「choice と select の違いがよくわからない」
「ビジネスシーンで自然に使い分けたいけど、ニュアンスが難しい!」
「自信を持って英語を話したり書いたりできるようになりたい」
「選ぶ」を表す choice と select は、実は似ているようで使われる場面やニュアンスが異なります。辞書で調べてもいまいちピンとこない、特にビジネスの場面では正確な言葉を選びたい、そう感じている人も多いのではないでしょうか。
この記事では、あなたの疑問を解決するために、以下の内容を分かりやすく解説します。
- choice と select の基本的な違いと比較
- choice の具体的なイメージとシーン別の使い方
- select の具体的なイメージとシーン別の使い方
- choice select と混同しやすい類似表現との使い分け
- 実践的な練習問題で理解度をチェック

この記事を読み終える頃には、choice と select の違いを完全にマスターし、英語表現の幅がぐっと広がっているはずです!
ぜひ最後までじっくり読んで、あなたの英語力アップに役立ててくださいね!


( note:【イングリッシュおさる】英語スクール生の実績 )
迷いが晴れる! choice と select の基本的な違いとは?


choice と select は同じ「選ぶ」という意味を持つため混同されがちですが、それぞれが持つニュアンスを理解することで、より正確な英語表現が可能になります。



以下の基本的な意味の差を理解することで、それぞれの単語が持つ選び方のイメージがより鮮明になりますよ!
- 日常会話からフォーマルな場面まで幅広く使用
- 自分の判断や好みに基づいて選ぶ行為
- 与えられた選択肢の中から決めるというイメージ
- 感情的・直感的な判断も含む場合がある
詳しくは、【例文付き】choice (チョイス)のイメージと使い方 にて解説
- 選択肢の中から最適なものを慎重に選ぶ
- 客観的な基準や明確な理由に基づく場合が多い
- 品質や価値を重視して厳選する場合が多い
- ややフォーマルな場面で使われる傾向にある
- 専門的な文脈や、コンピューターやスマホでの操作に使われる
- 名詞形である selection は、人や物を選び抜く意味でも使われる
詳しくは、【例文付き】select (セレクト)のイメージと使い方 にて解説
【比較表】choice と select の違いをひと目で理解!


choice と select の使い分けをより明確にするため、以下の比較表で両者の違いをまとめました。



この表を参照することで、それぞれの単語がどのような状況や文脈で適切に用いられるか、一目で把握できるでしょう!
項目 | choice | select |
---|---|---|
品詞 | 名詞(動詞:choose) | 動詞(名詞:selection) |
基本的なニュアンス | ・個人の判断や好みによる選択 ・選択肢そのものを指す場合もある ・感情的、直感的な要素を含むこともある | ・慎重に選び抜く ・特定の基準や目的に基づく厳選 ・最適なものの選出 |
よく使われるシーン | ・日常会話で頻繁に使用 ・個人的な決定 ・一般的な選択の表現 ・選択肢の提示 | ・ややフォーマルな傾向 ・ビジネス、学術文書 ・専門的な分野 ・コンピューター操作 |
使用頻度 | ・より一般的で使用頻度が高い | ・特定の文脈でより適切 |
なお、上記の情報は一般的な傾向を示すものであり、文脈によっては例外も存在します。英語の実際の使用では、両方の単語が重複して使われる場面も多いことを理解しておきましょう。
【例文付き】choice (チョイス)のイメージと使い方





ここでは、choice が実際にどのように使われるのかを具体的な例文を通して見ていきます。
choice が持つ「好み」や「自由な意思」といったニュアンスを、例文から感じ取ってみましょう。
1. choice|好みや自由な意思による選択


choice は、選択という行為や選択肢そのものを表す名詞です。
個人の判断に基づく選択から、与えられた選択肢まで、幅広い文脈で使用されます。



必ずしも「好み」や「自由な意思」に限定されるわけではなく、客観的な判断に基づく選択にも使われます。
自分の好みや意思で選ぶ
What’s your choice for dessert?
(デザートは何にする?)
選択肢そのものを指す
We have several choices.
(いくつか選択肢があります)
頻出フレーズ
・make a choice(選択する)
・have no choice but to…(〜するしかない)
・by choice(自分の意思で)
・first choice(第一希望)
2. 【シーン別】choice の使い方
choice は日常会話からビジネスシーンまで、幅広い場面で活用されます。



具体的な例文を通して、それぞれの文脈での choice の適切な使い方を確認しましょう!
カジュアルな会話の中で、choice は自然に用いられます。
カジュアルシーンでの例文
Ugh, too many choices on the menu…
(うわ〜、メニューが多すぎて選べない…)
I think you made a good choice.
(いい選択をしたと思うよ)
また、ビジネスの場においても、choice は顧客や関係者に選択肢を提示する際に有効です。
ビジネスシーンでの例文
We offer several service plans. Please review them and let us know your choice.
(弊社ではいくつかのサービスプランをご用意しております。内容をご確認の上、ご希望のプランをお知らせください。)
This choice will significantly impact our future strategy.
(この選択は我々の将来戦略に大きな影響を与えるでしょう)
この場合、サービスを提供する側が複数の選択肢を用意し、最終的な決定は顧客の判断に委ねる、というニュアンスが込められています。顧客に「選ぶことができるもの」として choice を用いることで、自由な意思決定を促す表現となります。
【例文付き】select (セレクト)のイメージと使い方


select が実際にどのように使われるのかを具体的な例文を通して見ていきます。select が持つ「基準」や「目的」といったニュアンスを理解し、そのフォーマルな使い方を習得しましょう。
1. select |基準や目的をもって厳選する


select は、選択肢の中から特定のものを選び出す動詞として使用されます。
一般的にはややフォーマルな傾向がありますが、日常会話でも使用されます。必ずしも客観的基準に限定されず、様々な文脈で柔軟に使われます。
基準に基づいて最適なものを選ぶ
Please select the best candidate.
(最適な候補者を選んでください)
名詞形:selection
final selection(最終選考)
受動態での使用
He was selected as a team leader.
(彼はチームリーダーに選ばれた)
【シーン別】select の使い方
select は特にビジネスや学術分野など、客観性や正確性が求められる場面でその真価を発揮します。



具体的な例文を通して、各シーンでの select の適切な使い方を把握しましょう。
ビジネス場面では、選定や選出のプロセスを表現する際に頻繁に使用されます。
ビジネスシーンでの例文
We selected a new supplier for the project.
(新しいサプライヤーを選定しました)
また、学術論文や公式な報告書などで、客観性を重視する文脈でよく使用されます。
学術・公式文書での select の例文
The researchers selected 50 samples for analysis.
(研究者たちは分析用に50のサンプルを選んだ)
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choice や select と類似する表現とは?


「選ぶ」という行為を表す英語は、choice と select 以外にもいくつか存在します。それぞれの単語が持つ独自のニュアンスを理解し、状況に応じて適切に使い分けることで、より洗練された英語表現が可能になります。
ここでは、特によく使われる以下の類似表現をいくつかご紹介します。
- pick・pick out|カジュアルに「選ぶ」
- decide|決断を伴う「選ぶ」
- opt|特定の選択肢を「選ぶ」
- elect|投票で「選ぶ」



同じ「選ぶ」でも、適切なニュアンスで使い分けられるようになれば、表現力の幅も広げられるでしょう!
1. pick・pick out|カジュアルに「選ぶ」
pick や pick out は、比較的カジュアルで直感的な「選ぶ」を表す際に用いられます。
必ずしも深く考えない場合もありますが、慎重に選ぶ場面でも使用されます。日常会話では非常に頻繁に使用される表現です。



例えば、お店で商品を選んだり、メニューから料理を選んだりする際によく使われ、フォーマルさよりも親しみやすさを重視する場面で活躍します!
pick / pick out の特徴のまとめ
- カジュアルな場面で頻繁に使用
- 直感的な選択から慎重な選択まで幅広く対応
- 親しみやすく自然な表現
- pick out は「多くの中から選び出す」ニュアンスが強い
pick / pick out の使い方
- pick + 名詞:〜を選ぶ、〜を手に取る
- pick out + 名詞:多くの中から〜を選び出す
pick / pick out の例文
She picked a flower from the garden.
(彼女は庭から花を摘んだ)
He picked out the best apples from the basket.
(彼はりんごの入ったカゴの中から一番良いものを選び出した)
よく聞く「pick up」は「拾い上げる」から派生した多様な意味を持ちます。
- 人を迎えに行く: I’ll pick you up at 4.(4時に迎えに行きます)
- 取りに行く: I’ll pick up the package.(荷物を取りに行きます)
- 電話に出る: Please pick up the phone!(電話に出てください!)
2. decide|決断を伴う「選ぶ」
decideは、「選ぶ」という行為に加えて「決める」「意思を持って決断する」という、より強いニュアンスを持つ動詞です。
選択の結果として、具体的な行動や方針が定まる場合に特に適しています。



例えば、進路選択や重要な購入決定、方針の決定など、結果が重要な影響を持つ場面で使うのに適しています!
decide の特徴のまとめ
- 「選ぶ」よりも「決める」「決断する」ニュアンスが強い
- 選択の結果として具体的な行動や方針が定まる
- 重要な決定や将来に影響する選択で頻用
- 最終的な結論を出すというニュアンス
decide の使い方
- decide to + 動詞:〜することに決める
- decide on + 名詞:〜に決める、〜を選ぶ
- decide that + 節:〜だと決める、〜と判断する
decide の例文
I decided to study abroad.
(留学することに決めた)
Have you decided on a name for the baby yet?
(もう赤ちゃんの名前は決めた?)
She decided that it was time to leave.
(彼女は去る時だと決めた)
choose to +動詞(〜することを選ぶ)という表現と似た場面で使われることもありますが、decide のほうが「決断の重み」が強調されます。
3. opt |特定の選択肢を「選ぶ」
opt は、option(選択肢)の動詞形で、「特定の選択肢を選ぶ」という意味で、やや フォーマルな傾向があります。
限られた選択肢の中から、自分の意志で決断して選ぶ行為に使われます。特に書き言葉で見かけることが多く、意思決定の動作を強調する際に便利です。
opt の特徴のまとめ
- 限られた選択肢の中から、自分の意志で選ぶ際に使う
- 比較的フォーマルで、書き言葉でよく使われる
- 意思決定の動作を強調するニュアンスがある
opt の使い方
- opt for + 名詞:〜を選ぶ
- opt to + 動詞:〜することを選ぶ
- opt in:参加を選択する
opt の例文
Given the high costs, many consumers opted for the basic service plan.
(高額な費用を考慮して、多くの消費者は基本サービスプランを選びました)
Students can opt to take the exam online or in person.
(学生はオンラインまたは対面で試験を受けることを選べます)
4. elect|投票で「選ぶ」
elect は、特定の人を地位や役職に「選ぶ」という、非常に限定された場面で使われる動詞です。名詞の election(選挙)からもわかる通り、投票によって選出することを意味します。



主に政治や組織の役職選出といった、公的かつフォーマルな文脈で用いられます。
elect の特徴のまとめ
- 投票によって人や役職を「選ぶ」ことを指す
- 主に政治や組織の役職選出といった、公的かつフォーマルな文脈で使われる
- 個人の好みではなく、集団や制度による正式な選出を意味する
elect の使い方
- elect + 人:人を(投票で)選ぶ
- elect 人 to 〜:人を〜(という役職)に選出する
- 人 is elected 〜:人が〜(という役職)に選出される
elect の例文
The citizens elected a new mayor.
(市民は新しい市長を選出しました)
They elected her to a city council member.
(彼らは彼女を市議会議員に選びました)
He was elected as the new committee head.
(彼は新しい委員会の委員長に選ばれました)
「elect to + 動詞」で「〜することを決める」と表現することも可能ですが、これは「投票によって選ぶ」とは異なる意味で使われます。
【実践】練習問題で choice と select の違いをマスター
これまでに解説した choice と select 、そして類似表現の知識を定着させるため、練習問題に挑戦してみましょう。



それぞれの問題の文脈に最も適した単語を選ぶことで、あなたの理解度を確認できます!
Q1. ______ に合う単語を、選択肢から選んでください。
You need to ______ the best option among these.
A. opt
B. choice
C. select
D. elect
正解は……
C. select
【日本語訳】これらの中から最適な選択肢を選ぶ必要があります
【解説】
「最適なもの」を「複数の選択肢から慎重に選び出す」という文脈に合致するため、客観的な基準で厳選するニュアンスのselect が最も適切です。
A:opt は自分の意志で何かを「選び取る」際に使いますが、「最適なもの」という客観的基準の強調はselectより弱い。
B:choice は名詞(選択、選択肢)であり、この文の空欄には動詞が必要。
D:elect は主に投票で役職などを「選出する」場合に用いられ、一般的な選択には不向き。
Q2. She made a wise ______ to change her job.
A. select
B. elect
C. choice
D. pick
正解は……
C. choice
【日本語訳】彼女は仕事を変えるという賢明な選択をした
【解説】
make a choice (選択をする)という一般的な表現であり、個人の意思や判断に基づく「賢明な選択」という文脈に最も自然に合います。
A:select は「選び抜かれたもの」や「選ぶプロセス」を指し、この文脈の「個人の決断としての選択」には choice がより適している。
B:elect は動詞で、その名詞形も公的な「選挙」や「選ばれた人」を指し、個人的な職業選択には使わない。
D:pick は名詞で「選択」の意味がありますが、choice に比べてカジュアルで直感的な選択を指すため、「賢明な」とは結びつきにくい。
Q3. The teacher will ______ the top five essays.
A. pick
B. choice
C. select
D. opt
正解は……
C. select
【日本語訳】先生は上位5つのエッセイを選ぶ予定です。
【解説】
先生が「上位のエッセイ」を基準に基づいて「選び出す」という、客観的で慎重な選考のニュアンスに select が最適です。
A:pick はカジュアルで直感的な選択を指し、先生による公式なエッセイ選考にはやや不適切。
B:choice は名詞であり、この文では動詞が必要(動詞形は choose)。
D:opt は個人の意志で何かを「選び取る」際に使いますが、先生の選考はより客観的な基準に基づくため select が適している。
Q4. I had no ______ but to apologize.
A. select
B. choice
C. decide
D. elect
正解は……
B. choice
【日本語訳】謝るしか選択肢がなかった
【解説】
have no choice but to do は「~する以外に選択肢がない」という意味の定型表現であり、この文脈に完全に一致します。
A:select(動詞)やその名詞形 selection は、この定型表現の形には当てはまらない。
C:decide(動詞)やその名詞形 decision は、「決断」を意味し、「選択肢がない」という文脈とは異なる。
D:elect(動詞)やその名詞形 election は、意味が全く異なり、この文脈では使用できない。
Q5. Instead of taking the crowded bus, she ______ to walk home to enjoy the evening air.
A. opted
B. selected
C. picked
D. chose
正解は……
A. opted
【日本語訳】混んでいるバスに乗る代わりに、彼女は夜の空気を楽しむために歩いて家に帰ることを選んだ。
【解説】
「バスに乗る」という明確な代替案がある中で、「夜の空気を楽しむため」という積極的な理由から「歩く」という行動を意識的に選び取ったニュアンスに、「opt to do」 が最も適しています。
B. selected to は、「choose to do」や「opt to do」ほど一般的ではなく、特にこの文脈では、積極的な理由から意識的に選び取る「opt to do」が自然。
C. pick はカジュアルに物を選ぶ際に使われ、「pick to do」という形は一般的ではない。
D. chose toも文法的には可能ですが、「opted to」ほど「他の選択肢と比較検討した上での意識的な選択」というニュアンスは強くない。



繰り返し復習して、各単語のニュアンスを掴み、使い分けができるようになりましょう!
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