「TOEICって独学でも高得点を取れるって本当?」
「初心者が短期間でTOEIC高得点を取りたいって、無理な話だよね」
「独学でTOEICを学ぶには、何から始めればいいの?」
独学でTOEICを学ぶのは無理!と決めつけていませんか?
英語初心者のあなたから見れば、独学で英語を学ぼうとするのは無謀だと思うかもしれません。
でも、それは大きな誤解です。
TOEICは独学でも高得点を狙えます。TOEIC初心者や学生・社会人に関係なく正しい方法で学習すればだれでも高得点を取れるのです。
そこで本記事では、大学生から学習を開始して6ヶ月でTOEIC900点を達成した僕が、以下について詳しく解説していきます。
- TOEICで900点達成した体験談
- TOEICを学ぶ前にやること
- TOEICを独学するときのスケジュール
- 具体的な勉強方法
僕は留学経験もありませんし、英語が得意だったわけでもありません。そのため、ここで紹介する方法はかなり再現性が高いと言えるでしょう。
実際に多くの人が僕と同じ方法で学習し、TOEIC高得点を獲得しています!
ぜひ最後まで読んで正しい学習方法を知り、今日から取り組んでみてください。
( note:【イングリッシュおさる】英語スクール生の実績 )
TOEICは初心者でも独学でOK!大学生で900点達成した体験談を紹介
TOEICは独学で対策できる!と聞いても「実際にそんな人がいるの?」と思う方もいるでしょう。結論、英語初心者の僕ができましたし、再現性もあると思っています。
この章では、僕が初めてTOEIC900点を取った体験談を、時系列に沿ってお話ししていきます。
- 高校卒業時に受けたTOEIC模試の点数は280点
- 大学生から学習を開始
- 6ヶ月でTOEIC900点を達成
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1. 高校卒業時に受けたTOEIC模試の点数は280点
TOEICで900点達成したと言うと「留学の経験があるんでしょ?」「周りに英語がペラペラの人がいるんじゃない?」とよく聞かれます!
しかし、僕は留学経験もなければ、周りに英語ができる友人も1人もいません。
大学生になるまで英語をしっかり学習したことがなく、高校卒業時に受けたTOEIC模試の点数は280点…!
寝るときとご飯食べるとき以外の空き時間を、全部バスケの練習に費やしてきたので、英語力は本当に初心者レベルだったのです。
2. 大学生から学習を開始
英語とは無縁だった僕が、英語学習を始めたのは大学生のときです。
片道2時間の大学に通っていたので、通学電車の中で4時間。授業の空きコマで3時間。家に帰ってからも2時間は勉強。
1日8~12時間の学習時間を確保し、地道に勉強しました。
土曜日も家にいるとサボってしまうので、1コマ授業を入れて、平日と同じように勉強する環境を作りました。図書館が終わるまで8時間ぐらいは勉強していましたね。
相当な時間を英語漬けで過ごしました!
3. 6ヶ月でTOEIC900点を達成
英語は初心者レベルだったので、最初の3ヶ月はまず英語の基礎力を身に付けることに注力しました。
英文法・基礎単語・発音といった、TOEICを学習する前に最低でも身に付けておかなければならない英語力を、3ヶ月かけてしっかりマスターしたのです。
TOEICの対策をしたのは、その後の3ヶ月のみ。それだけでTOEIC高得点を達成できたのです。
TOEICで900点を達成した後は、3ヶ月で英会話を習得、2ヶ月で英検1級も達成しました。
もちろんすべて独学です。この経験を参考にすれば、あなたも間違いなくTOEICで高得点を達成できるはずです。
【TOEICを独学する前に】初心者がまずやること5選
1. TOEICを勉強する目的を明確にする
TOEICの独学を始める前に初心者が最初に行うべきことは、勉強する目的の明確化です。
英語学習は長期間にわたることが多く、途中で挫折してしまうことも少なくありません!
そこで、なぜTOEICの勉強をするのか、目的をはっきりさせましょう。
目的は人それぞれ異なります。たとえば、英語力を示す指標としてTOEICのスコアを重視しているため「転職や就職活動で有利に進めたい」という動機があるかもしれません。
また、TOEICの高スコアがキャリアアップに直結する企業であれば「昇進のために必要」というケースもあるでしょう。
目標が明確であるほど、どのような学習内容や方法が自分にとって最適かを見極めやすくなります。
自分自身のキャリアや学習目的にあわせた効果的なTOEIC学習計画を立てるためにも、まずは勉強する目的をしっかりと定めましょう!
2. 自分の実力を知る
まず、自分の今の英語力がどれぐらいあるか、実力を知ることから始めましょう。
知っている単語はどのぐらいあるか、リスニングはどの程度聞こえているか。英語力がどれくらいあるかを調べます。
英語力に自信のない人は、以下3つの方法で試してみてください。
- TOEIC Bridgeでどれくらい点数が取れるか
- 英検3級試験で合格点を取れるか
- NHKラジオが聞き取れるか
少なくともこの3つでつまづいている人がいきなりTOEICの勉強をするのは、効率が悪すぎるので注意が必要です。
3. 英語の基礎力を身に付ける
独学かつ最短でTOEIC高得点を達成するには、基礎の英語力がもっとも大切です。
- 文法
- 基礎単語
- 発音
これら3つを徹底的に学習し、TOEICの勉強が効率良く進められるようにしていきます。
特に文法は英語の基本ルールです!
身につけずに勉強を始めることは、交通ルールを知らずに運転するくらい危険なことですよ!
初心者向けの英語学習の始め方は、関連動画「【初心者向け】英語学習の始め方【3ヶ月で達成できる】」でも詳しく解説しています。さらに詳しく知りたい方はぜひご覧ください。
4. 学習計画を立てる
TOEICを受験する際の計画は、目指す目標スコアをもとに逆算して作成しましょう。
試験までの期間にどれくらいスコアを上げる必要があるかを確認します!
スコアアップに必要な期間を踏まえ、学習計画を具体的に立てていきます。
たとえば、試験までに数ヶ月ある場合、初期段階では基本的な語彙や文法の学習に重点を置き、徐々にリスニングやリーディングの練習を増やしていくと良いでしょう。
試験日が近づくにつれて、実際の試験形式に慣れるための模擬試験の受験を計画に含めることも重要です。効果的な学習計画には学習内容だけでなく、時間帯や頻度も考慮することをおすすめします。
毎日特定の時間に英語の学習を行う習慣をつけることで、今日はいつ勉強するかという無駄な思考をしなくて済みますよ!
5. TOEIC勉強のための時間を確保する
独学でTOEICを攻略するためには、ある程度の勉強時間は絶対に必要です。
最低でも1日2時間以上の勉強時間は確保してください。
たくさん時間を確保できれば、それだけ短期間で目標点に近づけます!
受験までの日数や、自分のライフスタイルに合わせて、1日あたりの学習時間をしっかり逆算しましょう。
なお、TOEIC初心者がやるべきことについては、関連記事「【これだけ押さえて】TOEIC初心者がまずやること7選!おすすめの学習法や参考書を徹底解説」で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください!
初心者がゼロからTOEICを独学するときの全体スケジュール
それでは実際に、初心者がゼロからTOEICを学習するときのスケジュールを見ていきましょう。
初心者なら6ヶ月くらいの学習期間をみておく必要があります。
具体的なスケジュールは以下の通りです。
- 1~3ヶ月目は基礎固め
- 4~6ヶ月目でTOEIC対策
詳しく説明していきます。
1~3ヶ月目は基礎固め
英語初心者は最初の基礎固めをしっかり3ヶ月かけて行いましょう。なぜなら、後半のTOEIC対策をするときの効率が驚くほど違ってくるからです。
基礎固めで行うのは次の3つの学習です。
- 英文法
- 基礎単語
- 発音
基礎なしでは絶対にTOEICで高得点を取ることはできません。必ず取り組み、基礎を万全の状態にしてから次のステップに進むようにしてください。
英語学習の始め方については関連記事「【成功の近道】英語の勉強は始め方が最重要!大人でも3ヶ月で身につく学習法5ステップを紹介」にて詳しく解説しています!ぜひ参考にしてみてください!
4~6ヶ月目でTOEIC対策
基礎固めの3ヶ月で、ある程度の英語力と勉強習慣が身についているはずなので、ここから解説するTOEIC対策の3ヶ月は辛くないはずです。
スケジュールとTOEIC対策のためにやる学習は次の3つです。
- 4ヶ月目:英単語を覚える
- 5~6ヶ月目:模試や過去問を解く、トレーニングを行う
模試や過去問、トレーニングは同時進行で学習していきます。
また念押しにはなりますが、英語力がある程度あるからといって基礎をおろそかにしていると、挫折するどころか恐ろしく遠回りになります。
必ず基礎がしっかりできてからTOEIC対策を始めるようにしましょう!
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TOEICを独学で攻略するための勉強法3ステップ
TOEICを攻略するための、具体的な独学方法を見ていきましょう。
- TOEICに出てくる単語を覚える
- 模試や過去問を解く
- トレーニングをする
順に説明していきます。
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1. TOEICに出てくる単語を覚える
最初に、TOEICに出てくる単語を覚えていきます。
「え?基礎固めで単語は覚えたよね?」と思うかもしれません。しかし、TOEIC試験特有の難関単語があったり、よく出るため覚えておいたほうが効率的な表現があったりします。
そこで、別途TOEIC対策に特化した単語帳に取り組む必要があるのです。
1ヶ月使って、発音を含めTOEICに出てくる単語をすべてマスターしていきます。
使う単語帳は「TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ(※クリックでAmazon購入ページへジャンプ)」1冊でOKです。単語帳に出てこなかった単語は、模試や過去問を解きながら覚えていくので心配無用です。
2. 模試や過去問を解く
次の2ヶ月で、模試や過去問を解いていきます。
模試や過去問を解くときのポイントは2つです。
- 時間を計って解く:試験の時間感覚をつかむため
- 単語と文法をすべて復習する:学習の効率を上げるため
模試や過去問を徹底的に取り組むことで、受験したのと同じように経験値が蓄積されていきます。
おすすめなのはTOEIC公式問題集を活用すること。実際のテストと同じプロセスで作成されているので、やりこむことで受験に必要な英語力が必ず身に付きます。
最新の傾向に対応した参考書を購入してください!
2023年11月時点だと「公式TOEIC Listening & Reading 問題集 10(※クリックでAmazon購入ページへジャンプ)」が最新です。
TOEIC対策で特に大切になる時間感覚を、しっかり身につけていきましょう。
3. トレーニングをする
模試や過去問を解くのと並行して、トレーニングを行っていきましょう。
効率良く学習するためトレーニングを行うパートは厳選し、Part3〜6のみにします。
- Part3・4:シャドーイングを繰り返し、リスニングを完璧にする
- Part5・6:素早く解く力を身に付け、問題を見れば瞬時に答えが導き出せるようにする
Part1・2・7は模試や過去問でしっかり学習し、復習をしていれば攻略できます。
短期間でTOEIC高得点を達成するためには、時間対効果の高い大問に絞って集中的に対策することが大切なのです。
英語初心者がTOEICを独学する際の5つのポイント
英語初心者がTOEICを独学する際に押さえておいてほしいポイントを5つ紹介します。
- 設問まで暗記する
- Partごとの特徴を理解する
- 短い間隔で復習する
- 隙間時間を活用する
- 学習環境に投資する
以下で詳しく見ていきましょう。
1. 設問まで暗記する
TOEICの試験では時間に苦しむ方が多数います。
特に初心者の場合、設問を読むだけで多くの時間を費やすこともあるでしょう。
設問は事前に暗記してしまうことをおすすめします!
過去の試験や模擬試験の設問を繰り返し練習すると、自然と設問パターンが見えてきます。
設問を暗記すると、試験中に設問文を読む時間を削れ、熟読に集中できるでしょう。
2. Partごとの特徴を理解する
TOEICはPartごとに特徴があります。たとえば、リスニングセクションではPart 1が写真の描写、Part 2が質問応答、Part 3とPart 4が会話や短いスピーチの理解に焦点を当てています。
Partごとの問題形式に慣れることで、試験中にすばやく適切な答えを見つけやすくなるでしょう。
また、特定のPartに頻出する語彙や表現を事前に学習しておくことも、スコアアップに繋がります!
ビジネスシーンでよく使われる表現や、日常会話で頻出するフレーズなどを習得しておくと良いでしょう。
Partごとの特徴を把握して学習を行うことで、TOEICのスコアを効果的に伸ばしやすくなります。
3. 短い間隔で復習する
TOEICの単語学習においては、頻繁に繰り返し復習することがカギです。
1日に5ページ、参考書を少しずつ勉強する方もいますが、最後まで読み終えた時点で前半の内容をほとんど忘れてしまうことがあります。そのため、毎日なるべく多くのページを一気に読み、その内容を短い頻度で何度も復習しましょう。
たとえば、1日に20ページを読んだとしたら、翌日にその20ページを再度速読し、重要なポイントを確認するといった方法です。
この繰り返しにより情報が長期記憶に移行しやすくなり、効率的に学習を進められますよ!
4. 隙間時間を活用する
まとまった学習時間を確保するのは難しい方もいるでしょう。そこで重要になるのが、隙間時間の活用です。
通勤・通学の電車時間、昼休みなど、日常生活の中で見つけられる短い時間を利用しましょう。
たとえば、移動中には英語のリスニング教材を聞いたり、単語カードを見たりできますよね!
日々の生活の中で無理なく英語学習を組み込むことで、忙しい日常の中でも効率的にTOEICの勉強を進められます。
5. 学習環境に投資する
独学で勉強するなら、TOEICの勉強ができる環境作りが大切です。
自宅で勉強できる方はそう多くなく、マンガやゲームなどの誘惑も多く、集中しにくいです。そのため、効果的な学習環境を自ら作り出しましょう。
ひとつの方法として、カフェなどの外出先で勉強することが挙げられます。
「カフェに行って、決められた学習量を終えるまで帰らない」といったルールを自分自身に課すことで、集中して学習に取り組めます。
僕はスターバックスに行き「この教材を完了するまで帰宅しない」と自分自身にプレッシャーをかけて学習していました!
独学でTOEICを勉強するときにおすすめの参考書3選
独学でTOEICを勉強するときに、おすすめの参考書を3つ紹介します。
浮気せず、この3つだけをしっかりやりこんでください。
- TOEIC L&R 出る単特急 金のフレーズ
- TOEIC公式問題集
- 新TOEICテスト千本ノック
それぞれ詳しく紹介していきます。
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1. TOEIC L&R 出る単特急 金のフレーズ
TOEIC受験に必要な英単語は、この「TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ」(※クリックでAmazon購入ページにジャンプ)1冊で十分です。発音も含め1ヶ月で完璧にしてください。
1日で覚える英単語は500が目安。2日で1周、30日で15周のペースで覚えましょう。
英単語の覚え方は、関連動画「【完全保存版】英検1級語彙満点&英単語検定1級取得者が教える最強英単語暗記法」でも紹介しています。さらに詳しく知りたい方はぜひご覧ください。
2. TOEIC公式問題集
2つめはTOEIC公式問題集です。問題集は8冊あります。必ず最新の傾向に対応したものを購入してください。
- 公式TOEIC Listening & Reading 問題集 1
- 公式TOEIC Listening & Reading 問題集 2
- 公式TOEIC Listening & Reading 問題集 3
- 公式TOEIC Listening & Reading 問題集 4
- 公式TOEIC Listening & Reading 問題集 5
- 公式TOEIC Listening & Reading 問題集 6
- 公式TOEIC Listening & Reading 問題集 7
- 公式TOEIC Listening & Reading 問題集 8
- 公式TOEIC Listening & Reading 問題集 9
- 公式TOEIC Listening & Reading 問題集 10
- 公式TOEIC Listening & Reading 問題集 11
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TOEIC公式問題集は実際のテストと同じプロセスで作成されているので、やりこむことで受験に必要な英語力が必ず身に付きます。
リスニングも公式問題集だけで十分対策できるので、リスニング対策用に他の本を買わなくても大丈夫です。
3. 新TOEICテスト千本ノック
新TOEICテスト千本ノックはトレーニングに使います。
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1日1冊ペースで学習し、TOEICに必要な「瞬時に解く力」を鍛えてください。
大切なのは復習をしっかりすること。何度も復習することで、見ただけで解けるようになります。
問題と答えを覚えてしまうくらいやりこんでしまいましょう!
ぜひ今日から、紹介した勉強方法でTOEIC対策を始めてみてください!
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