「TOEICのPart2がいつも聞き取れない!」
「どうして聞き取れないんだろう…」
「どうやって勉強したらいい?」
結論、TOEIC Part2が聞き取れない場合、何かしらの理由があります!
「語彙力が足りていない」「単純に練習量が少ない」など、そもそも基本的な部分が疎かになっていることがほとんどです。TOEIC Part2の正答率を高めたいのであれば、まずは聞き取れない理由を明らかにして対策しましょう。
この記事では、英語系YouTuberとして30万人の登録者を超えた僕が、以下の内容を解説します。
- TOEIC Part2が聞き取れない理由
- 聞き取れないときに実践したいコツ
- おすすめの勉強方法
- おすすめの対策本
TOEIC Part2が聞き取れないと悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
( note:【イングリッシュおさる】英語スクール生の実績 )
TOEIC Part2の概要
TOEIC Part2の概要について、以下の表にまとめました!
項目 | 内容 |
---|---|
問題数 | 25問 |
形式 | リスニング・応答問題 |
特徴 | ・ひとつの質問、または文章とそれに対する3つの答えがそれぞれ一度だけ放送 ・印刷はされていない ・設問に対する答えを選んで解答用紙にマークする |
かつては簡単だと言われることも多かったPart2ですが、最近では難化の傾向があります。とくにひっかけ問題が増えており、しっかりと基礎を身に付けていないと高スコアは狙えません。
TOEIC Part2が聞き取れない5つの理由
TOEIC Part2が聞き取れない理由として、主に以下の5つが挙げられます。
- 語彙力が足りていない
- 文頭を聞く意識が低い
- 音の変化を知らない
- ひっかけ問題で失点している
- 単純に練習量が少ない
それぞれの理由を確認して、正答率を高めましょう。
1. 語彙力が足りていない
Part2は英文が短く、1単語あたりの重要度が高くなっています。
わからない単語が多いと英文が理解できず、正答率が著しく下がってしまいます!
語彙力が不足していると感じた場合は、基礎から立ち返って学び直しましょう。語彙力がしっかりしているとPart2だけではなく、他のPartでもスコアをアップしやすくなります。
なるべく早く単語を完璧にしたい方は、関連動画「【最短最速】25,000語を覚えた英単語暗記法10選」がおすすめです。単語を短期間で完璧にするノウハウを語っているので、ぜひチェックしてみてください!
2. 文頭を聞く意識が低い
Part2では文頭が聞き取れないとその後の選択肢が聞き取れても、問題が解けなくなるので要注意です!
Part2の問題は5W1Hの疑問詞から始まる問題が多く、文頭が聞き取れていないと致命的です。1文全体の意味を捉えるために、文頭を集中して聞く癖を付けましょう。
慣れないうちは疑問詞を聞き取れるように意識すると、解きやすくなります。
3. 音の変化を知らない
単語同士が連結し違う発音になる場合があるので、Part2の正答率を高めたいなら音の変化を知っておきましょう。音の変化を知らないと上手く英文が聞き取れず、正答率が下がってしまいます。
たとえば、in a minute という熟語では、日本人であれば「イン・ア・ミニット」と発音しますが、ネイティブは「イナミニット」のように発音します。単語同士が連結し、違う単語のように聞こえるので注意が必要です。
単語、熟語を覚える際は、音の変化もチェックしながら学びましょう!
4. ひっかけ問題で失点している
Part2はひっかけ問題が増えて難化しているので、十分な対策が必須です。
とくに「あいまいな表現での応答」「同音異義語」などはよく出てくるので、注意しましょう。
ひっかけ問題を解くためには、単語や発音をしっかり学ぶことが大切です!
十分な知識がないと自分の解答に自信が持てず、正答率を高められません。ひっかけ問題をよく間違うのであれば、基礎が足りていない証拠なのでしっかり学び直しましょう。
5. 単純に練習量が少ない
リスニングの正答率を高めるためには、慣れが必要です。単純に練習量が少ないと、いつまで経っても正答率は上がりません。
正答率を上げるためにはコツを理解するだけではなく、練習量をしっかりと増やす意識を持ちましょう!
普段の勉強時間以外にも通勤や通学、待ち合わせ時間などを利用して、問題に触れる時間を増やすのがおすすめです。
TOEICのPart2に苦手意識がある場合は、関連記事「TOEICのリスニングを聞き取れない理由4選!聞き取るための勉強法やコツも解説」がおすすめです。聞き取るための勉強法やコツを網羅しているので、ぜひ参考にしてみてください!
TOEIC Part2を聞き取れないときに実践したい3つのコツ
TOEIC Part2を聞き取れないときに実践したいコツとして、以下の3つが挙げられます。
- 目をつぶりながら聞く
- 問題文の単語と似た音に気を付ける
- 消去法を活用する
聞き取れなくて悩んでいる場合は、ぜひ試してみてください。
1. 目をつぶりながら聞く
Part2の問題用紙には選択肢の英文は書かれていないので、問題を解くときは目をつぶってみましょう。人は情報を処理する際に視覚8割、聴覚1割、その他を1割使っているので、目を閉じると集中力が増します。
より集中して解くためにも、目を閉じながらリスニング音源を聞く習慣を身に付けましょう。
気が散りやすい方にとって、とくにおすすめな対策です!
2. 問題文の単語と似た音に気を付ける
Part2では、問題文と似た単語の音を意図的に選択肢に入れ込んでいる場合があります。
最初の英文に含まれていた音と似た音が選択肢にもあるなら、不正解である可能性が高いです!
単語の発音を知らないと、問題文と似た単語の音に惑わされやすくなります。よく引っかかってしまう方は、単語の発音を重点的に復習しましょう。
3. 消去法を活用する
Part2は、選択肢が3つしかありません。消去法で選択肢をひとつでも消せると、正答率が高まります。
消去法を使う際のコツは、質問文に出た単語と似た発音の単語がある選択肢は選ばないようにすること!
最初の英文に含まれていた音と似た音、同じ音がある選択肢は不正解の可能性が高いです。似た音に惑わされないようにして消去法を使い、正答率を高めましょう。
TOEIC Part2を聞き取れない方におすすめの勉強方法5選
TOEIC Part2を聞き取れない方におすすめの勉強方法として、以下の5つがおすすめです。
- 単語や文法への理解を深める
- 正しい英語の発音を学ぶ
- 本番の問題を解く量を増やす
- ディクテーションを行う
- シャドーイングを続ける
それぞれの勉強法について、具体的に見ていきましょう。
1. 単語や文法への理解を深める
TOEIC Part2をいくら聞きこんでも、単語や文法の理解が足りていないと正答率を高められません。Part2を聞き取れない場合は、基礎に戻って学習を進めましょう。
基本的な語彙力や発音などはもちろん、文法能力も問われます。
苦手な文法がひとつでもある場合は、早い段階で習得しておきましょう!
文法の基礎を学び直すのであれば、関連記事「【900点取得者が力説】TOEICには文法の基礎が重要!学習方法やおすすめ参考書を紹介」を参考にしてみてください。実践的な学習方法や参考書をチェックして、日々の学習に活かしましょう!
2. 正しい英語の発音を学ぶ
近年のTOEIC Part2では、紛らわしい発音の単語が出てくるようになりました。
ひっかけ問題に対応するためにも、発音記号の種類や音声変化のルールをしっかりと覚えてください!
音声変化や異なる単語の英語の音同士がつながるリンキングなどが頻繁に起こるため、しっかりと対策しない限りスコアを伸ばせません。
発音がなかなか覚えられない場合は、関連記事「【早く身につく】効率的な英語の発音記号の覚え方3選!読み方を一覧で紹介」がおすすめです。覚え方を身に付けて、効率よく発音をマスターしましょう!
3. 本番の問題を解く量を増やす
基礎知識に問題がないのであれば、公式問題集を使用して模試を解きましょう。問題に慣れると正答率のアップはもちろん、より早く解けるようになります。
とくに公式問題集は本番と同じレベルの難易度なので、対策するのにおすすめです。
本番同様に時間を計りながら対策して、習得度を高めていきましょう!
リスニングに不慣れな場合は関連動画「【有料級】リスニング5ステップ【完全ガイド】」がおすすめです。この動画だけでリスニングのコツを押さえられるので、ぜひチェックしてみてください!
4. ディクテーションを行う
ディクテーションとは音声を聞き取り、英文を書き出す練習法です。自分が聞き取れない音が把握しやすく、文頭を聞く勉強になります。
正確な音を聞くための練習になるため、リスニングに苦手意識がある方にとくにおすすめです!
取り組みやすいので、リスニング初心者はディクテーションから始めてみましょう。
5. シャドーイングを続ける
シャドーイングは音声を流し、少し遅れて発音する勉強法のことです!
継続することでスピードに慣れ、英語を英語のまま理解できるようになるのがメリットです。リズムや強弱などをそのまま発声するため、正しい発音を体で覚えられます。
Part2の正答率がまだまだ低いという場合は、ぜひ実践してみましょう。
なお、僕の公式LINEでは、リスニング力強化につながるプレゼントを配布しています。英会話フレーズ、文法集など英語学習に使えるコンテンツが盛りだくさんなので、以下のリンクから無料登録して受け取ってみてください!
TOEIC Part2を聞き取れない人向けの対策本3選
TOEIC Part2を聞き取れない場合は、以下の3冊で学びましょう。
- TOEIC L&Rテスト Part2 応答問題 でる600問
- TOEIC L&R TEST 初心者特急 パート1・2
- TOEIC L&R TEST パート1・2特急 難化対策ドリル
それぞれどのような対策本なのか詳しく解説します。
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1. TOEIC L&Rテスト Part2 応答問題 でる600問
タイトル | TOEIC L&Rテスト Part2 応答問題 でる600問 (クリックでAmazon購入ページへ) |
著者 | 大里秀介 |
出版社 | アスク |
でる600問は、Part2の問題がたくさん解ける対策本です。
Part2の問題に慣れるのに最適!勉強に使うことでより早く問題が解けるようになりますよ。
また、不正解時のダメな理由まで解説してくれるので、実力が身につきやすいのもうれしいポイントです。自分の弱点を把握できるので、より効果的な学習が期待できるでしょう。
2. TOEIC L&R TEST 初心者特急 パート1・2
タイトル | TOEIC L&R TEST 初心者特急 パート1・2 (クリックでAmazon購入ページへ) |
著者 | 神崎正哉 |
出版社 | 朝日新聞出版 |
Part2だけではなくPart1も学べる対策本であり、初心者向けの一冊です。
新形式問題にも対応しており、実践に近い形で実力を磨くことが可能です。また、音声をダウンロードしてスマホアプリで学べるため、スキマ時間の学習にも使えます。
細かいスキマ時間を無駄にしたくない方は、こちらの対策本を選びましょう!
3. TOEIC L&R TEST パート1・2特急 難化対策ドリル
タイトル | TOEIC L&R TEST パート1・2特急 難化対策ドリル (クリックでAmazon購入ページへ) |
著者 | 森田鉄也 |
出版社 | 朝日新聞出版 |
Part2の難化対策のために作られた対策本です。
ひっかけ問題についつい引っかかってしまう方にこそおすすめしたい1冊!
1ページに1問の解説が載っており、自分の足りない知識を埋められます。少し難易度が高いので、基礎知識に不備がなくなってきた段階で購入してみましょう。
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