「TOEICの単語ってどうやって勉強したらいいの?」
「TOEICに出てくる単語は他の試験と違いがある?」
「おすすめの単語帳を知りたい」
TOEIC対策をしようと考えている方は、このようなお悩みを抱えていませんか?
TOEICで高得点を取るには、英単語の学習が必須です。単語力が不足していると、長文問題や文法問題などでつまずいてしまいます。
とはいえ、どのように学習すればいいのか分からない方も多いのではないでしょうか。単語帳を使っても、なかなか覚えられずに苦労している方もいるはず。
そこでこの記事では、TOEICで900点を取得した僕が、
- 具体的な勉強法
- 学習で意識したいポイント
- おすすめの参考書・アプリ・サイト
などを解説します。
今回紹介した方法を実施した結果、僕は2万5000語を暗記することに成功しました!
「TOEICで高得点を取りたい」「効率の良い単語の学習方法が知りたい」と考えている方は、ぜひ最後までご覧ください。
( note:【イングリッシュおさる】英語スクール生の実績 )
TOEIC単語の勉強における2つの前提条件
TOEICの単語対策をする際には、以下2つの条件を満たすことが大切です。
- 基礎単語を覚える
- TOEICの頻出単語を覚える
順番に解説します。
※この見出しではAmazonアソシエイトリンクを使用しています。
1.基礎単語を覚える
大前提として、中学・高校レベルの基礎単語を覚えることが大切です。
例えばTOEICで600点取るのに必要な語彙は、約5,000語といわれています。
1年勉強期間を設けるとすると、単純計算で1日13語以上覚えなければいけません。
単語数が多いため、付け焼刃で暗記できるものではないのです。いきなりTOEIC対策の単語学習を始めるのではなく、まずは基礎を固めることを徹底しましょう。
なお、基礎単語の暗記には「データベース3000(※クリックでAmazonリンクに飛びます)」がおすすめです。本書はlevel1〜6で構成されているので、1日でlevelを1つ進めていきましょう。
データベース3000を活用した単語の暗記法については、関連動画「【1冊だけで】英単語を完璧にする本【最短2ヶ月】」でより詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
2.TOEICの頻出単語を覚える
TOEICで高得点を取るためには、頻出単語を覚えることがポイントです。
TOEICではビジネス系の題材が中心となるため、「analyst(分析者)」や「conference(会議)」など、難易度の高い単語がよく出てきます。
そのため、大学受験対策をメインとした単語帳ではカバーしきれない可能性があります。
TOEIC対策をするなら、特化した単語帳を1冊購入しておくのがおすすめです!
TOEIC対策におすすめの単語帳は、「TOEICの単語勉強におすすめの参考書5選」にて紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
TOEIC単語の勉強法2ステップ
TOEICの単語を勉強する際には、以下2つのステップを踏みましょう。
- 意味を確認する
- 発音練習・イメージ作りをする
「単語がなかなか覚えられない」と悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
なお、今回紹介する方法は、関連動画「【英単語暗記】25000単語暗記した最強暗記術7選!!」でも解説しています。あわせてチェックしてみてください。
ステップ1.意味を確認する
まずは、英単語と日本語の意味を確認しましょう。
ひとつの単語に複数の意味がある場合は、まずメインの意味だけ覚えます。いきなり全部を覚えようとしても、かえって逆効果になってしまうためです。
例えば「release」という単語なら「〜を解放する」という意味を確認します。
1周目は、メインの意味だけを覚えれば問題ありません。2周目以降で、他の意味や品詞、例文などを覚えていきます。
単語に触れる頻度を上げながら、少しずつ負荷を上げていきましょう!
ステップ2.発音練習・イメージ作りをする
単語の意味を確認したら、発音練習とイメージ作りを行います。
特に、発音練習は重点的に取り組みましょう。単語と発音が結びつくことで、リスニングにも有利に働くためです。
加えて、イメージ作りをすることも大切です。
具体的には、単語の核となるイメージを作ります。例えば「release」なら、何かを外に出すイメージです。
では「〜を解放する」と「〜を発売する」という2つの意味をイメージ化してみましょう!
【〜を解放する】
中から外へ出す
【〜を発売する】
商品を市場に出す
このようにイメージを作ることで、日本語の意味を忘れても単語の意味を予測できるようになります。さらに、物体や事象をそのまま英語で捉えられるので、思考のロスが少なくなります。
なお、関連動画「【有料級】一撃でネイティブ発音になる喉発音5STEP」では、5ステップで英語発音をマスターする秘訣を解説しています。英語の発音練習は何からやったらいいのかわからない人やもっと上手く発音できるようになりたい人には必見の内容となっているので、ぜひ参考にしみてください。
TOEICの単語勉強で意識したい3つのポイント
TOEICの英単語を覚える際には、以下3つのポイントを意識しましょう。
- 短い間隔で復習の頻度を上げる
- 目的によって単語の暗記方法を変える
- 少しずつ負荷をかける
これらを押さえるだけで、効率良く暗記できる可能性がグッと高まります。
なお、英単語暗記法については、関連動画「【完全保存版】英検1級語彙満点&英単語検定1級取得者が教える最強英単語暗記法」でも解説しています。動画内ではより詳しいやり方を解説しているので、ぜひチェックしてみてください。
1.短い間隔で復習の頻度を上げる
TOEICの単語対策をするには、短い間隔で何度も復習することが大切です。ひとつの単語をじっくり覚えるより、短い時間でいいので何度も単語に触れるほうが、記憶に定着しやすいからです。
例えば、テレビや雑誌などで芸能人がよく出ているといつの間にか顔を覚えてしまう現象に似ています。
この例と同じように、英単語に何度も触れる方法は記憶の定着に有効です!
多くの英単語を覚えたいなら、ひとつの単語を時間をかけて覚えるのではなく、短い間隔で何度も復習するようにしましょう。
2.目的によって単語の暗記方法を変える
単語学習のポイントは、目的によって暗記方法を変えることです。英単語をどこまで暗記すべきなのか、基準が変わってくるためです。
例えば、同じTOEIC対策だとしても「600点を取るのか・800点以上を狙うのか」によって学習範囲は異なります。800点以上を目指すなら、より多くの単語を覚える必要があると予想できますよね。
「なんのためにTOEICの単語を覚えるのか」を考え、目的を達成するために十分な努力を逆算するのがおすすめです!
3.少しずつ負荷をかける
英単語を暗記するなら、1から10まで一気に覚えようとするのはやめましょう。ひとつの単語でも、掘り下げればたくさんの情報であふれているからです。
そのため、少しずつ負荷をかけながら学習することが大切です。具体的には、以下の段階を踏んで暗記しましょう。
- 単語帳を見てスペルと意味を知るところから始める
- 覚えにくいものは発音やイメージ作りに力を入れてみる
- 単語が定着してきたら、例文で使い方を確認する
- 自前の英作文に落とし込んでみる
最初から全部完璧にしようと欲張らず、少しずつ負荷をかけながら学習すると効率よく暗記できますよ!
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【逆効果】TOEIC単語のNG勉強法3選
TOEICの単語を学習する際には、やってはいけない行動があります。
具体的には、以下の3点です。
- ニュアンスを気にする
- ノートにまとめて覚えようとする
- 単語帳が目的とレベルに合っていない
自分の行動に当てはまっていないか、ぜひチェックしてみてください。
1.ニュアンスを気にする
英語学習の最初からニュアンスを気にしてしまう人は、単語をなかなか覚えられません。ひとつひとつの単語のニュアンスを覚えることに時間をかけるより、別の単語を覚えたほうが効率がいいです。
細かいニュアンスを覚えるより、まずはたくさんの単語に触れて全体像をつかむことを意識しましょう。
単語ごとのニュアンスの違いは、大量の英文に触れながら覚えるのが効率良いです!
2.ノートにまとめて覚えようとする
単語をノートにまとめて覚えようとするのはNGです。情報を移動しているだけで、かえって効率が悪くなっています。
人の名前や食べ物を覚える際、わざわざまとめなくても覚えられるように、単語帳の内容もノートを使って覚える必要はありません。
単語を覚えるのと関係がない作業に時間を使いすぎないよう注意しましょう!
3.単語帳が目的とレベルに合っていない
単語帳を選ぶ際には、目的とレベルが合っているか確認しましょう。目的とレベルが食い違っていると、かえって遠回りになってしまいます。
例えば、TOEICの単語を覚えたいのに英検対策の単語帳を購入するのはNG。頻出する単語も異なってくるため、目的にあったものを選ばなければなりません。
他にも、英語学習の初心者なのに分厚い単語帳を使うなど、レベルに合わない教材を選んでいる人もよく見かけます。
「なんのためにTOEIC対策をするのか」を明確にし、がんばれば理解できる程度の少し難しい単語帳を選びましょう!
TOEICの単語勉強におすすめの参考書5選
TOEICの単語勉強をするなら、単語帳を購入してやり込むのがおすすめです。しかし、さまざまな参考書が出版されているため、どれを選べばいいのか迷ってしまいますよね。
こちらでは、おすすめの参考書を5冊紹介します。
- データベース3000
- TOEIC L&R TEST出る単特急 金のフレーズ
- 16000語レベル 最強ボキャブラリービルディング
- CD付 究極の英単語セレクション 極上の1000語 (究極シリーズ)
- 究極の英単語 SVL Vol.4 超上級の3000語
おすすめポイントもあわせて解説しているので、購入の検討材料にしてみてください。
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1.データベース3000
タイトル | データベース3000 (クリックでAmazon購入ページへ) |
著者 | 桐原書店編集部 |
出版社 | 桐原書店 |
「データベース3000」は、基本英単語を約1,600語・熟語を約300語収録している単語帳です。基礎単語と基礎発音の学習に使用しましょう。
中学・高校の基礎単語が身についていないと感じるなら、まずはこの単語帳を購入しましょう!
2.TOEIC L&R TEST出る単特急 金のフレーズ
タイトル | TOEIC L&R 出る単特急 金のフレーズ (クリックでAmazon購入ページへ) |
著者 | TEX加藤 |
出版社 | 朝日新聞出版 |
「TOEIC L&R TEST出る単特急 金のフレーズ」は、TOEICで頻出する単語が収録された参考書です。点数レベル別に学べる構成になっており、簡潔でわかりやすく、ムダがありません。
TOEICではビジネス系の単語が出るため、ぜひ活用して試験対策を行いましょう。
3.16000語レベル 最強ボキャブラリービルディング
タイトル | 16000語レベル 最強ボキャブラリービルディング (クリックでAmazon購入ページへ) |
著者 | 植田 一三 |
出版社 | ベレ出版 |
「16000語レベル 最強ボキャブラリービルディング」は、専門用語が豊富に収録されている単語帳です。難易度が高いため、TOEICで高得点を狙いたい方に向いています。
問題形式が多く、取り組みやすいのが魅力です!
4.CD付 究極の英単語セレクション 極上の1000語 (究極シリーズ)
タイトル | CD付 究極の英単語セレクション 極上の1000語 (究極シリーズ) (クリックでAmazon購入ページへ) |
著者 | 向江 龍治 |
出版社 | アルク |
「CD付 究極の英単語セレクション 極上の1000語 (究極シリーズ)」は、著者である向江龍治さんが学問・マスコミの世界で接してきた英文の中から、英米の知識人が使いこなしている1,000語を厳選した単語帳です。
CDも付属しているため、発音練習にも役立ちます。
5.究極の英単語 SVL Vol.4 超上級の3000語
タイトル | 究極の英単語 SVL Vol.4 超上級の3000語 (クリックでAmazon購入ページへ) |
著者 | アルク英語出版編集部 |
出版社 | アルク |
「究極の英単語」シリーズは、中学1年で習う単語から学術用語までを全4巻で学ぶ単語帳です。最終巻にあたるこの参考書では、TOEIC満点を狙えるほどの単語力を身につけられます。
637もの例文が収録されており、単語の使い方も理解できます。
TOEICの単語勉強におすすめのアプリ3選
TOEICの単語学習におすすめのアプリは、主に以下の3点です。
- 最重要英単語 for the TOEIC®TEST
- mikan
- トレーニング TOEIC ® test
アプリを活用すれば、スマホを使っていつでもどこでも単語勉強ができます。ぜひチェックしてみてください。
1.最重要英単語 for the TOEIC®TEST
「最重要英単語 for the TOEIC®TEST」は、TOEICで600〜860点を取りたい方向けに、約2,000語を収録しているアプリです。
40単語ずつの50レッスンに分けることによって、効率よく暗記できます。また、テストで不正解となった単語は、日付に分けて一覧で表示されるため、振り返り学習もしやすくなっています。
2.mikan
「mikan」は、750万ダウンロードを突破した人気の高いアプリです。ネイティブの音声を収録しており、単語の発音学習にもなるのが特徴です。
無料で利用できますが、有料コースに課金すると、TOEICや英検の実践問題 15,000問以上を勉強できます。
3.トレーニング TOEIC ® test
「トレーニング TOEIC ® test」は、約2,500単語を収録しています。
最大の特徴は、単語だけでなくTOEICのパートごとの問題を学習できることです。すべての問題にていねいな解説がついているため、理解を深めつつ勉強を進められます。
TOEICの単語勉強におすすめのサイト3選
TOEICの単語勉強には、サイトの活用もおすすめです。こちらでは、無料で利用できる学習サイトを3つ紹介します。
- Weblio 語彙力診断
- iKnow!
- Z会の無料英単語テスト
各サイトの特徴もあわせて紹介するので、ぜひチェックしてみてください。
1. Weblio 語彙力診断
「Weblio 語彙力診断」は、辞書サイトである「Weblio」が運営しているサイトです。
TOEICの目標スコア別に、単語のテストを受けられるのが特徴です。そのため、単語の実力を判断するために利用するのもよいでしょう。
2. iKnow!
「iKnow!」は、470、600、800、900と4段階の目標スコアごとに、TOEIC頻出の重要語句を学習できます。
特徴は、各単語の例文と音声が掲載されていることです。単語を使うイメージがしやすかったり、発音を理解したりできるのがメリットといえるでしょう。
3. Z会の無料英単語テスト
「Z会の無料英単語テスト」は、学習塾の「Z会」が運営する学習サイトです。
同社が出版している単語帳「速読速聴・英単語 Core1900」の収録単語を、テスト形式で勉強できます。無料のユーザー登録をおこなうと、自分オリジナルの単語帳を作れます。
TOEICで高得点を取りたいなら単語以外の勉強も必要
TOEICでは、英単語以外の学習も求められます。基礎を固めるなら、単語と並行して文法や発音も勉強することが大切です。
特に、文法は力を入れて学習しましょう。
リーディングができるようになるには、英語のルールである文法をマスターする必要があります。
TOEICの全体的な対策をするなら、関連動画「【たった1動画で全てがわかる】TOEICパート別完全攻略【永久保存版】」をチェックしてみてください。僕が900点を取ったノウハウを余すことなく伝授しています!
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