「be used toの文法的な意味を知りたい!」
「used toとは何が違うの?」
「具体的な使い方について、例文で教えて欲しい!」
慣れているという意味で使われるbe used toですが、英語学習をしている中で具体的な使用方法に悩んだことはありませんか?
used toとの使い分けについても、理解があやふやになっている方も多いはず。
be used toは英語学習でつまずきやすい部分ですが、ポイントさえしっかり押さえておけば簡単にマスターできますよ!
この記事では、英検1級を保持している元英語教師だった僕が、be used toについて以下の内容を解説します。
- be used toの意味
- used toとの違い
- be used toを使う際の注意点
- 例文の紹介
英語に苦手意識がある方に向けて、基本からていねいに説明していくのでぜひ最後までご覧ください!
( note:【イングリッシュおさる】英語スクール生の実績 )
be used toの意味は名詞と動名詞で変わる
be used toは、一般的に「〜に慣れている」を表す文法です。
be used toの後に付くのが「名詞」か「動名詞」の違いで、以下のように少しニュアンスが変わります。
- 名詞「(もの、こと)に慣れている」
- 動名詞「〜することに慣れている」
どのようなニュアンスを伝えたいかで使い方が変わってくるので、be used toを使う時には注意しましょう。
名詞で「(もの、こと)に慣れている」
be used to+名詞の形は「(もの、こと)に慣れている」という意味です。
be used to+名詞の例文は、以下の通りです!
I am used to Tokyo.(東京に慣れています。)
I am used to working life.(社会人生活に慣れました。)
動名詞で「〜することに慣れている」
be used to+動名詞は「~することに慣れている」という意味で、頻繁に用いられます。
動名詞とは、動詞の後にingを付けて名詞として活用する方法のことです。
たとえば、playならplaying、eatだとeatingのように変換します。
be used to+動名詞の例文は、以下の通り!
I am used to writing my name in English.
(英語を名前で書くことに慣れています。)
I am used to waking up early.
(早起きすることに慣れています。)
They are used to living in a big city, so the noise doesn’t bother them.
(彼らは大都市での生活に慣れているので、騒音は気にしません。)
さらにget used toを使った形にする、もしくはgetting used toで「慣れ始める」という意味にもなります。
It took about two months to get used to speaking Spanish.
(スペイン語を話すのに慣れるまで、2ヶ月かかりました。)
I am getting used to living in Tokyo.
(東京に住むことに慣れてきています。)
なお、関連記事「【厳選】英作文で使える超便利なフレーズ77選を例文とともに紹介」では、英作文で使えるフレーズを紹介しています。
英作文を書くことに悩んでいる方は、ぜひ本記事とあわせてご覧ください。
be used toとused toの違い
be used toと似ているものとして、used toが挙げられますが、どんな違いがあるのか気になる方もいるでしょう。
be used toとused toの違いは以下の通りです。
- be used to=〜することに慣れている
- used to=以前〜をしていた
要するに「リアルタイムで慣れている状態」か「過去の経験を伝えているか」の違いです。
たとえば、バスケットボールをしていたことについて、be used toとused toを使って表現すると以下のような違いがあります。
I am used to playing basketball.(バスケットボールをすることに慣れています。)
I used to play basketball.(以前バスケットボールをしていました。)
時間軸の違いを意識して、使い分けていきましょう!
be used toに関する注意点
be used toに関しての注意点は以下の2つです。
- 否定文や疑問文にする時は変形させる
- 期間が入っている時は過去形で表す
順番に解説していきます。
1.否定文や疑問文にする時は変形させる
否定系や疑問系の意味を表現したい時には、be used toの文を変形させる必要があります。
具体的な方法は、以下の通りです。
- 否定文は「be」の後に「not」を追加する
- 疑問文で「be」を文の最初に置く
否定文や疑問文として、以下のような例文が挙げられます!
否定文 He is not used to speaking English.(彼は英語を話すことに慣れていません。)
疑問文 Is he used to speaking English?(彼は英語を話すことに慣れていますか?)
また、英語を学習するうえで「おすすめの学習サイトを知りたい!」という方も多くはいるはず。
関連記事「【完全無料】英語長文を爆発的に伸ばせるサイト10選!苦手意識を持つ人へ学習のコツを解説」では、おすすめのサイトと英作文で使えるフレーズを紹介しています。
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2.期間が入っている時は過去形で表す
be used toは、状態や習慣を表すために使用される表現で、過去の経験や習慣に対して使われることが多い傾向があります。
ただし、以下のように具体的な期間を表している時は、be used toではなく過去形で表します。
具体的な例文は以下の通りです。
I played baseball for five years.(野球を5年間やっていました。)
I studied every morning at 6 o’clock for 5 months.(私は5か月間も毎朝6時に勉強しました。)
be used toを使う時は、まず文中に期間が入っているかに着目しましょう!
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be used toに似た3つの言い換え表現
ここまでの解説で、be used toの意味について解説してきました。
本章では、応用編として「be used toに似た3つの言い換え表現」を3つ紹介します。
- be accustomed to
- would
- be familiar with
類似の表現を使いこなせれば、表現の幅が広がり英語学習が楽しくなってきます。実際にどんな場面で使えるのか見ていきましょう。
1.be accustomed to
be accustomed toは、be used toと同じで「〜に慣れている」という意味で使われる文法です。
大きな違いとしては、be accustomed toのほうがフォーマルな表現ということです。
実際に、be accustomed toを使用した例文を見ていきましょう。
I’m accustomed to talking to people.(人と話すことに慣れています。)
I’ve been accustomed to living in Thailand.(タイでの生活に慣れてきました。)
場面によって、be accustomed toとbe used toの使い分けができれば、あなたも英語上級者の仲間入りです!
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2.would
use toの類義語であるwouldも「以前は〜した」という意味で用いられます。
be use toと異なるは、過去の経験を伝えていることです。
wouldは「過去に何回もしたことがある」といったケースで使用したい際に使用する文法なのです。
wouldを使用した例文は、以下の通りです!
I would speak about games with friends.(友達とゲームについて話をすることもあった。)
また、oftenをwouldの後に付けることで「よく~した」という意味にもなります。
I would often play soccer on weekends.(週末によくサッカーをしたものだ。)
「何回も~した」といった表現を使いたい場合は、oftenを付けることを忘れないようにしましょう。
3.be familiar with
be familiar withはbe used toと同じく「〜に慣れている」という意味があります。
be used toとの主な違いは「時間や期間を表現している」ということです。
be familiar withを使用した例文は、以下の通りです。
I am familiar with speaking English, I’ve used English for over 5 years.
(英語を話すことに慣れているよ、5年間英語を使っているから。)
時間をかけて慣れているというニュアンスの文を書きたい場合は、be familiar withを使用しましょう!
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