「海外旅行に行くなら、英語は勉強するべき?」
「英語ができる具体的なメリットは?」
「なにを勉強したらいいのか教えて!」
海外旅行の計画を立てる際、英語の勉強はどの程度するべきか、不安になってしまう方も多いようです。
日本とは違った現地の料理や、観光地巡りを楽しむために、必要な勉強はしておきたいですよね。
そこで本記事では、海外旅行をよりいっそう楽しむために取り組んでおきたい、英語学習の情報をまとめました。
- 海外旅行の前に英語を勉強する3つのメリット
- 海外旅行まで3ヶ月を切っている際の勉強法
- 勉強に半年〜1年かけられる際の勉強法
- 学習の際に気をつけるべき3つのポイント
本記事を読めば、海外旅行をさらに楽しむための勉強を、すぐに始められるようになります。
ぜひ最後までご覧ください。
( note:【イングリッシュおさる】英語スクール生の実績 )
海外旅行の前に英語を勉強する3つのメリット
英語ができない人に比べて、英語ができる人の方が海外旅行を楽しめます。具体的なメリットは、次の3つです。
- 現地の人に自分の意思を伝えられる
- トラブルがあっても落ち着いて対応できる
- 観光地で英語の情報を理解できる
それぞれの理由まで解説します。
1. 現地の人に自分の意思を伝えられる
英語ができる人が海外旅行に行くと、相手に自分の意思を伝えられるため、旅先での行動範囲が広がります。
おいしいレストランや、その店で一番人気の料理を聞くなど、話が通じるだけで選択できる幅が広がるからです。
海外で知り合った人と予想以上に気があって、帰国後も友人として交流するなんてことも珍しくありません。
SNSなどのコミュニケーションツールを使えば、遠く離れた地に住む人とも交友関係を継続できます!
現地の人に意思を伝えられて、場合によっては友人になれるのは、英語を話せる人の大きなメリットです。
2. トラブルがあっても落ち着いて対応できる
旅行にトラブルはつきものですが、英語でコミュニケーションが取れる人は、その場で落ち着いて対応できます。
最近ではスマホアプリも進化していて「翻訳アプリがあれば大丈夫」と考える人もいますが、スマホそのものがスリに奪われたら大きなピンチです。
英語ができれば、トラブルも次のように解決できます!
- 迷子になったら道を聞ける
- レストランで料理の味や素材を注文前に聞ける
- 盗難にあったら警察に詳細を伝えられる
- 飛行機の遅延時にスタッフへ相談できる
- タクシーなどのぼったくりに気づける
- ホテルの予約間違いなどを訂正できる
英語がわからない人がトラブルに見舞われると、簡単な内容でも解決に戸惑い、せっかくの旅行で冷や汗をかくことになります。
言葉が通じるかどうかは、臨機応変な対応をするにあたってとても重要です。英語ができるようになれば、安心して旅行を楽しめるようになるでしょう。
3. 観光地で英語の情報を理解できる
英文を読めるようになると、観光地の楽しみ方がひとつ増えます。
文化的な建物や美術館は、英語の説明書きがあるからです。建築物の歴史や、それにまつわる人物の経歴を知れば、見ている景色だけではない楽しみも感じられるでしょう。
日本で国内旅行に行った際、行き先で見つけた情報を読んで「そんな歴史があったのか」と再発見できる感覚と同じです。せっかく普段は行けない場所に行くのですから、観光地の情報までしっかり楽しむことをおすすめします。
海外旅行まで3ヶ月しかないときの英語勉強!よく使うフレーズを覚えよう
英語ができる状態で海外旅行に行きたいけれど「旅行まで3ヶ月しかない」など、勉強できる期間が限られている方もいらっしゃるでしょう。
でも大丈夫です!まだ間に合います!
むしろ短時間で英語を学ぶのには、次のようなメリットもあるんです。
- だらだらせず、集中して学習できる
- 毎日勉強するので、知識を定着させやすい
- 期間が迫っているので、モチベーションを保ちやすい
これらのメリットを活かしつつ、次の3ステップを実行すれば、かなりのスピードで英語が上達します。
- 説明型独り言
- パラフレーズ
- 入れ替え英作文
それぞれのやり方まで解説します。
なお、こちらの内容は関連動画「【有料級】最速で英語を話す魔法3ステップ」でも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください!
1. 説明型独り言
「説明型独り言」とは、自分についての説明を英語に直し、独り言でとにかく話してみるトレーニングです。
よく聞かれる質問を想定して説明するのがポイントです!
なぜなら、人の会話のほとんどは自分について質問され、それに回答するというパターンで成り立っているからです。
海外旅行や英会話に限らず、質問に適切に答えられれば会話は成立しますよね。
What’s the purpose of your visit?(滞在の目的はなんですか?)
と入国審査できかれたときを想定して
For sightseeing.(観光です)
と答えるフレーズを独り言で練習しましょう。
このように、学ぶ範囲を絞ってフレーズを覚えれば、旅行で聞かれる定番の質問には大体答えられるようになります。
2. パラフレーズ
パラフレーズとは「言い換え」という意味です。独り言でマスターしたフレーズを、別の単語に言い換える訓練をします。
レストランで「お水をください」と言いたい状況を想定して、パラフレーズに挑戦してみましょう。
May I have a glass of water, please?
Can I have some tap water?
Could I have a glass of tap water, please?
あなたはいくつ「言い換え」できたでしょうか?
パラフレーズ能力を鍛えれば「Aの表現もいいけれどBも通じるよね」と、ボキャブラリーが増えていきます。
旅行先でスムーズに英語が出てくるように、ぜひ挑戦してみてください。
3. 単語入れ替え英作文
最後に「単語入れ替え英作文」で使えるフレーズを増やしましょう!
「単語入れ替え英作文」とは、パラフレーズでインプットした引き出しについて、単語を入れ替えて別の意味の文にする特訓です。
例えば先ほど考えた「お水をください」のパラフレーズを、今度は「コーヒーをください」に言い換えてみましょう。
May I have a cup of coffee, please?
Can I have some coffee?
Could I have a cup of coffee, please?
旅行中で使いそうなフレーズを想定して言い換え作文を増やしていけば、海外でも慌てることなく自分の意思を伝えられるようになります。
海外旅行まで半年から1年あるときの英語勉強!困らない英会話力を身につけよう
海外旅行まで半年から1年ほどのまとまった時間がある場合は、リスニングや発音の強化にも挑戦してみましょう。
ここでは、2つの勉強法を紹介します。
- リスニング勉強5ステップ
- スピーキング勉強5ステップ
それぞれ簡単に解説します。
リスニング勉強5ステップ
旅行先でネイティブの英語を聞けるようになるには、リスニングを鍛える必要があります。
具体的な学習方法は、以下の5ステップです!
学習ステップ | やり方 |
---|---|
音声を聞く | どの程度英語を聞き取れて、どの単語が分からないかを知るために、英語を聞く |
単語・文法調べ | スクリプトがあるリスニング教材を使い、分からない単語の意味は時間をかけても調べる |
音読 | つっかえることなく、早く読めるようになるまで練習する |
オーバーラッピング | 音声と同時にスクリプトを見ながら音読する、音声と同じスピードでリーディングできるまで繰り返す |
シャドーイング | 台本なしで、音声の後に遅れて発音していく、完璧につっかえずできるまで回数をこなす |
ステップ 1〜5 を繰り返せば、ネイティブの話すスピードでも聞き取れるようになります。
あなたの普段のリスニング学習に活かしてみてください。
スピーキング勉強5ステップ
日本語では口で発声しますが、英語は喉で発声しています!
スピーキングで重要な「喉発音」は、次の5ステップでマスターする方法がおすすめです。
学習ステップ | やり方 |
---|---|
1. あくびをする | 喉の奥の方に空洞を作るイメージであくびをする |
2. 喉の力をひらく | あくびをしたまま喉の力を抜く |
3. 息を出し続ける | 喉の力が抜けていくのを感じて、息を出し続ける |
4. 音を出し続ける | 息を吐き続けながら「あ〜い〜う〜え〜お〜」と声を出す練習をする |
5. 英文で練習 | ステップ4 の声の出し方で英文を読む |
ステップ4までで喉発音の感覚をつかみ、そのままの感覚で英文を読むのがポイントです。
なお、より詳しいやり方については、関連動画「【有料級】一撃でネイティブ発音になる喉発音5STEP」で解説しています。ぜひチェックしてみてください。
海外旅行のための英語勉強で気をつけるべき3つのポイント
ここでは、海外旅行のための英語勉強において気をつけたいポイントを紹介します。
特に次の3つは、重点的に頭に入れておきましょう。
- 海外旅行に必要な英語から学ぶ
- 旅行までは日常的に英語に触れる
- 旅行先の英語文化を知っておく
それぞれの理由まで解説します。
1. 海外旅行に必要な英語から学ぶ
「海外旅行のために英語を学ぶぞ!」と決意したら、最初は必要な英語から順番に学ぶようにしましょう。
いちから勉強し直そうとすると、膨大な学習時間が必要だからです!
英語学習のやる気が出て、基礎から学び直したくなる気持ちもわかります。しかし旅行という明確な目的があるのですから、まずはそこに集中しましょう。
海外旅行で使う英語はある程度決まっており、学習もしやすいです。
空港やホテルでの会話、レストランでのちょっとしたお願いなど、具体的な旅行のシーンを想定して学習することをおすすめします。
英語を網羅的に学習したくなる気持ちを抑えて、目的にあった勉強を始めるのがひとつめのポイントです。
2. 旅行までは日常的に英語に触れる
海外旅行までの期間で、毎日英語に触れましょう。人間の脳は、せっかく覚えたことでも日が経つごとに忘れてしまうようにできているからです。
忘れてしまう前に何度も目にするように、つまり日常的に学び続けるようにすれば、英語の定着率は格段に上がります。
旅行先で使いたい次のような英文も、一度見ただけではすぐに忘れてしまうでしょう。
I want to try something local.(この地域ならではのものに挑戦してみたいです)
スマホのメモなどに保存して、毎日繰り返し見ていれば、自然と覚えられるはずです!
3. 旅行先の英語文化を知っておく
旅行先が英語圏であっても、その土地の文化を知っておくことをおすすめします。
同じ英語でも、国によって表現が若干異なるからです!
アメリカ・イギリス・オーストラリアなど、それぞれの国のなまりがあったり、同じ意味の言葉でもスペルが異なったりします。
たとえば、車のタイヤはアメリカで「tire」と表記しますが、イギリスでは「tyre」と i が y に変わるのです。
事前に学んでいたことと現地の英語が違って混乱しないように、学習の前に行き先の文化を調べておくとよいでしょう。
海外旅行が終わっても英語勉強を継続するためのコツ
海外旅行が終わった後、せっかく覚えた英語を忘れてしまうのはもったいないですよね。
旅行のための英文を覚え、海外でネイティブの発音などを聞いた後は、英語学習のモチベーションが上がる最高のタイミングです。
帰国の直後こそ、高まった気持ちをそのままに英語の勉強を再スタートできます!
旅行というひとつの目標が終わった後に英語を学び続けるコツは、新たな目標を設定することです。
TOEICや英検に挑戦してみる、本格的な英会話をマスターするなど、目標を決めて英語学習に取り組んでみてください。
目標がない人よりも、目標がある人の方が100%上達します。
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