「英語力が伸び悩んでいる……」
「サクッと上達できる近道はないの?」
「英語が上達する方法は?」
英語を勉強していると、どうしても上達を感じられない停滞期がやってきます。しかし、コツを押さえて勉強すれば、上達が止まることはありません。
英語の土台となる文法や単語をしっかりと習得し、継続的に勉強することが大切です。とはいえ、独学では最適な勉強方法が分からず行き詰まることも。
そこでこの記事では、英語を上達させる方法を1から解説していきます。
- 上達を加速させるための5つのポイント
- やってはいけない学習方法
- リスニングを上達させるコツ
- スピーキングを上達させる極意
- リーディングを上達させる秘訣
- ライティングを上達させる決め手
などが分かるので、英語の独学をさらにパワーアップさせたい方は、ぜひ参考にしてみてください!
( note:【イングリッシュおさる】英語スクール生の実績 )
英語の上達を加速させるための5つのポイント
英語のスキルは、ガムシャラに数をこなすだけでは上達しません。次のポイントを意識して、効率的な学習を積み重ねましょう。
- 英語学習のゴールを明確にする
- 弱点を気にしすぎないようにする
- 「英語は簡単なもの」という思い込みを捨てる
- コーチの手を借りる
- 参考書コレクターにならないようにする
すぐに行動を変えられることもありますので、ぜひ参考にしてみてください。
1.英語学習のゴールを明確にする
なぜ英語を上達させたいのか、ゴールや目標を振り返りましょう。
「英検2級に合格する」「旅行先で英会話を楽しむ」「ハリーポッターの原作を読破する」など、学習の目的はその人ごとに異なります。そして、ゴールによって必要な行動は変わってくるはずです。
例えば、同じ「試験への対策」をゴールにしても、英検とTOEICでは難易度も出題傾向も違います。しかし「どの試験のどのレベルをクリアしたいか」が明確であれば、達成までにどう動けば良いか迷いません。
達成時期や点数などを数値で具体的に決めることで、よりハッキリとした道筋が見えますよ!
2.弱点を気にしすぎないようにする
「弱点を直さないでどうやって英語を上達させるの?」と思うかもしれません。
自己判断で「自分はこれが苦手」と弱点を決めつけると、ほとんどの人はそればかり勉強してしまいます。もちろん、弱点を克服することは悪い行動ではありません。
しかし、本当に必要なことを満遍なく勉強することができなくなり、試験などで思うような結果が出ない危険性があります。
また、苦手分野を集中的に学習しようとするあまり、弱点が十分に克服されていることにも気づけないことも。
英語上達へのモチベーションが高い人ほど、頑張りすぎて遠回りしてしまうリスクがあるのです。弱点について過度に心配せず、得意なことも不得意なこともバランスよく向き合うよう意識してくださいね。
3.「英語は簡単なもの」という思い込みを捨てる
「1日5分で英語が身につく」「入会するだけでネイティブレベルの発音になれる」といった耳あたりの良い広告が、世の中には溢れています。キャッチコピーの内容を見ると「英語って実は簡単なんだ!」と期待してしまいますよね。
しかし、それだけで英語をマスターできると思うのは、自分を高く評価しすぎです。正しい勉強方法を知って習得の効率を上げることはできても、ステップを省略して近道することは不可能だからです。
「自分には英語なんて無理なんだ」とネガティブになって欲しいわけではありません!
正しい努力の必要性を認識し、行動を見直すことが大切です。
4.コーチの手を借りる
英語コーチングサービスのコーチは、二人三脚になって学習を手助けしてくれる存在。実力に合った学習計画を考えたり、相談に乗って背中を押したりして、学習を支えるのです。
コーチを付ければ、英語学習のプロによる客観的な目線を学習に活かし、非効率的な行動を避けられるでしょう。
一方で完全な独学では、間違った行動を間違いであると認識できないまま時間を浪費してしまいます。最短ルートで英語の上達を目指す方は、ぜひコーチングサービスの利用を検討してみてください。
5.参考書コレクターにならないようにする
参考書コレクターとは、あれもこれもと参考書を購入しては積み上げ、結局勉強せずに終わる人のことです。もしくは、たくさん買った参考書できちんと勉強を始めても、どれも中途半端に手をつけてしまうケースもあります。
これらのタイプの人は「ちゃんと勉強してる感じ」に満足し、実力にならないことがほとんど。たくさんの参考書を買い集めるよりも、たった1冊を完璧にすることが大切です。
英語の上達から遠ざかるやってはいけない学習方法
本気で英語の上達を目指しているなら、次の勉強方法はしないようにしましょう。
- 書いて覚える
- 聞き流しをする
- オンライン英会話・英会話スクールを契約する
これらの方法は、必ずしも「悪」というわけではありません。しかしコツを押さえて学習しないと、時間やお金が無駄になってしまうので注意です。
1.書いて覚える
スペルを丸暗記しなければならないシーンは、実はほとんどありません。
もちろんスペルの把握は重要ですが、何百回と繰り返し書いてまで覚える必要があるのかは微妙です。
例えば日常で使うための英語なら、予測変換機能を使ったり、ネットですぐに検索したりできます。試験のライティングパートに対策することが目的でも、スペルがわからない単語を無理に使う必要はないのです。
自信を持って書ける他の単語を使えばいいだけで、多少フィクションの解答でも減点はされません。書き取り練習で時間を使うより、他にやるべきことを進めましょう。
2.聞き流しをする
文法・単語を理解しないまま聞いても、分からないものは分かりません。知らない言葉を聞き流しても、雑音として耳に入ってくるだけだからです。
赤ちゃんだって母国語を聞き流しして、きちんと話せるようになるまで何年もかかりますよね。
「聞き流しだけで全て上手くいく!」という教材の売り文句に流されないよう、気をつけてください!
もし活用するなら、聞き流し「だけ」の学習ではなく、文法や単語を理解した上でのサブ的な位置づけとして使うことがおすすめです。
3.オンライン英会話・英会話スクールを契約する
オンライン英会話などを頼りにすると、カリキュラムで用意された限定的なシチュエーションの攻略法しか習得できないデメリットがあります。
スクールでシミュレーションした受け答えにしか反応できなければ、外国人との会話は成り立たないでしょう。また、集団指導ではひとりが話せる時間は限られます。自分から口を開かなければ、一言も話さないまま講義が終わるなんてことも。
オンライン英会話については、関連記事「【効果なし】今すぐに「とりあえずオンライン英会話」をやめよう!初心者におすすめの英語学習法とは」で詳しく紹介しています。ぜひ参考にしてみてください!
4.文法の学習を後回しにする
初心者なのに文法をおろそかにしている人が多くいます。文法は全ての土台であり、その後の単語学習や試験対策にもリンクするものです。
英語の正しい学習順序は、最初に文法を完璧にすること。世の中にある全ての単語を習得しようとしても終わりがありませんが、文法なら上限が決まっています。
そして、文法はスポーツでいうところのルールです。文法というルールが分かってこそ、単語というスキルで相乗的に英語力を伸ばせるのです。
英単語と文法を並行して進めることがあっても、優先度を間違えてはいけません。
英語のリスニングを上達させるコツ
さっそく、上達のコツを分野別に確認していきましょう。まずはリスニング(聞き取り)の上達方法です。
リスニング力を上げるためのコツは2つあります。
- 正しい発音を身につける
- 音読をする
それぞれ、なぜ必要なのか、どうすればいいのかを解説していきます。
1. 正しい発音を身につける
リスニングの上達では、正しい発音で英語を読むことが最重要。「リスニングなのに発音を気にする意味はあるの?」と不思議に思う方が多いかもしれません。
リスニング力を上げるには、実際に聞いている音と自分が思っていた音との違いを埋める必要があるんです!
例えば Apple の発音をいつまでも「アップル」と認識していては、英語として聞き取れません。実際には「エァーポウ」のように聞こえるはずだからです。
この違いを認識しないと、単語は知っているのに耳から聞くと全然わからないという状態に陥ります。
リスニングの上達に向けて多くの人がチャレンジするシャドーイングも、発音できてこその練習方法です。
シャドーイングでは、音声の後に自分で発音してトレーニングします。お手本を聞く瞬間にリスニング力が伸びるのではなく、発音するタイミングで上達する理屈です。
リスニングを上達させるには、発音練習8割、次に紹介する音読2割程度の割合で、積極的に発音を鍛えましょう。2週間くらいで一通り発音を学ぶことをおすすめします。
さらに詳しい上達方法は、関連動画「【一瞬で】リスニング力を爆発的に上げる最強の方法」でも紹介しています。ぜひ参考にしてみてください!
2. 音読をする
正しい発音を身に着けたら、音読をしていきます。リスニングで扱った教材を、以下の順番で活用していくのがおすすめです。
- 音声を聞く
- 単語・文法を調べる
- 音読
- オーバーラッピング
- シャドーイング
まずはまっさらな状態で音声を聞き、どの程度理解できるか確認します。その後、スクリプトを見ながら単語、文法を調べて、意味が正確に取れるようにしてください。
ここを丁寧に行い、文章を理解するのが必須です。見ても理解できていない文章を聞き取れるようになることはありません!
そして、ここからが音読。まずはスクリプトを見ながら正しい発音で文章を読んでいきましょう。そして、スムーズに読めるようになったら、スクリプトを見ながら音声にかぶせて発音するオーバーラッピングに挑戦します。
最後に、スクリプトなしで音声を聞いたまま追いかけて発音するシャドーイングまでやり込めば、リスニング力は確実につくでしょう。
英語のスピーキングを上達させる極意
スピーキングを上達させるための方法は3つあります。
- 説明型独り言
- パラフレーズ
- 単語入れ替え英作文
とりいれられるものから試してみてください。
上達のポイントは、関連動画「【基礎編】 一瞬でスピーキングを伸ばす方法【単語・文法・辞書不要】」でも紹介しています。ぜひ一緒にご確認ください!
動画でサクッと学習!
1.説明型独り言
説明型独り言は、1つのお題を設定して自分で英語に直して話してみる学習方法です。気になるトピックや身近な内容を言葉にできるので、使える言い回しが身につきます。
具体的なやり方は以下の通りです。
- 自分に関するトピックを1つ決める
- 決めたトピックについて日本語で書いてみる
- 間違ってもいいので英語に直す
- 英語ができる人に添削してもらう
- 添削してもらったものを完璧になるまで読み込む
一人でもできるので、是非実践してみてください。
2. パラフレーズ
英単語は知っているのにうまく話せない、という方は「知っている単語で言い換える」訓練を重ねていきましょう。
例えば「酒池肉林」という四字熟語。パッと熟語化したり、直訳したりするのは難しいですよね。
しかしニュアンスを伝えるだけなら、専門的な熟語に直す必要はありません。
「 gorgeous party 」でも意味は十分に通じます。基礎的な単語のインプットができていれば、知っている単語を繋ぎ合わせるだけで大体のことを伝えられるのです。
難しく考えすぎずにスピーキングするポイントは、主に3つ。
- 3歳児にも伝わるように意識すること
- 直訳をしないこと
- 抽象語を止める事
基礎的な単語を網羅できていれば、頭の引き出しから材料を集めるだけで、シンプルな英文を作れますよ!
3. 単語入れ替え英作文
最後の仕上げは、単語入れ替え英作文です。簡単な例で言うと「私はおさるです(I’m Osaru.)」を「彼はおさるです(He’s Osaru.)」に変えるというやり方です。
すでにある英文の一部を変えるだけで、使えるシーンが大きく広がります。英語のスピーキング能力を上げるために語彙力が必要というのは、知っている英作文の単語を変えるだけで伝わるケースもあるからです。
自分に関係する語彙を使って、ぜひトレーニングしてみてください。
英語のリーディングを上達させる秘訣
リーディングの力をつけるためには、以下の順序で学習を進めましょう。
- 文法・単語を学ぶ
- 精読をする
- 音読をする
リーディングを上達させる方法は、関連動画「【衝撃の事実】英語を速く読みたいなら「英語は読むな」」でも紹介しています。1分程度でできるワークもある動画なので、ぜひ試してみてください!
動画でサクッと学習!
1. 文法・単語を学ぶ
リーディングの上達を早めるには、いきなり多読をするよりも、まずは文法・単語を固めることが大切です。知らない文法・知らない単語を眺めているだけでは、どれだけ時間をかけても意味は分かりません。
最初は文法の強化を優先してください。この世にある全ての単語を完璧に覚えることはほぼ不可能。しかし文法の数には上限があり、コツコツと勉強すれば必ずゴールが見えてきます。
2. 精読をする
文法を学んだら文章の読解を始めていきます。最初にやるべきなのが「精読」です。
早く英語を読めるようになるためには、文法・単語をしっかりとおさえ、正確に読めるようになることが不可欠。最初はゆっくりでも正確に理解する練習をしたほうが、最終的に早く意味を捉えられるようになります。
1文ずつ文の構造を捉えながら、正しく読む練習を行いましょう。
3. 音読をする
リスニング対策に使える音読は、リーディングスキルを上げるのにも有効です。
音読をすると、音に合わせて内容を理解することができるようになっていきます。そのため、精読をしっかりして内容を完璧に理解できるようになった文章は、音読するのがおすすめ。
逆に言えば、意味が理解できていない文章をただ音読しても、効果は薄いです。文を完全に理解してから声に出して定着させましょう。
英語のライティングを上達させる決め手
リーディングと同様、まずは文法・単語を固めましょう。そしてスピーキングで伝えた次の3つのコツが、ライティングでも有効です。
- 3歳児にも伝わるように意識すること
- 直訳をしないこと
- 抽象語を止める事
知っている単語で言い換えてできるだけ簡単な言葉に直せば、伝えたいことは大体表現できます。
日常的に英文を書き、アウトプットの習慣を作ることもおすすめ。例えば、カレンダーに英語で予定を書き込んだり、一言日記をつけたりするのです。
簡単な単語でも「意外と分からない」と感じることがあるでしょう。その時は単語のインプットに立ち戻るか、他に言い換えできないか試しながら最後まで英文を書き切ってくださいね。
英語の上達が上手くいかず悩んでいる方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください!
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