「英検2級の試験レベルってどれくらいだろう?」
「難しすぎて落ちないか心配…」
「合格するための勉強方法を教えて!」
このような疑問にお答えしていきます!
英検を取得するなら2級くらいは欲しいものの、難しそうでなかなか試験を申し込めない人も多いようです。
勉強したら合格できるのか、それともどれくらいの英語力が必要なのか、気になることや不安がたくさんありますよね。
結論からいうと、正しく勉強すれば大抵の人は英検2級に合格できます。
そこでこの記事では
- 実際に英検2級に合格した人はどんな人か
- 英検2級と他の資格と難易度の比較
- 2級合格に向けた学習方法
などを解説していきます。
間違った学習方法を続けていては、せっかく英検2級を合格できる力を秘めた人でも、いつまで経っても実力が上がりません。効率的に英語力を身につけるため、ぜひ最後までご覧ください。
( note:【イングリッシュおさる】英語スクール生の実績 )
英検2級は難しいと思っている人に知って欲しい意外な合格者
英検2級は難しいと思っている方に知って欲しいのは、合格できる可能性はあなたにも十分あるということです。
ここで紹介するのは、僕の英語コーチングの受講生の皆さんです!
年齢も性別も、スタート時点の英語のレベルすらも関係なく、皆さん素晴らしい成果をあげています。
例えば30代女性の方が、中学レベルの英語も怪しいレベルから、とんとん拍子で英検準2級・2級に合格しました!
50歳手前のという年齢でも、英検4級レベルから勉強を始め、たった1年で英検2級に合格しています!
40代女性の方が、英語の試験をひとつも受けたことがない状況から、英検2級に合格したという実績も。
正しく英語を学べば英検2級に合格できます。
イングリッシュおさる公式LINEでは、さらにたくさんの学習実績を紹介しています。英検2級合格に向けて活用できる教材も無料プレゼントしているので、ぜひ登録してみてください!
英検2級は難しいか他の試験と比較チェック
英検2級の難易度はどの程度か想像しやすいように、他の英語試験や学校の授業のレベルと比較してみました。
- 英検準2級と違いは「社会生活レベルの英語力」
- 学校の勉強でいえば「高校卒業程度」
- TOEICでいえば「550点程度」
- TOEFLでいえば「45点程度」
- GTECでいえば「1000点程度」
受験経験のある英語試験や、誰もが一度は受けている授業と比べれば、英検2級に合格するまでの道のりを明確化できます。「意外と簡単かも!」「もう少し勉強を頑張ろう」など、どのように感じるか確かめてみてください。
英検準2級と違いは「社会生活レベルの英語力」
英検の公式サイトには、英検2級に必要なレベルは以下のように書かれています。
社会生活に必要な英語を理解し、使用できることが求められます。
https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/grade_2/
一方、1つ下の段階である準2級のレベルは以下の目安です。
日常生活に必要な英語を理解し、使用できることが求められます。
https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/grade_p2/
英検2級を受ける際は、日常生活だけでなく、さらに一歩踏み込んで社会生活に必要な英語を身につけることが求められます。
学校の勉強でいえば「高校卒業程度」
次に「学校の勉強をどの程度理解すべきなのか」という観点から比較します。
級数 | 必要な英語力 |
---|---|
英検2級 | 高校卒業程度 |
英検準2級 | 高校中級程度 |
高校卒業レベルの英語力があるなら、英検2級の試験勉強もそれほど苦労せずに済むでしょう。
しかし、高校卒業から時間がっている、高校時代に英語が苦手だった、などの場合は計画的に学習を進める必要がありそうです。
TOEICでいえば「445〜495点程度」
英検2級のレベルをTOEICの点数で表すと、550点程度です。
一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会がTOEICの点数と英検2級合格者の相関関係を調査したところ、TOEICスコア445点程度の人たちが最も多く英検2級に合格していました。
参考:英検取得者のTOEICスコア
TOEICの平均点数は500点代と言われているため、TOEIC受験者の平均的な英語力で英検2級は取得可能であると考えられます。
TOEFLでいえば「45点程度」
英検2級の英語力を、アメリカの大学出願のための企画であるTOEFLの点数で表すと、45点程度だといわれています。
日本英語検定協会の調査では、42点〜71点とかなりの開きがあるものの、おおよそ40点代後半と考えて良いでしょう。
参考:英語力評価及び入学者選抜における英語の資格・検定試験の活用について 基礎資料2
なお、TOEFLはアカデミックな英語であるのに対し、英検は社会生活レベルの英語が求められるという違いがあります。
GTECでいえば「1000点程度」
ベネッセとベルリッツが共同開発し、2003年から始まった英語の試験であるGTECでは、英検2級のレベルがあれば1,000点程度は取得できるでしょう。
GTECは、子どもから社会人まで年齢を問わずに英語力を測れるテストとして注目され、英検と同様にリーディングやリスニングなどの複合的なスキルを測る試験です。
GTECで1,000点以上の取得経験がある方は、英検2級にもぜひチャレンジしてみてください。
英検2級の試験問題は難しいか難易度チェック
英検2級の過去問をもとに、合格の難易度をチェックしてみましょう。
具体的には、次の4種類から出題します。
- 【1次試験】リーディング
- 【1次試験】ライティング
- 【1次試験】リスニング
- 【2次試験】スピーキング
合格するためのレベル感を確認するため、ぜひ挑戦してみてください。
【1次試験】リーディング
英検2級のリーディングは、穴埋め形式の問題です。文中の( )に入る適切な語句を、4つの選択肢から選びます。
2021年の問題をチェックしてみましょう。
A rare bird escaped from the zoo last week. It was finally ( ) today and taken back to the zoo.
https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/grade_2/pdf/202103/2021-3-1ji-2kyu.pdf
- proved
- accused
- captured
- neglected
答えは3の「captured」です!
問題数は、短文・長文・一致選択を合わせて38問あります。
【1次試験】ライティング
ライティングでは、英作文の問題が出題されます。指定されたトピックについて英文を考え、記述で答える形式です。
2021年に出題されたライティングの問題は、以下の通り。
TOPIC
https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/grade_2/pdf/202103/2021-3-1ji-2kyu.pdf
Today in Japan, many buildings and public areas have a lot of lights
for decoration, such as the lights used during Christmas. Do you think
this is a good idea?
80〜100語で英文を作りましょう!
英検2級のライティング問題は、1問のみ出題されます。
【1次試験】リスニング
リスニング問題は、会話の内容と文の内容について、それぞれ15問ずつ出題されます。
2021年に出題されたリスニング問題を聞き取ってみましょう。
※クリックすると音声が流れます。環境や音量に注意してクリックしてください。
放送回数は1回のみですので、集中して取り組みましょう。
【2次試験】スピーキング
スピーキングは2次試験で実施され、1次試験の通過者のみが対象となります。
環境問題やオンライン会議、ペット産業など、社会性のある話題に対する意見が求められます。
2次試験の所要時間は、およそ7分です。
難しい英検2級に合格する5ステップの勉強法
ここでは、英検2級に合格するための具体的な学習方法を解説します。
次の5ステップで学び、英検2級を攻略しましょう。
- 文法を学習
- 単語と発音の基礎を学習
- 試験用の単語を学習
- 模試や過去問を解く
- 必要なスキルを習得
より詳細な解説は、関連記事「【目指せ一発合格】英検の効果的な勉強法3ステップ!正しいやり方なら必ず伸びる【準2級以上対応】」でおこなっています。ぜひ参考にしてみてください。
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1. 文法を学習
まずは英語の基本である文法を学びます。基本をおろそかにしたままいきなり試験勉強しても、効果が半減してしまうからです。
英語初心者の方は、2ヶ月ほど時間をかけて文法をマスターするとよいでしょう!
なお、おすすめの文法参考書については、関連記事「【元教師が厳選】英文法のおすすめ参考書5選!TOEIC対策・大人の学び直しにも最適」にて詳しく紹介しています。ぜひ参考にしてみてください!
2. 単語と発音の基礎を学習
文法の勉強と同時に、単語と発音の学習も進めます。
文法と合わせて、単語も英語の基礎のひとつだからです!
英検2級レベルの単語でおすすめの教材は「データベース3000」(※クリックでAmazon購入ページにジャンプします)です。
発音についてはネットで見つかる情報で学び、試験対策の学習に向けて土台を固めます。
3. 試験用の単語を学習
ステップ3では、試験用の単語を学び始めます。
基礎ができている人は、いきなりステップ3から進めても大丈夫です!
ステップ2までをしっかりおこなっていれば、試験用の単語もスムーズに覚えられるでしょう。
英検2級の単語数は約5,000語といわれています。スキマ時間も活用して、単語を暗記しましょう。
4. 模試や過去問を解く
ステップ4では、時間を計りながら何度も過去問を解きます。
英検2級の問題集は「2022年度版 英検2級 過去6回全問題集 」(※クリックでAmazonページにジャンプします。)がおすすめです。
「問題を見れば答えが思い浮かぶ」という状態になるほど、何度も繰り返し復習しましょう。
5. 必須なスキルを習得
問題集を繰り返し復習した後は、不足しているスキルを補うための学習を進めます。
英検2級は、英語の技能全般を網羅的に試されるため、苦手な項目があれば集中して取り組みましょう。
たとえばスピーキングが苦手なら、面接でよく聞かれる問いの回答を作成するのも有効です!
弱点を克服するため必須スキルを習得すれば、一発合格も夢ではありません。
英検2級の難しい2次試験に合格する3ステップの面接対策
2次試験を対策する方法は、次の3ステップです。
- 話すトピックをひとつ決める
- 日本語で1分話してみる
- 英語に直して、1分話してみる
なお、面接対策の詳細については関連記事「【回答テンプレ付き】英検2級の面接対策3ステップ!基本的な流れ・試験合格率も紹介」スピーキングを強化したい方は、参考にしてみてください。
1. 話すトピックをひとつ決める
スピーキングの練習をするために、話すトピックをひとつに絞りましょう。
トピックの内容は自己紹介や好きな食べ物など、話しやすいものがおすすめです。
トピックが決まれば、ステップ2に進みます。
2. 日本語で1分話してみる
ステップ1で決めたトピックについて、日本語で1分間スピーチをしてみましょう。
やってみると気付くのですが、何かについて1分間話すのは日本語でも難しいです!
そのため、日本語でスピーチするだけで次の3つのメリットを得られます。
- 意見を持つ練習になる
- 話し続ける感覚が身につく
- 英語で言葉に詰まる箇所がわかる
英検2級の面接では、トピックに対する意見も求められます。まずは日本語で意見を言えるように練習しましょう。
3. 英語に直して、1分話してみる
ステップ2ができたら、日本語の意見を英語に直してスピーチします。
あらかじめ日本語でスピーチしているため「日本語では言えるけれど、英語だと言葉が出ないポイント」がすぐにわかるはずです。
分からないことがあるたびに辞書で調べると、スピーチの練習をしながら効率的に単語を覚えられます。
この記事を参考に「英検2級は難しい」というマイナスなイメージを変えていきましょう!イングリッシュおさる公式LINEでは、合格に役立つ教材を無料でプレゼントしています。ぜひ登録し、試験対策に活用してください。