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【これで完璧】現在進行形が未来を表現するのはどんなとき?will や be going to との違いも解説

「現在進行形ってどうやって使うの?」
「~をしている、って意味だけじゃないの?」
「未来を表現するときって will や be going to とは違うの?」

と疑問に思う方もいるのではないでしょうか?

be動詞+動詞のing形で表される現在進行形は「~している」という意味の表現として広く知られていますが、実は未来のことも表せます。

イングリッシュ おさる

will や be going to との違いが分かればあなたの英語レベルはグッと上がります!

使い分けが難しく、細かいニュアンスの違いにも関係してくるので混乱してしまう人もいるかもしれません。そこで、この記事では以下の内容について詳しく解説します。

  1. 現在進行形が未来の表現に使われることの多いシチュエーション
  2. will や be going to との違い
  3. 現在進行形が未来を表している例文

この記事を読めば、未来を表す現在進行形について完璧にわかるようになりますよ!例文も交えてわかりやすく解説していくので、ぜひ最後まで読みください。

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目次

現在進行形は未来も表現できる!使われることの多いシチュエーションを解説

「そもそも現在進行形って未来を表現できるの?」と思う方もいるのではないでしょうか?

皆さんが良く知っている現在進行形は、以下のような使い方ですよね。

Tom is running. (トムは走っている。)

ですが、以下のような文章でも現在進行形は使われます。

I’m having a meeting on Monday morning. (私は月曜日の朝にミーティングをする予定だ。)

現在進行形は、すでに決定していて物事の準備や手配が進められている未来を表現可能です。こちらでは、現在進行形が未来の表現に使われることの多いシチュエーションを2つ紹介します。

  1. 何かしらの手配がなされている場合
  2. 近い未来でこれから行動を起こそうとしている場合
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すでに物事が動き出している感じを表現できますよ!

それぞれ詳しく確認していきましょう。

1.何かしらの手配がなされている場合

予定が確定していて、かつ、その予定に関して何かしらの手配がなされている場合に現在進行形は用いられます。「手配」の内容は予定によって異なり、様々なことを指します。例えば、

I’m having a meeting on Monday morning. (私は月曜日の朝にミーティングをする予定だ。)

という文章だと月曜にミーティングを行うという予定は確定していて、そのために参加者や部屋などに関して何らかの手配がなされていると考えられます。

ミーティングをするには、参加者へのお知らせや出欠調査、会議室の予約などが必要ですよね。このような場合に、現在進行形は未来の表現に用いられます。

I’m going to Hawaii tomorrow. (私は明日ハワイに行く。)

という文章でも、明日ハワイに行くのに何の準備もしていないとは考えにくいですよね。ホテルや飛行機の予約は済んでいて、荷造りも進んでいると考えるのが自然です。

このように「手配」がなされている場合は、現在進行形を使った未来の表現が使われます。

2.近い未来でこれから行動を起こそうとしている場合

目前の未来に行う予定で、すでにその行動を始めているような場合にも、現在進行形が未来の表現に多く用いられるといえるでしょう。この場合は、特に以下のような動きを表す動詞が使われます。

  • go
  • come
  • leave

Where are you going? – I’m going to the convenience store. (どこに行くの? ‐ コンビニに行くところだよ。)

という文では、もうコンビニに行く準備は終えていて今まさに玄関を出ようとしている、というような場面が想像できますね。また、

It’s already 10 p.m., I’m leaving now. (もう10時なので、私は帰る。)

という文も、すでに帰宅準備は始めているような場面だと考えるのが自然です。

このように、日本語で言うと「~するところだ」というような、既に動き出している直近の未来を表現する際に現在進行形が用いられます。

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未来を表す現在進行形と will ・ be going to の違いを解説

「未来を表現するなら will や be going to と同じ意味を持つってこと?」「違いはあるの?」と疑問に思う方も多いでしょう。

「未来を表現する」という点では、現在進行形も will も be going to も同じ役割を持ちます。ところが、それぞれが使われる場面や表現するニュアンスには違いがあります。

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こういった細かな違いを理解できればあなたの英語レベルは飛躍的にアップしますよ!

  1. will との違い
  2. be going to との違い

それぞれ詳しく確認していきましょう。

1.will との違い

will は未来の出来事について「やるぞ」という意志は固まっているものの、具体的な段取りなどについては決まっていない場合に用いられます。

「発言したときに決めたこと」の表現によく用いられると、覚えておくと良いでしょう。例えば、

He phoned while you were out. – OK. I’ll call him back. (あなたの外出中に彼から電話があったよ。‐了解、後でかけ直すね。)

電話をかけ直すことを決めたのは「OK」と発言した時点ですよね。発言者はこの時点で初めて着信があったことを知ったのですから、前々から「彼に電話をかけ直そう」と考えていたわけではありません。

上記の文章のように、発言の時点で決めた思い付きのような未来を表現する際に will は用いられます。

一方で、具体的な手はずを整えている未来に関しては will は用いられません。例えば、

He is getting married next month. (彼は来月結婚する予定だ。)

という文章を will を用いて表現すると不自然になってしまいます。来月結婚するということは、プロポーズは終わり結婚自体は確定した未来であると言えるでしょう。

また、結婚式などに関する手配や手続きが進められていると考えるのが自然です。そのため、現在進行形を用いて表現するのが自然だと言えるでしょう。

will と現在進行形は「未来に対する手配や準備がなされているか否か」という点で、明確に使い分けられます。ですが、見極めには前後の文脈や状況をよく考える必要があります。

2.be going to との違い

現在進行形と be going to の違いは will との違いよりも曖昧で、明確に使い分けられないことも多いです。

そもそも、 be going to は will よりも確定度の高い未来に対して用いられます。その場で決めた思い付きの未来に対して、be going to は用いられません。

その点で、現在進行形と be going to は共通しています。一方で、未来に対して何らかの手配がなされている、準備が進んでいる場合には be going to よりも現在進行形を用いるほうが自然です。例えば、

I’m going to relax at home in the evening on Wednesday. (水曜日の夜は家でゆっくりするつもりだ。)

という文章において現在進行形ではなく be going to が用いられているのは、家でゆっくりすることに関して何かしらの手配や準備が行われていないからです。

「家でゆっくりする」というのが具体的に何をするのかこの文章からは読み取れないので、そのための準備などがされているとは考えにくいですよね。

I’m going to visit my sister when I’m in Kyoto.
I’m visiting my sister when I’m in Kyoto. (私は京都に行ったときには妹を訪ねるつもりだ。)

この2つの文章は意味は同じですが、異なるニュアンスを持っています。

be going to を用いると「いつ京都に行くかは決めていないが、訪れた時には妹を訪ねようと決めている」といったようなニュアンスになります。

一方で、現在進行形を用いると「既に京都に行く日取りは決まっており、移動手段や宿泊先などの手配も済んでいる。妹を訪ねる準備も進んでいる」というようなニュアンスになると言えるでしょう。

現在進行形を用いたほうが具体的な計画が進んでいる、と考えられますね。現在進行形かbe going to のどちらが用いられているのかを意識して前後の文脈を考えれば、より深く文章を理解できるでしょう。

未来を表す現在進行形の例文10選

「もっと例文を知りたい!」「実際に未来を表現する現在進行形の文を読みたい」という方のために、こちらでは10の例文を紹介します。

現在進行形が用いられている理由も簡単に解説しますので、この記事の内容を復習しながら確認してみてください。

1.I’m going to Tokyo tomorrow.(私は明日東京に行く。)


「明日」東京に行くのであれば、移動手段などの手はずは整っていると考えられます。そのため、現在進行形で表現するのが自然です。

2.He is here. – OK, I’m coming.(彼が来たよー分かった!今行くね。)

もう彼の元に行くために、動き出していそうな雰囲気を感じ取れますね。

3.Are you jogging today?(今日はジョギングする予定ですか?)

疑問文ですが、この場合も同様です。もしジョギングするとしたら、聞かれた人は「今日の何時ごろにしよう」と決めていてシューズの準備などをしていると考えられます。

しないとしても、今日やる予定の他のことについて考えを巡らしているでしょうから「手はずは整えられている」と言えるでしょう。

4.What are you doing next Sunday?(次の日曜日に何をする予定ですか?)

be going to よりも現在進行形のほうが、直近の未来に対して用いられる傾向があるということも覚えておくと良いでしょう。ですが、この疑問文においては will や be going to を使っても間違いではありません。

5.Did you get to the building? I’m going down, wait a minute please.(ビルに着きましたか?降りて行きますので、少しお待ちください。)

2の例文と同じタイプです。「降りていく」という行為を今まさにしようとしているので、現在進行形で表現すると自然になります。

6.I’m buying a new PC.(新しいパソコンを買う予定です。)

この場合は「どんなパソコンを買うのか」「どこで買うのか」といったことを決めている、と考えられます。一方で、be going to を使って同じ意味を表現すると「(詳しいことは決めていないが)新しいパソコンを買う予定は決まっている」というニュアンスを表現できますね。

7.I’m leaving tomorrow. I’ve got my plane ticket.(明日出発の予定だ。飛行機のチケットもとってある。)

この文章はわかりやすいですね。直後の文章で、チケットを取るという「手配」がなされていることが明記されています。

8.He is playing soccer on Monday.(彼は月曜日にサッカーをする予定です。)

サッカーをするためにチームメイトに声をかけていたり、場所の手配が進んでいる様子が読み取れます。

9.I’m having dinner with Tom tonight.(今夜、トムと夕ごはんを食べます。)

「何を食べるのか」「どこで待ち合わせるのか」というような準備が、進んでいるといえるでしょう。

10.I’m meeting my coworkers at Sendai station.(仙台駅で同僚と会うことになっています。)

「仙台駅で」という具体的な条件が決まっており、時間等も決まっていると考えられます。

現在進行形でも未来を表現できる、と知っていると読解の幅も大きく広がります。この記事を読んで、未来の表現をマスターしましょう!

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