「なかなか英語を聞き取れない、リスニング問題が苦手…」
「英語のリスニングスキルを向上させるにはどうしたらいいの?」
「リスニング学習できるアプリはない?」
英語のリスニングについて、このようなお悩みを抱えていませんか?
リスニングスキルは、TOEICや英検といった試験や、英会話などにおいて必要な力です。
日本人はリスニングが苦手な傾向にあります。読み書きはできるものの、英語をなかなか聞き取れず、苦手意識を持っている方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、英語のリスニングについて
- スキルを伸ばすメリット
- 向上させるステップ
- やってはいけない学習方法
などを解説します。
リスニングはコツをつかむことで、飛躍的にスキルを伸ばせます。「英語を聞き取れなくて悩んでいる」「ネイティブと会話を楽しみたい」と考えている方は、ぜひ最後までご覧ください。
( note:【イングリッシュおさる】英語スクール生の実績 )
英語のリスニングスキルを向上させるメリット3選
英語のリスニングスキルを伸ばすことで、以下3つのメリットがあります。
- 英会話を楽しめる
- スピーキングスキルが向上する
- 試験の得点アップに繋がる
順番にみていきましょう。
1.英会話を楽しめる
リスニングスキルを伸ばすことで、英会話を楽しめるようになります。相手の伝えたいことを正確に理解できるためです。
日本語でも知らない単語や話題が出てくると、会話に入るのは難しいですよね。英語でも同じことがいえます。
リスニングスキルを伸ばし、相手の伝えたいことを理解することで、英会話を楽しめるようになるでしょう。
海外旅行や留学などでネイティブの友達を作りたい方におすすめです!
2.スピーキングスキルが向上する
リスニングスキルがアップすることで、スピーキングスキルも向上します。発音に敏感になれるためです。
例えば「LやR」「THやS」の聞き分けができるようになることで、自分もその発音が上手くなります。
スピーキングを伸ばしたい方は、リスニングにも力を入れて学習してみましょう!
3.試験の得点アップに繋がる
リスニングスキルを伸ばすメリットは、試験の得点アップに繫ることです。
例えば、TOEICではリスニング問題が半分を占めます。なお、残り半分はリーディングです。
さらに、大学入学共通テストや英検でもリスニング問題が出題されます。
つまり、試験対策をするうえで、リスニングは切っても切り離せない存在ということです。
得点の底上げを狙うなら、英語を聞き取る力がポイントですよ!
英語のリスニングスキルを向上させる5つのステップ
リスニングスキルを向上させるには、主に以下5つのステップを踏みましょう。
- 音声を聞く
- 単語・文法を調べる
- 音読をする
- オーバーラッピングをする
- シャドーイングをする
この方法を実践することで、僕はTOEICのリスニングセクションで何度も満点を取っています!
なお、関連動画「【有料級】リスニング5ステップ【完全ガイド】」では、僕が実演しながらやり方を解説しています。より詳しい方法を知りたい方は、ぜひチェックしてみてください。
1.音声を聞く
まずは、リスニング音声を聞きましょう。自分がどの程度英語を理解できているかを把握するためです。
主に、以下の2つを意識したうえで、英語のフレーズを聞きます。
- 単語がどれくらい聞き取れているか
- 意味がどれくらい理解できているか
ここで重要なのは、スクリプトなし・解説なしで最低5回は純粋に英語を聞くことです。今のレベルでは理解できない英語や弱点が明確になります。
結果、ステップ2以降では弱点をわかった状態で学習を進められ、効率良くリスニングスキルを向上させられます。
このステップは非常に重要です!僕自身がステップ1を軽視していたため、リスニングが伸び悩んだ時期がありました…。
2.単語・文法を調べる
ステップ1で自分のレベルや弱点がわかったら、今度はわからなかった単語や文法を調べましょう。
ステップ1をやりこんでいる人であれば、ここで「この単語はこういう意味だったんだ!」という気づきが生まれます。
最初から単語や文法を調べるより、さらに吸収しやすいはずです。
教材は必ずスクリプト(台本)がついているものを選んでください!
初心者はこのステップ2の作業で一番時間がかかります。大変な作業になるかもしれませんが、ここで土台を固めればステップ3以降が楽になりますよ。
3.音読をする
続いて、音読をして発音の認識を鍛えましょう。
主に、以下5つの工程を繰り返し行います。
- 音声リーディング:音声の発音やリズムをマネしながら、同時に読む
- チャンクリーディング:意味の塊を意識して読む
- 和訳リーディング:英文の和訳を、日本語で感情を込めて読む
- 感情リーディング:英文を感情を込めて読む
- タイムリーディング:感情を込めて何度も繰り返し読む
つっかえることなくスムーズに読めるようになれば、ステップ3は完了です。
何度も繰り返し練習することで、発音はかなり上達するでしょう!
4.オーバーラッピングをする
オーバーラッピングは、音声と同時に、スクリプトを見ながら英文を読み上げるトレーニングです。お手本と同じ速度で読み上げられるようになれば、次のステップのシャドーイングもスムーズにできます。
よく「回数の目安はどれくらいか?」と質問を受けるのですが、人によって英語のレベルが違うので答えるのは難しいです。何回練習したかではなく、自分が自信を持って「できるようになった」と言えるまでやりこむべきだと考えています。
初心者なら何度も繰り返すでしょうし、上級者なら数回でもマスターできるでしょう。
自分が納得できるレベルになったら、ステップ5へ進みます。
5.シャドーイングをする
シャドーイングとは、お手本の音声を聞きながら、スクリプトなしで発音するトレーニング方法です。スクリプトを見ずに練習するため、英文より少し遅れて発声します。
なお、シャドーイングの難易度はかなり高く、ステップを戻ったり進んだりする流れを繰り返すこともあり得ます。難しいと感じたら、ステップ4までの練習量が足りていない可能性が高いです。
上手くいかない場合は、ステップ3の音声リーディングやステップ4のオーバーラッピングに戻って練習しましょう!
【逆効果】やってはいけない英語のリスニング学習方法5選
リスニングスキルを伸ばすためには、やってはいけない学習方法があります。主に、以下の5点です。
- 単語・文法の基礎をおろそかにしている
- リスニング練習する分野を選んでいない
- 聞き流しをしている
- 発音への理解が乏しい
- 学習を継続しない
自分の行動に当てはまっていないか、振り返りながら確認してみましょう。
1.単語・文法の基礎をおろそかにしている
リスニングを向上させるには、単語や文法などの基礎を固めることが重要。単語や文法を完璧に理解できないと、文章の意味を推測することすら難しいです。
耳から入ってきた英語を、自分の知っている文法・単語として受け入れられるよう、基礎を強化してからリスニングを始めましょう。基礎を固めておけば、リスニング以外の分野でも知識が役立ちます。
基礎固めはリスニングスキル向上における重要なポイントです!
2.リスニング練習する分野を選んでいない
リスニングを上達させるには「映画を字幕なしで見たい」「英語の試験に合格したい」などの目的が大事です。目的によって学習範囲を絞らないと、覚えないといけないフレーズが多くなり、勉強がうまくいきません。
例えば、日本語でも新しい職場の専門用語が理解できなかった経験はありませんか?その職場で意思疎通をするためには、専門用語を集中的に学ぶ必要がありますよね。
英語も同様です!まずはやりたいことを決めてから、そのために必要ことを逆算して勉強に取り組みましょう。
3.聞き流しをしている
英語を聞き流しているだけでは、リスニングスキルは向上しません。
多少意味がわかる状態で聞き流すなら効果はあります。しかし、英語の初心者が聞き流しても、まったく意味のわからない呪文を聞いているのと同じです。
英語以外の言語で考えても、聞き続けても理解できないという理屈は変わりません。
フランス語や韓国語を大量に聞いているだけで、ある日突然聞こえるようになると思いますか?
「日本人は赤ちゃんのころから日本語を聞いて覚えてきた」など、英語教材のトークに流されないでください。
仮に聞き流しで言葉を吸収できるとしても、赤ちゃんが完全な日本語を使いこなすまでには10年程度かかります。これから10年かけて学ばないといけないなら、効率的な学習法とはいえないでしょう。
4.発音への理解がとぼしい
リスニングスキルを伸ばしたいからといって、発音をおろそかにするのはNG。リスニングと発音は、密接に関係しているためです。
発音が良くなることで、英語が聞き取りやすくなります。そのため、リスニングスキルを伸ばしたいなら、発音の学習にも力をいれましょう。
発音を向上できればTOEICや英検などの試験だけでなく、ドラマや映画の英語も聞き取れるようになりますよ!
英語の発音を伸ばす方法は、関連記事「【プロが解説】英語の発音ができない原因3選!ネイティブ並の発音にする方法5ステップを紹介」にて紹介しています。
なお、僕の公式LINEでは、発音を向上させるための詳しく解説したPDF資料を配布しています。さらに、有料級の英語教材と特典を15個無料で配布しているので、ぜひ登録してみてください。
5.学習を継続しない
リスニングスキルを伸ばすには、学習を継続することが重要です。どんなに飲み込みが悪くとも、続けることで徐々に上達していきます。
「歳だから」「自分には才能がないから」など、英語学習をやめる理由を探しがちです。だからこそ、何が何でも続けることが重要なのです。
リスニングを含めた英語学習では、どんなに時間がかかっても構わないので継続を心がけてみてください。
学習を継続させるためには、試験に申し込んで自分を追い込んだり、勉強仲間を作ったりするのがおすすめです!
【無料】英語のリスニングスキル向上におすすめのアプリ5選
リスニングスキルを伸ばすなら、日常的に英語を聞いておくことが重要です。
そこでこちらでは、おすすめの学習アプリを5つ紹介します。
- RedKiwi
- 英会話リスニング
- Cake(ケーク)英会話
- VOA English Learning
- TOEIC presents English Upgrader
どのアプリも無料で利用できるので、ぜひチェックしてみてください。
1.RedKiwi
「RedKiwi」は、英語のリスニングに特化したアプリです。YouTubeの動画を題材にしてカリキュラムが組まれており、自分の興味のあるジャンルを選んで学習できます。
特徴は「ディクテーション」という振り返り機能が搭載されていることです。これにより、きちんと英語を聞き取れているのかをチェックできます。
2.英会話リスニング
「英会話リスニング」は、短めのフレーズが多いことが特徴です。そのため、初心者もリスニング学習を続けやすいのがメリット。
さらに、各問題に詳しい解説が付いており、問題への理解を深められます。
3.Cake(ケーク)英会話
「Cake」は、AIを搭載したスピーチ機能が備わっています。音声を録音すると、AIによるフィードバックを受けられるのが特徴です。
何度でも繰り返し再生できるため、じっくりとリスニング学習をしたい方におすすめです。
4.VOA English Learning
「VOA English Learning」は、英語学習者のためにアメリカ国営放送が運営しているアプリです。主に、ニュースが教材として扱われており、時事についても理解を深めたい方におすすめ。
さらに、再生速度を細かく設定できます。そのため「リスニングが聞き取れるか心配」という方にも向いています。
5.TOEIC presents English Upgrader
「TOEIC presents English Upgrader」は、TOEICのリスニングセクションに特化したアプリです。ビジネスで使われる会話や日常会話など、さまざまなシーンの音声が収録されています。
アプリ内ではクイズも設けられているため、自分の理解度をチェックできます。
ぜひこの記事を参考に、リスニングスキルを伸ばしいきましょう!
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