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【全10品詞】 英語の品詞を完全攻略!見分け方のポイントと練習問題を徹底解説

「品詞ってなに…?」
「副詞と形容詞って何が違うの?」
「品詞の見分け方がわからない」

すべての英単語には、品詞があります。英語を根本から理解する上で、品詞の学習は避けては通れません

文章中での単語の役割を決めるのが品詞ですが、重要にもかかわらず曖昧なまま放置している方も多いのではないでしょうか。また「見分け方がわからない」と悩んでいる方もいることでしょう。

そこで、本記事では以下の内容について解説します。

  • 品詞の概要
  • 品詞の一覧
  • それぞれの見分け方
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見分け方を解説する際には、例文も紹介しますよ!

最後には練習問題も用意しているので、ぜひ挑戦してみてくださいね。インプットとアウトプットが同時にできるので、この記事を最後まで読めば品詞を完璧にマスターできますよ!

ぜひ最後までお読みください。

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目次

英語の品詞の概要をサクッと解説

1.品詞とは単語の種類のこと

品詞は、単語を文法的な機能や特徴によって分類したものです。

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英語学習において、品詞の基本的な概念を押さえることは非常に重要です!

言語によって、品詞の種類は異なります。

たとえば、英語には冠詞という品詞がありますが、日本語にはありません。このような違いを理解することで、より深く言語の構造を把握できるでしょう。

品詞の理解は文法習得の基礎となり、読解力や作文力の向上にも繋がるとされています。品詞を意識しながら英語を学ぶことで、文構造をより深く理解できるようになるのです!

2.品詞は全部で10種類ある

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英語の品詞、全部知っていますか?

英語には、以下の10種類の品詞があります。

名詞:noun【n.】
代名詞:pronoun【pron.】
動詞:verb【v.】
助動詞:auxiliary verb【aux.】
形容詞:adjective【adj.】
副詞:adverb【adv.】
接続詞:conjuction【con.】
前置詞:preposition【prep.】
冠詞:article【art.】
間投詞:interjection【int.】

品詞は、文章の中で担う役割を決める重要な文法事項です。そのため、品詞をしっかりと理解できると文章読解の能力が飛躍的に高まります。

また、参考書によっては冠詞を形容詞に、助動詞を動詞に含むと説明することがあります。その場合、品詞は8つです。

【例文あり】英語の品詞の具体的な見分け方

品詞についての最大の悩みが「見分け方がわからない」ですよね。同じ単語でも品詞によって意味が変わるものもあります。

この章では、10品詞それぞれについて基礎知識と見分け方を例文付きで解説します。それぞれ確認していきましょう。

1. 名詞

名詞はその名の通り、物の名前を表現する品詞です。文の中では主語や目的語・補語として機能します。

Tom eats bread every morning.(トムは毎朝パンを食べる)

この文章では、「Tom」と「bread」が名詞です。Tom は主語として、 bread は目的語として働いていますよね。また、動名詞も名詞の一種です。

Walking is essential for maintaining good health.(歩くことは健康維持に欠かせない)

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動詞に ing をつけて「~すること」という意味の名詞になる場合もあるので覚えておきましょう!

さらに、名詞には「可算名詞」と「不可算名詞」の2種類があります。

可算名詞は数えられる名詞で、複数形にできます。以下のような名詞が可算名詞です。

  • book(本)
  • family(家族)
  • country(国)
  • idea(考え)
  • plan(計画)
  • island(島)

一方で、数えられず複数形にもできない不可算名詞には以下のものがあります。

  • education(教育)
  • water(水)
  • health(健康)
  • rain(雨)
  • strength(力)
  • trust(信頼)

名詞は、その単語1つだけで意味が通るのが特徴です。

形容詞や副詞であれば修飾される語があって初めて意味が通りますが、名詞はその単語自体に意味があります。

2. 代名詞

代名詞も名詞と同じように、主語や目的語・補語として働く品詞です。日本語で言う指示語にあたり、以下のような種類があります。

  • 人称代名詞(I, you, he, sheなど)
  • 所有代名詞(mine, yoursなど)
  • 再帰代名詞(myself, himselfなど)
  • 指示代名詞(this, thoseなど)
  • 不定代名詞(one, otherなど)
  • 疑問代名詞(what, whoなど)
  • 関係代名詞(which, thatなど)
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例文を紹介します!

I gave it to you.(私はそれをあなたに渡した)

この文では「I」「it」「you」が代名詞です。名詞と同じ働きをしていながら、それだけでは明確に何かを特定できないときは代名詞だと判断しましょう。

3. 動詞

動詞は行為や状態を表す品詞で、be動詞と一般動詞の2種類があります。

be動詞は以下のもの、一般動詞はそれ以外と覚えるとよいでしょう。

  • am
  • are
  • is
  • was(am / is の過去形)
  • were(are の過去形)

動詞は主語や時制によって形を変えるので、見分けやすいです。また、肯定文ではほとんどの場合主語の後ろに置かれます。

She spoke in front of everyone.(彼女はみんなの前で話した)

この文章では、主語である she の後ろに置かれていますよね。動詞を見分けるには、基本的なものを覚えてしまうことが最も効果的です。

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ただ丸暗記するのではなくイメージでとらえられるとより本質的に理解できますよ!

動詞をイメージ化するには、関連動画「【完全イメージ化】基本動詞50選【総集編】」おすすめです。基本動詞をマスターしたい方は、ぜひ確認してみてください!

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【完全イメージ化】基本動詞50選【総集編】

4. 助動詞

助動詞には、以下のようなものがあります。

  • will
  • would
  • should
  • can
  • could
  • may
  • might
  • shall
  • must

動詞の原形の前に置き、話し手の意志や感情を伝える役割を果たします。基本的なものは覚えてしまうのがおすすめです。

名詞と動詞の原形との間に単語がある場合は、助動詞を疑ってみましょう。

Mary can speak English well.(メアリーは英語をうまく話せる)

主語「Mary」と動詞の原形「speak」の間にありますよね。本来ならば speak に三人称単数の s がつくはずなのについていない、という点もポイントです。

助動詞は、英文のニュアンスを決定する非常に重要な要素です。完全に理解できていない、という方は関連記事「【保存版】英語の助動詞一覧!紛らわしい用法を例文とともにわかりやすく解説」を読んでみてくださいね。

5. 形容詞

形容詞は、名詞を修飾する品詞です。名詞の前後に来ることが多く、性質や様子を表現します。形容詞には「限定用法」と「叙述用法」があり、以下は叙述用法の例文です。

She is beautiful.(彼女は美しい)
I found this book interesting.(私はこの本が面白いとわかった)

形容詞が補語になる用法で、be動詞とともに使ったり、第五文型で使われたりします。上記の文章では「beautiful」「interesting」が形容詞です。

一方で、以下は限定用法の例文です。

There is a large blue building.(青く大きな建物がある)
I need something cold to drink.(何か冷たいものを飲みたい)

形容詞は「large」「blue」「cold」で、それぞれ名詞を前と後ろから修飾しています。「性質や様子」を表していたり、名詞に付随していたりする場合は形容詞だと考えて良いでしょう。

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6. 副詞

副詞は、名詞以外の以下のような品詞を修飾します。

  • 動詞
  • 形容詞
  • 副詞
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形容詞と混同しがちですが、修飾する単語の品詞が違うんです!

また、修飾されるのは単語だけでなく文章全体の場合もあります。副詞は「形容詞 + ly」の形が多いのが特徴です。

以下、具体例を紹介していきます。

【形容詞と副詞のニュアンスの違い】

  • 形容詞:clear(明らかな)
  • 副詞:clearly(明らかに)

【形容詞:careful】
He repeated careful words and deeds.(彼は注意深い言動を繰り返した)

【副詞:carefully】
He behaved carefully.(彼は注意深く行動した)

形容詞careful は名詞である「words」と「deeds」を、副詞carefully は動詞である「behaved」を修飾していますよね。副詞を見極めるには、修飾されている語の品詞と単語の形を意識するのが重要です。

7. 接続詞

単語や文章を繋げる役割を持つ品詞が、接続詞です。接続詞には「等位接続詞」と「従位接続詞」があります。

文構造上対等な役割を持つ語や節を繋げるのが等位接続詞で、従位接続詞はメインの文章と付随するサブの文章を繋げます。等位接続詞は、以下の7つです。

  • and
  • for
  • but
  • so
  • nor
  • or
  • yet

I like apples and chocolate.(私はりんごとチョコレートが好きだ)

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apples と chocolate は like の目的語で、文構造上同じ役割を果たしていますよね!

次の文章は、文同士が接続されています。

Mary said she had a headache, so her mother gave her some medicine.(メアリーが頭が痛いと言ったので、母親は薬を渡した)

従位接続詞は数が多く、以下のようなものがあります。

  • when
  • while
  • until
  • because
  • if
  • though
  • despite

He ran because he was going to be late.(彼は遅刻しそうだったので走った)

文中で2つ以上の名詞や動詞があり、その間に語があるときは接続詞の可能性を考えてみましょう。

8. 前置詞

名詞の前に置かれ、名詞とともに句を形成して形容詞や副詞のような役割をする品詞が「前置詞」です。

正確に日本語訳できない語が多く、細かなニュアンスを掴むためにはイメージ化が非常に重要です。

基本的な前置詞は覚えてしまうのが手っ取り早いので、関連動画「【完全イメージ化】前置詞44選【総集編】」をぜひ見てみてくださいね。

動画でサクッと学習!
【完全イメージ化】前置詞44選【総集編】

Yesterday I put up posters on my wall.(昨日、私は壁にポスターを貼った)

この文章では前置詞「on」が使われています。また、特定の動詞と結びついて熟語になるものもあります。

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名詞の前に短めの単語があるときは、前置詞の可能性を疑いましょう!

9. 冠詞

冠詞は名詞の前につき、以下の3種類があります。

  • a
  • an
  • the

I have a pen.(私はペンを持っている)
I have an apple.(私はリンゴを持っている)

単数かつ不特定の名詞を指す際に使われるのが a / an です。名詞の最初の文字が子音なら「a」母音なら「an」になります。

the は特定できる名詞につけます。以下の例文をご覧ください。

He cleaned the room.(彼はその部屋を掃除した)

この文章では「その部屋」がどれなのか明確な文脈だということです。既に一度会話の中で登場していたり、固有名詞だったりする場合に使われます。

10. 間投詞

相槌や感情を表す間投詞は、会話を円滑にするために非常に重要な品詞です。以下のようなものが代表的です。

  • oh(あっ!)
  • let me see(えーっと)
  • Oh my god!(なんてこった)
  • That’s it!(その通り)
  • Good morning!(おはよう)

慣用句化している場合が多いので、見分ける方法は覚える以外にありません。大変に思うかも知れませんが、繰り返し学習すれば確実に記憶できますよ。

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ある程度覚えてしまえば、会話スキルが大幅に向上します!

英語の品詞の見分け方のコツ

英語の品詞を見分けるコツを紹介します。

  1. 意味で見分ける
  2. 文中の位置で見分ける
  3. 語尾で見分ける

ただし、これらのルールは絶対的なものではなく、例外も多く存在することに注意しましょう。

1.意味で見分ける

意味から品詞を判断する方法は、最も基本的なアプローチです。

品詞内容
名詞人、物、場所、概念を表す
動詞動作や状態を表す
形容詞名詞の性質や状態を説明する
副詞動詞、形容詞、他の副詞を修飾する
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最も基本ですが、使用する場面も多くあるので確実に理解しておきましょう!

たとえば、「country」(国)は物を表すので名詞、「run」(走る)は動作を表すので動詞と判断できますよ。

2.文中の位置で見分ける

文中での位置も、品詞を判断する重要な手がかりとなります。

品詞内容
名詞主語や目的語の位置に来ることが多い
動詞主語の後ろに来ることが多い
形容詞名詞の前に来ることが多い
副詞動詞や形容詞の前後に来ることが多い
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具体的なイメージとして、以下の例文を見ていきましょう!

The quick brown fox jumps over the lazy dog.

  • foxとdog:名詞
  • jumps:動詞
  • quickとbrownとlazy:形容詞

このように判断できます。

3.語尾で見分ける

語尾も、品詞を判断する上で有用な情報です。

品詞内容
名詞-tion, -ness, -ity, -ism などの語尾
動詞-ate, -ize, -ify などの語尾
形容詞-ous, -al, -ive, -ful などの語尾
副詞-ly で終わることが多い

たとえば、「education」(教育)は「-tion」で終わるので名詞、「beautiful」(美しい)は「-ful」で終わるので形容詞と判断できますね。

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【やってみよう】英語の品詞の見分け方クイズ5題

実際に品詞を見分けられるか、練習問題に取り組んでみましょう。

【問題1】
次の文章の「代名詞」「前置詞」「形容詞」はどれでしょう?

Most of these people work in nearby towns.(この人たちのほとんどは隣町で仕事をしている)

【解答】
代名詞:most / these →most は後ろに「of + 複数形の名詞」を伴って「ほとんどの~」という意味の代名詞になります。また、these は指示代名詞の1つです。
前置詞:of / in
形容詞:nearby →名詞である towns を修飾しています。

【問題2】
次の文章で「friendly」はどの品詞で使われているでしょうか?

They make nature-friendly products.(自然に優しい製品を作っている)

【解答】
形容詞

「~ly」は副詞、の例外パターンです。形だけで決めつけてはいけません。products という名詞を修飾している点に気づけるかがポイントです。

【問題3】
次の文章での「接続詞」はどれでしょうか?

If I were rich, I would buy a bigger house.(もしお金持ちなら、大きな家を買うのになあ)

【解答】
If

If は「従位接続詞」の1つです。メインの文章は「I would buy a bigger house.」です。

【問題4】
次の文章中の単語の品詞はそれぞれなんでしょう?

She can swim fast.(彼女は速く泳げる)

【解答】
She:代名詞
can:助動詞→swim が原形であり、その前に置かれているのがポイント
swim:動詞→普通なら三人称単数の s がつくが、直前に助動詞があるから原形
fast:副詞→動詞「swim」を修飾している

【問題5】
次の文章中の単語の品詞はそれぞれなんでしょう?

John passed by the shop.(ジョンはその店の前を通り過ぎた)

【解答】
John:名詞
passed:動詞→名詞の後ろにあり、過去形に変化している点がポイント
by:前置詞→名詞である「the shop」の前にある
the:冠詞→文中で「どの店なのか」が明らかなので the を使う
shop:名詞

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この記事を参考に、英語の品詞をぜひマスターしていきましょう!

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