小谷
IELTS(アイエルツ)試験の指導で、わずか月5万円からスタートした小谷さん。英語指導のプロとしての知見はありながらも、ビジネス面では悩みを抱えていました。そんな彼がおさるの講座でマーケティングや講座運営を学び、月120万円、さらには1,100万円という成果を出した実体験を余すところなく語っていただきました。
この記事では、小谷さんのビジネス転換の過程や実際に取り組んだマーケティング手法、成果につながった具体的な行動について詳しくご紹介します。IELTS講師を目指す方、英語系スクール運営をされている方にも参考になる内容です。
この記事でわかること
この記事はこんな方におすすめ
IELTS講師・小谷さんの紹介と驚きの成果【Before → After】

本章では、英語講師として活動していた小谷さんがどのような経緯で講座に参加し、収入を爆発的に伸ばしていったのかをインタビュー形式でお届けします。副業から本業への転換の背景と、実績の伸びがわかる変化の過程は、英語指導ビジネスを志す方にとって大きなヒントになるでしょう。
元手はゼロ、副業スタートで月5万円からの挑戦
おさる:さっそくですが、小谷さん、自己紹介をお願いできますか?
小谷:はい、小谷延良と申します。現在は大学での非常勤講師をしながら、IELTSのスクール運営をしています。Xを中心に情報発信をおこなっており、今は2万人ほどのフォロワーがいます。IELTSはヨーロッパやオーストラリア、最近ではカナダやアメリカでも使われ始めている試験で、主にライティングが難しいとされています。
おさる:そんななかで、小谷さんはIELTS指導を本業にされたわけですが、最初のころの売上はどれくらいだったんですか?
小谷:本当に最初は月に数万円、多くて5万円程度でした。大学の仕事がメインで、IELTSは副業的にZoomで個別指導をしたりしていました。X経由で月に1人か2人くらいの生徒を見ていた感じです。
おさる:その頃はまだビジネスの軸が定まってなかったと。
小谷:はい、さまざまな教材を買って独学で学んでいたんですが、マーケティングは素人で。最初は何から始めればいいかもわからない状態でした。

IELTS(International English Language Testing System)は、海外留学や移住の際に必要とされる英語力を測る試験。特にスピーキングやライティングで高得点を取るのが難しく、専門的な指導が求められます
おさるのアドバイスで月120万円に到達
おさる:最初にお会いしたのは渋谷でしたよね?あのときのこと覚えてますか?
小谷:はい、あれがきっかけでしたね。4年前くらいだったと思うんですが、渋谷で作業会を募集されていたときに、1時間ほど相談に乗ってもらいました。そのアドバイスを実践したら、数か月で結果が出たんです。
おさる:具体的にどんなアドバイスでしたか?
小谷:まず「どう集客して、普段からどんな価値提供をしておくべきか」という基本の部分でした。これが本当に衝撃的で。「教える内容が良ければ売れる」ではなく「普段の発信の質と信頼構築が重要だ」と気づかされました。
おさる:その後、オンラインでセミナーをされて、講座販売を始めたんですよね?
小谷:はい。2か月後くらいにセミナーを開催して講座を説明したところ、20名弱が参加してくださって、売上は60万円くらいでした。その後、教材を作って販売したら、一気に120万円まで伸びました。

マーケティングの基本は「価値提供と信頼構築」です。SNSでの発信や無料セミナーを通じて、見込み客との関係を深めることが成約率の向上につながります。講座販売の前段階で、どれだけ「この人から学びたい」と思わせられるかが鍵となります
講座受講後は月1,100万円を突破!成果の要因は?
おさる:それから僕の講座に参加してもらって、さらに売上が伸びたんですよね?
小谷:はい。昨年の最高月は1,100万円でした。
おさる:いや、それすごいですよ(笑)。どんな変化があったんですか?
小谷:一番大きいのは「考え方」です。講座でほかの受講生の取り組みを見て「これくらいやらなきゃダメなんだな」と自分の甘さを痛感しました。
おさる:たしかに、熱量とか時間の使い方も学びになりますよね。
小谷:あとは「講座運営の仕方」です。どんなふうに集団指導を取り入れ、運営を仕組化していくかというノウハウを学びました。これでようやくスケールすることができた感じです。

スケーラブルな講座運営とは、時間と収益のバランスを保ちつつ、複数の受講生に対応できる仕組みを持つことです。個別指導だけに頼らず、グループ指導や教材の販売を組み合わせることで、大幅な売上アップが可能になります
マーケティング講座で変わった集客と講座運営の全貌

ここでは、小谷さんが実践した集客戦略や、講座運営をどのように構築・改善してきたかをご紹介します。SNS発信からLINE登録への導線、セミナー活用やプレゼント企画など、売上1,100万円に至るまでの細かな手法が語られています。再現性の高い事例として、ほかの講師業・教育業にも応用可能な内容です。
セミナーとプレゼント企画を活用した導線設計
おさる:では、1,100万円を売り上げたときの導線についても伺っていいですか?
小谷:はい。基本的には講座で学んだとおりの流れをそのままやりました。まず無料セミナーを開催して、そこでLINE登録を促しました。セミナー前には資格試験やIELTSに関する情報発信を続けて、信頼構築に注力しました。
おさる:プレゼント企画もされてましたよね?
小谷:そうです。LINE登録者に向けて講座内容と関連した特典を用意していました。それも2か月かけて作り込み、十分に有料級の内容に仕上げました。セミナー参加者には参加特典として配布して、参加者の満足度と信頼を高めることに成功しました。
おさる:それで9月に1,100万円を記録したわけですね。
小谷:はい、5月くらいから仕込みを始めて、9月にセミナー・特典・LINE登録の流れで一気に販売を進めた形です。

集客から販売までの導線設計は「無料 → 信頼 → 販売」の順序が基本です。Xでの発信を起点にLINEで関係性を深め、無料セミナーや特典で価値を感じてもらい、最終的に講座を販売する。小谷さんはこの王道を忠実に実践しています
集団指導と個別指導のハイブリッド運営とは?
おさる:今は集団と個別、どちらの指導スタイルなんですか?
小谷:今は2つのコースを運営しています。まずは複数人で学ぶ「グループ指導」。こちらは価格も抑えめで、塾や予備校のような形式です。もうひとつは「個別カスタマイズ指導」。こちらは価格が上がりますが、個別相談の上で対応しています。
おさる:なるほど、分けているんですね。それってどうやって決めたんですか?
小谷:セミナーで受講希望者を集めたとき、グループで学びたい方と個別でじっくり教わりたい方の両方がいたんです。そこで「グループ講座に即申し込み」と「高額個別コースは面談後」という2パターンに分けました。
おさる:直売りと面談、うまく使い分けたんですね。
小谷:はい、価格帯に応じて顧客の行動も変わるので、入り口で分けて案内するようにしました。

顧客のニーズや価格帯に応じたコース設計は、成約率を高める重要な工夫です。低価格帯は手軽なグループ指導で集客し、高価格帯は面談などで信頼関係を深めてから販売する。これにより幅広い層のニーズに対応可能となります。
SNSと発信力で差別化!信頼を得るための情報発信術

このパートでは、小谷さんがXを活用してどのように価値提供をおこない、信頼を獲得していったかを深掘りします。教材やセミナーよりも前段階、つまり「普段の発信」にどれだけ注力したかが、成果の鍵を握っていました。
Xでおこなった具体的な発信と差別化ポイント
おさる:普段の価値提供が大事って言ってましたけど、どんな発信を意識していたんですか?
小谷:一番意識したのは、セミナー前の発信でほかの方と差をつけることでした。単に商品やサービスを紹介するだけではなく「この人から学びたい」と思ってもらえるような投稿を心がけていました。
おさる:差別化って簡単に言っても難しいじゃないですか。そのなかでどこを意識されたんですか?
小谷:Xでは「マインドセット」と「スキル」の両方を投稿していました。単語や英語の知識だけではなく、自分の考え方や価値観に共感してもらえるような発信ですね。やっぱりマインドに共感してくれた方は、ファンになってくれやすいです。
おさる:なるほど。教科書だけじゃ補えない「この人の考え方を学びたい」と思ってもらえる発信をしていたわけですね。
小谷:はい、そういう意味で、普段の発信が最も大切な「入り口」だったと思います。

SNS発信は「信頼構築の起点」です。商品紹介ばかりではなく、価値観や思考法をシェアすることで、フォロワーとの心理的距離を縮めることが可能です。特に教育系ビジネスでは、講師の人柄や考え方への共感が成約に直結します
受講前後の意識の違いとマインドセットの変化
おさる:ここまで順調に伸ばしてきましたが、講座を受ける前とあとで、一番大きな意識の変化って何ですか?
小谷:やっぱり「成果を出すには、どれだけ本気でやるか」っていう意識の差ですね。講座でほかの受講生の姿勢を見て「自分はまだまだだ」と思わされました。
おさる:まわりの受講生の存在って、大きいですよね(笑)。
小谷:ほんとに(笑)。それと、講座内のChatworkでほかの人の成功事例や失敗談を見られたのも、めちゃくちゃ学びになりました。
おさる:それは本当に価値がありますよね。自分以外の「リアルな成功」と「リアルな失敗」を見られる環境って、なかなかないですし。
小谷:はい、講座のコンテンツももちろんよかったですが「環境に飛び込んだこと」が最大の変化だったと思います。

個人で学ぶよりも、同じ志の仲間とともに成長する「環境の力」は絶大です。ほかの人の事例を知り、真似し、刺激を受けることで自分の行動量や考え方が自然とレベルアップします。これが継続的な成長のカギになります
IELTS受験対策の市場とニーズに応えるスクール運営術

このパートでは、小谷さんがどのようにIELTS市場のニーズに応え、受講生の成果を最大化しているかをご紹介します。移住や留学、仕事など、受験者の目的に合わせた指導や教材の工夫についても語っていただきました。英語指導のプロがどんな視点で教材を作り、サポートをしているのかが明らかになります。
スコアアップ事例と教材設計のこだわり
おさる:小谷さんのスクールでは、どんな成果が出ているんですか?
小谷:そうですね。なかにはスコア6.0から7.5まで伸ばした方もいます。IELTSって0.5点上げるのも難しい試験なんですけど、1.5点アップはレアですね。
おさる:それはすごいですね(笑)。教材はどういったものを使っているんですか?
小谷:4技能(リーディング・リスニング・スピーキング・ライティング)すべてを網羅した教材を使っています。PDF資料や動画などで、学びやすくなるように設計しています。
おさる:教材の制作にも時間をかけていると伺いましたが、どれくらいの時間かけたんですか?
小谷:1日7時間から8時間は教材作成に使ってました。とにかく「価値のあるものを届けたい」という想いで作り込んでます。

IELTSは海外進学や移住に直結するため、受講生の目的に応じた細やかな対応が求められます。特にスコアアップには専門性が必要で、小谷さんのように体系立てた教材と熱量あるサポートが成果につながっています
受講者の不安を解消するサポート体制とメッセージ
おさる:実際、どんな受講生が多いんですか?
小谷:ゼロから始める方もいれば、ある程度経験がある方もいます。ただ、共通して「何を信じればいいかわからない」「どこから手をつけていいかわからない」って悩みは多いです。
おさる:たしかに情報が多すぎて混乱しますよね。
小谷:だからこそ、僕の講座ではそういう人にもわかりやすく、体系的に学べるように工夫しています。誰でも安心して学べるように、LINEでも質問を受け付けていますし、定期的にサポートをおこなってます。
おさる:本当に大切なことですね。最後に視聴者の方に向けて、僕の講座はどんな方におすすめかメッセージをいただけますか?
小谷:はい。実際、僕自身がそうだったのですが「何を信じていいかわからない」「さまざまな教材を買って疲れている」という方にこそおすすめです。

IELTS指導の受講者層は広く、ニーズも多様です。特に「情報迷子」になっている人が多いため、信頼できる体系的なサポートを提供することが重要です。小谷さんのように、実体験に基づいた支援は安心感を生みます
おさる:ということで、受講生実績者として小谷さんにお越しいただきました。本日はありがとうございました。
小谷:ありがとうございました。
おさる:次回の対談もぜひお楽しみに。ここまで読んでくださった皆さん、ありがとうございました。
補足解説
小谷さんの成功事例は、英語指導という専門性に加えて、マーケティング力と環境の力を掛け合わせることで飛躍的に収益を伸ばした実践的なモデルです。
月5万円の副業からスタートし、SNS発信やLINE集客、セミナー活用といった王道戦略を地道に実践。さらに、おさる講座で学んだ「マインドセット」と「スケーラブルな講座運営法」を取り入れたことで収益は月120万円、最終的には1,100万円に到達しました。
IELTSというニッチな分野でも、この戦略が再現性を持つことを証明しており、教育・指導系ビジネスに従事するすべての方にとって非常に価値のある成功例といえます。
この記事から学べる5つのポイント
1. 副業からスタートし、月5万円 → 1,100万円への大逆転
小谷さんは最初、大学講師をしながら月5万円の副業でIELTS指導を開始。しかし、おさるの講座でマーケティングを体系的に学び、最終的には月1,100万円にまでスケールしました。**「副業からでも大きく伸ばせる」**ことを体現しています。
2. SNS×LINE×セミナーの王道導線を構築
Xでの価値提供 → LINE登録 → 無料セミナー → 講座販売という「王道のマーケティング導線」を忠実に実践。セミナー前からの信頼構築が大きな成約率アップに貢献しました。教育系ビジネスにおける再現性が高い成功モデルです。
3. グループ指導 + 個別指導のハイブリッド運営
小谷さんは受講生のニーズに合わせて、価格帯の異なる2つのコースを設計。グループ講座はスケール化、個別指導は高額商品として位置づけ、成約率を最大化しました。幅広い層に対応できる柔軟な運営方法です。
4. SNS発信で「この人から学びたい」を作る
商品やサービスの紹介だけでなく「マインドセット」と「スキル」両方の発信に注力。これにより、受講前から信頼を築き、ファン化を促進。競合が多い市場でも差別化に成功した理由がここにあります。
5. 「環境の力」で意識改革と行動量を大幅アップ
講座内でほかの受講生の成功事例や失敗談を共有できたことが、モチベーション維持と意識改革につながりました。孤独に一人で悩むのではなく、仲間と学ぶ環境の価値を再確認できる事例です。