「yummy と delicious の意味とニュアンスの違いを知りたい」
「例文付きで正しい用法を確認したい」
「自信を持って英語を使いたい」
yummy と delicious はどちらも「おいしい」という意味を持ちますが、実は使われる場面やニュアンスに微妙な違いがあります。
たとえば、子供が笑顔で「yummy!」と言うのと、レストランのレビューで「delicious」と書くのでは、印象がまったく異なりますよね。
この記事では、TOEIC900点超えの元英語教師だった僕が、yummy と delicious の違いについて以下の内容を解説します。
- yummy と delicious の違い
- yummy の意味・使い方・例文
- delicious の意味・使い方・例文
- yummy や delicious と似た表現
- 練習問題
- よくある質問
英語力を一歩アップさせたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
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yummy と delicious の違いとは？
英語には、同じ「おいしい」という意味でも、使う場面によって適切な表現が異なります。
たとえば yummy（ヤミー）や delicious（デリシャス）があります。
イングリッシュ おさるそれぞれの違いを見ていきましょう！
- yummy
- 何かがとてもおいしいと感じたときに気軽に使える言葉
- 年齢を問わず（特に子供や若者の間で）カジュアルな場面でよく使われる
- 「うまっ！」「うまい！」のような感嘆的なニュアンスを持つ
- delicious
- フォーマルで上品な響きを持つ言葉
- 丁寧な言葉遣いが求められる場面で使われる
- 書き言葉や、レストランの紹介文、少し改まった会話などで使われることが多い
このように、同じ「おいしい」でも、シーンに応じて言葉を使い分けることが英語では大切です。
yummy がよく使われる場面と例文
yummy は、カジュアルな場面などで「おいしい」と気軽に使える表現です。ここからは yummy がよく使われる場面とその例文を紹介します。
- yummy がよく使われる場面
- 例文
詳しく見ていきましょう。
1. yummy がよく使われる場面
yummy は日常会話でよく使われるカジュアルな表現です。
イングリッシュ おさる特に家庭での食事や友人同士の会話、子供とのやりとりで頻繁に登場します！
感嘆詞のように「Yummy!（おいしい！）」と単独で使われることも多く、気軽に感情を表現できます。
また、「really yummy（本当においしい）」「super yummy（超おいしい）」のように、副詞をつけて強調しやすいのも特徴です。
大人同士でも親しい間柄やリラックスした雰囲気なら自然に使えますが、フォーマルな場面では避けたほうがよいでしょう。
2. 例文
以下は、「yummy」を使った実際の会話でよく見られる例文です。
Wow, this pizza is yummy.
（わあ、このピザおいしい！）
These cookies taste really yummy with milk.
（このクッキー、牛乳と一緒に食べるとすごくおいしいね）
Dinner was yummy, thanks for cooking.
（晩ごはんおいしかったよ、作ってくれてありがとう）
どれもカジュアルで日常会話に適した言い回しです。
delicious がよく使われる場面と例文
delicious は、フォーマルな状況で使われることが多く、上品な響きを持つ言葉として使えます。
イングリッシュ おさるここでは、delicious がよく使われる場面とその例文を紹介します。
- delicious がよく使われる場面
- 例文
詳しく見ていきましょう。
1. delicious がよく使われる場面
delicious は、フォーマルな場面でも安心して使える上品な「おいしい」の表現です。
イングリッシュ おさるレストランレビューや商品キャッチコピー、企業のプレゼン資料など、丁寧な印象を与えたい場面に適しています！
Yummy! のように単独で Delicious! と使うこともできますが、やや感情的な表現になるため、文章の中で使うほうが自然です。
This dish is absolutely delicious.
（この料理は本当においしい）
このように、全体の文脈で伝えることで、より知的で洗練された印象を与えられます。
2. 例文
以下に、 delicious を使った実用的な例文を紹介します。
The cheesecake is absolutely delicious; the hint of lemon makes it perfect.
（チーズケーキは本当においしくて、レモンの風味がさらに完璧です）
We had a delicious five-course meal at the new French restaurant.
（私たちは新しいフランス料理店でおいしい5品のコース料理を楽しんだ）
This coffee smells delicious even before the first sip.
（このコーヒーは一口飲む前からおいしい香りがします）
イングリッシュ おさるこれらの例文は、フォーマルな場面でも使いやすく、印象の良い英語表現です！
The highlight of our trip was a surprisingly delicious meal at a small, unassuming restaurant.
解答と解説は……
【解答】
私たちの旅の一番の思い出は、小さな目立たないレストランでの、驚くほどおいしい食事でした。
【解説】
- The highlight of our trip
- 「旅の一番の思い出」といった意味で、非常に印象的だったことを示す。
- a surprisingly delicious meal
- surprisingly (驚くほど、意外にも) が delicious を修飾することで、期待値を上回る素晴らしい食事だったというニュアンスを強調している。
- at a small, unassuming restaurant
- 「小さく、目立たない（または気取らない）レストランで」という意味。unassuming は、控えめで外見を飾らない様子を表す。
- このような場所で surprisingly delicious な食事に出会ったという意外性が、食事の素晴らしさを際立たせている。
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yummy や delicious と似た表現
ここからは yummy・delicious と似た表現を3つ紹介します。
- tasty
- great
- savory
詳しく見ていきましょう。
1. tasty
tasty は「おいしい」という意味ですが、単なる味の良さだけでなく、「風味が豊か」「味に深みがある」といったニュアンスを含む表現です。
- yummy よりは大人向けで落ち着いた印象
- delicious ほどフォーマルではない
日常の会話から商品レビューまで幅広く使えるのがポイントです！
イングリッシュ おさるいくつか例文を見てみましょう！
That pasta was really tasty.
（あのパスタは本当においしかった）
This curry is incredibly tasty—you have to try it.
（このカレーは信じられないほどおいしいので、ぜひ試してみてください）
They serve a tasty vegetarian lasagna on Fridays.
（金曜日にはおいしいベジタリアンラザニアを提供しています）
tasty は、yummy ほどくだけすぎず、delicious ほど堅苦しくない、中間的な「おいしい」を表現するのに便利な言葉と言えるでしょう。
2. great
great は「素晴らしい」「最高」といった意味を持つ形容詞で、食べ物に限らずさまざまな対象に使える万能な言葉です。
味だけでなく、見た目、値段、サービス、雰囲気など全体的な満足度をざっくりと評価するときに便利です。
- 「どれを使おうか迷ったら great」と言えるほど、幅広い状況で使える
- yummy ほど子供っぽくなく、tasty よりも幅広い賞賛に使用できる
- delicious ほど味に特化したフォーマルな言葉ではなく、日常会話で気軽に使える表現
- 「おいしかったよ」「良かったね」という気持ちを伝えられる
イングリッシュ おさるこのように、great は特定の味のニュアンスを伝えるよりは、全体的な満足度やポジティブな印象を伝えるのに向いています！
The burger was great, and the service was quick too.
（あのハンバーガーは最高だったし、サービスも迅速でした）
If you love seafood, this place has a great grilled salmon.
（もしシーフードが好きなら、このお店のサーモンのグリルはすごくおいしいよ）
味について具体的に語りたい場合は、delicious や tasty のほうが適していることもあります。
しかし、友人との会話で「昨日のディナーどうだった？」と聞かれて、「It was great!」（良かったよ！）と答えるのは非常に自然な使い方です。
3.savory
savory は、主に甘くない料理に対して使われ、「風味豊かでおいしい」「食欲をそそる香りがする」「塩味や旨味があっておいしい」といった意味合いを持つ形容詞です。
イングリッシュ おさる日本語で言うところの「しょっぱい系でおいしい」や「コクがある」に近く、甘いものとは対照的な味わいを示します！
- tasty や delicious と比べると、もう少し具体的に味の系統を伝える言葉
- シチューやロースト、出汁の効いた和食など、複雑で重層的な風味を表現したいときに最適
このように、savory は特に料理の香ばしさや、しっかりとした旨味、塩味系の美味しさを伝えたい時に役立つ言葉です。
The stew had a savory flavor that warmed me up.
（そのシチューは風味豊かな味わいで、体が温まったよ）
I prefer savory snacks like nuts over sweet cookies.
（私は甘いクッキーよりも、ナッツやチーズのような塩味のきいた（風味豊かな）スナックのほうが好きです）
食のレビューやメニュー説明で「この料理は甘くなく、風味豊かで食欲をそそる」といったニュアンスを伝えたいときに、savory はぴったりの言葉です。
yummy と delicious を使った練習問題
yummy と delicious の違いを理解したつもりでも、実際に問題を解くときになると忘れてしまっていることもあるでしょう。ここでは、理解が深まる練習問題を5つ作成しました！
イングリッシュ おさるぜひ5問正解を目指してみてください！間違ったら該当箇所に戻り、復習してくださいね！
問題1
次の英文を日本語に訳してください。
「This cake is really yummy.」
解答と解説は……
【解答】
このケーキは本当においしいです。（よりくだけた訳：このケーキ、すごくおいしいね！／うまっ！）
【解説】
yummy は、特に子供や親しい間柄で使われるカジュアルな「おいしい」という表現です。really は「本当に」という意味なので、全体で「本当においしい」となります。
問題2
次の日本語を（フォーマルな場面を想定して）英文に訳してください。
「このパスタは本当に素晴らしいお味ですね。」
解答と解説は……
【解答】
This pasta is truly delicious.
（または This pasta is absolutely delicious.）
【解説】
「素晴らしいお味ですね」という丁寧で感動を伝える表現には、上品な「おいしい」を表す delicious が適しています。
「本当に」という強調には truly や absolutely を使うと、delicious の持つ「格別な美味しさ」がより引き立ちます。delicious は既に強い意味を持つ形容詞のため、強調には truly や absolutely を使います。very delicious は文法的に不自然とされています。
問題3
次の日本語を（親しい友人に対して言うようなカジュアルな表現で）英文に訳してください。
「このスープ、すっごくおいしいね！」
解答と解説は……
【解答】
This soup is so yummy.
【解説】
「このスープ」は This soup。「すっごくおいしいね！」という親しい間柄でのカジュアルな表現には yummy が適しており、「すっごく」という強調は so を使って so yummy と表現できます。
語順は「主語 + be動詞 + so + 形容詞」です。
問題4
次の（ ）に最も適切な語を選び、会話を完成させてください。
A： How’s the new cafe’s sandwich? I heard it’s pretty good.
B：Yeah, I tried it yesterday.
The bread was fresh, and the filling had a nice herby flavor. It was really ( ).
- yummy
- delicious
- tasty
- great
解答と解説は……
【解答】
3. tasty
【解説】
会話の流れとBさんの感想「パンは新鮮で、具材には良いハーブの風味がした」という具体的な味の描写から判断します。
「風味が良い」「しっかりとした味わいがある」という意味合いを持つ tasty が、ハーブの風味が効いたサンドイッチの感想として最も自然です。カジュアルながら大人も使える表現として適切です。
1. yummy：Bさんの感想は具体的で落ち着いているため、子供っぽい、または非常に感情的な「うまっ！」というニュアンスの yummy はやや不自然。
2. delicious：「本当に絶品！」というほどの強い感動やフォーマルな賞賛とまでは言えず、日常的なカフェのサンドイッチの感想としては少し大げさかもしれません。
4. great：「良かったよ」という全体的な満足感は表せますが、Bさんは味の具体的な点（ハーブの風味）に言及しているため、味の良さをより直接的に示す tasty のほうが、この文脈ではより的確な感想と言えます。great も間違いではありませんが、tasty があればそちらがベター。
問題5
友人同士のカジュアルな会話です。（ ）に最も適切な語を選び、会話を完成させてください。
A：Wow, you made curry? It smells amazing!
B：Thanks! Try some. I added a secret ingredient.
A：Okay… (Takes a bite) Oh, this is ( )! Seriously, it’s fantastic.
- delicious
- yummy
- savory
- great
解答と解説は……
【解答】
4. great
【解説】
Aさんのセリフ「Oh, this is ( )! Seriously, it’s fantastic.」（おお、これは（ ）だね！マジで、素晴らしいよ）という強い肯定と、それに続く fantastic (素晴らしい) という言葉がヒントになります。また、友人同士のカジュアルな会話であることも考慮します。
4.great：「素晴らしい」「最高だ」という意味で、味はもちろん、作ってくれた友人の努力や料理全体の出来栄えに対する総合的な賞賛を表すのに適しています。「fantastic」という言葉とも意味合いが近く、スムーズに繋がります。カジュアルな場面で強い肯定を表すのに非常に便利な言葉です。
- delicious：「本当に絶品！」という意味合いで、間違いではありませんが、great が選択肢にある場合、fantastic という言葉との親和性や、味だけでなく作ってくれたことへの感謝も含めた全体的な賞賛として great がより自然な場合があります。
- yummy：「うまっ！」というニュアンスで、カジュアルな場面には合いますが、「Seriously, it’s fantastic.」という続く言葉の強さや表現の成熟度を考えると、もう少し大人っぽい表現のほうがしっくりくるかもしれません。ただし、親しい間柄なら十分あり得ます。
- savory：「風味が良い（甘くない系の美味しさ）」という意味で、カレーの味の特徴とは合いますが、Aさんのセリフは味の系統を具体的に述べるより、全体的な感動を伝えているため、ここではやや限定的です。
yummy と delicious に関するよくある質問
ここからは yummy と delicious に関するよくある質問に答えていきます。
- 英語で「ヤミー」は大人でも使えますか？
- yummy と誰かに言われたら、どう返事したらいいですか？
- 「おいしい」を英語で表現する他の言い方はありますか？
イングリッシュ おさる疑問を解決していきましょう！
Q. 英語で「ヤミー」は大人でも使えますか？
基本的に yummy は子供が使う表現とされており、大人同士の会話では少し幼稚に聞こえることがあります。
そのため、フォーマルな場面では避けるのが無難です。
ただし、冗談っぽいトーンや親しい友人との会話であれば違和感なく使われることもあります！
大人が自然に「おいしい」と伝えたい場合は、状況に応じて delicious や tasty などの表現のほうが落ち着いた印象になりやすく、適切に使い分けることが大切です。
Q. yummy と誰かに言われたら、どう返事したらいいですか？
yummy はポジティブな感想を表す言葉なので、共感や喜びを伝える返事が好まれます。
イングリッシュ おさる返事の具体例を見ていきましょう！
・Yeah, it really is!（ほんとにおいしいね）
・Glad you like it!（気に入ってくれてうれしい）
・I know, right?（だよね！）
このような返し方がよく使われます。
相手と食の感動を共有する気持ちを込めて返すことで、会話もより楽しくなります。
Q. 「おいしい」を英語で表現する他の言い方はありますか？
「おいしい」を意味する英語は豊富にあり、場面やニュアンスによって使い分けが可能です。
tasty は風味の良さを表し、savory は塩味やコクのある料理にぴったりの表現です。
mouthwatering は見ただけで食欲をそそるときに使われ、scrumptious はややカジュアルながら「とてもおいしい」という強い肯定の語です。
イングリッシュ おさるまた、good や great は汎用性が高く、日常会話でもよく使われます。シーンに応じて選ぶのがポイントです！
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