「翻訳ツールがあるのに、なぜ英語を学ぶ必要があるの?」
「英語を学ぶ理由がはっきりしない……」
「英語がどれだけ役立つか分からず、学ぶモチベーションが湧かない」
こんな風に悩んでいませんか?「単語もフレーズもネットで簡単に調べられるから」なんて思うと、学習の優先度が低く感じられるかもしれません。
しかし、現代では「英語ができるか」で差がつく場面が増えています。たとえば就職や転職の際、企業の多くが英語力を評価ポイントとしているのです。
英語を習得していなかったら、チャンスを逃してしまうかもしれません。
この記事では、英語が求められる背景や、その必要性が高まっている理由などを具体的に解説します。
読み終える頃には「もっと英語を磨きたい」と思うはず。この記事を参考に、英語学習へのモチベーションを高めてくださいね。
( note:【イングリッシュおさる】英語スクール生の実績 )
英語学習の必要性を感じない背景
次のような事情があるため「英語は不要では?」と思っても無理はありません。
日本では日本語だけで日常生活が完結します。買い物や電車の利用など、ほとんどの場面で英語を必要としない環境が整っています。むしろ英語を積極的に話す機会を探すほうが難しいほど。
また、ネット翻訳やAIが精度を上げ、旅行やビジネスの場でも簡単に意思疎通ができるようになりました。「翻訳・通訳ツールがあれば十分」という考えから、英語を学ぶ必要性を感じないという声が増えています。
英語の必要性が高まっている5つの理由
日本の企業の多くは、英語ができる人材を求めています。
日本英語検定協会とマイナビが行ったアンケートでは、調査対象となった約116社のうち90%が、新卒採用で英語系の民間試験での獲得スコアを評価の参考にしていると明らかになりました。
では、なぜこんなにも英語が重要視されているのか、英語を学ぶ側の目線で解説します。
- キャリアの可能性が広がるから
- 情報格差を埋められるから
- 異文化交流に役立つから
- コミュニケーションの質が上がるから
- 日常での楽しみが増えるから
どのように生活が変化するのか具体例とともにお伝えします。
参考:英語教育改革の推進に関する企業への意識調査と実態調査アンケート 結果レポート
1.キャリアの可能性が広がるから
英語を身につけることで、英語力が求められる職種や業界を就職・転職の候補に加えられます。選択肢が増えれば、キャリア設計の自由度が高まり、働く環境や企業文化、仕事内容などへの妥協を減らせるでしょう。
例えば、次のようなチャンスを掴みやすくなります。
- 国際企業での昇進
- 海外赴任・出張
- 海外での転職
働き方の幅が大きく広がり、仕事で自己実現しやすくなります!
英語は、キャリアの可能性を切り開く鍵となるスキルなのです。
2.情報格差を埋められるから
専門的なニュースや論文の多くが英語で公開されています。
実際、Web上のコンテンツ言語ランキングでは、英語が49.3%を占めており、2位との差は40%以上にもなります。
つまり、英語は情報発信の中心的な言語なんです!
英語を理解することで得られる情報の幅は格段に広がります。英語を使えば、国内外を問わず膨大な情報にアクセスできるため、最新の知識やスキルを効率よく学べるでしょう。
英語は情報格差を埋め、世界とつながるための強力なツールなのです。
参考:W3Techs – World Wide Web Technology Surveys
3.異文化交流に役立つから
英語は世界で最も広く使われている共通言語です。母国語として話す人だけでなく、第二言語として英語を使用している人を含めると、その数は世界中で約15億人以上。海外の人々とつながるためには、英語が最も効率的なコミュニケーション手段といえるでしょう。
英語を通じて新しい価値観や考え方に触れる機会が増えると、人生経験を豊かにするきっかけになります。
ここで言う「交流」とは、日常的な関わりだけにとどまりません。
仕事や学習の場面で英語を使い交流することで、異文化間の相互理解が深まり、より良い成果を生み出せます。英語が使えると会話が弾み、深く交流できるため、世界をより広く感じられるでしょう。
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4.コミュニケーションの質が上がるから
世界中の多くの方とコミュニケーションをとる際、使用者が多い英語を使うと非常に効率的です。英語は共通言語として機能するため、スムーズな意思疎通を実現できるでしょう。
近年、翻訳ツールやAIの進化により、英語を学んでいなくても外国の方と接するハードルは低くなりました。ビジネスでも日常生活でも、ツールを使えば簡単にコミュニケーションを取れます。
しかし、翻訳ツールやAIの性能はまだ完璧ではありません。
細かなニュアンスや文脈に依存する表現に対応しきれない場面が多いでしょう。自分自身で英語を学ぶことで、こうしたミスコミュニケーションを防げます。
さらに、ツールに頼らず自ら英語で話せるようになると、機械的な翻訳では伝わりにくい細かなニュアンスや感情を的確に表現できるようになります。より深い信頼関係を築けて、コミュニケーションの質が一段と高まります。
5.日常での楽しみが増えるから
英語を学ぶことで、旅行やエンターテインメントなど、日常生活の楽しみ方が一気に広がります。
たとえば旅行では、現地の方向けのディープなガイドツアーに参加したり、舞台やイベントの生の空気を味わったりできるでしょう。
旅の思い出が一層豊かなものになりますよ!
さらに、英語の本や音楽などを原語で楽しめて、翻訳では伝わりにくい作者の意図やニュアンスに触れられます。
今後特に必要性が高い英語力3選
英語への興味が高まっても「リアルに使える英語」とはどんなものか、いまいちイメージできない方も多いでしょう。
ここでは、今後特に必要性が高まると考えられる英語スキルを3つ紹介します。
- スピーキング力
- 言い換え力
- 異文化理解力
単なる「読み・書き」で終わらず、実生活で役立つスキルを手に入れましょう!
1.スピーキング力
日本英語検定協会とマイナビの調査でも、企業が求める英語スキルの中でスピーキング力が特に不足していると示唆されています。学校の授業や参考書で英語を学ぶことは多いものの、実際に話す機会が少ないのが日本の学校教育の現状。
座学中心だと、どうしてもスピーキングのスキルアップが後回しになりがちです。
言葉を伝えるだけでなく、しっかりと自分の意思を相手に伝えたり、自信を持って会話を続けたりする力は、相手との信頼関係を築くために欠かせません。
「なんとなく言葉はわかるけど、いざ話すとうまくいかない」という壁を超えることが、英語を使いこなす大きな鍵なんです。
2.言い換え力
知らない単語やフレーズに直面したとき、別の言葉で表現し直すスキルが「言い換え力」。英語学習では「パラフレーズ」とも呼ばれています。
特定の単語がわからなくても、簡単な言葉に置き換えて説明すれば会話を続けられます。限られた語彙でも工夫して話せるようになると、英語でのコミュニケーションが一気に楽になるでしょう。
さらに「言い換え力」(パラフレーズ)は、相手のレベルに合わせたコミュニケーションを取るためにも役立ちます。
例えば、「私はいつか世界中を旅したいと願っています。」と伝えたいとき、以下のような英語表現ができます。
I wish to travel around the world someday.
しかし、以下のような伝え方もできるでしょう!
Someday, I would like to see amazing scenery around the world.
(いつの日か、世界中の素晴らしい景色を見たいと思っています。)
Traveling around the world is one of the things I would like to do in the future.
(世界中を旅することは、将来やりたいと思っていることのひとつです。)
なお、「言い換え」の具体例は、関連動画「【有料級】今すぐ効果が出る英語の魔法TOP3」でも詳しくお伝えしています!ぜひチェックしてみてください。
3.異文化理解力
言葉そのものだけでなく、相手の国の文化や背景を理解するスキルが求められます。
言葉の裏に隠されたニュアンスを読み取ったり、文化的に敏感な話題を避けたりして、コミュニケーションを円滑にするためです。
たとえば、アメリカでは笑顔やボディランゲージを積極的に使うことでフレンドリーな雰囲気を作るのが一般的。一方で日本では控えめな態度が好まれる場面も多く、相手との適切な距離感が大切にされています。
非言語のコミュニケーション力が高まり、信頼関係構築や深い交流につながるでしょう。
英語学習の必要性を感じたらすべきこと
「英語を学ぶ必要があるかもしれない」と感じたら、次に考えるべきは具体的な行動です。
ここでは、英語学習を成功に導くための4つのステップを紹介します。
- 明確な目標を決める
- 目標を叶えるための手段を考える
- 今のレベルを把握する
- 学習プランを考える
自分の目標を達成するための道筋を頭に入れておきましょう!
1. 明確な目標を決める
最初に大切なのは、達成したい具体的な目標を設定することです。「何のために英語を学ぶのか」を明確にすると、学習の必要性がはっきりし、モチベーションを保ちやすくなります。
- 仕事で英語の会議に参加できるようになる
- 次の海外旅行で英語でレストランの注文ができるようになる
- 好きな映画の原作本を読破する
自分が英語を使いたい場面を想像しながら、目標を立ててみましょう。
2.目標を叶えるための手段を考える
目標を達成するための手段を具体的に考えましょう。目標の性質によって最適な学習方法は変わります。
「英語といえば英検」など直感的に手段を選ぶのではなく、目標に合った方法を探すことがポイントです。
たとえば「仕事で英語の会議に参加できるようになる」が目標なら…
- TOEICに挑戦する
- 業界特有の語彙を学ぶ
- ビジネス英語の教材やオンライン講座を活用する
学生時代のような座学の勉強方法に限定する必要はありません。あなたの性格や目標によって手段を使い分けましょう。
3.今のレベルを把握する
強みと弱点を知ることで、どの部分を重点的に学習すべきかが見えてきます。
レベルを把握するには次のような方法があります。
- Webの無料診断テストを受ける
- 模試や過去問を解いてみる
- オンライン英会話で腕試しする
この段階では、問題を完璧に解くことがゴールではありません。わからないことを「わからない」と知れるだけでも収穫なので、思うように問題を解けなくても焦らないようにしましょう。
4.学習プランを考える
例えばTOEICなら、僕はこんな計画で勉強しました。
- 文法学習
- 単語・発音学習(基礎)
- 単語学習(試験用)
- 公式問題集
- 必要なスキルを習得
1〜2の基礎部分では、次のようにやるべきことを明確化しました。
- 2ヶ月で文法の参考書を6周以上
- 基礎レベルの英単語帳を約50~60ページ学習
- 発音練習を毎日10分
このように期間と学習量を数字で明確に決めるほうが、計画をこなせたか判断しやすいのでおすすめです。
学習プランの詳細は、関連記事「TOEICの勉強法完全ロードマップ!おすすめ参考書や点数別の学習法を解説」で紹介しています。TOEICだけでなく英検対策でも使えるステップなので、ぜひ参考にしてみてください!
英語の必要性が高まる今、早いうちにスキルアップを始めよう
国際ビジネスや観光産業の拡大により、英語は将来的にますます必要とされるでしょう。
英語学習を始めるベストなタイミングは「今」です !
なぜなら、早く始めれば始めるほど、より多くのチャンスを掴む準備が整い、人生の選択肢を広げることができるからです。
「英語が求められてから考えよう」と先延ばしにするのではなく、少しでも必要性を感じた瞬間にぜひ学習を始めてみてください。
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