「英語は文法から勉強すべきって本当?」
「英文法のおすすめ勉強法が知りたい」
「効率よく文法を勉強する方法はある?」
英語を勉強したいけれど、単語や文法、リスニングなど何から始めたらいいのか悩んでいませんか。英語力を効率よく習得するなら、文法から学習するのがおすすめです。
しかし、文法学習といっても漠然としていて、具体的な勉強法がわからない方も多いはず。そこで、こちらの記事では以下の内容について解説します。
- 英語の文法を勉強するときの正しい手順
- おすすめの勉強法
- 英文法を学ぶ際の3つのコツ
これから英語学習を始める方や、勉強方法に悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。
( note:【イングリッシュおさる】英語スクール生の実績 )
英語の勉強は文法から始めよう
英語を勉強するなら、文法から始めるのがおすすめです。文法は英語のルールのようなものなので、初めに覚えておく必要があります。
大量の単語を知っていても、発音がネイティブ並みにきれいでも、文法を知っていなければ相手に伝わる英語は使えないからです。
すでに英語学習を始めているけれど思うように成果が出ない方は、改めて文法学習から始めてみてください。
英語の文法を勉強するときの正しい手順
英語の文法を学習する際の正しい手順をチェックしておきましょう。
- まずはインプットする
- 知識が定着するまで繰り返し学習する
- アウトプットする
以上の順番で進めるのが効率的です。詳しい内容を見ていきましょう。
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1.まずはインプットする
まずは基礎的な文法事項をインプットしていきましょう。「文法って覚えることが多いんじゃない?」と思うかもしれませんが、実際にはそれほど多くありません。しっかり取り組めば最短2ヵ月でマスターできます。
文法を学習するのにおすすめのテキストは「キク英文法」(※クリックでAmazon購入ページへジャンプします)です。1冊で英文法の9割を理解し、実際の会話でも使えるとても優秀な本です。
なお、インプットにはある程度の時間が必要です。忙しい方は、通勤・通学中などのスキマ時間も有効活用するのが良いでしょう。
僕のYouTube動画では、英語学習についてわかりやすく解説しています。移動中やスキマ時間にも勉強できるので、ぜひインプットにお役立てください!
2.知識が定着するまで繰り返し学習する
一通りインプットしたら、知識が定着するまで繰り返し学習をしていきます。知識を定着させるには、何度も触れる機会を作ることが重要です。
「キク英文法」なら、49日間で学習を完了する構成となっています。理想は、「キク英文法」を1日で5日分学習し、10日で50日分を終了するペース。一度の学習で終わらず繰り返し学習すれば、「キク英文法」を2ヵ月で6周もできます。2ヶ月間は集中して、全力で文法事項のインプットをしていきましょう。
3.アウトプットする
インプットをするだけでは、いざというときに上手く英語を使えません。アウトプットも行いましょう。
例えば、
- 問題集を解く
- 音読する
- 自分自身に向かって説明する
など、実際に英文を使ってみること全般がアウトプットです。実際に誰かに説明してみるのがいいですが、なかなか相手がいなかったり、完璧でないので恥ずかしかったりすることもあるでしょう。そこで、自分自身に向かって説明する方法がおすすめです。例文を見て、どんな文法構造になっているのかを説明していきます。
アウトプットをしっかり行わないとインプットがムダになってしまいます。インプットしたらアウトプットもして、記憶をしっかり定着させましょう。
英語の文法を覚える際のおすすめ勉強法5選
英語の文法をひたすら読んだり書いたりしても、なかなか覚えられません。そこで、より効果的な勉強法を5つ紹介します。
- シャドーイング
- 並べ替えトレーニング
- スラッシュリーディング
- リピーティング
- 英作文
それぞれ詳しいやり方を見ていきましょう。
1.シャドーイング
シャドーイングとは、英文の音声を聞いてから追っかけで発話する方法です。プロの通訳の人も取り入れるトレーニングと言われています。
シャドーイングは耳で聞いた音声をすぐに追いかけるので、自分の声と音声が重なります。そのため、難易度はやや高めです。ただし、英文法の基礎ならそれほど難しい会話はないはずなので、チャレンジしやすいでしょう。
シャドーイングのやり方はいくつかありますが、その中の一例を紹介します。
- 英語の音源を用意する(できれば理解できるレベル)
- 音声を再生する
- 1回目は文章の意味を理解する
- 2回目の再生では1~2語あとから発音していく
大切なのは音声を追いかけることではなく、まず文章を理解することです。意味がわかっていれば文章の先読みができるようになります。逆にいうと、意味がわからない英語をシャドーイングしても文法の習得には繋がりません。
シャドーイングを繰り返すことで、正確な英語を再現できるようになりますよ!
2.並べ替えトレーニング
並べ替えトレーニングとは、英文を言葉のかたまり(チャンク)ごとに分解して、文法的に正しい文に並べ替える勉強方法のこと。文法の型を知っていないと正しく並べ替えられないので、インプットした知識がしっかり定着しているかチェックするのに役立ちます。
並べ替えトレーニングの具体的なやり方は以下のとおりです。
- 文章を用意する
- 用意した文章をチャンク(言葉のかたまり)ごとに区切る
- 並べ替える(混ぜる)
- 正しい順番に組み替える
並べ替えトレーニングをマスターするには、文章の構造や前置詞・接続詞などのさまざまな知識が必要です。特に、英検の合格を目指すなら、並べ替え問題が多数出てくるのでこのトレーニングは効果的。並べ替えが完璧にできるようになったら、なぜその語順になるのか説明できるようになるのが理想的です。
問題集があればすぐにできるので、ぜひ実践してみてください。
3.スラッシュリーディング
スラッシュリーディングは、長い英文をチャンクで区切り、頭から読んでいく方法です。頭から英文を読む用法は、ネイティブと同じ語順で英語を理解することになるため、時間の節約にもなります。TOEICや英検で長文問題に取り組むときに役立ちます。
ただし、長文が読めるようになるには、文法事項を理解していることが前提です。一通り覚えて長文に取り組むときに取り入れるのがおすすめです。
具体的なやり方は、以下のとおりです。
- 英語の長文を用意する
- 言葉のかたまりごとにスラッシュを入れる
- 始めから読んでいく
- 文章全体の意味を理解する
なお、スラッシュをつけるのは、以下の品詞の直前にしましょう。
- 前置詞
- 副詞
- 関係代名詞
- 接続詞
- 不定詞
- 動名詞
スラッシュリーディングができるようになるには、文法を理解してどの品詞が使われているのか把握することが大切です。
4.リピーティング
リピーティングとは、まず英語の音声を聞いてから繰り返して発音することです。英語の音声を聞く際、文の構造を知らないとリピーティングできません。そのため、インプットした文法力がしっかり定着しているかチェックするのに役立ちます。
用意する文章の内容や長さにより、難易度を調節できます。具体的なやり方は、以下のとおりです。
- 英語の音声を再生する
- 1文または復唱できる長さで音声を止める
- 音声と同じ英文を声に出す
- 言えなかった部分を音声や文で確認する
声に出す際は、基本的な文の型に当てはめて考えると良いでしょう。リピーティングは、ネイティブ並の発音を習得するのにも役立ちます。
5.英作文
文法力をしっかり定着させるには、英作文もおすすめです。英作文が出来るようになるには、文法事項を習得していることが必須。1から文章を作るのが難しいなら、例文を活用するのが良いでしょう。文法学習で習った例文を用意して、単語を入れ替えて別の文章を作ります。
文法力をつけるための英作文なら、まず難易度の低い例文を用意するのがおすすめ。大切なのは、難しい文章を作ろうとするのではなく、文法のポイントを意識することです。
単語を入れ替えながら反復練習することで、語彙力や表現力をアップさせることも可能です。初めは文法を意識しながら英作文を行い、最終的には意識しなくても自然に文章を作れるようになるのが理想です。
英語の文法を勉強するときの3つのコツ
英語の文法を勉強するときのコツを3つ紹介します。
- 参考書は1つに絞る
- インプットばかりでなくアウトプットする
- 他人に説明できるまで理解する
文法力をしっかりつけるために、ぜひ参考にしてみてください。
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1.参考書は1つに絞る
文法の勉強をする際は、参考書を1つに絞ったほうが良いでしょう。多少の違いはあっても、覚えるべき英語の文法はある程度決まっています。また、人間の脳は繰り返し学習しないと定着しないことがわかっています。たくさん参考書を用意して中途半端に手をつけるよりも、1冊だけを徹底的に覚えたほうが効率的です。
まずは1冊を徹底的に覚えて、自分のレベルが上がったと実感できたら難易度を上げた新たな1冊に取り組んでいきましょう。
なお、すでに紹介していますが、おすすめのテキストは「キク英文法」(※クリックでAmazon購入ページへジャンプします)です。この1冊で、英語に必要な文法の約9割はカバーできます。参考書に悩んでいるなら、ぜひ使ってみてください。
その他、文法学習に役立つ参考書については、関連記事「【わかりやすい】英文法のおすすめ参考書9選!選び方から活用方法まで解説!」にて紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
2.インプットばかりでなくアウトプットする
英文法は、ただ参考書を読んだり聞いたりするだけでは定着に時間がかかります。英文法をインプットしたら、必ずアウトプットを行いましょう。
書いたり話したりするのもアウトプットの1つです。ただし「書くだけ」だと書くことを目的にしがちなので、できれば口に出すのがおすすめです。
なお、インプットがムダにならないために重要なポイントについては、僕の動画「【危険】これをしないとインプット全部無駄」で解説しています。ぜひチェックしてみてください。
3.他人に説明できるまで理解する
覚えた文法を人に説明できるようになれば、かなり記憶が定着しているといえます。説明するためには、文法に関する深い理解が必要だからです。
説明できる人がなかなか見つからないなら、まずは独り言でも良いでしょう。ただし、独り言だと合っているのか自分で判断ができません。
より確実に覚えるなら、コーチングなどを利用するのも選択肢の1つです!
なお、イングリッシュおさる公式LINEでは、有料級の英語教材と特典を15個無料で配布しています。
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