「1ヶ月本気で勉強したらTOEIC700点は取れる?」
「具体的な勉強方法が知りたい」
「やってはいけない方法もあれば教えて!」
忙しかったり、勉強を後回しにしてしまったりしているうちに、だんだんと近づいてくるTOEICの試験日。
試験まで残り1ヶ月となり、高得点を目指すのはムリだと感じてしまう方も多いようです。
しかし諦めるのは早いです!
TOEIC700点は1ヶ月で取れます!
本記事では、TOEIC900点台の僕イングリッシュおさるが、以下の情報をまとめました。
- 1ヶ月でTOEIC700点を取るための勉強法
- 1ヶ月間取り組むべき3つの対策
- やってはいけない3つのこと
- おすすめの参考書
本記事の内容を実行すれば、1ヶ月後のあなたは700点を取得して達成感を味わえます。
申し込みを無駄にすることなく目標達成するため、ぜひ最後までご覧ください。
( note:【イングリッシュおさる】英語スクール生の実績 )
1ヶ月でTOEIC700点は取れる!ただし工夫が必要
TOEIC700点を1ヶ月でとるのは不可能ではありません。ただし、通常の勉強よりも工夫が必要なことは確かです。
僕が生徒に教えている感覚では、TOEIC700点を取るために、現在550点の人でも450時間(1日3時間 × 150日)、つまり5ヶ月程度の勉強が必要です。
通常は5ヶ月かかる勉強を1ヶ月で進めるわけですから、趣味の時間や隙間時間をすべて英語の勉強にあてる覚悟を決めてください。
厳しく聞こえるかもしれませんが、本気で結果を出してほしいから言っています!
この1ヶ月の努力が今後の人生を大きく変えるかもしれないと思って、頑張りましょう。
なお、TOEICで700点を取得するために必要な勉強時間の目安については、関連記事「【徹底分析】TOEICで700点取るための勉強時間をレベル別に紹介!コーチング・効率的な学習で時短可能」にて解説しています。
1ヶ月でTOEIC700点を取るためのリスニングの勉強方法
TOEICで700点をとるなら、リスニングの強化は必須です。
1ヶ月しか時間がないのであれば、次の5つのポイントは確実に押さえておきましょう。
- シャドーイングとオーバーラッピングをする
- 疑問詞の聞き取りに集中する
- 『数字』『人』『状態』を意識的に聞き取る
- 『What〜』『How〜』を聞き分ける
- 答えのミスリードに気をつける
それぞれ詳細を解説します。
1. シャドーイングとオーバーラッピングをする
1ヶ月でリスニングを強化するなら、シャドーイングとオーバーラッピングで発音を鍛えましょう。
単語の意味がわかるだけでは、リスニングができるようにはなれないからです!
・シャドーイング
英文を聞き取ったすぐ後に、真似て発音するトレーニング
・オーバーラッピング
流れてくる音声と同時に発音するトレーニング
時間がたっぷりあるのであれば、音声を聞いて単語の意味を調べたり、自分のペースで音読したりしますが、残り1ヶ月ではそんな時間はありません。
英語を聴きながらシャドーイング・オーバーラッピングして、その場で単語も調べて覚える方法が最適です。
TOEICの問題文をシャドーイング・オーバーラッピングするとよいでしょう。
発音とリスニングの関係については、関連動画「【悲報】一発で英語が聞こえるようになるワーク:リスニングができないたった一つの共通点」にて詳しく解説しています。ワークも行っていますのでぜひ挑戦してみてください。
2. 疑問詞の聞き取りに集中する
リスニングの得点力を1ヶ月でアップするには、疑問詞の聞き取りに集中することをおすすめします。
5W1Hの整理を意識して聞き取りましょう!
- When(いつ)
- Where(どこで)
- Who(だれが)
- What(なにを)
- Why(なぜ)
- How(どのように)
疑問詞を正しく聞き取れば「When(いつ)と聞かれているから時間について回答するようだ」と正解を選びやすくなります。
底力をアップする時間がないからこそ、疑問詞をよく聞いて、正しい答えを選ぶ確率をアップしましょう。
3.『数字』『人』『状態』を意識的に聞き取る
リスニングで全文を理解する自信がない場合は、数字・人・状態の3つを意識的に聞き取るようにしましょう。
問題の多くは、これらの3要素から成り立っているからです。
このテクニックは、パート1を攻略できるほどの効果があります!
1ヶ月間でリスニングをマスターするのは難しいかもしれません。しかしポイントを押さえれば、得点の伸び代は十分にあります。
4.『What〜』『How〜』を聞き分ける
TOEICで700点を取るには、疑問詞をストレートに理解するだけでは不十分です。
疑問詞はその後に続く語句によって、意味が変化することを理解しておきましょう!
具体的に比較してみます。
- What(なに)
- How(どのように)
- What for 〜 ?(なんのために)
- What 〜 for ?(なんのために)
- What makes 〜(なぜ?)
- How come 〜(なぜ?)
疑問詞に続く語句によって、質問の内容が変わります。
700点を目指すなら、What 〜 や How 〜 は聞き分けられるようにしましょう。
5. 答えのミスリードに気をつける
TOEICのリスニング問題に慣れてきたころに注意したいのが、ミスリードを誘う問題文です。
ミスリードとは、受験者がつい勘違いしてしまう引っかけ問題のこと。
よくあるミスリードの例として「実は回答がわからない」パターンなどがあります。
以下は架空の問題と選択肢ですが、本当にこういったミスリードが出題されているんです!
Where’s the new fax machine?(新しいFAXはどこにありますか?)
(A)In the box
(B)I’m not sure.←これが正解
(C)Next to the elevator.
問題文がWhereだから、場所に関する選択肢が答えだと勘違いしがち。しかし問題の全文を聞き取った結果「わかりません」が答えのパターンがあるのです。
はやとちりして不正解しないよう、問題に慣れてきたときほど注意してください。
1ヶ月でTOEIC700点を取るリーディングの勉強方法
TOEIC700点を目指すためのリーディングの勉強方法を紹介します。
試験まで1ヶ月しかない場合、優先して取り組むべきことは以下の4つです。
- 文法をマスターする
- スキマ時間で単語を覚える
- わからない単語も予想する力をつける
- 本番環境で問題を解く
それぞれ簡単に解説します。
1. 文法をマスターする
文法は、英語の基礎中の基礎です。
基礎からやり直すのは1ヶ月では時間が足りない、と思っている人もいるでしょう。しかし基礎ができなければ、700点という高得点は達成できません。
英文法は一度覚えてしまえば、その後の勉強も格段にやりやすくなります!
時間がないからといっておろそかにせず、英文法の基礎を徹底的に身につけましょう。
2. スキマ時間で単語を覚える
単語の意味がわからなければ、正しい選択肢を選べるようになれません。
試験までの1ヶ月間は単語帳を携帯して、スキマ時間を単語勉強に使いましょう。
スマホアプリや、ポケットサイズの参考書を活用すると便利です。
僕自身も、移動中や待ち時間に単語を覚えたおかげで、TOEIC900点台をとることができました!
1ヶ月間本気で学び、リーディングの問題や選択肢の意味を理解できるようになりましょう。
3. わからない単語も予想する力をつける
試験まで1ヶ月しか時間がない場合、十分な単語量を覚えるのは難しいです。
覚えきれなかった単語は、語源から意味を予想できるようにしましょう。
たとえば export なら ex(外)と port(港)から成り立っており、単語の意味を知らなくても「輸出だろう」と予想が可能です。
逆に inport が輸入であることも、想像しやすいですよね!
英単語の語源については、関連動画「【99%の人が知らない】英単語語源完全解説【接頭辞・語根・接尾辞】」にて詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
4. 本番環境で問題を解く
リーディングで大切なことは、本番環境で何度も問題を解くことです。
試験を想定したタイムテーブルで問題に取り組むと、TOEICは時間との戦いであることを実感できるでしょう。
700点を取るには難しい問題は飛ばし、確実に解ける問題で正解を積み上げる必要があります。
実際の試験で慌てないために、時間を計りながら解答するなど、本番環境を意識したトレーニングが重要です。
TOEIC700点を1ヶ月で達成するための3つの対策
ここでは、1ヶ月しか時間がない中で700点を取る対策を紹介します。
- リスニング問題から強化する
- リーディングはパート5で高得点を取る
- パート7は一番最後に対策する
直前対策として、ぜひ試験本番前に意識してくださいね。
1. リスニング問題から強化する
1ヶ月でTOEIC700点を目指すなら、リスニング問題から強化しましょう。
なぜなら、受験者の平均を見ても、リスニング問題での得点率が高いからです。
得点を取りやすいパートを確実に対策して、取りこぼしがないようにしましょう。
また、リスニング問題は自動的に進むので、わからない問題に時間を使いすぎる心配もありません。
正解できる問題を確実に決めていくには、リスニングの強化は最適です。
2. リーディングはパート5で高得点を取る
TOEICのリーディング問題で最も得点しやすいのは、パート5です。
パート5は問題のパターンが掴みやすく、過去問を繰り返すうちにどんどん得点がアップする部分でもあります。
問題数は30問。700点を達成するには満点を目指したいところです!
勉強の成果がでやすいパート5から、着実に点数をアップしていきましょう。
3. パート7は一番最後に対策する
試験対策のなかで、パート7は一番最後に取り組みましょう。
長文読解と呼ばれるパート7は、出題形式だけでもシングル・ダブル・トリプルの3種類があり、対策が非常に難しいからです。
目標点数が700点であれば、トリプルパッセージは諦めて、他で確実に点数を取るなどの戦略もあります。
問題数が54問もあるパート7をまるまる捨てるわけにはいきませんが、対策するのは最後でよいでしょう。
TOEIC700点を1ヶ月でとるならやってはいけないこと3選
試験まで1ヶ月しかないなら、やってはいけない行動もあります。
なかでも、次の3つは注意が必要です。
- 公式問題集を使わない
- 解いた問題を復習しない
- スキマ時間で勉強しない
700点を取得したいなら、この逆を実行していきましょう。
1. 公式問題集を使わない
残り1ヶ月しか時間がない場合、とにかく本番と同じ環境で繰り返し問題を解く必要があります。
公式問題集を使わずに、別の参考書を開いている時間はありません。
公式問題集以外を使っているならすぐにやめて、本番に準じた公式問題集で勉強を始めましょう。
2. 解いた問題を復習しない
1ヶ月しか時間がないからといって、復習せずに過去問ばかり解くと、一番効率よく単語を覚えるタイミングを逃してしまいます。
解いた問題はすぐに復習して、効率よく点数をアップしましょう。
単語を一番覚えられるタイミングは、問題に取り組んだ直後です!
3. スキマ時間で勉強しない
本気で700点を目指すなら、単語帳やスマホアプリを使ってスキマ時間も勉強しましょう。
TOEIC700点を達成するなら、本来1ヶ月の勉強では足りません。
人生のうち1ヶ月頑張ってTOEIC700点を取れるなら、コスパは最強です!
残り1ヶ月、本気で取り組んでみてください。
1ヶ月でTOEIC700点を取るためのおすすめ参考書3戦
最後に、TOEIC試験まで残り1ヶ月しかない場合の、おすすめ参考書を紹介します。
700点を目標とするなら、次の3冊が最適です。
- 公式問題集
- 金のフレーズ
- キク英文法
それぞれ、使い方まで解説します。
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公式問題集
1ヶ月しか勉強する時間がないのであれば、一番繰り返すべきは公式問題集を使った模擬試験です。
本番と同じ内容が収録されているので、試験形式に慣れるのにも重宝します。
なるべく最新の問題集から取り組むようにしましょう!
金のフレーズ
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著者 | TEX加藤 |
出版社 | 朝日新聞出版 |
TOEICを受験する方には必ずおすすめしている参考書です!
英単語やフレーズを、試験でよく出るものから覚えられる優れた1冊。
目指す点数に合わせて勉強を進められる設計です。700点を目指すと具体的な目標から逆算し、必要な部分のみを活用しましょう。
キク英文法
タイトル | キク英文法 (クリックでAmazon購入ページへ) |
著者 | 一杉 武史 |
出版社 | アルク |
「キク英文法」は、TOEICに限らず、英語の基礎を身につけたい方におすすめしている文法書です。
TOEICで700点を目指すなら問題を解くスピードも大切なので、文法を知ってスラスラと英文を読める方が有利になります。
テクニックだけでなく、英語力そのものを高めるためにも、使いこなしたい本です。
本気でやれば1ヶ月でTOEIC700点を取れる!
TOEIC700点は、通常は英語の基礎力を上げて試験対策をした上で到達する点数です。
とはいえ、本記事で紹介した内容を本気で実行すれば、1ヶ月で達成するのも不可能ではありません。
本気でやればできます!あきらめずに挑戦してみてください!
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