「面接で必要な自己紹介ってどんな内容だろう?」
「英語で自己紹介をしたいけれど、何を伝えればいいかわからない」
「外国人と初めて会うけれど、何を話せばいい?」
そんなお悩みはありませんか?
仕事や面接・プライベートで、必ずといっていいほど必要になるのが自己紹介。求められた時に、スラスラとオリジナルの自己紹介が英語で出てくることほどクールなことはありません。
しかし実際は、日本人が相手でも「自己紹介をして」と言われるとテンパってしまう方も少なくないはず。
英語になると、さらに何を話していいかわからないですよね。
そんなあなたに向けて、数千人に英語指導をした僕が、自己紹介で使える英語フレーズをご紹介します。
この記事では、例文とともに穴埋め式の文を入れているので、実践しながら読み進められますよ。
英語の自己紹介をマスターしたい方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
( note:【イングリッシュおさる】英語スクール生の実績 )
プレゼンも怖くない!英語で自己紹介するための5つのステップ
それでは、早速あなたの自己紹介を作っていきましょう!
英語で自己紹介するためには、以下の5つのステップがあります。
- トピックを1つ決める
- 日本語で書く
- 英語に直す
- 英語ができる人に添削してもらう
- 添削されたものを何度も読む
必ず日本語で自己紹介を作ってから、英語に直すようにしてくださいね!
それぞれ詳しくみていきましょう。
なおこちらの内容は、僕が推奨している英語のトレーニング「説明型独り言」の方法に準拠しています。
詳しくは関連動画「【有料級】最速で英語を話す5ステップ」で解説しているので、ぜひ参考にしてみてください!
1. トピックを1つ決める
自己紹介におけるトピックとは「この人は◯◯な人だ!」に明確に答えること。
特に初心者が陥りやすい失敗は、関連性のないトピックを羅列して「…色々聞いたけど、結局どんな人なのかわからないなあ」と思われてしまうことです。
このような自己紹介では、それぞれの情報が浅いため、印象に残りにくくなってしまいます。
目安として、1つのトピックについて最低でも2〜3文くらいは掘り下げるようにしてみましょう。
たとえば、仕事に関する内容にフォーカスして、以下のような自己紹介がおすすめです。
このように作れれば「英語コーチングが得意な人なんだな!」とあなたに興味を持ってもらえるでしょう。
2. 日本語で書く
最初から英語で書こうとすると、どれだけ時間があっても充実した内容の自己紹介は作れません。
まずは日本語でどういうことを伝えたいのか、しっかりと骨太な文章を組み立てましょう。
たとえば、カジュアルな場面を想定したとき、以下のような自己紹介が作れるでしょう。
趣味を絡めることで、親近感も増しますよ!
3. 英語に直す
日本語で書いた自己紹介を英語に翻訳してみましょう。
ここで大事なポイントは、最初は辞書で調べずに表現するということです。
最初から辞書で調べてしまうと、自分が表現したいこととずれてしまったり、意図せず堅すぎる表現になってしまったりするかもしれないからです。
また「辞書で調べないとわからない」と思考を放棄しないためにも、自分の頭で考える癖をつけておく必要があります。
会話中にいちいち辞書を引くことはできませんよね。
まずは自分の頭で、英文に翻訳してみましょう。
4. 英語ができる人に添削してもらう
英語の自己紹介が書けたら、大切なことは英語ができる人に添削してもらうことです。できれば、ネイティブやネイティブ並みに英語力がある人がいいでしょう。
とはいえ「面倒でやりたくない」「恥ずかしい」などと尻込みしてしまう人も少なくないはず。
超重要なステップなので、必ず飛ばさないようにしてくださいね!
学生なら英語の先生・ALTの先生、社会人ならSNSなどを通じてネイティブスピーカーと繋がれるコミュニティに入ってみるなど、即行動してみましょう。
「そんな人近くにいないよ!」という人は、僕のYouTubeのコメント欄に考えた自己紹介を打ち込んでください。
僕はYouTubeのコメント欄を必ずチェックしているので、あなたの自己紹介も添削していきます。ぜひお気軽にどうぞ!
5. 添削されたものを何度も読む
英語の自己紹介を独り言のようにぶつぶつと読んで、違和感なくスラスラと言えるようにしましょう。
ここで添削してもらったことが生きてきます。間違っていない内容とわかっているだけでも、暗記への集中度が変わってくるでしょう。
何度も読むことで記憶に残りますし、噛まずに言えるようにもなります。
一度体が覚えれば、緊張した場面でも忘れずに自己紹介ができますよ!
また、スマホの録音機能を使って、自己紹介を聞き直すこともおすすめです。聞き取りにくいところや、発音が不安なところがあれば都度修正していきましょう。
こちらもネイティブの方に聞いてもらって修正を重ねると、より自然な英語の発音が身につきます。
何をどんな英語で話すべき?自己紹介で使える簡単英語フレーズ例文14パターン
「自己紹介といっても、どんな内容を話せばいいかわからない」「どんなふうに表現すればいいの?」と悩む方も多いでしょう。
そこでこちらでは、実際に英語で自己紹介をするときに使える例文を、14項目に分けて紹介します。
- 自分の名前
- 自分の出身地
- 住んでいる場所
- 誕生日
- 年齢
- 趣味
- 私のお気に入り
- 興味がある
- 得意なこと・得意ではないこと
- 家族構成
- 旅行
- 仕事
- 英語学習
- 将来の願望
例文の最後にはあなた自身の内容を入れられるように、穴埋め文を作りました。
印刷して書いてみたり、ノートやスマホに打ち込んでみたりして、オリジナルの自己紹介を完成させましょう!
なお、関連動画「必ず使う!自己紹介で使う英語フレーズ50選」では、合計50個のフレーズを紹介しているので、こちらもぜひ活用してください。
1. 自分の名前
まずは自分の名前を伝えましょう。もちろん「My name is~.」を使っても構いません。
「My name is ~.」 は使わないなどといわれることがありますが、プレゼンなどフォーマルな場所では使われます。
ファーストネームやニックネームも使えます。呼んでほしいニックネームがあるときには、
Please call me 〜.
You can call me ~.(私のことは〇〇と呼んでください)
など、場合に応じて使い分けてみましょう。
I’m _________ .
Please call me _________ .
2. 自分の出身地
生まれた場所や育った場所について説明するときは、
I was born and raised in Kyoto.(生まれも育ちも京都です)
I was born in Osaka but raised in Tokyo.(生まれは大阪で育ちは東京です)
のように表現できます。
自分の出身地を伝えることで、相手と接点がある場合には会話に繋がりますよ。
I’m from _________ .
I was born and raised in _________ .
I was born in _________ but raised in _________ .
3. 住んでいる場所
まずは、自分の出身地と一緒に、住んでいる場所を伝えると良いでしょう。
さらに、住んでいる期間によっても表現を変えられます。比較的長く住んでいる場合は「I live in ~.」でOKです。
仕事などが理由で一時的に住んでいる場合は「現在進行形」を使います。
I’m living in Tokyo now.(今、私は東京に住んでいます)
3年間など具体的な数字を入れたい場合は、
I have been living in Tokyo for three years.(私は東京に住んで3年になります)
のように、過去から現在を表す「現在完了進行形」を使いましょう。
I live in _________ .
I’m living in _________ .
I have been living in _________ for _________ years.
4. 誕生日
誕生日は、ビジネスというよりプライベートな場面で紹介することが多いでしょう。
My birthday is _________ .
5. 年齢
上記を省略して「I’m 26.」でもOKです。
「今年〇歳になります」など未来のことを説明する場合は、
I will be 27 years old this year.(私は今年で27歳になります)
とwillを使って表現できます。
日本では自己紹介で年齢を伝えるシーンをよく見かけますが、会社の面接など場合によってはタブーになることもありますので、状況に応じて使いましょう。
I’m _________ old.
6. 趣味
「My hobby is ~.」は少し凝った趣味を伝えたいときに使います。
そこまでではない軽い趣味なら「私は〇〇が好きです」という意味の「I like 〜.」「I enjoy 〜.」のほうが自然ですよ。
プライベートな場面では趣味について話す機会も多いです。表現の違いを押さえながら、なるべく詳しく伝えましょう。
My hobby is ________________ .
I like ________________ .
I enjoy ________________ .
7. 私のお気に入り
お気に入りのものが、相手との接点になる可能性があります。
場所・食べ物など、なるべく具体的に紹介しましょう。
My favorite food is ________________ .
8. 興味がある
積極的に、自分の興味があることを共有しましょう。
特に相手も興味がありそうな内容だと、より会話が弾みやすくなります。
I’m interested in ________________ .
9. 得意なこと・得意ではないこと
苦手なことを言いたい場合は「I’m not good at」で表現できます。
I’m good at ________________ .
10. 家族構成
上記以外にも、
We are a family of four.(私たちは4人家族です)
のように表現できます。
他にも兄が1人・姉が1人など、より具体的な構成も表現できるようになっておくと便利ですよ。
I have two brothers.(私には2人の兄弟がいます)
I have two sisters.(私には2人の姉がいます)
I’m an only child.(私は一人っ子です)
I’m one of four siblings.(私は4人兄弟の一人です)
詳細は僕のYouTubeでも紹介しているので、気になる方は参考にしてみてください!
I’m from a family of ________________ .
We are a family of ________________ .
I have ________________ .
11. 旅行
旅行の話も世界共通の話題になります。
訪れた回数を具体的に表現したい場合には、末尾に数を追加しましょう。
I have been to New York twice.(ニューヨークには2回行ったことがあります)
- 1回:once
- 2回:twice
- 3回以上:three times, four times など
逆にまったく行ったことがない場合には、never を使います。
I have never been to France.(私はフランスに行ったことがありません)
相手の出身地に行ったことがある場合は、ポジティブな感想も伝えると好感を持ってもらいやすくなりますよ。
I have been to ________________ .
12. 仕事
どんな場面でも使いやすいのが、自分の仕事や所属の話です。
上記にくわえて「職種・業界・場所」などを紹介したいときには、以下の表現も使えます。
- 職種:I work as 〜.(~として働いている)
- 業界:I work in ~.(~という業界で働いている)
- 場所:I work for(at) ~.(~という場所で働いている)
I work as an English teacher.(私は英語の教師として働いています)
I work in tourism.(私は旅行業界で働いている)
I work for(at) a famous trading company.(私は有名な商社で働いています)
もう一歩踏み込んで紹介したい場合は、ぜひ使ってみてくださいね。
I’m a ________________ .
I work as ________________ .
I work in ________________ .
I work for(at) ________________ .
13. 英語学習
あなたが現在勉強していることや、興味を持っていることを伝えましょう。
さらにずっと継続していることを説明するなら、以下の表現もおすすめです。
I’ve been studying English for three years.(英語を3年間勉強しています)
I’m studying ________________ .
I’ve been studying ________________ for ________________ years.
14. 将来の願望
上記に「将来」という言葉を入れたい場合は「in the future」を使いましょう。
I want to be an English teacher in the future.(私は将来英語の先生になりたいです)
将来の願望を話すことで、より自分の展望をわかってもらいやすくなり、「今後一緒に何かしよう」という話のきっかけになるかもしれませんよ。
I want to ________________ .
My dream is to ________________ .
「もっと多くの表現を知りたい!」「こういう時はどう言い表したらいいの?」という方には、イングリッシュおさる公式LINEがおすすめです。
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TPOで変わる!英語で自己紹介するときに押さえておきたい3つのポイント
英語で自己紹介を作るときに、押さえておきたいポイントは3つあります。
- どんな場面で使うか
- どんなことを伝えるか
- どれくらいのボリュームで伝えるか
それぞれ詳しくみていきましょう。
1. どんな場面で使うか
どんな場面で使う自己紹介なのかを考えてから、文章を作り始めましょう。なぜなら、TPOに合わせて、アピールすべき内容は変わるからです。
自己紹介が必要な場面は、大きく分けて以下の3つがあります。
- 日常生活などカジュアルな場面
- 面接やテスト
- ビジネス
具体的にイメージすると、実際の場面でも緊張しにくくなりますよ。
2. どんなことを伝えるか
自己紹介で伝えるべき内容は、その場にいる相手がどの情報を欲しているかによって変わります。
例えば、友達同士のフランクな集まりであれば「趣味や興味があること」を話すと参加者との接点を見出しやすいですよね。
しかしそういった場面で、面接のように「自分はどうしてその会社に興味があってどんなことで貢献できるのか」を話していては、誰も共感してくれないでしょう。
いくつかの場面を想定して、自己紹介のパターンを複数持っておけるとベストです。
3. どれくらいのボリュームで伝えるか
自己紹介は長すぎても飽きられてしまうので、適切な分量を知っておきましょう。
一般的には、会話ならおよそ1分〜2分、文章なら200文字〜400文字程度と言われています。
スピーチなど与えられる時間が決まっているときは、時間を正確に計って練習する必要がありますよ。
知っておかないと危険!英語の自己紹介で気をつけたい2つのポイント
この項では、英語で自己紹介をする際に事前に知っておきたい注意点を解説していきます。
- ネガティブなことを話さない
- デリケートな話題は避ける
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1. ネガティブなことを話さない
英語で自己紹介する際は、ネガティブなことは含めないよう意識しましょう。
日本人同士でも、初対面なのにやたらネガティブな人に会って困ったことはないですか?相手は普通のつもりでも返答に困ってしまった人もいたかもしれません。
特に、日本人なら自虐ネタとして笑って聞いてもらえることも、文化の違う外国人には理解されません。たどたどしい英語で自虐ネタを伝えても、ジョークに聞こえないので言葉のまま伝わる可能性が高いでしょう。
自己紹介は、相手へあなたをアピールできるチャンス。「この人と仕事をしたい」「もっと仲良くなりたい」と思ってもらえるような印象を残すことが大切ですよ。
2. デリケートな話題は避ける
英語で自己紹介する際は、デリケートな話題は含めないようにしましょう。
特にタブーとされている内容は以下の通りです。
- 政治
- 宗教
- 年齢
政治や宗教については、国の歴史や個人によっても考え方が大きく違います。政治に強い関心のある人の中には、敏感に反応してしまう人もいるでしょう。
宗教においても日本のような八百万の神々を受け入れている背景と、一神教の背景の人では持っている概念そのものが違います。
ほかにも、たとえばインドのカースト制度など、自分の力ではどうにもならない歴史が絡んでいる内容は失礼にあたるので、興味本位で話題に触れないよう注意しましょう。
さらに、年齢についても必要がない限り話さないほうが賢明です。
日本では先輩後輩など上下関係がはっきりしているため年齢を伝えることが多く、年齢によって対応を変える人がいるかもしれません。
海外では仕事に年齢は関係ないので、むしろ話したり聞いたりすることが失礼になる場合もあると覚えておきましょう。
ぜひこの記事を参考に、オリジナルの自己紹介を作ってみてくださいね!