「直接話法から間接話法への書き換えってどうやるんだろう」
「疑問文や命令文の場合の書き換え方法も気になる」
「問題で書き換えができるか確かめたい」
文法問題で出題されることのある直接話法から間接話法への書き換え問題。同じ内容を説明していますが、両者はそれぞれ書き方が異なるので、手順を理解していないと減点されてしまいます。
イングリッシュ おさる話法の書き換えができることで、英作文での表現の幅が広がりますよ!
そこでこの記事では、以下の内容を詳しく解説します。
ぜひ最後まで読んで、話法を書き換えられるようにしてみてください。


( note:【イングリッシュおさる】英語スクール生の実績 )
話法(直接話法・間接話法)の基本概念と違い


直接話法とは、引用符(クォーテーションマーク「” “」)で囲んで、人が話した言葉を一字一句変えずにそのまま伝える方法です。
間接話法とは、話された内容を話し手の視点と言葉で言い換えて、客観的な情報として報告する方法です。引用符は使用せず、接続詞の that などを用いてひとつの文章にまとめます。



それぞれを整理したものが、以下の表です!
| 直接話法 | 間接話法 |
|---|---|
| ・引用符(” “)でセリフをそのまま囲む ・発言した瞬間の臨場感がある | ・引用符は使わず、that などでつなぐ ・伝達者の視点で客観的に報告する |
| 例:He said to me, “I will call you tomorrow.” (彼は私に「明日、あなたに電話するね」と言った) | 例:He told me that he would call me the next day. (彼は翌日電話すると言った) |
直接話法は、生きたセリフとして臨場感があり、物語や小説のセリフなどでよく用いられます。一方、間接話法はニュースや日常会話などでよく使われます。
直接話法から間接話法への書き換え5ステップ+α


ここでは、直接話法から間接話法への書き換えの手順を紹介します。以下の例文を使って、ステップごとに変化を確認していきましょう。
【書き換えに使う例文】
直接話法:He said to me, “I will call you tomorrow.”
(彼は私に「明日、あなたに電話するね」と言った)
それでは詳しく見ていきましょう。
1.主節の伝達動詞を選定する
まず、直接話法の主節の動詞を間接話法に適したものに変えます。
- say to + 人 の場合
- tell + 人 に変えるのが一般的
- say(人の指定なし)の場合 → そのまま say を使う



今回の例文では say to me が使われているため、tell me に変わります!
直接話法:He said to me, “I will call you tomorrow.”
間接話法:He told me ~
2.引用符を外して接続詞(that)でつなぐ
直接話法の被伝達部(引用符で囲まれるメッセージ部分)を that節に変えます。



” “で表記した部分の代わりに that を置くことで、間接話法に近づきますよ!
なお、that は口語では省略されることもありますが、試験や丁寧な文章では明記するのが一般的です。
直接話法:He said to me, “I will call you tomorrow.”
間接話法:He told me that ~
なお、that節の使い方については「【表現力UP】that節を例文つきで解説!よくある使い方5選&3つの疑問を練習問題で解消」で詳しく解説しています。that節がよく分からず、つまづいてしまう方も多いので、ぜひご確認ください。


3.代名詞を適切な形に変える



ここが書き換えで最も重要なポイントです!
セリフの中の「私」や「あなた」を、今の話し手から見た形に書き換えます。間接話法は伝達者の言葉で伝えるので、代名詞が指す対象がズレないよう注意が必要です。
I(電話する本人=彼)→ he
you(電話を受ける人=私)→ me
直接話法:He said to me, “I will call you tomorrow.”
間接話法:He told me that he … me …
4.主節に合わせて動詞の時制を一致させる
主節の動詞(told)が過去形の場合、that節の中の動詞も過去形にします。



発言自体が過去にされたものだからです!
よって、今回の例文では will を過去形の would に変更します。
直接話法:He said to me, “I will call you tomorrow.”
間接話法:He told me that he would call me …
5.副詞(時・場所)や指示語を状況に合わせて書き換える
発言したときに表される「明日(tomorrow)」は、報告している時点から見ると「話しているその日の翌日(the next day)」となります。
例えば、月曜日に「I will call you tomorrow」と言った場合、この「tomorrow」は火曜日のことです。
しかし、あとからその内容を伝えるときは、「話した当時の明日」を基準に言い換える必要があります。
そのため、間接話法では「tomorrow」をそのまま使うのではなく、 the next day(その次の日)と表現します。
よって、時や場所を表す言葉を調整したら間接話法への書き換えが完成です。
直接話法:He said to me, “I will call you tomorrow.”
【完成】
間接話法:He told me that he would call me the next day.
(彼は私に、その次の日電話をくれると言った)



再度、以下の図解でおさらいしてみましょう!


何度も繰り返し復習して、書き換え時の注意点を覚えておくと、テストや試験での減点や不正解を減らせます。
+α:時・場所・指示語の変換一覧
手順5で迷わないよう、よく使われる変換パターンを表にまとめました。
| 直接話法(元のセリフ) | 間接話法(報告時) |
|---|---|
| now(今) | then(その時) |
| today(今日) | that day(その日) |
| yesterday(昨日) | the day before(その前日) |
| tomorrow(明日) | the next day(その翌日) |
| ago(〜前) | before(その〜前) |
| here(ここ) | there(そこ) |
| this(これ) | that(それ) |



この表を丸ごと覚えておくと、ステップ5で迷わなくなります!変換パターンとして、必ずチェックしておきましょう。
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【文の種類別】直接話法・間接話法の書き換えパターンとルール一覧


ここでは、文の種類別に話法の書き換え方を紹介します。
| 文の種類 | 伝達動詞の例 | つなぎ方(接続詞など) | 例文(間接話法) |
|---|---|---|---|
| 平叙文 | said / told | that 〜 | She said that she was… |
| 疑問文 | asked | if / whether または疑問詞 | He asked if I was… |
| 命令文・依頼文 | told / asked | to + 動詞の原形 | She told me to close… |
| 提案・勧誘 | suggested | that 〜 (should) + 原形 | He suggested that we… |
| 感嘆文・祈願文 | exclaimed / prayed | What / How 〜 / that 〜 (might) | He exclaimed what a beautiful sunset it was. |
文の種類によって、伝達動詞や接続詞の形が変わります。まず全体像を表で確認してから、各パターンの解説に進みましょう。
平叙文
平叙文とは、事実や状況をそのまま述べる最もシンプルな文のことです。「〜だ」「〜だった」のように、疑問や命令の意図を持たない文がこれにあたります。



直接話法・間接話法の書き換えにおいて、平叙文はすべての書き換えの基本となるパターンです!
- 伝達動詞
- say → そのまま say を使う
- say to 人 → tell 人 に変える
- つなぎ方
- that節を用いる(that は省略可能だが、試験や丁寧な文章では明記するのが一般的)
- 時制
- 主節が過去形の場合、that節の動詞も過去形にずらす
【例文】
直接話法:She said, “I’m going to skip school tomorrow.”
間接話法:She said that she was going to skip school the next day.
(「明日、私は学校を休むつもりです」と彼女は言った)
例文では、said はそのまま said を使っています。
that でつないだあとに、I → she、am going → was going と代名詞・時制を変え、tomorrow → the next day と時を表す語も書き換えています。
tell を使う場合は語順に注意が必要です。tell は必ず「tell + 人 + that 〜」の形をとるため、後ろに「人」を置かずに that節を続けることはできません。
疑問文
疑問文を間接話法に書き換える場合、伝達動詞は ask を使います。



疑問文の書き換えにおいて、特に注意が必要なのは語順です。
直接話法では疑問文の語順(動詞が主語の前に来る形)ですが、間接話法に変えると平叙文の語順(主語+動詞)に戻さなければなりません。
さらに、疑問文には「Yes/No で答えられる疑問文」と「疑問詞のある疑問文」の2種類があり、それぞれつなぎ方が異なります。
- 伝達動詞
- ask を使う
- 語順
- 必ず「主語 + 動詞」の平叙文の語順に戻す
- 末尾の「?」は「.」に変える
- Yes/No 疑問文
- if または whether(〜かどうか)を使う
- 疑問詞のある疑問文
- what / where などの疑問詞をそのまま使う
Yes/No 疑問文の例
直接話法:He said to me, “Are you going to the party tonight?”
間接話法:He asked me if I was going to the party that night.
(彼は私に「今夜パーティーにいくの?」と尋ねた)
Are you going…?という疑問文が、if I was going…という平叙文の語順に変わっています。if は「〜かどうか」という意味で使われており、whether に置き換えることも可能です。
なお、文と文をつなぐ言葉として使われている if は、従属接続詞と呼ばれるものです。詳しくは、関連記事「【例文付き】従属接続詞まるわかり!パターン別・一覧でイチから解説」で解説していますので、あわせてチェックしてみてください。


疑問詞のある疑問文の例
直接話法:She said, “What are you doing here?”
間接話法:She asked what I was doing there.
(彼女は「ここで何をしているの?」と尋ねた)
直接話法:He said, “Why did you miss the meeting?”
間接話法:He asked why I had missed the meeting.
(彼は「なぜ会議を欠席したのか」と尋ねた)
直接話法:She said, “Where are you going?”
間接話法:She asked where I was going.
(彼女は「どこに行くの?」と尋ねた)
疑問詞(what・why・where)はそのまま残しつつ、後ろの語順を「主語+動詞」の形に整えるのがポイントです。また、「here → there」など場所を表す語の変換も忘れないようにしましょう。
命令文・依頼文
命令文・依頼文を間接話法に書き換える場合、that節は使いません。代わりに「to + 動詞の原形(不定詞)」を使って内容をつなぐのが特徴です。
- 命令文の伝達動詞
- tell 人 to + 動詞の原形
- 依頼文(Please〜)の伝達動詞
- ask 人 to + 動詞の原形
- 否定の命令(Don’t〜)
- not to + 動詞の原形(to の前に not を置く)
【例文(命令文)】
直接話法:She said to me, “Close the door behind you.”
間接話法:She told me to close the door behind me.
(彼女は「後ろのドアを閉めて」と言った)
told の後に「人(me)」が続き、その後に to + 動詞の原形(to close)が来る語順です。直接話法の「you → me」と代名詞の変換もあわせて確認しておきましょう。
否定の命令文の場合は、not を to の前に置くことを意識してください。



例えば She said to me, “Don’t make noise.” であれば、She told me not to make noise. となります。
to の後ではなく前に not が来るという点が、間違えやすいポイントです。
to不定詞についておさらいしたい方は、関連記事「不定詞の名詞的用法をわかりやすく解説!動名詞との違いや形式主語まですっきりわかる」をチェックしてみてください!


提案・勧誘
提案・勧誘を間接話法に書き換える場合、伝達動詞は suggest または propose を使います。このパターンは、to不定詞が使えないという点が最大の注意ポイントです。
- 伝達動詞
- suggest または propose(提案する)
- つなぎ方
- that + 主語 + (should) + 動詞の原形
- 注意
- suggest の後に to不定詞は使えない(×He suggested to go)
that節の中の動詞は、should + 原形、または should を省略して動詞の原形だけにする形(仮定法現在)の2通りが正解です。どちらも正しい表現なので、両方覚えておくと安心です。
【例文(suggest を使う場合)】
直接話法:He said, “Let’s go for a walk.”
間接話法:He suggested that we (should) go for a walk.
(彼は「散歩に行こう」と提案した)
【例文(propose を使う場合)】
直接話法:She said, “Let’s start the meeting now.”
間接話法:She proposed that we (should) start the meeting then.
(彼女は「今すぐ会議を始めましょう」と提案した)
どちらも that節を使う点は共通です。propose は suggest よりもやや改まったニュアンスがあり、会議やビジネスの場面でよく使われます。
なお、suggest・propose ともに to不定詞を目的語にとる動詞ではないため、He suggested to go… / She proposed to start… という形は誤りです。



「suggest・propose → that節」とセットで覚えておきましょう。
感嘆文・祈願文
感嘆文・祈願文は出現頻度こそ低いですが、書き換えのルールが他の文タイプとやや異なるため、「特殊なケース」として押さえておくことが大切です。
- 感嘆文
- What / How をそのまま使い、動詞を exclaim などに変える
- 時制に注意
- 祈願文
- pray(祈る)や wish(願う)を用いる
- that節または to不定詞で内容をつなぐ
【例文(感嘆文)】
直接話法:He said, “What a beautiful sunset it is!”
間接話法:He exclaimed what a beautiful sunset it was.
(彼は「なんて美しい夕日だ」と言った)
What のあとに「a + 形容詞(beautiful)+ 名詞(sunset)+ 主語+動詞」という語順はそのまま維持されます。変わるのは動詞の時制(is → was)と、said → exclaimed という伝達動詞の部分です。
【例文(祈願文)】
直接話法:She said, “May you find peace and happiness.”
間接話法:She prayed that I might find peace and happiness.
(彼女は「あなたが平和と幸福を見つけられますように」と祈った)
祈願文では pray の後に that節を続け、動詞は may の過去形である might を使います。直接話法の May you〜 という祈願の形が、時制の一致によって might を使った that節に変わると覚えておきましょう。



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直接話法から間接話法への書き換えの理解度チェック





ここまでの内容を理解できているか、最後に例題で理解度を確認しましょう!
【問題】
以下の文を直接話法から間接話法に書き換えてください。
- She asked, “What time does the movie start?”
正解はこちらをクリック!
She asked what time the movie started.
(彼女は映画が何時に始まるか尋ねた)
疑問文の書き換えパターンです。
被伝達部を疑問詞+主語+動詞の語順に書き換えることで間接話法が完成します。
復習するならこちらをクリック
【問題】
以下の文を直接話法から間接話法に書き換えてください。
2. They said, “We have finished our homework.”
正解はこちらをクリック!
They said that they had finished their homework.
(彼らは宿題を終えたと言った)
平叙文の書き換えパターンです。
主語や時制がズレないように揃え、that節に被伝達部の内容を含めることで、間接話法に書き換えられます。
復習するならこちらをクリック
【問題】
以下の文を直接話法から間接話法に書き換えてください。
3. He said, “I’m feeling sick today.”
正解はこちらをクリック!
He said that he was feeling sick that day.
(彼はその日体調が悪いと言った)
平叙文の書き換えパターンです。
2. の問題同様、主語や時制を揃えることを意識しましょう。
復習するならこちらをクリック
【問題】
以下の文を直接話法から間接話法に書き換えてください。
- He said to me, “Please send me the report by tomorrow.”
正解はこちらをクリック!
He asked me to send him the report by the next day.
(彼は私に、その翌日までにレポートを送るよう頼んだ)
依頼文の書き換えパターンです。
Please〜 で始まる依頼文は、伝達動詞に ask を使い、後ろを「ask + 人 + to + 動詞の原形」の形にします。tomorrow → the next day の時の変換も忘れずに確認しておきましょう。
復習するならこちらをクリック
【問題】 以下の文を直接話法から間接話法に書き換えてください。
- She said, “Let’s take a break.”
正解はこちらをクリック!
She suggested that we (should) take a break.
(彼女は少し休憩しようと提案した)
提案・勧誘の書き換えパターンです。
Let’s〜 で始まる勧誘文は、伝達動詞に suggest または propose を使い、後ろを「that + 主語 + (should) + 動詞の原形」の形にします。
suggest は日常的な提案、propose はやや改まった場面での提案に使われます。なお、どちらも後ろに to不定詞は使えないので注意しましょう。
復習するならこちらをクリック



間違えたところは直接話法→間接話法に書き換えられるように復習してみてくださいね!
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