「洋楽で英語の学習ってできるの?」
「洋楽で勉強するのにデメリットはないのかな?」
「勉強するならどんな洋楽を聴いたらよい?」
英語学習のひとつとして、洋楽を聴く方法が挙げられます。楽しみながら勉強できたり、表現やフレーズを覚えやすかったりするのがメリットです。
学習のモチベーションを維持しやすく、継続して英語を勉強できます!
しかし、洋楽だけで英語を学習するのはおすすめできません。やり方を間違えると、学習の効果が期待できない恐れがあります。
この記事では、洋楽を聴いて英語の勉強をしようとしている方に向けて、以下の内容を解説します。
- メリット・デメリット
- 効果を高める学習のやり方
- おすすめの楽曲
最後まで読むことで、英語学習を楽しみながら知識を効率よく身につけられるでしょう。ぜひご一読ください!
( note:【イングリッシュおさる】英語スクール生の実績 )
洋楽で英語学習をする3つのメリット・効果
洋楽で英語学習を進めると、主に以下3つのメリットや効果が期待できます。
- 楽しみながら学習しやすい
- スキマ時間を活用できる
- 表現・フレーズを覚えやすい
順番に解説するので、洋楽での勉強を考えている方はぜひチェックしてみてください。
1. 楽しみながら学習しやすい
もともと洋楽が好きなら、楽しんで勉強できます。そのため、学習のモチベーションが上がりやすいのがメリットです。
英語が苦手な人にとっては、勉強のきっかけにもなるでしょう!
さらに、楽しみながら勉強できるので、継続学習が苦になりにくいです。英語力を高めるには継続が重要なので、モチベーションを高める方法としてもおすすめです。
2. スキマ時間を活用できる
英語を学習するには、教材やテキストを用意して机に向かう方法が一般的。たしかに手を動かすことで知識が深まりやすいですが、忙しいとなかなか学習時間を確保するのが難しい方も多いと思います。
一方、音楽を流せる端末があれば、いつでもどこでも洋楽を聴けます。必ずしも机に向かって勉強する必要はありません。
そのため、スキマ時間を英語学習に費やすことが可能です。
たとえば、通勤時間や就寝前などを有効活用できるでしょう!
忙しい学生や会社員の方は、ぜひ洋楽を取り入れた学習を検討してみてください。
3. 表現・フレーズを覚えやすい
洋楽を聞くことで、メロディーにのせて歌詞を学習でき、英語の表現・フレーズが定着しやすいです。
また、度忘れした際には「楽曲を思い浮かべて思い出す」といったことが可能です。
TOEICや英検など、いざというときに役立ちます!
洋楽だけで英語学習をする3つのデメリット
洋楽での英語学習には、楽しみながら勉強できたりスキマ時間を活用できたりなどのメリットばかりに思えます。しかし、洋楽だけで学習を進めるのはおすすめできません。
主に、以下3つのデメリットがあるためです。
- 聞き流し学習になりやすい
- 学べる内容が少ない
- 時間がかかりやすい
洋楽だけで学習を進めると、試験の点数で伸び悩んだり勉強の効率が悪くなったりします。
デメリットをきちんと把握することで、洋楽の英語学習をよりよいものにできます。ぜひチェックしてみてください。
1. 聞き流し学習になりやすい
洋楽で勉強する人の多くは、別のことをしながら聞き流しがちになります。
たとえば「家事をしながら」「本を読みながら」などが挙げられますね。
このような聞き流しは、学習効果が薄いです。英語の音に慣れるくらいで、試験のスコアアップや発音の向上などは期待できないのです。
そのため「なにかと並行して英語学習をしよう」と考えている方には、洋楽での勉強はおすすめできません。効果を高めるには、ただ聞くだけではなく、わからない単語・文法を調べたり日本語の意味を理解したりなどの工夫が必要です。
聞き流し学習のリスクについては、関連記事「【衝撃】英語の聞き流しだけでは学習効果が低い!聞き取れるようになる6つの方法を紹介」にて紹介しているので、ぜひご一読ください。
2. 学べる内容が少ない
実は、洋楽の英語学習だけで得られる知識は、ほんのわずかです。
主な理由として、歌詞が実用的ではないことが挙げられます。メロディーに上手くのせるために言葉を並べていることから、文法として成り立たない楽曲も珍しくありません。
加えて、洋楽ではスラングの使用が多い傾向にあります。教科書で使用されている言い回しが少なく、試験対策としては不十分でしょう。
3. 時間がかかりやすい
洋楽は、1曲が3~5分程度のものが多いです。一見短いように思えますが、何曲も聴くとなると時間がかかってしまいます。
たとえば、5曲聴くとなると15~25分の時間が必要です。
また、1曲あたりから学べる内容は少なく、洋楽だけで学習を完結するとなると相当な時間が必要になってしまいます。
効率よく英語学習を進めるのなら、単語帳を暗記したり問題集を解いたりするなどの方法も並行しておこなうことが大切です。
洋楽の英語学習のやり方を3ステップで解説
洋楽を使って英語学習する際には、以下の3ステップを踏みましょう。
- 歌詞を日本語訳にする
- 楽曲を聴く
- 実際に歌う
この順に進めることで、効果的に学習をおこなえます。ぜひ参考にしてみてください。
1. 歌詞を日本語訳にする
このステップの目的は、英語の歌詞のままで意味を理解することです。どのフレーズがどういう意味なのかを把握します。
最初は、和訳を見ない状態で自分で日本語訳します。このとき、わからない単語や文法が出たら辞書で調べるクセをつけましょう。
最後に日本語訳を見て、自分が訳したものと意味があっているのかを確認します。
インターネットで「曲名+和訳」で検索すると見られますよ!
2. 楽曲を聴く
日本語訳をしたら実際に楽曲を聴きましょう!
まずは、英語の歌詞を見つつ楽曲を聴きます。理解できるようになるまで何度も繰り返しおこなうことがポイントです。
最終的には、頭のなかで和訳をしなくても、曲を聴いた時点で自然と意味を理解できるレベルを目指します。
3. 実際に歌う
楽曲を歌う際には「オーバーラッピング→シャドーイング」の流れを意識します。
オーバーラッピングとは、音声と同時にスクリプトを見て音読することです。歌詞を見ながら歌っていき、同じスピードになるようにしましょう。
シャドーイングは、音声が流れたら遅れて発音していく方法です。歌詞を見ずに歌えるように目指します。
なお、今回紹介した方法はリスニングスキルの向上が期待できます。
関連動画「【有料級】リスニング5ステップ【完全ガイド】」にてより詳しく解説しているので、ぜひ視聴してみてください。
洋楽で英語学習に使う曲の選び方3選
洋楽と一言でまとめても、さまざまな楽曲があります。そのため、どんな曲を選べばよいかわからない方も多いのではないでしょうか。
こちらでは、英語学習に使える洋楽の選び方を紹介します。
- 興味のある楽曲・アーティストか
- 発音が聞き取りやすいか
- テンポが速すぎないか
選び方を知っておくと、学習効果を高めることが可能です。ぜひチェックしておきましょう。
1. 興味のある楽曲・アーティストか
興味のある楽曲やアーティストだと、英語学習を継続しやすいです。モチベーションを上げるためにも、自分の好きな曲を選ぶのがおすすめです。
一方、洋楽に詳しくない方もいるのではないでしょうか。
洋楽になじみのない方は、聴いたことのある曲を選びましょう。代表的な映画やCMに使われている楽曲であれば、学習に取り組みやすいです。
2. 発音が聞き取りやすいか
アーティストによっては、英語が聞き取りにくい場合があります。そのため、発音の聞き取りやすさで楽曲を選びましょう。
できるだけストレスなく聴ける発音のアーティストが好ましいです!
なお、おすすめは以下のとおりです。
- The BEATLES
- CARPENTERS
- One Direction
- Daniel Powter
これらのアーティストの楽曲であれば「なにを言っているのか聞き取りにくい」と悩むことが少ないでしょう。
3. テンポが速すぎないか
テンポが速すぎる曲は、聴くのも歌うのも難易度が高いです。学習のハードルが高くなるため、英語初心者にはおすすめできません。
加えて、ラップ調の楽曲も避けましょう。
英語学習に使うなら、テンポがゆっくりである曲を選びます。とくに、初心者はバラード調だと歌いやすいです。
なお、僕の公式LINEでは、英語学習のノウハウを無料で発信しています。友だち登録は無料なので、ぜひお気軽にチェックしてみてください!
【初心者向け】洋楽の英語学習におすすめの曲10選
こちらでは、英語学習におすすめの洋楽を10曲紹介します。
- Let It Go
- Bad Day
- Just The Way You Are
- Yesterday
- Won’t Go Home Without You
- A Whole New World
- Radio Ga Ga
- Close To You
- Story of My Life
- It’s My Life
これらの楽曲は、初心者におすすめで聴き取りやすく歌いやすいです。
「どんな洋楽を聴いたらいいかわからない」と考えている方は、ぜひ参考にしてみてください!
1. Let It Go|Idina Menzel
大ヒットしたディズニー映画である「アナと雪の女王」の劇中歌です。
おすすめポイントは、スローテンポであることです。聞き取りやすく歌いやすいため、英語学習に向いています。
松たか子さんによる日本語のカバー曲も出ており、意味も理解しやすいです!
2. Bad Day|Daniel Powter
こちらは、カナダ出身のミュージシャンであるDaniel Powterの代表的な楽曲です!
簡単な英単語やフレーズが多く、初心者向けです。ついつい口ずさんでしまうメロディーで、学習のモチベーションも上がりやすいでしょう。
3. Just The Way You Are|Bruno Mars
Bruno Marsは、英語が聞き取りやすい発音をしているミュージシャンです。とくに「Just The Way You Are」は、テンポも速すぎないので歌いやすいです。
2010年にリリースされたヒット曲であり、聴いたことがある方も多いでしょう!
4. Yesterday|The BEATLES
The BEATLESは、イギリス出身の伝説的なロックバンドです。
なかでも「Yesterday」は代表的な楽曲のひとつです!
1フレーズが短いため、歌詞が聞き取りやすく歌う際に真似しやすいでしょう。
5. Won’t Go Home Without You|Maroon 5
「Won’t Go Home Without You」は、日本では自動車のCMで使用された楽曲です。そのため、聴いたことがある方も多いのではないでしょうか。
キーが高すぎないので、男性でも歌いやすい1曲です。
6. A Whole New World|Regina Belle & Peabo Bryson
「A Whole New World」は、大ヒットディズニー映画「アラジン」の劇中歌です!
中学レベルの英単語が多く使われており、歌詞を理解しやすいのがポイントです。曲調はゆっくりで歌いやすく、英語学習に向いています。
7. Radio Ga Ga|QUEEN
QUEENは、イギリスのロックバンドです。1984年と一昔前にリリースされたものの、ノリのよいテンポと感情的な歌詞で現代でも根強いファンがいます。
1フレーズが短いため、初心者でもとっかかりやすいです!
8. Close To You|CARPENTERS
CARPENTERSは、発音がきれいで英語が聞き取りやすいおすすめのアーティストです。とくに「Close To You」は、使用されている英語が比較的簡単で初心者に向いています。
哀愁あふれるスローテンポの楽曲です!
9. Story of My Life|One Direction
「Story of My Life」は、ついつい歌ってしまうキャッチーなメロディーが魅力的です!
加えて、難しい単語や表現が少ないのも特徴のひとつです。日本語訳も理解しやすく、英語学習にぜひ聴いてみてください。
10. It’s My Life|Bon Jovi
「It’s My Life」は、聞き取りやすいスピードで初心者向けの1曲です。
ロック調の激しい楽曲であり、聴くとテンションが上がります!
また、スラングが多用されており、ネイティブ英語を学びたい方にもおすすめです。
ぜひこの記事を参考にして、洋楽を取り入れた英語学習に挑戦してみてください。
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