「TOEICスコアを2ヶ月で向上させるスケジュールを知りたい」
「2ヶ月でどれくらいスコアアップするのか知りたい」
このような悩みを抱えていませんか?
TOEICのスコアは2ヶ月あれば数百点のアップを期待できる試験ですが、やり方を間違っていたら点数は伸びません。
そこでこの記事では、以下の内容について解説します。
- TOEICは2ヶ月あれば200点アップも目指せる
- 2ヶ月でTOEICスコアを最大限伸ばすために必要なこと
- 2ヶ月でTOEIC対策する学習スケジュール
- TOEIC直前になったら控えるべき行動
- おすすめの参考書
今日からすぐに対策を始めたい方は、ぜひ最後までご覧ください!
( note:【イングリッシュおさる】英語スクール生の実績 )
TOEICは2ヶ月あれば200点アップも目指せる
結論から言うと、2ヶ月の集中的な学習で、TOEICスコアを大幅に向上させることは十分可能です!
短期間で結果を出すためには、効率的な学習方法と計画的なスケジュールが鍵となります。
たとえば、リスニング力を高めるなら毎日英語音声を聞いて正しく発音する、リーディング力を向上させるなら問題集を徹底的に解くことが効果的です。
もちろん、2ヶ月の集中学習は簡単ではありません。
時間の確保や継続的な努力が求められますが、適切な方法で実践すれば高い目標を達成する可能性は大いにあります。
学習への強い意志と正しい取り組みで、TOEICのスコアアップを目指してみましょう。
TOEICスコアを2ヶ月で最大限伸ばすために必要な5つのこと
2ヶ月でTOEICスコアを伸ばすには、以下の5つのポイントを押さえた学習が必要です。
- 弱点を把握する
- 適切な英語の勉強法を知る
- 学習計画を立てる
- 隙間時間を有効に使う
- TOEICの問題形式に慣れる
それぞれ詳しく解説します。
1. 弱点を把握する
2ヶ月でTOEICスコアを伸ばすためには、まず自分の弱点を正確に把握しましょう。
これを行うには、最初に時間を計って模試を解いてみてください!
模試の結果から、特に点数が低かったパートや、時間がかかりすぎた部分を特定します。
たとえばリスニングの速い音声が聞き取れず対応できない、といった自分の苦手分野を洗い出します。参考までに、公式が提供しているサンプル問題の音声を聞いてみましょう。
音声の文章は以下の通りです。
Q. Where’s the new fax machine?
(新しいファックスはどこにありますか?)
(A) Next to the water fountain.(水飲み場の隣です。)
(B) I’ll send a fax tomorrow.(明日ファックスを送ります。)
(C) By Wednesday.(水曜日です。)
この音声が聞き取れなかったら、なぜ聞き取れないかを考えていく必要があります!
2. 適切な英語の勉強法を知る
弱点を把握したら、それを克服するために適切な英語の勉強法を知ることが必要です。
TOEICでは筆記試験がないため、単語のスペルを覚える必要はなく、むしろ語彙力やリスニング力、速読力に重点を置くと効率的に学習が進められます。
たとえば、リスニングPart1やPart2では、シンプルな文法と語彙力が問われます。写真描写問題や応答問題に慣れるために、音声を聞きながら即座に反応する練習を取り入れましょう。
答えは……
A:A woman is putting on a pair of shoes.
(女性は靴を履いているところだ)
B:A woman is dusting the television screen.
(女性はテレビ画面を拭いているところだ)
C:A woman is watching television.
(女性はテレビを見ているところだ)
D:A woman is plugging a power cord into an outlet.
(女性は電源コードをコンセントに差し込んでいるところだ)
一方でPart6やPart7のリーディングでは、文章の流れを把握し、文脈から答えを導き出す力が求められます。TOEIC特有のパラフレーズ表現を覚え、効率的に解けるコツを学ぶことが大切です。
In the coming weeks, we will be organizing several training sessions for(131)employees.
(A) interest
(B) interests
(C) interested
(D) interesting
答えは……
(C) interested(関心がある)
間違った勉強方法を続けると、努力が無駄になりやすいので注意しましょう。
なお、やめたほうがいい学習方法については、関連動画「【 絶対禁止 】絶対にやってはいけない英語学習ワースト5」でも詳しく解説しています。さらに詳しく知りたい方はぜひご覧下さい。
3. 学習計画を立てる
限られた2ヶ月で成果を出すためには、明確な学習計画を立てることが不可欠です。
まずは試験日から逆算して、学習時間を把握しましょう。
計画を立てる際は、現在の実力と目標スコアの差を意識します。
たとえば、100点アップを目指すなら1日あたり何問の問題演習が必要か、まとまった時間が取れるならどれくらい時間を確保すべきかを具体的に決めていきます。
特に重要なのは、苦手分野の克服に重点を置くことです!
リスニングが苦手なら朝の時間を使って集中的に音声問題に取り組む、文法が弱ければ通勤時間を活用して問題演習を行うなど、効率的な時間配分を心がけましょう。
なお、試験2週間前からは、本番を意識した時間制限つきの演習を取り入れることをおすすめします。
4. 隙間時間を有効に使う
通勤・通学時間の時間や、数分の待ち時間など、時間ができたら英語の勉強を取り入れましょう。1日のなかで数分を積み重ねられれば、一定時間の勉強時間になります。
隙間時間を活用すると、勉強したことを思い出す回数が増やせるため、記憶に定着しやすくなる効果も期待できます。
隙間時間ができたら、何を学習するか決めておきましょう!
隙間時間の活用方法については、関連動画「【衝撃の事実】忙しい人ほど英語ができる」で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください!
5. TOEICの問題形式に慣れる
TOEIC特有の問題形式に慣れておくことも、スコアアップには欠かせません。
本番でスムーズに問題を解くためには、模擬試験を繰り返し実施して、試験全体の流れやペース配分を体感することが大切です。
たとえば、リスニングでは先読みの練習を行い、効率的に解答できるようにします。リーディングでは、時間内にすべての問題を解くための速読力と時間管理のスキルを身につけましょう。
【リスニング編】2ヶ月でTOEIC対策する学習スケジュール5ステップ
ここでは、英語のリスニング力を上げるための勉強法5ステップを紹介します。
- 音声を聞く(ディクテーションをする)
- 単語・文法を調べる
- 音読をする
- オーバーラッピング
- シャドーイング
なお、この勉強法は、関連動画「【有料級】リスニング5ステップ【完全ガイド】」でも詳しく解説しています。動画で学習したい方は、ぜひこちらをチェックしてみてください!
ステップ1. 音声を聞く
どの程度英語を聞き取れるかを把握するために、スクリプト・解説なしで音声を聞きます。単語がどれくらい聞き取れるか、意味が理解できているかを意識して最低5回は聞いてみてください。
音声を聞いていると、「ここは聞き取れる」「このフレーズの意味が理解できない」という気づきが生まれます。
ステップ1はリスニング力を向上させるうえで非常に重要なパートですので、軽視せず取り組んでください。
もし音声を1回で聞き取れるのであれば2回以上聞く必要はないので、次のステップに進みましょう!
ステップ2. 単語・文法を調べる
ステップ1で聞いた音声で、わからなかった単語や文法を調べます。聞き取れない・意味が理解できない部分を徹底的に調べることで、記憶に定着させる効果が高まるため、特に初心者はしっかりと行ってください。
ステップ2はやりこむ必要があるため、時間がかかります。とはいえ、時間がかかるのははじめだけで、わかる単語や文法が増えると、調べる時間も徐々に減ります。
ちなみに、調べるときは紙の辞書ではなく電子辞書がおすすめです!
スマホは誘惑が多かったりするのでおすすめしません。電子辞書でわからないものだけスマホを使って調べるようにしましょう。
ステップ3. 音読をする
音読するステップで重要なのは、「正しい発音で英語を読む」ことです。
つっかえず、スムーズに速く読めるようになるまで何度も繰り返しトレーニングします。シンプルに正しい発音で音読してもよいですが、完璧な発音を目指したい方は、以下の方法も使って練習していきましょう。
- 音声リーディング
- チャンクリーディング
- 和訳リーディング
- 感情リーディング
- タイムリーディング
各リーディングの特徴は、「【リーディング編】2ヶ月でTOEIC対策する学習スケジュール3ステップ」で詳しく解説しています。
音読する回数に指定はなく、自分で正しく発音できている・納得できるレベルだと思ったら次のステップに進んでください。
ステップ4. オーバーラッピングをする
オーバーラッピングとは、音声と同時にスクリプトを見ながら音読する練習法のことです。音声と同じ速さで話せる・お手本のような発音が再現できるようになるまで何回もトレーニングをします。
お手本の音声と同じ速度で話せるようになると、次のステップであるシャドーイングもできるようになります。
音読のステップと同様、練習する回数に指定はなく、できるようになったと感じるまでやりこみましょう!
ステップ5. シャドーイングをする
スクリプトなしの状態で、音声を追いかけるように発音し再現していくトレーニングがシャドーイングです。難易度が高い練習方法のため、「できない」と感じる場合はステップ3・4の音読やオーバーラッピングまで戻ってトレーニングし直しましょう。
ステップ3・4・5を行ったり来たりして、何度も回数をこなすことで、うまくできるようになってきます!
シャドーイングのやり方については、関連記事「【勘違い】シャドーイングは効果なしといわれる6つの理由!リスニング力を鍛える正しいやり方を解説」で解説しています。独学で間違った勉強をしないためにも、ぜひ参考にしてみてください。
なお、イングリッシュおさるの公式LINEでは、英語力がアップする有料級の教材を15個配布しております。受け取る方法は「友だち追加」するだけ!費用もかからないので、ぜひお受け取りください!
【リーディング編】2ヶ月でTOEIC対策する学習スケジュール3ステップ
TOEICのリーディングで高得点を獲得するには対策が必要です。ここでは、特に効果的な以下の学習法を詳しく解説します。
- 精読する
- 音読する
- 公式問題集で慣れる
詳しく見ていきましょう。
ステップ1. 精読する
精読は、英語を英語のままの語順で理解する読み方です。
日本語と英語の語順の違いにより、多くの日本人学習者は英文を後ろから解釈しがちですが、これは時間がかかり効率が悪いです。
精読の技術を身につけることで、より速く正確に英文を理解できるようになります!
精読力を高めるには、チャンクリーディングが効果的です。
チャンクリーディングの「chunk」は、英語で「塊」を意味します。英文の意味の塊ごとに「/」(スラッシュ)を入れ、理解を助けていきましょう。
I enjoy going for walks with my dog John.(私は愛犬のジョンと散歩に行くのが楽しいです)
この英文をチャンクで区切ると、次のようになります。
I enjoy(私は楽しいです)/going for walks(散歩に行くのが)/with my dog John.(愛犬のジョンと)
長文問題になっても、この精読の癖を付けておけば、英語の語順のままに意味がスラスラと頭に入ります。
ステップ2. 音読する
音読は、リーディング力向上に非常に効果的な方法です。
単に目で追うだけでなく、声に出して読むことで、英文の構造やリズムを体感的に理解できるようになります。
以下の5つのリーディングの音読法で、音読トレーニングを行いましょう。
リーディングの種類 | 概要 |
---|---|
1. 音声リーディング | 音声の発音やリズムをマネしながら同時に読む |
2. チャンクリーディング | 意味の塊を意識して読む |
3. 和訳リーディング | 英文の和訳を、日本語で感情を込めて読む |
4. 感情リーディング | 感情を込めて英文を読む |
5. タイムリーディング | 感情を込めて何度も繰り返し読む |
順番に実践することで、英文の理解力と読解速度が向上し、TOEICのリーディングセクションでも自信を持って取り組めます。
なお、詳しいやり方については、関連動画「【知らないと損!】英語脳必須音読法5ステップ【重大発表あり】」にて解説しています。一緒にできるワークもあるので、ぜひチェックしておいてください!
ステップ3. 公式問題集で慣れる
公式問題集を使うと、TOEICの出題形式や難易度に慣れます。
実際のテストと同じ形式で作られているため、本番さながらの練習ができます!
学習を進める際は、以下の点に注意しましょう。
- 最新の問題集を使用し、最新の出題傾向を把握する
- 単に問題を解くだけでなく、分からない単語や文法事項はその場で調べる
- 間違えた問題や不明確だった点は、確実に理解できるまで復習する
時間を計って問題を解くことで、本番での時間管理のスキルも身につけられるはずです。
なお、TOEICのPartごとの時間配分については、関連記事「TOEICは時間配分を見直せばスコアアップ!「時間が足りない」を解決するパート別攻略法」で詳しく解説しています。あわせて確認してみてください。
TOEIC直前になったら控えるべき行動
TOEIC直前の期間は、焦りや不安から新しい参考書や単語帳に手を出したくなるものです。
しかし、これは避けるべき行動です。新しい教材を使うと、内容に慣れるまでに時間がかかり、試験対策の効率が下がる可能性があります。
直前期に重要なのは、新しいことに挑戦するのではなく、これまで使ってきた参考書や単語帳を徹底的に復習することです!
特におすすめなのは、1冊の教材をやり込んで「すぐに答えが出るレベル」まで繰り返し取り組むことです。問題形式や解答パターンに慣れ、試験中に迷わず素早く解答できるスキルを磨けます。
また、TOEICに頻出する単語やフレーズを復習することで、得点力の底上げにつながります。すでに自分に馴染んだ教材を活用して、最終調整に集中しましょう。
なお、TOEIC直前にやりたいことは、関連記事「【見逃すと損】TOEIC直前にできる悪あがき14選|直前に控えるべき行動や高得点を狙えるTOEICの勉強方法もあわせて解説」を参考にしてみてください!
TOEICを2ヶ月で攻略するためにおすすめの参考書3選
ここでは、TOEICを2ヶ月で攻略するために必要な参考書を厳選して3つ紹介します。
- キク英文法
- TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ
- 公式 TOEIC Listening & Reading 問題集
各参考書の特徴もあわせて紹介するので、ぜひ参考にしてみてください!
※この見出しでは、Amazonアソシエイトリンクを使用しています。
1. キク英文法
タイトル | キク英文法 (クリックでAmazon購入ページへ) |
著者 | 一杉 武史 |
出版社 | アルク |
「キク英文法(クリックでAmazon購入ページへ)」は、TOEICで頻出の文法項目を音声と連動させて学習できる点が特徴です。文法規則を単に暗記するのではなく、耳から学ぶことで、より自然に文法を身につけられます。
TOEICの文法問題に頻出の項目にも焦点を当てているため、試験対策としても効果的です。
音声を繰り返し聞くことで、リスニング力の向上にも役立ちます!
2. TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ
タイトル | TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ (クリックでAmazon購入ページへ) |
著者 | TEX加藤 |
出版社 | 朝日新聞出版 |
TOEICに頻出の単語やフレーズを効率的に学習できるのが特徴です。単語だけでなく、その単語を含む実践的なフレーズも一緒に学習できます。
目標スコア別に単語が分類されているため、学習の優先順位をつけやすいのも魅力といえるでしょう!
3. 公式 TOEIC Listening & Reading 問題集
TOEICを運営する国際ビジネスコミュニケーション協会が発行する公式問題集です。本試験に模した問題が収録されているため、本番の雰囲気に近い試験練習ができます。
模擬試験として活用することで、本番での時間配分や緊張感にも慣れるでしょう!
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