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連鎖関係代名詞とは?意味・使い方を例文付きでやさしく解説

「連鎖関係代名詞って何?」
「定義や日本語訳の仕方がよくわからない」
「長文読解で構造を一瞬で把握できるようになりたい」

英語の長文を読んでいると、関係詞の後ろに動詞が連続して登場し、「構文が複雑すぎて意味がわからない」と感じたことはありませんか?

ただ、連鎖関係代名詞は「主語が抜けた箇所を関係代名詞でつなぐ仕組み」であることを理解すれば、誰でも読めるようになります。

この記事では、TOEIC900点超えの元英語教師だった僕が、連鎖関係代名詞の仕組みや使い方を中心に以下の内容を解説します。

  • 連鎖関係代名詞とは
  • 連鎖関係代名詞のよくある間違い
  • 連鎖関係代名詞を使った例文
  • 練習問題

英語読解力を一段階アップさせたい方は、ぜひ最後までお読みください。

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目次

連鎖関係代名詞とは?

連鎖関係代名詞とは
  • 関係詞節の中に、思う(think)言う(say)信じる(believe)などを文中に含む
  • 動詞が連続するのが特徴

関係代名詞がどの語を修飾しているのか、そして節のどこに欠けた要素があるのかを意識しながら読解する必要があります。

例文

He is the actor who people say won the award.
(彼は、賞を取ったと人々が言っている俳優です)

「who」のあとに「people say won ~」と動詞が続いていることが分かります。
「people say(人々が言っている)」の後ろにあるはずの「won the award」の主語を「who」で示しています。

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英語の入試問題や英検の長文読解などで頻繁に出題されています!

そのため、連鎖関係代名詞は英語学習において無視できないテーマだと言えるでしょう。

なお、関係代名詞のおさらいをしたい方は、内部リンク「【決定版】関係代名詞と関係副詞の違いをわかりやすく解説!例文や練習問題でマスター」も参考にしてください。

連鎖関係代名詞の構造を理解する3ステップ

連鎖関係代名詞は一見複雑でも、ルールに沿って考えれば確実に理解できます。

ここでは連鎖関係代名詞を理解するまでの工程を3ステップに分けて、分かりやすく解説します。

  1. 基本文型を押さえる
  2. 「もとの形」に戻して連鎖関係代名詞の仕組みを解明する
  3. 主格の関係代名詞でも省略することができる

詳しく見ていきましょう。

1. 基本文型を押さえる

連鎖関係代名詞は、先行詞+関係代名詞+主語(S)+動詞(V)+その後に続く文の形を取っています。動詞(V)の部分には、以下のような動詞がよく使われています。

連鎖関係代名詞でよく使われる動詞
  • think(思う)
  • say(言う)
  • hear(聞く)
  • believe(信じる)
  • know(知っている)

そして、関係代名詞には、主格となる who, which, that が用いられることも覚えておく必要があるでしょう。

例文

The woman who I thought was his sister proved to be his mother.
(私が彼の姉だと思っていた女性は実は彼の母親だとわかった)

例文のポイント

  • think(思う)の過去形である thought が文中に使用されている
  • thought」「was」と動詞が連続している
  • 「was his sister」の主語に当たる部分を「who」で表現
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I thought を一度横に置くようなイメージで(I thought)とカッコでくくることで、主語がないことがわかりやすくなりますよ!

2. 「もとの形」に戻して連鎖関係代名詞の仕組みを解明する

連鎖関係代名詞を理解するための最も効果的な方法は、複雑に見える文を「元の形」に戻して分析することです。この方法を使えば、なぜ動詞が連続して現れるのか明確に理解できます。

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再度、以下の例文を使って考えてみましょう!

The woman who I thought was his sister proved to be his mother.
(私が彼の姉だと思っていた女性は実は彼の母親だとわかった)

STEP
元の2つの文を見つける

連鎖関係代名詞の文は、実は2つの文が組み合わさったものです。
文1:The woman proved to be his mother.(その女性は彼の母親だとわかった)
文2:I thought (that) the woman was his sister.(私はその女性が彼の姉だと思った)

これが先行詞 The woman を修飾する部分の元になります。なお、I thought の後の 接続詞 (that) は省略されます。

STEP
文2の中の繰り返し語を関係代名詞に変える

文2の中にある「文1と同じ名詞」(この場合はthe woman)を見つけて、それを適切な関係代名詞(この場合は人なのでwho)に置き換えます。

I thought (that) who was his sister.

このとき、関係代名詞 who は、関係代名詞節の先頭に来るのが原則です。

STEP
関係代名詞を含む文を、文1の名詞の直後に移動させる

関係代名詞を含む文2全体を、文1の同じ名詞の直後に移動させます。

The woman who I thought was his sister proved to be his mother.

I thought のような「主語 + 動詞」が、関係代名詞 who とその動詞(この場合は was)の間に挿入される形になります。

「もとの文に戻す」方法を使えば、連鎖関係代名詞でなぜ動詞が連続するのかが簡単に理解できます。

3. 主格の関係代名詞でも省略することができる

連鎖関係代名詞には、基本形以外にもいくつかの応用パターンがあります。

主格の関係代名詞は通常省略できないのが原則ですが、連鎖関係代名詞の場合は例外的に省略されることがあります。

The boy (who) I think is smart is my brother.
(私が賢いと思う少年は私の兄です)

ポイント

関係代名詞の後ろに S+V(この場合I think ) があることで、文章の区切れがわかることから、主格の関係代名詞は省略可能となります。

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練習問題を見ていきましょう!

次の2文を連鎖関係代名詞を使って一文にまとめてください。

The man was kind.
I believed that he was honest.

解答と解説は……

【解答】

The man who I believed was honest was kind.
(私が正直だと信じていたその男性は親切だった)

【解説】

元の文 The man を先行詞とし、2文目の he(The man を指す)を関係代名詞に置き換えます。
I believed (that) he was honest. の he は was honest の主語なので、主格の関係代名詞 who を使います。

I believed が挿入される形になり、「私が正直だと信じていたその男性は親切だった」という意味になります。

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連鎖関係代名詞のよくある間違い|主語と目的語の取り違え

連鎖関係代名詞の構造では、特に挿入節がある場合、関係代名詞の格(主格・目的格)の判断を誤りやすくなります。

主語が足りていない場合は必ず主格(who/which)を使うべきです。

例えば、次の文の空所には何が入るでしょうか。

The student ( ) I believe will win the prize is very smart.

【選択肢】
A) who
B) whom

解答と解説は……

【解答】
A) who

一見すると「I believe」が後に続くため「目的格では?」と考えたくなりますが、これは挿入節だと気づかないと、The student と will win the prize の主語・動詞の関係を見誤ってしまいます。

この文の I believe は、文の途中に割り込んでいる「挿入節」と呼ばれるものであり、「私が信じるには」「私が思うに」といった意味合いを付け加える働きをします。

文中に挿入節(たとえばカンマで区切られた説明文)があると、SVの対応関係が見えづらくなります。こうした場合は、挿入節を括弧で除いてから、改めて主語と動詞の組み合わせを確認しましょう。

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この基本を守るだけで、取り違えによる失点を防げます!

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連鎖関係代名詞を使った例文

連鎖関係代名詞の理解を深めるためには、実際の例文をもとにSV構造や欠けた要素を可視化しながら確認することが重要です。

結論から言えば、いくつかの構造パターンを掴むことで、複雑に見える英文でも読み解きやすくなります。

ここでは、初級・中級・上級と段階を分けて例文を紹介し、それぞれSVや欠けた要素、日本語訳を詳しく解説します。

初級例

例文

The boy who I thought was honest is my friend.
(私が正直だと思った少年が、私の友人です)

主文: The boy is my friend(その少年は私の友人です)
関係詞節: who I thought was honest(私が正直だと思った)

【解説】
関係代名詞「who」の後に「I thought」という節が挿入され、その後に「was honest」という述部が続いています。
元の文は「I thought (that) the boy was honest」で、「the boy」が関係代名詞「who」として前に出る形になっています。

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前述した、仕組みを解明する3ステップを復習しながら確認してみましょう!

中級例

例文

This is the book which I believe will help you with your studies.
(これはあなたの勉強の役に立つと私が信じている本です)

主文:This is the book(これは本です)
関係詞節:which I believe will help you with your studies(私があなたの勉強の役に立つと信じている)

【解説】
関係代名詞「which」の後に「I believe」という節が挿入され、その後に「will help you with your studies」という述部が続いています。
元の文は「I believe (that) the book will help you with your studies」で、「the book」が関係代名詞「which」として前に出ています。

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先行詞が物や事柄であるため、whichだけでなく、thatも同様に使うことができますよ!

上級例

例文

The technology that experts predict will revolutionize healthcare is still in development.
(専門家が医療革命を起こすだろうと予測している技術は、まだ開発中です)

主文:The technology is still in development(その技術はまだ開発中です)
関係詞節:that experts predict will revolutionize healthcare(専門家が医療革命を起こすだろうと予測している)

【解説】
関係代名詞「that」の後に「experts predict」という節が挿入され、続いて「will revolutionize healthcare」という述部が来ています。
元の形は「Experts predict (that) the technology will revolutionize healthcare」であり、「the technology」が関係代名詞「that」として先行詞の後に移動しています。

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この例では主語が「I」ではなく「experts」と複数人の専門家になっており、より客観的な予測として表現されていますね!

連鎖関係代名詞を使った練習問題

ここでは、連鎖関係代名詞の理解を深めるために、厳選した練習問題を5問用意しました。

文の構造を意識して解くことで、連鎖関係代名詞を確実にマスターできるでしょう。

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各問題のあとに、すぐ答えと解説を確認できるようにしています!

問題1

次の英文を連鎖関係代名詞を使って一文にまとめてください。

I know the girl.
I think (that) she can speak three languages.

解答と解説は……

【解答】

I know the girl who I think can speak three languages.
(私が3か国語を話せると思っているその女の子を知っています)

【解説】

「who」の後に「I think」という節が挿入され、その後に「can speak three languages」という述部が続いています。
元の形は「I think (that) she can speak three languages」であり、「she」が関係代名詞「who」として先行詞の後に移動しています。
連鎖関係代名詞の特徴である「関係代名詞 + S + V + V…」の構造が見られます。

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問題2

空欄に適切な関係代名詞を入れてください。

This is the picture (  ) he said had been painted by his father.

A) who
B) whom
C) which
D) where

解答と解説は……

【解答】

C) which
This is the picture which he said had been painted by his father.
(これは、父親に描かれたと彼が言った絵です。)

【解説】

先行詞「the picture」は物なので、関係代名詞は「which」または「that」が適切です。ここでは「he said」という節が挿入され、「had been painted by his father」の主語として「which」が機能しています。

元の文の形は「He said (that) the picture had been painted by his father」であり、「the picture」が先行詞となり、関係代名詞「which」は「had been painted by his father」の主語として機能します。
連鎖関係代名詞では、関係代名詞は必ず主格が使われるというルールがあります。先行詞が物なので「which」が適切です。

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問題3

空所に入る適切な関係代名詞を選んでください。

The professor (  ) everyone expects will publish a groundbreaking paper next month has been researching this topic for decades.

A) who
B) whom
C) which
D) whose

解答と解説は……

【解答】

A) who

【解説】

一見すると「everyone expects」が後に続くため目的格の「whom」が必要に思えますが、これは連鎖関係代名詞の構造です。「everyone expects」は挿入節であり、実際の主語と動詞の関係を見極める必要があります。

挿入節を取り除くと「The professor will publish a groundbreaking paper」となり、関係代名詞は「will publish」の主語になっていることがわかります。したがって、主格の「who」が正解です。

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問題4

次の単語を並び替えて、正しい英文を作ってください。

the woman / English / I / who / believe / teaches / is / Canada / my best friend / in

解答と解説は……

【解答】

→The woman who I believe is my best friend teaches English in Canada.
(私が親友だと思っている女性はカナダで英語を教えている)

【解説】

「who」の後に「I believe」という節が挿入され、その後に「is my best friend」という述部が続いています。

元の形は「I believe (that) the woman is my best friend」で、「the woman」が関係代名詞「who」として先行詞の後に移動しています。連鎖関係代名詞の特徴である「関係代名詞 + S + V + V…」の構造が見られます。

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問題5

次の日本語を、連鎖関係代名詞を使って英語に直してください。

これは、専門家が革命的だと言っている技術です。

解答と解説は……

【解答】

This is the technology that experts say is revolutionary.

【解説】

主文:This is the technology(これは技術です)
関係節:that experts say is revolutionary(専門家が革命的だと言っている)

関係代名詞「that」の後に「experts say」という節が挿入され、その後に「is revolutionary」という述部が続いています。元の形は「Experts say (that) the technology is revolutionary」であり、「the technology」が関係代名詞「that」に置き換わって先行詞の後に位置しています。

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