「英語にはどんなつなぎ言葉があるの?」
「つなぎ言葉の使い方が知りたい」
「つなぎ言葉をうまく活用したい」
このような疑問や悩みはありませんか?
英語で話すときに、「言いたいことがあるけど、言葉がすぐに出てこない」という経験をしたことがある人は多いのではないでしょうか。
「えーと」「そうだなー」などのつなぎ言葉を使えれば、会話を止めることなく自然と話を進められます。
多様なつなぎ言葉のフレーズを身につけれられれば、さまざまな場面で活用できますよ!
そこで、この記事では以下の内容を解説します。
- 英語のつなぎ言葉が持つ魅力
- 表現別のつなぎ言葉15選
- つなぎ言葉を使用するときの注意点
会話間の沈黙が苦手な人や、自然な英会話を話したい人は、ぜひ最後までチェックしてみてください!
( note:【イングリッシュおさる】英語スクール生の実績 )
英語のつなぎ言葉が持つ魅力
英語のつなぎ言葉には、話と話の間を埋めるフィラー(filler)があります。
例えば、言葉に詰まったときに使う「えっと」「んーっと」など、意味を持たない言葉のことです。
英語に慣れていないときは言葉がすぐに出てこないため、つなぎ言葉を使うことで、沈黙の時間を減らし間をもたせることができるでしょう。
また、つなぎ言葉には「ところで」「つまり」のように、接続詞として使える役割もあります。
次の言葉が出てこなくても、つなぎ言葉として接続詞を言っておくと、これから話す内容をほのめかして話の間を埋めることができます。
つなぎ言葉には大きくフィラーと接続詞の2つに分けられることを覚えておきましょう。
【言葉に詰まったときに使う】英語のつなぎ言葉4選
ここでは、言葉に詰まったときに使う英語のつなぎ言葉を4つ紹介します。
- well | えっと / そうだなー
- let’s see/let me see. | どれどれ / えーと
- um / er / uh | んー / ほー
- you know | あの / なんだっけ
使いやすい言葉ばかりなので、まずはここから覚えていきましょう!
1. well | えっと / そうだなー
「well」はもっとも一般的な英語のつなぎ言葉です。
言葉が見つからないときは「well(そうだなー、えっと)」と言って時間を稼げます。
Well, I didn’t really like that dish.(えっと、その料理はあんまり好きじゃなかったな…)
ちょっと言いにくいことを伝えるときにも使えますよ!
2. let’s see/let me see. | どれどれ / えーと
「let’s see/let me see.」はどちらも直訳すると「見てみましょう」ですが、つなぎ言葉として使用する場合は「どれどれ〜」「えーと」などの意味で使われます。
Let’s see. Doesn’t this look good?(どれどれ、これなんか良さそうじゃない?)
Let me see. We can meet on Wednesday afternoon.(えーと、水曜日は打ち合わせできます)
手帳などでスケジュールを確認しながら「let me see.」と呟くことが多いですね!
3. um / er / uh | んー / ほー
「um / er / uh」の3つのフレーズはどれも「んー」「ほー」など、音みたいなものです。
次の言葉を探しているときや口ごもるときなどで、使用することが多いですね!
Uh, I’m not sure.(うーん、分からないなー)
Um, I thought the assignment was due tomorrow.(うーん、課題のしめきりは明日だと思っていたよ)
「um」は、どう答えればいいのか分からないときや、答えをためらっている場合につなぎ言葉として使えます。
4. you know | あの / なんだっけ
「you know」は「なんだっけ、あの、ほら、」などの意味で、言葉が詰まったときに使われます。
You know, it’s difficult to explain.(えーと、説明が難しいな)
言い表しにくいことを述べるときや、相手の理解や共感を求めたい場合などに使われることが多い表現です。
【思考や感情を表現する】英語のつなぎ言葉3選
思考や感情を表現する際にも、つなぎ言葉を使用できます。ここでは以下のつなぎ言葉3つを紹介します。
- like | なんか
- I mean | つまり / っていうか
- kind of | ちょっと / なんか
それぞれの意味や例文をみていきましょう。
1. like | なんか
「like」は日本の若者が使う「なんか」に近いの表現です。
I need like, 5 more dollars, Dad.(お父さん、あと5ドルくらい必要なんだけど…)
He’s, like, always late for everything.(彼、なんかいつも遅刻してくる感じなんだよね)
言葉としての意味はないですが、会話の中で使うとネイティブ感が出る表現です!
2. I mean | つまり / っていうか
「I mean」は自分の意見を述べるときの前置きとして「つまり、なにが言いたいかというと」などの意味で使われます。
I mean it’s really good but I think it tastes a little bland.(おいしいんだけど、ちょっと味が薄いと思うな)
自分の言いたいことがうまく整理できていない印象を相手に与えることもあります。
「I mean」はカジュアルな表現なので、フォーマルな場では使用を避けたほうが良いですね!
3. kind of | ちょっと / なんか
「kind of」は「なんか」「ちょっと」など、曖昧な表現のときに使われます。
It’s kind of cold here, isn’t it?(なんかここ寒くない?)
Did you enjoy the trip?(旅行は楽しかった?)
Kind of.(うん、まあね)
kind ofには、「まあね」という意味もあり、単体での使用も可能です!
なお「つなぎ言葉のような英会話のスキルを高めたい!」という方には、イングリッシュおさる公式LINEがおすすめです。英語力上達に役立つ教材を完全無料で配布していますので、ぜひこの機会にお受け取りくださいね。
【会話の継続や転換】英語のつなぎ言葉5選
会話を転換したり継続したりするときに使用できる、英語のつなぎ言葉を5つ紹介します。
- so | だから / なので
- actually | やっぱり
- or something | 〜かなにか / 〜でも
- anyway | ともかく / とにかく
- by the way | ところで
それぞれ詳しくみていきましょう。
1. so | だから / なので
「so」は「だから、なので」などの意味で使えるつなぎ言葉です。
She got sick, so he couldn’t go on his trip.(彼女は病気になったので、旅行に行けなかった)
例文は文章をつなぐ等位接続詞として「so」を使用しており、前の文章の結果を後ろの文章で表しています。
「〜なので」を意味する「so」の前には、必ずカンマ(,)を付けましょう!
なお、「so」という単語は接続詞だけでなく、副詞や間投詞などの意味で使われることもあります。
「so」については関連記事「soとveryの違いを徹底解説!例文や理由を表す他の英語表現も紹介」にて詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください!
2. actually | やっぱり
「actually」は意外な事実を告げるときに使うつなぎ言葉です。「やっぱり」の意味で、気が変わったときに使うこともあります。
I thought I’d cook dinner tonight. Actually, I’m feeling too tired, so I’ll order takeout instead.
(今夜は夕食を作ろうとおもっていたけど、やっぱり疲れたからテイクアウトすることにするよ)
I believe the meeting was scheduled for Monday. Actually, it’s been moved to Tuesday.
(会議は月曜日に予定されていたと思います。でも実は火曜日に変更になりました)
「actually」を使うことで、前の文章の情報を訂正したり強調したりもできますよ!
3. or something | 〜かなにか / 〜でも
「〜かなにか、〜でも」のような意味で「or something」は使われます。
Let’s grab a coffee or something after work.(仕事の後にコーヒーかなにかを飲みましょう)
We could buy her flowers or something for her birthday.(彼女の誕生日に花でも買ってあげたらどうかな)
「or something」を使うことで、話の中に曖昧さや選択の余地を与えることができます。
4. anyway | ともかく / とにかく
「ともかく、とにかく、それはさておき」など、会話の結論を述べるときや展開を変えるときに使います。
The weather’s been strange lately. Anyway, what’s your plan for tomorrow?
(最近天気がおかしいよね。それはさておき、明日の予定はどうする?)
「anyway」の代わりに「anyhow」「anyways」を使う場合もありますが、意味や使い方に大きな違いはないです。
「anyway」は、話題を転換したり状況を説明したりするときに便利な言葉ですよ!
5. by the way | ところで
「by the way」には「ところで」の意味があり、話題を変えるときの定番表現として使います。
I’m going to the store later. By the way, do you need anything?
(後でお店に行きますね。ところで、なにか必要なものはありますか?)
I really enjoyed the movie last night. By the way, what did you think of the ending?
(昨夜の映画は本当に楽しかったです。ちなみに、結末をどう思いましたか?)
「by the way」を使うことで、話題をスムーズに転換したり、新しい情報を自然に導入することができますよ!
【文章で使う】英語のつなぎ言葉3選
つなぎ言葉として、文章のまま使えるものもあります。ここでは、以下の3つの例を紹介します!
- What do you call it? | なんて言うんだっけ?
- How should I put it? | なんて言えばいいかな
- At the end of the day | 結局のところ / つまるところ
自然と使えるようになれば、より会話の流れを止めず、スムーズに話ができるようになるでしょう!
1. What do you call it? | なんて言うんだっけ?
「What do you call it?」は、日本語で「なんて言うんだっけ?」の意味で使われます。
受け身の形として「What’s it called?(あれなんて言うんだっけ?)」の意味で使われることも多い表現です。
I need to fix the thing for the door… what do you call it? Ah, a hinge!
(ドアの部品を直さないといけないんですが…なんて言うんだっけ?ああ、ヒンジだ!)
「What do you call it?」を使うことで、単語が思い出せないときに自然と会話を継続できます。
「What’s it called?」は、ど忘れしてしまったときに使えますよ!
2. How should I put it? | なんて言えばいいかな
言いたいことがあるんだけど、どのように表したらいいか分からないときに使われることが多い表現です。
The movie was, how should I put it? A bit of a disappointment.
(その映画はなんて言えばいいかな、少しがっかりだったよ)
「How should I put it?」は、言葉を選びながら慎重に話す場面で使うと自然に聞こえます。
3. At the end of the day | 結局のところ / つまるところ
「At the end of the day」は、和訳すると「1日の終わりに」です。
しかし、つなぎ言葉として使うときは「つまるところ、結局のところ」などの意味になります。
At the end of the day, it’s not about winning or losing, but about enjoying the game.
(結局のところ、大切なのは勝ち負けではなく、ゲームを楽しむことです)
話題をまとめたり、結論を強調する際に役立つ表現です!
また、つなぎ言葉は比較的カジュアルな場面で使われることが多いです。
ビジネスで支える言葉も学習しておくことで、相手に悪印象を与えず良い関係を築けるでしょう。
ビジネス英語については、関連記事「【シチュエーション別】ビジネス英語の定番フレーズ50選!よく使う35点の単語も解説」にて詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください!
【注意】英語のつなぎ言葉は使いすぎると悪印象に繋がることがある
つなぎ言葉は使いすぎると、相手に悪い印象を与えることがあります。
例えば、プレゼン中に「えーっと」「うーん」などのつなぎ言葉を何度も使っていれば、内容が伝わりにくく聞く側の印象は悪くなります。
何度もつなぎ言葉を使われると、話が聞き取りにくくなりますよね…
悪い印象を受けることを理解して、適度に使用することを心がけましょう。
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