「ever や never の違いは?」
「正確な使用法や文法的な規則を理解したい!」
「自身の英語表現を豊かにしたい!」
英語を学んでいくなかで、副詞の ever と never の違いや使い方の規則がわからず、頭を悩ませている方もいるのではないでしょうか。
これらの単語を正確に理解できれば英語の表現力を広げ、英語力アップにつながります。
でもどう使い分ければいいのか、どんなときに使うのかがピンとこない…。そんなあなたの悩みを、この記事で解決しましょう!
この記事では、以下の内容について疑問をまるっと解決する内容になっています。
- ever と never の意味
- それぞれの違い
- 使う場合の時制
- 例文
苦手意識のある方に向け、基本からていねいに説明していくので、ぜひご覧ください。
( note:【イングリッシュおさる】英語スクール生の実績 )
everとneverの意味をサクッと解説
ever と never がそれぞれどのような意味を持つのか、簡潔に説明します。
それぞれの用途を理解して、英語の表現力を引き上げましょう。
everの意味
ever は一般的に時間に関連した意味を持つ副詞として使用されます。「いつでも」「これまでで」「一度でも」などの意味を表します。
また ever は、特定の文脈で使用されることが多いです。具体的には、疑問文や否定文に多く見られます。
This is the best car I have ever driven. ( これは私が今までに運転したなかで一番の車です)
Have you ever been to Japan?(あなたは一度でも日本に行ったことがありますか?)
ever を使えばこのような文章を作成できます!
また「一体」「そもそも」と訳すこともあるので、例文を見ていきましょう。
Where did you ever get the money? (よくそんなお金がありますね。)
neverの意味
never は否定の意味を持つ副詞です。「少しも…ない」「一度も…ない」などの意味を含みます。
never は経験や行動の存在を否定する際によく用いられます。
I never thought this day would come. ( こんな日が来るとは思ってもみませんでした)
I have never been to Japan.(私は一度も日本に行ったことがない)
例文にたくさん触れて意味を理解することで、英語表現の幅を広げられますよ!
everとneverの違い
ever と never は、英語の副詞として頻繁に用いられる単語です。
主な違いは ever が可能性や経験を問いかけるものであることに対し、never は経験や行動の存在を否定する点です。
具体的には、ever は「いつでも」「これまでで」「一度でも」などの意味を持つもので、可能性や経験を問いかける形で使われます。
例文を紹介していきます。
「Have you ever seen a polar bear?」(あなたは一度でもシロクマを見たことがありますか?)
一方、never は「一度も…ない」という意味で使われます。例文は以下のとおりです。
I have never been to France.(私は一度もフランスに行ったことがない)
行動や経験の存在を完全に否定しますよ!
これら二つの副詞を理解して活用することで、英語表現の幅と深みを出せるでしょう。
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everとneverを使う時制
ever と never は主に以下の時制で使用されます。
- 現在形
- 過去形
- 未来形
- 現在完了形
- 過去完了形
それぞれの時制でどのように訳されるのかも踏まえながら、詳しく解説します。
現在形
まず、現在形における ever や never の使用を見ていきましょう。
ever は可能性や頻度を問いかける形で使われます。例文は以下の通りです。
Do you ever visit your grandparents?(あなたは祖父母を訪れることがありますか?)
一方、never は現在の習慣やルールを強調して否定するために使われます。例文は以下の通りです。
I never drink coffee after 6pm.(私は6時以降にコーヒーを絶対に飲まない)
この文章では、ルールを明確にしていますね!
これらの用法を理解すると、現在形の文脈で英語を効果的に使用できますよ。
過去形
過去形における ever や never の使用を見てみましょう。
ever は過去における可能性や経験を問いかける形で使われます。例文は以下の通りです。
Did you ever meet her when you were in New York?(あなたがニューヨークにいたとき、彼女に会ったことはありましたか?)
一方で、never は過去における非存在や非経験を強調するために使われます。例文は以下の通りです。
I never saw him again after that day.(その日以降、彼を二度と見ていない)
例文では、見ていない事実を強調しています!
これらの用法を理解し、過去形の文脈で活用できるようになりましょう。
未来形
未来形における ever の使用は少ないです。
一方で未来形の never は、未来の行動や経験を強く保証したり否定したりする場合に見られます。
I will never forget this moment.(この瞬間を決して忘れない)
この文章では、強い誓いを表していますね!
everを使った例文は、以下のとおりです。
I will ever be grateful to you.(私は永遠にあなたに感謝します)
この表現は、ever が未来形で使用される一例ですが、現代英語ではあまり一般的ではありません。古風な表現や詩的な表現で見られることが多い表現です。
なお、時制については関連記事「【苦手を克服】英語の時制はこれでマスター!12のパターンを徹底解説」でも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
現在完了形
現在完了形では ever と never は、これまでの経験や経験の欠如を表すために使われます。例文は以下の通りです。
Have you ever seen a kangaroo?(あなたはカンガルーを見たことがありますか?)
everを使うと、経験の有無を問いかけられます。
I have never been to Australia.(私はオーストラリアに行ったことがない)
この例文は経験の欠如を表していますね!
過去完了形
過去完了形では ever と never は、特定の過去の時点までの経験や経験の欠如を示すために使用されます。
Had you ever considered moving before you received the job offer?(仕事のオファーを受ける前に、移住を考えたことはありましたか?)
過去の経験を問いかけています!
never の例文は以下の通りです。
I had never eaten sushi before I went to Japan.(日本に行くまで、私は寿司を食べたことがなかった)
過去の経験の欠如を示しています。
これらの用法を理解することで、過去完了形の文脈で英語を効果的に使用できますよ。
everとneverはあわせて使える
実は ever と never はあわせて使えます。一緒に使うことで、強調的な否定表現「絶対に〜ない」という意味の単語を作成できます。
この表現はとくに、情緒的な状況や強い決意を示すときに活用されることが多いです。
具体的な例文は以下の通りです。
She would never ever allow him to break her heart again.(彼女は再び彼に傷つけられることを絶対に許さないだろう)
ever と never の組み合わせは、話者の強い感情や決意を強調し、聞き手への影響を最大化するための有効な手段と言えます!
everとneverを使った例文
ここまでの振り返りをしつつ、ever と never を使った例文を見ていきましょう。
理解していると、日常の会話からビジネスのやりとりまで幅広く活用できますよ。
ever
ever は可能性や経験を問いかけるときに使われます。具体的な例を見てみましょう。
Have you ever been to Japan?(あなたは日本に行ったことがありますか?)
If you ever need help, just call me.(もし何か困ったことがあれば、いつでも私に電話してください)
He can play better than anyone else I’ve ever known. (彼は私が知っている誰よりも上手に演奏できます)
ever は多くの場合で「今まで」の意味合いで使われますが、文脈によっては「たとえば」「もし」などの意味にもなります。
例文にたくさん触れることで感覚を身につけましょう!
never
never は経験や行動の存在を否定する際に使います。
例文を見ていきましょう。
I have never seen such a beautiful sunset.(こんな美しい夕日を見たことがありません)
I never thought I would win the lottery. (私が宝くじに当選するなんて思ってもみませんでした)
Never talk to strangers.(見知らぬ人と話さないで)
このように、never は「決して~ない」といった否定的な意味合いを表す英単語です。また、強調や助言などの表現にも使われます。
それぞれの状況に応じて、ever と never を使い分けることで、あなたの英語表現はさらに豊かになります。練習を重ねて、自然な英語を身につけてみてくださいね!
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