書かれていることは少なく、ヒントとなる情報がちりばめられているため、それらを結びつけて正解を導くスキルが求められます。
今回は「use your services for my data-processing and transcription bussiness」とメールの冒頭に書かれているので、ビジネス関係であることが読み取れます。
複数の情報を組み合わせて論理的に考える能力が重要です!
4. NOT問題
NOT問題は、本文で書かれていない内容の選択肢を選ぶタイプの問題です。
No. 179 What service does Ms. Annesly NOT request from Business Audio Pro?
(A) Professional voice talent
(B) On-hold messages
(C) Customized script writing
(D) Multilingual voice production
A:(B) On-hold messages
引用:サンプル問題|TOEIC Listening & Reading Test|【公式】TOEIC Program|IIBC
この問題形式は他の選択肢より時間がかかる場合があります。
本文をしっかりと読み、各選択肢が文中で確認できるかどうかをひとつひとつ検証しましょう!
文中で明示的に触れられていない選択肢が正解となるため、注意深く確認作業を行うことが重要です。
5. 文挿入問題
文挿入問題では、設問に書かれている文をどこに挿入すべきかを選ぶ必要があります。
No. 164 In which of the positions marked [1], [2], [3], and [4] does the following sentence best belong?
“The name and telephone number of the person posting the notice must be clearly marked on the back.”
(A) [1]
(B) [2]
(C) [3]
(D) [4]
A:(A) [1]
引用:サンプル問題|TOEIC Listening & Reading Test|【公式】TOEIC Program|IIBC
まずは挿入する文章を日本語訳しておきましょう。「掲示物を投稿する人の名前と電話番号は、裏面に明確に記載されていなければなりません。」と訳せます。
それぞれの場所に文章を当てはめて、文脈ががっちりする1番が答えとなります。
挿入する文が他の文とどのように関連しているかを理解しましょう!
また、文の流れや一貫性も考慮しながら最適な位置を選びます。
たとえば、挿入する文がある事象の結果を説明している場合、その事象が述べられた直後が適切な挿入位置となる可能性が高いです。
なお、イングリッシュおさる公式LINEでは、TOEICに使える有料級の英語学習教材を無料で15個配布しています。英語の総合力を磨ける教材ばかりなので、以下のリンクから無料登録してみてください!