「明日英検2級の試験があるけど、勉強を全然していない」
「一夜漬けでどうにか合格できる裏ワザはないかな」
試験直前で焦っているみなさま、ご安心ください。この記事では試験直前で知ってもすぐに使える裏ワザを紹介しています。
英検には特徴があるので、解き方のコツを知っていると点数がアップします!
そこでこの記事では、英検のセクション別に点数を上げるコツをまとめました。
もちろん対策の時間があるならば、準備するに越したことはありません。語彙や文法事項はある程度覚えていないと太刀打ちできないからです。
しかし、英語力はそれなりにあるはずだけど対策の時間が取れなかった方や、勉強したけれど最後に点数アップのコツを掴みたい方のお役に立つはずなので、ぜひ参考にしてください。
英検2級まで日にちがある場合は、本質的な対策になる「【徹底比較】英検2級の難しさとは!他の試験との難易度の違い・試験対策5ステップを紹介」の記事を参考にして勉強しましょう。
( note:【イングリッシュおさる】英語スクール生の実績 )
英検2級語彙問題を解く3つの裏ワザ
まずは語彙問題を解く裏ワザから紹介します。
ただし、そもそも語彙を1個も知らない状態では解答できないため、まずは単語を覚えるのが大前提。英検では語彙の問題数が多く、実は単語を覚えれば効率的に点を伸ばせます。
つまり、直前まで語彙を増やすのが正攻法になるのですが、点数を上げるコツはあるので3つ紹介します。
- 消去法を使う
- 単語のイメージを掴む
- 文脈を読み取る
1. 消去法を使う
消去法を使うと正解の単語がわからなくても、正答率を上げられます。語彙問題の4択の単語をすべて理解する必要はなく、3つわかれば正解できるはず。知っている単語がすべて当てはまらければ、残りが正解になるからです。
確実に違うものをひとつでも削れれば、当たる確率を上げられます。正解がわからない場合は確実に違うものを削り、残りから選ぶようにして時間をかけないのがポイントです。
知らない語彙は考えてもわからないので、時間をかけずにさっと処理してしまいましょう。
2. 単語のイメージを掴む
単語の持つ意味を類推するのも、正解を選ぶコツです。単語全体の意味は知らなくても、接頭辞や接尾辞から想像できることがあります。
例えば、unbelievableという言葉がわからなかったとします。それでも、believeという言葉が入っているので、「信じる」、unが入っているから「反対」と想像できれば、「信じられない」という意味にたどり着けます。
ここまで意味がわからなくても、
- disがついている動詞ならばきっとネガティブな意味
- exがついているから外に出す意味
というようなイメージだけで選んでも正解できることがあります。
たとえば、
We welcomed them. But they ( ) us.
①distrusted ②spilled
③informed ④inherited
という問題があって全部単語がわからなかったとします。それでも、「私達は彼らを歓迎した。しかし彼らは…」という文脈からネガティブな意味が入ると想像すれば、dis-の入っている①を選べます。
100%当たる方法ではないですが、正解に近づくのに役立ちます。
3. 文脈を読み取る
文脈を読み取ることでも正答率は上げられます。語彙問題は語句だけに注目して比較する方もいますが、必ず前後の文章まで読み取るようにしましょう。
流れを読み取ることで、単語が選びやすくなることもあります。
英検2級の空所補充の裏ワザは空欄の前後の1~2文だけ読む
空所補充の問題を解くための裏ワザは、問題文を全部読まないこと。
実は、空欄の前後の1〜2文だけ読めば、空所補助問題は解けるようになっています。そのため、全体を丁寧に読むのをやめ、前後の文章だけを読むようにすると時短になり効果的。
意味を全部理解しようとせず、必要な部分だけ丁寧に文構造を読み解いて答えを導き出しましょう。
英検2級長文の裏ワザ
長文読解問題の裏ワザは2つあります。
- 答えの選択肢は必ず本文と言い換えている
- 段落と問題が一致していることが多い
理解しておくと、長文読解の負担が減るので、ぜひご覧ください。
答えの選択肢は必ず本文と言い換えている
長文読解で正解になる選択肢は、必ず本文を言い換えたものになります。つまり、文中と同じ単語でそのまま説明している選択肢は誤答としてはじけるということ。これを知っているだけで正解を絞れます。
また、本文と言い換えがあることを知っていれば、表現を変えて同じ内容を説明している選択肢を選べます。内容がうまく捉えられない場合でも、言い換えが起きているかで選択肢を減らしたり選んだりできるので、ぜひ諦めずに試してみてください。
段落と問題が一致していることが多い
長文読解では、段落と問題番号が一致していることが多いです。つまり、1問目の答えは1段落目、2問目の答えは2段落目にあるということ。
これを知っていると4問目だけわからなくて飛ばした、というときも読むべき場所の目安がわかって安心です。最初の方の段落をもう一度読まなくて済みます。
たまに、段落数と問題数が一致していないことがありますが、この場合でも、上の問題は上の方の段落に書かれており、文章の流れと問題の順番は一致しています。これを知っておけば、読む場所を絞り込めるため、時短出来ます!
英検2級ライティングの3つの裏ワザ
ライティングで点を取る裏ワザは3つあります。
- 自信のある表現を使う
- 型を暗記する
- 書けそうな意見を選択する
減点を防ぐライティングを意識しましょう!
自信のある表現を使う
英検のライティングは減点方式です。難しい語彙を使うほど得点が伸びるわけではないため、自信のある単語を選ぶほうがおすすめです。スペルに自信のない単語は避けましょう。
ただし、間違えたくないからと同じ語彙を繰り返すのはNG。「語彙や表現の繰り返しでなく文脈に合わせたものを選ぶ」と英検の公式ページで明言しているので、知っている中で語彙を使い分けるのがおすすめです。
型を暗記する
英語のライティングには型があります。特に、英検2級の場合は、意見と理由を2つ書くように指示されており、全体の流れは決まっています。
- 主張・意見
- 理由1
- 理由2
- 結論
の型を意識して、よく使うフレーズを覚えてしまうといいでしょう。
具体的な型やフレーズ集は「【もう大丈夫】英検2級のライティングのコツ7選!確認したいポイントや思いつかないときの対策も解説」で紹介しているので、ぜひこちらもご覧ください。
書けそうな意見を選択する
英検のライティングで見られるのは論理構成と文章であり、意見の中身で判断されるわけではありません。
自分が本当は「賛成」だと思っている内容でも、「反対」だと書いても問題ないということです。だからこそ、自分が本当に支持している意見より、具体例が思い浮かぶほうを優先するのが裏ワザ。
知っている単語で書ける意見を採用することで、減点の要素を減らせます。
英検2級リスニングの裏ワザ2選
英検のリスニングで直前に使える裏ワザは2つ。
- 設問を先に読む
- 直前に速聴で耳を慣らす
どちらも、英検に限らず試験全般で使える裏ワザです。ぜひ覚えておきましょう。
設問を先に読む
リスニングの基本とも言える内容ですが、設問を先に読むと理解しやすくなります。
日本語でも、よく知らない内容を電話で取り次ぐときなどは理解が難しくなりますよね。英語も同様で、どんなトピックの話なのか理解したほうがリスニングしやすくなります。
例えば選択肢がすべて時刻を指していたら、時間に関する情報を集中して聞けばいいとわかります。リスニングの時間をまるごと集中するのは大変なので、強弱をつけて聞き取るためにも先読みは重要です。
なお、先読みするのはDerectionsが流れている間です。
直前に速聴で耳を慣らす
直前に速聴で英語の音声を聞き、耳を慣らすのもおすすめ。速い英語に耳を慣らすと、本番の音声がゆっくり聞こえるからです。リスニングにいつも追いつけないという方はぜひ試してみてください。
ただし、速聴の音声を「流し聞き」しているのでは効果が薄いです。必ず集中して音声を聞き取るようにしてください。
裏ワザと同時に基礎力の強化を!おすすめの英検2級参考書
ここまで直前でもできる裏ワザを紹介してきましたが、合格への近道は「英語の基礎力を上げること」。そもそもひとつも単語がわからなかったり、まったく英語が聞き取れなかったりするのでは、裏ワザは通用しません。
そこで、合格に向けて力をつけられる参考書を2つ紹介します。
- 英検2級 でる順パス単
- 2023年度版 英検2級 過去6回全問題集
実力をつけて英検2級の合格をつかみ取りたい方は、ぜひ参考にしてください。
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1. 英検2級 でる順パス単
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著者・出版社 | 旺文社 |
英検は語彙問題の比重が高く、単語を勉強すると合格に近づけます。数ある単語帳の中でも、英検に特化していておすすめなのが「でる順パス単」です。
特徴は、タイトルにもなっているとおり「でる順」で単語を覚えられることです。よく出題される単語を暗記できるため、効率的に学習を進められます。時間がない場合は前半部分だけでも覚えておくと、得点につながるはずです。
ただし、単語帳が難しすぎると思う場合はおすすめしません。分かる単語が全然ない状態だと、挫折しやすいためです。もし、知っている単語が見つからないと感じた場合は、基礎固めとして「データベース3000」をおすすめします。
2. 2023年度版 英検2級 過去6回全問題集
タイトル | 英検2級 過去6回全問題集 (クリックでAmazon購入ページへ) |
著者・出版社 | 旺文社 |
英検2級の本番を想定するなら、過去問を解くのが一番です。問題の傾向をつかめるほか、時間配分を考えるのにも役立ちます。「英検2級 過去6回全問題集」はていねいな解説がついており、問題を解き終わったあとの振り返りにも活用できます。
過去問を購入する際は、できるだけ最新版を選びましょう!
英検2級の対策は直前でできるものもあります。この記事で紹介した裏ワザを駆使して、点数アップを目指しましょう。
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