「willとwill beの違いって何だろう」
「使い分け方を学びたい」
「どういう時に使うのか例文で知りたい」
英語の勉強をしていると、未来を表す表現で will と will be の使い分けに迷うことはありませんか？
この2つの表現は一見似ているように見えますが、実際には異なるニュアンスや使い方が存在します。
イングリッシュ おさるこの記事で、2つの使い分けをばっちり理解してください！
この記事では、TOEIC900点超えの元英語教師だった僕が、will と will be の違いについて以下の内容を解説します。
- willとwill beの違いが分かる
- willとwill beの使い分けも理解する
- 例文を通して、使い方を押さえる
理解を深めるための練習問題も用意しています。英語力をさらに高めたい方には必見の内容です。
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willの使い方
will は、未来に起こる行動や出来事を示すために使います。
多くの人が「～だろう」と訳していますが、その本質は「確実に～する」という意味です。
This bus will arrive at Tokyo Station.
この文章を「このバスは東京駅に着くだろう」と訳してしまうと、バスに乗っている人は不安になりますよね。実際のニュアンスとしては、このアナウンスの話し手である運転手は東京駅に確実に着くと思っています。
つまり、will はシンプルな未来の表現として、ほぼ確実に行われる未来の出来事を示します。
イングリッシュ おさる主観的には、100％確実だと考えて問題ありません！
そのため「このバスは東京駅へ着きます」と訳せばOKなのです。
次の例文を見ていきましょう。
I will call you tomorrow.
（私は明日あなたに電話をかける）
この文章においても、確実に行う意志を示しています。
このように、will は確実に～するという意志や推量を表し、結果的に未来のことを指しているのです。
また、似た意味を持つ表現として be going to があります。
be going to は will よりも確定度の高い未来に対して用いられます。その場で決めた思い付きの未来に対して、be going to は用いられません。
will beの使い方
will be は will と be が合わさった表現です。
ここでは will be を使った表現方法を3つ紹介します。
- will be 名詞
- will be ~ing
- will be 過去分詞
詳しく見ていきましょう。
1.will be 名詞
will beは、未来を表現するためにbe動詞を使う際に使用される表現です。
will と be が合わさって、未来の状態や職業、役割などを示します。
He is a teacher.
（彼は先生だ）
この現在形の文を、未来形に変えると以下のようになります。
He will be a teacher.
（彼は先生になるでしょう）
will be は「未来に確実に起きると考えている事象」を示しており、将来の出来事や状態を表現するために使われます。
具体的な状況としては、進学や就職、転居など、未来における確実な変化や予定を伝えるケースで使用することが一般的です。
また、 will be は意志や計画を強調するためにも使われることが多く「～になる予定だ」や「～するつもりだ」というニュアンスを含んでいます。
イングリッシュ おさるwill be は日常会話やビジネスシーンで頻繁に使われますよ！
2.will be ~ing
will be ~ing は、未来のある時点で進行中の出来事や、状態を表現するために使われる表現です。
未来進行形と呼ばれ、特定の時刻や期間中に行われている継続的な行動を示します。
I will be calling you at 7 PM.
（私は午後7時にあなたに電話をしているでしょう）
この文章では、午後7時という特定の時刻に電話をかけている最中であると話し手が確信していることを表しています。
イングリッシュ おさる未来のある時点における継続的な行動や予定を伝える際には、非常に便利です！
また、未来進行形は特定の時間枠内での予定や計画を示す際にも使われます。
出張中の会議や旅行中の活動など、予め計画された行動について説明する際に使用可能です。
なお、未来進行形についてより理解を膨らませたい方は、関連記事「【簡単】will be ingの意味や使い方を元教師が解説！例文や他の未来文との違いも紹介」にて詳しく解説してるので、ぜひ参考にしてみてください。
3.will be 過去分詞
will be 過去分詞は、未来の受動態を作るために使用される表現です。
未来のある時点までに完了する予定の出来事や行動を示します。
具体的な例として、以下の例文で見ていきましょう。
The project will be completed by next week.
（プロジェクトは来週までに完了するでしょう）
この文章では、プロジェクトが来週までに完了することが確実であると話し手が確信していることがわかります。
イングリッシュ おさる期限や締め切りに対して行われる行動や出来事を説明する際に、非常に有用です！
未来の受動態を使用すると、行動の主体が不明であったり重要でない場合でも、行動の結果や状態を強調できます。
たとえば、ビジネスレポートや公式文書などで、プロジェクトの進捗状況や完了予定を報告する際に頻繁に使われます。
willとwill beの違い・使い分けを伝授
ここからは will と will be の違いや使い分け方について解説します。
- 動作が進行形
- 確実性の違い
- 丁寧さ
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1.動作が進行形
willは、単純な未来の行動や出来事を示すために使われます。
I will study tonight.
（今晩勉強するつもりです）
They will go to the park tomorrow.
（彼らは明日公園に行くでしょう）
イングリッシュ おさるこれらの例文は、単純に意志や予定を伝えていますね！
一方、will be は未来の特定の時点で進行中の行動や状態を示すことができます。
I will be studying tonight.
（今晩は勉強しているでしょう）
They will be going to the park tomorrow.
（彼らは明日公園に行っているでしょう）
ある時点で、行動をしている最中であることを示しています。
2.確実性の違い
willは、未来に対していま思っていることやその場で決めた未来の行動に使われることが多いです。
She will start a new job next month.
（彼女は来月新しい仕事を始めるでしょう）
We will travel to France next summer.
（私たちは来年の夏にフランスへ旅行するでしょう）
イングリッシュ おさるいま思っていることや決定したばかりの行動を示していますね！
一方で will be は、すでに決まっている予定や確実に起こると予測される出来事に使われます。
She will be starting a new job next month.
（彼女は来月新しい仕事を始めている予定です）
We will be traveling to France next summer.
（私たちは来年の夏にフランスへ旅行している予定です)
この文章では、既に決まっている具体的な予定を示しています。
このように、will be は確実性の高い未来の出来事や計画を伝える際に適しています。
3.丁寧さ
未来進行形と未来形では、未来進行形の方がより丁寧でフォーマルな印象を与えます。
そのため、目上の人や学校の先生などに対しては、未来進行形を使うことが好まれます。
実際に、例文で見比べてみましょう。
【未来進行形】
Will you be having dinner at seven?
（7時に夕食をお取りになりますか？）
Will you be attending the meeting tomorrow?
（明日の会議に出席されますか？）
【未来形】
Will you have dinner at seven?
（7時に夕食を食べますか？）
Will you attend the meeting tomorrow?
（明日の会議に出席しますか？）
イングリッシュ おさる比較すると、それぞれの違いが一目瞭然ですね！
このように、相手に対して丁寧な印象を与えたい場合には未来進行形を選ぶことが適切です。
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willとwill beの例文・使い方
ここからは will と will be の例文や使い方を紹介します。
- will の例文・使い方
- will be の例文・使い方
それぞれ詳しく解説していきますね。
1.willの例文・使い方
イングリッシュ おさる以下で例文とともに、解説も紹介しますので、しっかりインプットしていきましょう！
I will go to the market tomorrow.
（私は明日市場に行く予定です）
解説：未来に対していま思っていることを示しています。
She will call you later.
（彼女は後であなたに電話します）
解説：彼女の未来の行動に対していま思っていることを表しています。
They will finish the project by next week.
（彼らは来週までにプロジェクトを終えるでしょう）
解説：未来にプロジェクトが完了しているだろうといま思っていることを示しています。
He will study for the exam tonight.
（彼は今晩試験の勉強をするだろう）
解説：彼の未来に行う行動に対してていま思っていることを示しています。
2.will beの例文・使い方
will be は、未来のある時点での状態や進行中の動作を表します。
イングリッシュ おさる特に、未来の特定の時点で進行中であることを強調する場合に使われます！
I will be busy tomorrow.
（私は明日忙しいでしょう）
解説：未来の状態を表しています。
She will be traveling next month.
（彼女は来月旅行中でしょう）
解説：未来の特定の時点で進行中だと予測していることを示しています。
They will be working on the new project next week.
（彼らは来週新しいプロジェクトに取り組んでいるでしょう）
解説：未来の特定の時点で進行中だと予測していることを示しています。
He will be studying when you arrive.
（あなたが到着する時、彼は勉強しているでしょう）
解説：未来の特定の時点で進行中だと予測していることを示しています。
なお、例文を使って英語力を高めたい方は、関連記事「【目からウロコ】英語の例文を丸暗記しても伸びない3つの理由！効率よく覚える方法を解説」にて詳しく解説してるので、ぜひ参考にしてみてください。
willとwill beの違いについて理解度チェック！
以下の問題を通じて、will と will be の使い分けについての理解を深めていきましょう。
各問題には、英訳問題とその解説が含まれています。
イングリッシュ おさる英訳問題を解いてから、解説を読むことで理解を深めてください！
Q. 「私は明日忙しいでしょう」を英訳してください。
A.I will be busy tomorrow.
解説：状態を表す未来の出来事について話すときには will be を使用します。
Q. 「彼は来週その本を読むでしょう」を英訳してください。
A. He will read the book next week.
解説：未来に対していま思っていることについて話すときには will を使用します。
Q. 「彼らは次のミーティングで報告書を準備しているでしょう」を英訳してください。
A. They will be preparing the report in the next meeting.
解説：未来のある時点で進行中の動作について話すときには will be を使用します。
Q. 「私は来年フランスに行くでしょう」を英訳してください。
A. I will go to France next year.
解説：未来に対していま思っていることについて話すときには will を使用します。
イングリッシュ おさるこれらの問題を通じて、will と will be の使い方の違いについて理解を深められたはずです！
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