「ビジネスシーンで必要な英単語はどれくらい?」
「どうやってビジネス英単語を覚えるのが効率的?」
「ビジネスに役立つ英単語帳が知りたい」
こんな悩みにお答えしていきます。
ビジネス英語は、専門用語などをたくさん覚えなければならないと考える方が多いのではないでしょうか。実はビジネス英語は日常会話として使える単語も多く、それほど大量に覚える必要はありません。
しかし、それほど多くないとはいえ、できるだけ効率よくビジネス英単語を覚えたいですよね。
そこで本記事では、以下の内容を解説します。
- ビジネス英語に必要な単語数
- ビジネスシーンで気をつけたい英単語
- 単語を覚えるときのポイント
- おすすめの単語帳・参考書
ビジネス英語に必要な単語を覚えたいと考えている方は、ぜひ最後までご覧ください。
( note:【イングリッシュおさる】英語スクール生の実績 )
ビジネス英語に必要な単語は約1,500語
ビジネス英語として必要な単語は、1,500語程度といわれています。そもそも、日常会話に必要な単語が3,000~4,000語ほどで、これだけでも十分会話は成り立ちます。
そこに、ビジネス上で必要なコミュニケーションを取るための単語数を1,500語程度覚えれば、スムーズなやり取りは可能です。「日常会話に必要な単語が多すぎる」と考えるかもしれませんが、ほとんどは中高生で習っているので復習程度で済むでしょう。
ビジネス英語だからといって身構える必要はなく、日常会話にプラスしてビジネスシーンでよく使う単語を覚えればOKです。
ビジネスシーンで気をつけたい英単語12選
日常でよく使う英単語も、ビジネスシーンでは使い方を間違えると失礼になったり誤解されたりすることがあります。そこでこちらでは、ビジネス英語としての使うのに気をつけたい英単語を12個紹介します。
ぜひチェックしてみてください。
1.日本語とは意味が異なる英単語5選
日本語としてもよく使う英単語ですが、ビジネスシーンになると意味が変わってくる単語を5つ紹介します。
- mail(メール):英語だと「郵便」という意味になる。電子メールを指す場合には「email」という英単語を使う
- address(アドレス):日本語でも英語でも住所の意味。しかし、英語では動詞で使われることがあり、その場合には「取り組む」という意味になる
- interview(インタビュー):「取材」として使われるインタビューとは異なり、面接試験や面談のことを指す
- service(サービス):割引や無料などの「サービス」とは異なり「アフターサービスを提供する」「点検する」という意味で使うのが一般的
- margin(マージン):手数料などの意味で使うマージン以外にも「余白」「利益」といった意味もある
知らずに使ってしまうと、お互いに認識が違っていて仕事に悪影響が出ることもあるので要注意です!
2.ビジネスシーンでは言い換えたほうがいい英単語7選
意味は合っているけれど、ビジネスシーンでは使わないほうが良い英単語を7つ紹介します。
- understand:相手の理解を確認する場合には「understand」を使うと上から目線になってしまう。knowを使うのが良い
- fine:「元気」というより「悪くない・大丈夫」などの微妙な意味合いが含まれる。「very good」や「great」「excellent」のほうが良い
- bad:何が悪いのか相手に伝わりにくい上、悪いことを直接表現するのはビジネスに不向き。なるべく具体的な内容を伝えるのが良い
- wrong:相手の誤りを正したいときは、「You’re wrong.(あなたは間違っている)」と直接的に伝えるよりも、「It isn’t quite right.(それは少々違うのではないでしょうか)」のように婉曲的に伝えたほうが良い
- Thank you:ビジネスの場で相手に感謝を表するときは「appreciate(感謝)」を使う
- change:ビジネスシーンでは「modify(変更)」という単語に置き換えたほうが良い
- listen:耳で聞き取れるかどうかの場合には「hear」を使用する
他にも言い換えたほうがいい英単語は多数あります。普段使っている英単語が失礼にあたらないか考えることが、ビジネスシーンではとても大切です。
なお、英単語の勉強法については、関連記事「【初心者向き】英単語の勉強法を4ステップで解説!効率化させるためのコツも紹介」にて解説しているので、ぜひチェックしてみてください。
ビジネス英語に必要な単語を覚えるときの7つのポイント
ビジネス英語に必要な単語を覚えるときのポイントを7つ紹介します。
- 必要な英単語を優先する
- 簡単なレベルの英単語から覚える
- 例文を確認しながら覚える
- 1つの単語に時間をかけない
- 繰り返し学習する
- 発音も同時に覚える
- 覚えた英単語を実際に使ってみる
単語を効率よく覚えられるので、ぜひ学習に取り入れてみてください。
1.必要な英単語を優先する
学習の際は自分でよく利用する英単語を優先的に覚えるのがおすすめです。ネイティブが使う英単語は、約20,000~35,000語といわれています。しかし、ネイティブ並みに話せるようになりたいからといって片っ端から覚えるのは非効率です。
日常会話で必要な単語は3,000~4,000語、ビジネス英語は1,500語ほど。まずはよく使う単語から覚えていきましょう。
よく使う英単語は実際の利用シーンもイメージできるので、早く覚えられるメリットもあります。
2.簡単なレベルの英単語から覚える
英単語を覚える際は、まず簡単な単語から始めるのがおすすめです。ビジネス英語といっても、専門的な難しい単語はそれほど多くありません。日常会話程度なら、中学生で習うレベルの英語でも対応可能です。
学校を卒業してからほとんど英語に触れてこなかった方は、まず中学英語レベルからスタートすると良いでしょう。
3.例文を確認しながら覚える
単語を覚える際には、実際に会話でどう使われるのか例文を確認することが大切です。単語の意味だけ覚えても、実際にビジネスの場で使えなければ意味がないからです。
また、例文を覚えておくと単語を変えるだけでさまざまなシーンに流用できます。ほとんどの英単語帳には例文が載っているはずなので、一緒にチェックしてみてください。
英単語を覚える際は、実際の用法を知ることが重要です。
4.1つの単語に時間をかけない
単語を覚える際には、1つの単語に時間をかけるよりも、短時間でもいいので何度も出会うことが重要です。例えば、1週間で70個の単語を覚えるなら、1日10個の単語を7日間かけて覚えるよりも、70個の単語を1週間で毎日目にしたほうが効率的に覚えられるということです。
いくら時間をかけて覚えても、使わないうちにどんどん忘れてしまいます。1つの単語にかける時間は少なくても良いので、なるべく目にする機会を増やすようにしてみてください。
5.繰り返し学習する
単語を覚えるには、繰り返し学習が有効です。1つ前に「1つの単語に時間をかけない」とお伝えしていますが、短時間でもいいので何度も繰り返し単語に出会うことでどんどん記憶が定着していきます。
「一度覚えたら終わり」ではなく、定着するまで何度も往復しましょう。
6.発音も同時に覚える
単語を覚える際は、発音も同時に覚えるようにしましょう。発音を知らないと、話せないし聞き取れないからです。単語帳を眺めてひたすらノートに書くよりも、発音を聞きながら覚えるのがおすすめです。
CD付きや音声がダウンロードできる単語帳はたくさんあります。耳で聞いて、実際に発音しながら学習してみてください。
7.覚えた英単語を実際に使ってみる
英単語を覚えたら、実際に使ってみて相手に伝わるかを確認する必要があります。「使い方は正しいか」「発音は合っているのか」などは自分で判断するのが難しいもの。誰かに聞いてもらって、合っているかチェックしてもらいましょう。
しかし、チェックしてもらうには英語を知っている人でなければなりません。もし身近にいない場合は、コーチングなどの利用を検討すると良いでしょう。
なお、英単語の暗記方法については、関連記事「【これでマスター】英単語暗記のコツ5選!具体的な覚え方から語源の3要素まで解説」でも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
ビジネス英語の習得におすすめの単語帳・参考書7選
「ビジネス英語に必要な単語を習得したいけれど、どんな教材がよいのかわからない」という方のために、おすすめの単語帳・参考書を7つ紹介します。
- キクタンビジネス【Basic】
- 速読速聴・英単語 Business 1200
- 頻出ビジネス英単語1600
- ビジネスで1番よく使う英単語 最重要1000語
- 同時通訳者が教える ビジネスパーソンの英単語帳 エッセンシャル
- DUO3.0
- 英文ビジネスEメール 実例・表現1200
気になる単語帳があれば、ぜひ使ってみてください。(※この見出しではAmazonアソシエイトリンクを使用しています。)
1.キクタンビジネス【Basic】
タイトル | キクタンビジネス【Basic】 (クリックでAmazon購入ページへ) |
著者 | 一杉武史 |
出版社 | アルク |
CDを聞き、英語→日本語→英語の順で効率よく単語を覚えられる単熟語帳です。ビジネスでよく出てくる英単語・熟語を、1日16個の見出しに凝縮しているので「大量の単語を覚えるのは難しい」と感じている方も学習しやすくなっています。
16見出しを49日間でマスターできるようになっているので、学習の進め方に迷う心配は不要です。
2.速読速聴・英単語 Business 1200
タイトル | 速読速聴・英単語 Business 1200 (クリックでAmazon購入ページへ) |
著者 | 松本 茂 |
出版社 | Z会 |
この1冊で、ビジネスに必要な単語はもちろん、速読力やビジネスの知識まで身につく単語帳です。新聞記事やインターネット英語など、幅広い分野から1,200語を厳選しています。対象がTOEICスコア700~900を目指す人なので、やや上級者向き。
すでに基礎単語を習得している方におすすめです。
3.頻出ビジネス英単語1600
タイトル | 頻出ビジネス英単語1600 (クリックでAmazon購入ページへ) |
著者 | 味園 真紀 |
出版社 | ベレ出版 |
ビジネスでよく使われる単語を、ビジネスシーンの例文とともに覚えられる単語帳です。単語の意味が厳選されており、ビジネスの場面で必要な英単語を効率よく覚えられます。例文はそのまま使える内容が多いので、丸暗記しても役立つでしょう。ただし、音声がない点に注意が必要です。
4.ビジネスで1番よく使う英単語 最重要1000語
タイトル | ビジネスで1番よく使う英単語 最重要1000語 (クリックでAmazon購入ページへ) |
著者 | 成重 寿 |
出版社 | Jリサーチ出版 |
ビジネスでよく使う英単語を、22のジャンル別に網羅している単語帳です。オフィス、電話、会議、マーケティングなど、さまざまなシーン別に例文を見ながら覚えられるので、実際に使う場面を想像しながら学習可能です。音声ダウンロードで、耳からもしっかり学べます。
5.同時通訳者が教える ビジネスパーソンの英単語帳 エッセンシャル
タイトル | 同時通訳者が教える ビジネスパーソンの英単語帳 エッセンシャル (クリックでAmazon購入ページへ) |
著者 | 関谷 英里子 |
出版社 | ディスカヴァー・トゥエンティワン |
ビジネスでよく使う単語を、イラストで覚えられる単語帳です。単語の意味をイメージしたほうが記憶力が定着しやすいので、より効率的に覚えられるでしょう。収録されている単語は多くないですが、「ビジネス英語」と聞くと身構えてしまう方には気軽に学習できておすすめです。
6.DUO3.0
タイトル | DUO 3.0 (クリックでAmazon購入ページへ) |
著者 | 鈴木 陽一 |
出版社 | アイシーピー |
現代英語に重要な単語が1,600語、熟語が1,000語と、ボリュームのある単語帳です。560の例文が掲載されており、これ1冊で標準レベルの英語力が身につきます。CD付きで、音声での学習にも対応。1冊の単語帳で多くの単語を習得できるので、これまで何冊も買い直したことがある方におすすめです。
7.英文ビジネスEメール 実例・表現1200
タイトル | 英文ビジネスEメール 実例・表現1200 (クリックでAmazon購入ページへ) |
著者 | Z会編集部 |
出版社 | Z会 |
主にEメールのやり取りでビジネス英語を使う方におすすめの1冊です。100のシチュエーションに対応するメールの実例と1,200の例文が掲載されており、あらゆるシーンで活用できます。掲載されている例文はWebの特設サイトからコピペできるので、今すぐビジネスで使える例文を知りたい方に向いています。
この記事を参考に、ぜひビジネス英語のレパートリーを増やしていってくださいね。
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