【シチュエーション別】ビジネス英語の定番フレーズ50選！よく使う35点の単語も解説

「仕事で英語を使うことになったけど、自信がない……よく使う表現だけでもおぼえたいな」
「自分の英語はビジネスに相応しいのだろうか？失礼のない伝え方を知りたい」
「英語が苦手だけど発言を求められるから、最低限のフレーズはおぼえておきたい」

業務で急に英語が必要になり、焦っている方も多いのではないでしょうか？知っている単語をつなげたら、失礼な表現にあたってしまったなんて失敗もあるため、よく使う表現はある程度暗記しておきたいところです。

そこでこの記事では、ビジネス英語でよく使うフレーズをシチュエーション別にまとめて紹介します。挨拶や電話、交渉など、よくあるシーンに対応できるようにしました。

ビジネスシーンでよく使われる単語も紹介しているので、ぜひ確認してみてください。

会話で使えるビジネス英語の定番フレーズ43選

まずは会話で使えるビジネス英語の定番フレーズを紹介していきます。以下のシチュエーション別にまとめたので、英語が必要な場面に合わせて確認してみてください。

• 挨拶
• 会議
• 電話
• 商談・交渉
• 契約・発注
• 上司との会話
• プレゼンテーション

それでは早速見ていきましょう！

挨拶で使えるフレーズ

新しい取引先や、職場の上司との挨拶に使えるフレーズから紹介します。

まずは定番の自己紹介。

I’m Taro Suzuki in the Sales department. （営業部の鈴木です）

まずは名前を名乗り、in the の後に所属部署を伝えましょう。

続いて、初対面の挨拶に使えるフレーズです。

I’m looking forward to working with you. （一緒に働けるのを楽しみにしています）

It’s a pleasure to meet you. （お会いできて光栄です）

お会いできて光栄ですという表現には Nice to meet you もありますが、pleasure を使ったほうが丁寧でビジネス向きです。

そのほか、久しぶりに訪問する取引先と話すときには、以下のような表現も使えます。

It’s been a long time. （ご無沙汰しております）

I’m glad to see you are doing well. （順調そうで何よりです）

会議で使える定番フレーズ

次に、会議で使える定番フレーズです。英語圏では、会議で発言をしないと興味がないと思われ、不誠実な印象を与えてしまいます。

まずは相手の提案を聞いたときに使えるフレーズです。

I think it’ll work. （うまくいくと思います）

I have some reservations about this plan. （この計画には少し不安があります）

I don’t think this plan is going to fly.　（この企画が通るとは思えません）

go to fly は提案が通るという意味のフレーズです。

そのほか、提案するときや意見を求めるときは以下のフレーズを使いましょう。

I have a suggestion. (提案があります)

What do you think about this? （この件についてどうお考えですか？）

意見を求めるときに、 What is your opinion? という表現を使うのはNGです。この表現には「重要じゃないけど一応聞いておく」というニュアンスが含まれてしまうので、失礼な印象を与えます。

電話で使える定番フレーズ

次に、電話を受けるときに使う定番フレーズ。自分から電話を掛けるときと異なり、スクリプトを事前に用意できないため、苦手意識がある方も多いのではないでしょうか？

以下の表現をおぼえておけば、基本的なやり取りは十分です。

まずは、最初に話す言葉について紹介します。

Thank you for calling. （お電話ありがとうございます / お世話になっております）

This is 〇〇 speaking.（私は〇〇です）

電話では、I am ではなく、This is を使う点に注意しましょう。

続いて、相手から情報を聞き出す表現を2つ。

How may I help you?　（どういったご用件でしょうか？）

Could I have your name? （お名前をいただけますか？）

電話をつなぐ相手がわかったら、以下のどれかの表現で対応すればOKです。

Ms. Tanaka is busy right now. （田中はただいま別の電話に出ています）

I’m afraid Mr. Smith is not at his desk at the moment. （スミスは現在席を外しております）

Let me transfer you to the person in charge. （担当のものにおつなぎします）

英語の場合は、身内であってもMr・Ms をつけ、呼び捨てにはしません。日本語とは異なるので要注意です。

担当者が不在の場合は、以下のどれかの表現で対応しましょう。

Would you like to leave a message?　（何か伝言はございますか？）

Would you like him/her to call you back? （折り返しお電話させましょうか？）

I’ll have him call you as soon as he gets back. （戻り次第お電話させます）

商談・交渉で使える定番フレーズ

続いて、商談や交渉の場で使える定番フレーズです。

条件の確認と、その返答は以下の表現が使えます。

I think you’ll be happy with these conditions. （こちらの条件でいかがでしょうか？）

ーWe can accept these conditions this time. （今回はその条件で問題ありません）
ーI need to ask you to rethink these terms. （条件の再考をお願いします）

条件に合意する場合でも、OK, No problem. だけで回答せず、こちらのフレーズをおぼえておきましょう。今後も含めて条件に一切問題ないととらえられる可能性があります。

また、値引き交渉に関するフレーズもおぼえておきましょう。

We need at least 10% off this price. （10％値引きいただけませんか？）

日本語では、もう少し値引きしてほしいと言ったように、具体的な金額を伝えないことも多いはず。しかし、英語では、金額を明確にして交渉するのが普通なので、おぼえておきましょう。

値引きを受けられないときは、以下のように伝えます。

This is the lowest we can go. （これ以上値引きするのは難しいです）

直訳すると、「私達が出せる最低金額です」となりますよね。このように間接的に値引きができないことを伝えてみてください。

契約・発注に関する定番フレーズ

次に、契約や発注に関係するフレーズ集です。

まずは見積もりに関係するところから見ていきましょう。

Could you give me an estimate with your best possible price? (お見積りをいただけますか？）
ーI’m happy to say I was able to get you a great price. （こちらが見積もりになります）

best possible price はビジネス英語でよく使う表現です。できる限り最善の価格で出してくださいね、というニュアンスになります。

また、見積もりの期限を伝える表現は以下のとおりです。

I was wondering if you could give us the estimate by tomorrow.（明日までに見積もりを頂けませんでしょうか。）

そのほか、相手に確認をするときの表現も紹介しておきます。

Did you get the order form I sent on February 10? （2月10日にお送りした注文書は受け取っていただけましたか？）

We need it delivered by March 3. Will that be okay? （納期は3月3日でお願いしたいのですが、問題ないでしょうか？）

契約書に関して、よく使う表現は以下のとおりです。

Please check the contract. And if you are OK with it, please sign and return it to me. （契約書を確認して問題なければ著名のうえ返送お願いします）

We would like to have the signature from your president. （貴社の社長のサインをいただきたく存じます）

上司に使えるビジネス英語フレーズ

続いて、職場の上司に仕えるビジネス英語フレーズ集です。

上司に相談事があるときのアポイントのとり方がこちら。

Could I have an hour of your time? （1時間ほどお時間をいただけないでしょうか？）

後ろに、相談したい内容を軽く添えてください。

判断を仰いだり、承認を得たりしたいときの表現は以下の通り。

I’d like you to make a decision about this.（この案件の判断をお願いいたします）

Could you sign off on this?（決裁印をお願いいたします）

加えて、日常の会話で使う表現も紹介します。

You must be tired.（おつかれさまです）

日本語の「お疲れさまです」にピッタリ当てはまる表現はありません。上司が忙しそうなときは、上記の表現を使うと良いでしょう。You look tired. は、ちょっと馬鹿にしている印象になるためNGです。

It’s my pleasure. （どういたしまして）

こちらは、上司に感謝されたときの表現です。It’s okay. だと、まあいいよ、という意味になって上から目線な印象を与えてしまうので、使用を控えましょう。

プレゼンテーションで使えるビジネス英語フレーズ

ビジネスでは、社内外問わずにプレゼンテーションをおこなう機会が多いです。そのため、汎用性の高いフレーズを覚えておきましょう。

プレゼンテーションを始める際には、以下の英語を使います。

Today, I would like to talk to you about ～.（本日は、～についてご説明します）

続いて、プレゼンテーション中に使えるフレーズを覚えておきましょう。

I’d like to start by looking at ～.（最初に～について説明します）

Next, I’d like to talk about ～.（次に～について説明します）

Do you have any questions?（ご質問はありますか？）

プレゼンテーションでは、質疑応答の場を設けることがほとんど。そのため「質問はありますか？」というフレーズを知っておくことがポイントです。

That concludes my presentation. （これでプレゼンテーションを終了します）

Thank you very much for your interest and attention.（ご関心とご注目をいただきまして誠にありがとうございました）

プレゼンテーションを聞いてもらったことに対して、感謝を伝えるフレーズを覚えておきましょう。

メールで使うビジネス英語フレーズ7選

ここからはメールで使えるフレーズ集です。書き出しと締めに使える定番フレーズをまとめました。

書き出しに使えるフレーズ

用件に入る前の書き出しの言葉で悩んでしまう方も多いはず。状況に応じて使い分けてみてください。

先方から連絡が来たときに使える表現がこちらです。

Thanks for getting in touch. （ご連絡ありがとうございます）

Thanks for the quick response. （さっそくのお返事ありがとうございます）

自分から連絡をするときは、以下のような表現が使えます。

Allow me to introduce myself. （初めてご連絡差し上げます）

As we discussed in our call… （先ほどお電話いたしましたとおりに～）

締めの言葉に使えるフレーズ

締めには、署名の前に一言添えるのが普通です。結びの言葉を丁寧な順にまとめて紹介します。

その他、以下のような表現を使うのも良いでしょう。

Please take good care of yourself. （ご自愛ください）

I am looking forward to your reply. （お返事お待ちしております）

Please feel free to ask me any questions. （質問があれば、気兼ねなく聞いてくださいね）

ビジネス英語でよく使う単語35選

ビジネスシーンでは、一般的な会話ではあまり使用されない単語が出てきます。こちらでは、よく使われる英単語を以下のジャンルに分けて解説します。

• 部署名
• 役職名
• 専用用語（ジャーゴン）
• 略語

順番に確認しておきましょう。

部署名

ビジネスシーンでは、他部署と関わる機会が多いです。こちらでは、以下16点の部署名をまとめています。

	単語	意味
1	Sales department	営業部
2	Marketing department	マーケティング部
3	Production department	商品開発部
4	Research and development (R&D) department	研究開発部
5	Customer service department	顧客サービス部
6	Information technology (IT) department	システム管理部
7	Accounting department	経理部
8	Financial planning department	財務部
9	Human resource (HR) department	人事部
10	Public relations (PR) department	広報部
11	Legal department	法務部
12	General affairs department	総務部
13	Purchasing department	購買部
14	Manufacturing department	製造部
15	Logistics department	物流部
16	Quality control department	品質管理部

役職名

ビジネスでよく使われる役職を表す単語は、以下のとおりです。

	単語	意味
1	Chairperson Chairman	取締役会長
2	Representative director CEO	代表取締役
3	President	社長
4	Board member	役員
5	ManagerDirectorHead of department	部長
6	Section chiefSection head	課長
7	Section headUnit head	係長
8	SupervisorChiefHead	主任

部長や課長などは複数の言い回しがあるので、どれかひとつだけを頭に入れておきましょう。

専用用語（ジャーゴン）

ジャーゴンとは、特定の業界やビジネスシーンなどで使われる独特の言い回しです。いわゆる専門用語といわれています。

	単語	意味
1	Action points	会議で決定した事項のなかから実行に移すべき項目
2	Drill down	もう少し詳しく調べる
3	In the loop	（グループのメンバーになり）最新の情報を提供する
4	Best practice	結果を出し、広く採用されるのに最適な手順や方法

略語

略語は、主に社内で使用されます。こちらでは、以下の7点を紹介します。

	単語	意味
1	FYI（For your information）FYR（For your reference）	ご参考までに
2	TBD（To be determined）	未確定
3	OOO（Out-of-Office）	不在、外出中
4	WFH（Work from home）	在宅勤務
5	n/a（not applicable）	当てはまらない、適用しない
6	p.p.（per procurationem）	代理にて
7	EOW（End of week）EOM（End of Month）	EOW：週の終わりEOM：月の終わり

なお、略語の使用は、社内の雰囲気や相手との関係性によって頻度が異なります。

この記事ではビジネスですぐに使える表現を紹介しました。まずはフレーズを覚え、少しずつ英語に慣れていきましょう！

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