「英語脳を作るには、英語に1日中触れられる環境じゃないと無理でしょ?」
「留学しないと、英語はペラペラにならないよね?」
「外国人の友達がいないと、英語力はアップしない」
あなたは「英語力がなかなか伸びない…」と悩んでいませんか?
英語力が伸びないのは、英語に触れている時間が少ないからだと諦めている人も多いでしょう。
でも実は、英語脳を作るために留学したり、オンライン英会話をしたりと、特別な取り組みを始める必要はありません。
僕自身、少しのコツを意識してトレーニングしただけで、日本から一歩も出ずに英語脳を手に入れられました!
そこでこの記事では、英語脳を作りたい人に向けて
- 英語脳の仕組み
- 英語脳を一撃で作る方法
- 英語脳の感覚を鍛える2つの方法
- 英語脳を作るためのトレーニング5問
- 独学OKの音読法5ステップ
について詳しく解説します。
頑張って勉強をしているのに、とっさに英語が出てこないと悩んでいる人はぜひ参考にしてみてくださいね!
デメリットなしの「英語脳」とは!仕組みを30秒でサクッと解説
そもそも、英語脳とはどのような状態なのでしょうか。
ここでは、実際の例をふんだんに使って解説していきます!
たとえば、日本語で会話するとき、相手が発する言葉の意味をいちいち考えずに受け答えができるでしょう。
- 「元気ですか?」と問われたことを認識する
- 「私は元気です!」と返答する
しかしほとんどの日本人は、英語になるとスムーズに会話できません。
というのも、聞き取った英文を日本語に訳して理解し、言いたいことを日本語で考えてから英語に直すため、受け答えに時間がかかってしまうからです。
- 「How are you?」という英語を聞く
- 「How are you?」を日本語に翻訳する
- 「元気ですか?」と問われたことを認識する
- 「私は元気です!」と答えたいと考える
- 「私は元気です!」を英語に翻訳する
- 「I’m fine!」と答える
この無駄な2〜5のステップを取り払い、英語で聞いたことをそのまま英語で理解できるようにするのが「英語脳を作る」ということです。
なお、こちらの記事の内容は関連動画「【有料級】英語脳を一撃で作る方法!!」でもお話しています。動画・音声で学びたい方は以下からどうぞ!
大人も手遅れじゃない?英語脳を一撃で作る方法は「感情を込めて音読する」こと
英語脳になるとリスニング力もスピーキング力も格段にアップするので、会話への反応が早くなり、英語を使っていても疲れにくくなります。
英語脳に憧れはあるけれど「もう年だし無理だよね」「留学しないと身につかない」などと考えている人も多いかもしれません。
けれど、英語脳を作るのに年齢は関係ありませんよ。
では、がむしゃらに学べば英語脳は作れるのかと単語学習を頑張ったり、文法を完璧にしようとしたりするのは、少し努力の方向性がズレています。
TOEICで高得点を取れても、実際の場面で英語が出てこない人をたくさん見てきました…!
というのも、試験で点を取ることとスムーズな英会話を習得することは、訓練の仕方が異なるからです。
求められているスキルが違うので、何ら不思議なことではありません。それでは、英語脳を手に入れるために必要な訓練とは一体何なのでしょうか。
それは、感情を込めて音読することです。
たとえば「I’m tired.」を「疲れた〜!」という気持ちで読んでみてください。
ここでポイントなのが、以下の2つです。
- 疲れたという「日本語」を「I’m tired.」とつなげるわけではなく
- 疲れたという「感情」と「I’m tired.」をリンクさせる
日本語訳ではなく、感情と英文をつなげましょう。その結果、爆発的なスピードで英語脳が作れるのです。
国内&独学でもOK!英語脳の感覚を鍛える2つの方法
感情を込めて音読するのが、英語脳を作る方法と紹介しました。
この章では、英語脳の感覚を鍛える2つの方法を解説していきます。
- 写真・イラストを使ってイメージする
- シチュエーションを想像する
それぞれ、詳しく確認していきましょう。
英単語を覚える時にも役に立つので、ぜひマスターしてくださいね!
1. 写真・イラストを使ってイメージする
英語脳を作るときに有効なのが、単語やフレーズのイメージを作ることです。
特に、写真やイラストを使えば、感情や場面をより具体的にイメージできるようになります!
たとえば「excited:興奮する」がなかなか覚えられないケースを考えてみましょう。
自分で絵を描いてみても良いのですが、僕のようにあまり画力に自信がないときは、Googleで画像検索してみるのがおすすめです。
興奮している少年の画像が出てきました。このイメージと「excited」を結びつけて覚えるのです。
モデルがあるほうが、より鮮明に英語のイメージを作りやすいでしょう。
2. シチュエーションを想像する
画像検索にも限界があります。思うように画像がヒットしなかったり、フレーズのなかには画像やイラストと親和性が低いものもあったりするからです。
そういうときは、実際にその英単語やフレーズが使われている場面を想像することで、英語脳のトレーニングになります。
たとえば「What are you doing?」が自然に口に出せるようになるためには、イラストでイメージを作るより具体的な場面を想像するほうが良いでしょう。
フレーズを音読するときは、目を瞑って
- 友人のAさんがあなたの目の前でおかしな動きをしている
- 「何しているか気になるな…」と考えて一言
「何をしているんだろう?」という非言語の感情と「What are you doing?」という英語表現をより緊密に結びつけていきます。
そこに日本語は介在しません。何度も繰り返しトレーニングすることで、条件反射のように自然と口から出てくるようになるでしょう。
会話で実践!英語脳を作るためのトレーニング5問
感情を込めて音読をするトレーニングを5問行っていきましょう。
- What are you going to do tomorrow?
- I’m so excited!
- No worries.
- Where is a rubbish bin?
- Have a good one!
感情・場面と英文をリンクさせることで、英語脳が徐々に形成されていき、流暢に話せるようになります。
飛ばさずに、最後まで実践してくださいね!
1. What are you going to do tomorrow?
こちらは画像検索とは相性が悪いため、具体的なシチュエーションを想像してみましょう。
- 学校帰りの道だったり、授業の合間だったり
- 親しい友達と他愛もない会話をしているときに
- 「明日どこかに一緒に出掛けたいな」とふと思い立って一言
ポイントは「明日何するの?」という日本語訳を覚えることではなく、感情や場面とフレーズを結びつけることです。
場面を具体的に想像し「What are you going to do tomorrow?」が、条件反射のように出るようになるまで体に染み込ませましょう。
最低でも5回繰り返して読み上げてみましょう!
2. I’m so excited!
excited を画像検索すると、以下の写真がでてきました。
さまざまな画像がヒットするため、感情をイメージしやすいはずです。
シチュエーションで考えるなら、以下のような場面でとても興奮している状態と結びつけましょう。
- サッカー観戦でひいきにしている選手がゴールを決めた!
- ずっと目標にしていた試験に合格した!
- 自分の子どもが自転車に乗れるようになった!
自分が興奮する場面をイメージして、5回音読しましょう。
3. No worries.
「No worries.」は、あまり海外経験のない日本人にとっては、聞き馴染みのない表現かも知れません。
ネイティブの間ではよく使われるスラングで、とても使い勝手の良いフレーズです!
どんな場面で使われるのか紹介するので、想像しながら音読してみてください。
パターン1:誕生日プレゼントをあげたとき…
パターン2:同僚がミスしてしまった…
パターン3:パートナーから頼まれごとが…
「No worries.」は、日本語で言うところの「大丈夫だよ!」「OK!」というニュアンスに近いです。
実際にその場面に遭遇したときに、フレーズが出てくるように何度も練習してみてください!
5回音読したら、次の問題に進みましょう。
4. Where is a rubbish bin?
そもそも a rubbish bin とはどのような意味なのでしょうか?
まずは画像検索をして、イメージを作りましょう!
「a rubbish bin:ゴミ箱」なので、ゴミ箱を探している場面と想像できるでしょう。
- テーマパークや駅など公共の場で
- 友達の家で
- 奥さんに問いかけるとき
などをイメージして、音読してみましょう。
感情を込めて5回読み上げてみてください。
5. Have a good one!
ここで使われている one は不特定のものを表す代名詞です。
- Have a good day!(良い1日を!)
- Have a good weekend!(素敵な週末を!)
などの別れ際のあいさつと同じ表現ですが、one とすることで聞き手に都合よく解釈してもらえます。
つまり「夕方だから afternoon にしなきゃ」「週末のあいさつだから weekend だな」といちいち考える必要がないため、咄嗟の表現として優秀です!
時間帯やタイミングに関わらず、いつでも便利に使えます。
それでは目を瞑って、以下のような場面をリアルに描き出しましょう。
- 1週間の授業が終わって「また月曜日に会いましょう」と考えながら
- 商品を買ってくれたお客さんに対して
- 外国人に道案内をしたあと、去り際に
ちなみに、自分が「Have a good one!」と言われたら「Thanks. You too!」と返事すればOKです。
そこまでセットで覚えておきましょう。
独学で磨く!英語脳を作るための音読法5ステップ
「感情を込めるのはわかったけれど、うまくできないなぁ…」
「イメージが苦手な人はどうやってトレーニングすればいい?」
と悩んでいる人も多いでしょう。
そのような人にも取り組みやすい、手持ちの教材で始められるおすすめの音読法があります。
前提条件は次の2つだけ。慣れた教材ならすぐにトレーニングを開始できますよ。
- 扱う素材を単語や文法的にすべて理解する
- スクリプトを用意する
トレーニングは以下の5ステップで解説していきます。
- 音声リーディング
- チャンクリーディング
- 和訳リーディング
- 感情リーディング
- タイムリーディング
それぞれ詳しく見ていきましょう。
なお、こちらの記事の内容は関連動画「【知らないと損!】英語脳必須音読法5ステップ【重大発表あり】」でもお話しています。動画・音声で学びたい方は以下からどうぞ!
1. 音声リーディング
ステップ1では、音読したい素材の音声を使って「流れてきた音声と同じリズム」で読みましょう!
スプリクトを見ながら、音声とほぼ同時に音読をしていきます。全体のリズムをつかみながら、お手本の発音を真似していきましょう。
今回は、練習に次の素材を使っていきます。
Basically, I’ve turned stress into the enemy.(簡単にいうと、私はストレスを敵にしてきました)
But I’ve changed my mind about stress(しかし、考えが変わったんです)
and today, I want to change yours.(そして今日、あなたの考えも変えたいと思います)
数回音読してできるようになったら、ステップ2に進んでください。
2. チャンクリーディング
ステップ2では「意味のかたまり」を意識して読みましょう!
そもそもチャンク(chunk)とは、日本語で「塊(かたまり)」という意味です。 英文を意味ごとのかたまりに区切って、意識して読んでいきます。
たとえば、
I like the way you talk.(私はあなたの話し方が好きです)
この場合「 the way +主語+動詞」がチャンクに該当します。
この主語+動詞の部分を変えることで 、
I like the way you think.(私はあなたの考え方が好きです)
I like the way you look.(私はあなたの見た目が好きです)
のように、言い換えが可能です。
ほかにも、
The way you talk is interesting.(あなたの話し方は面白いですね)
I’m curious about the way you talk. (あなたの話し方が気になります)
など、主語や前置詞の後にも使えるので表現の幅が広がりますよ。
3. 和訳リーディング
ステップ3では、英文の和訳を「気持ちを込めて」読みましょう!
回数に決まりはありません。あなたが納得するまで読んでくださいね。
「そもそも和訳を読むことに意味があるの?」と思った人がいるかもしれません。あなたは、これまで和訳を声に出して読んだことがありますか?
英語脳とは、英語で聞いたことをそのまま英語で理解できる状態を言うのでしたね。そのためには、感情や場面と英語をリンクさせることが欠かせません。
英語脳を作ることにおいて気持ちを込めて和訳を読むという方法は、とても大切なトレーニングなのです。
この方法を実践すると、次のトレーニングで気持ちを込めて英文を読めるようになりますよ。
和訳の文章から出てくる気持ちやイメージを感じながら、音読してみましょう。
4. 感情リーディング
ステップ4では、ステップ3で「和訳の文章から感じた気持ちやイメージ」を保ちながら、感情を込めて英文を読んでいきましょう!
もちろん、感情を込められればステップ3を飛ばして英文を読んでもいいのですが、英語に苦手意識がある場合、英文に感情を込めにくい人が多いかもしれません。
そんな人にこそ和訳リーディングは効果的。母語である日本語ならば、感情を込めやすく、ステップ4で英文と感情が格段に結びつきやすくなるからです。
「感情や場面と英語をリンクさせる」ことで、英語脳は作られていきます。
ぜひ、意識して感情リーディングに取り組んでみてください。
5. タイムリーディング
ステップ5では、時間を使って「英文に対し感情を込めて繰り返し」読んでいきましょう!
英文の量によっても変わりますが、1〜3分間くらい音読を続けます。このトレーニングで、英文と感情がより強く結びつくのを実感できるでしょう。
今後、トレーニングで扱った素材と似たような場面に遭遇したときに、英文が自然と口から出てくるようになりますよ。
そこには日本語は介在していません。イメージと英語が直接結びつくからです。 そして、感情と英文が結びついたときに、あなたは「英語脳」になっています。
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ぜひ、練習に使ってみてくださいね!
今からでも遅くない!感情とイメージの力で英語脳を手に入れよう
英語脳の作り方はシンプルで、感情を込めて音読するだけです。
写真などを使ってイメージ化したり、場面を想像したりすることによって、さらに感情を込めて英文を読めるようになるでしょう。
英語をそのまま理解することにより、会話のキャッチボールもスムーズに!
ぜひこの記事を参考に、今日から英語脳を手に入れるトレーニングを始めましょう!
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