「英語のスピーキング練習方法が知りたい」
「1人でもできる方法は?」
「おすすめのアプリやサイトはないかな?」
英語学習のなかでも、特にスピーキング練習は難易度が高いと考える方が多いのではないでしょうか。「発音がしっかりできているのか」「外国人相手にも伝わるのか」など、自分で判断するのは難しいものです。
英語のスピーキングはどんな練習をすればいいのか、独学でもできるのか気になりますよね。
そこでこちらの記事では、
- 英語のスピーキング練習がうまくいかない原因
- 英語のスピーキング練習で鍛えるべき能力
- スピーキング練習のポイント
- 練習方法
- おすすめのサイト・アプリ
について解説していきます。英語のスピーキング練習が思うように進まず悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
( note:【イングリッシュおさる】英語スクール生の実績 )
英語のスピーキング練習がうまくいかない3つの原因
まずは、英語のスピーキング練習がうまくいかない原因を探ってみましょう。
- 練習量が足りない
- 発音の基礎が身についていない
- インプット量が足りない
3つの原因についてそれぞれ解説していきます。
1. 練習量が足りない
スピーキングは、十分な練習量を確保しなければ結果は出ません。「毎日練習している」といっても、1日10分や20分程度なら練習量は不足しています。
中学校、高校、さらには人によっては小学校の頃から、何年も英語を学習してきたのに話せない人が多いのは、英語で話す機会がほとんどなかったからです。大人になってからも、仕事などで英語を話すことがない方が大半でしょう。
「リーディングやリスニングはある程度できるようになってきたのに、スピーキングが伸びない」という方は、スピーキングの練習量が圧倒的に足りていません。
忙しくても、なるべく英語を話す機会を増やすことが必要です!
2. 発音の基礎が身についていない
英語の発音が身についていないと、たとえ文章を頭で組み立てる力や単語力が身についていても、スピーキングの能力は向上しません。正しい発音記号の読み方を知っていても、それが自分で実践できなければ意味がないですよね。
例えば単語練習にしても、音声で聞き、そのとおりに発音できているかしっかり確かめながら学習を進めることが大切です。
3. インプット量が足りない
英語の知識のインプット量が不足していると、スピーキング練習はなかなかうまくいきません。英語を話すには、文法力や語彙力といった知識の強化が欠かせません。テキストの例文を丸暗記するだけでは、いざというときに臨機応変に対応できないでしょう。
スピーキング力をつけるなら単語や文法などのインプットをしっかり行わないと、なかなか上達できず挫折する原因となります!
英語のスピーキング練習で鍛えるべき3つの能力
実際に「英語のスピーキング練習」として、どのようなスキルを身につけるべきなのでしょうか。特に重要視されているのは、次の3つのスキルです。
- 発音
- 英文作成
- アウトプット
学習するときの参考にしてみてください。
1. 発音
英語を正しく発音できないと、話せているのに相手に伝わらないという悲しい結果になってしまいます。頭で思い描く英語がカタカナ発音のままでは、いざスピーキングにチャレンジしても上手くいきません。
英語の発音は、まず発音記号と音変換のルールを学ぶことが大切です。発音記号は1日10分程度の勉強でも1週間で身につけられます。音変換のルールは「音を聞いて発音する」という練習を繰り返して身につけていくのが良いでしょう。
2. 英文作成
スピーキング練習をする際は、英文作成能力も鍛えましょう。英語を話すとき、まずは頭の中で英語の文章を作りますよね。頭の中で日本語から英文に変換する練習が必要です。
英文作成能力は説明型独り言やパラフレーズなどで身につけられます。詳しい勉強法は「【1人でできる】英語スピーキングの練習方法3ステップ」の記事内で紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
3. アウトプット
スピーキングの練習を行う際は、アウトプット能力を磨くことも大切です。スピーキング力を身につけるには、文法の知識や発音などを十分にインプットする必要があります。
しかし、インプットした知識をスピーキングとしてアウトプットできなければ、英語学習の成果が出せません。せっかく頑張って身につけた知識は、しっかりアウトプットできるようにスピーキング練習していきましょう。
イングリッシュおさる公式LINEでは、アウトプットで使えるフレーズ集などの特典を無料配布しています。有料級の内容ばかりなので、ぜひ友だち登録してご活用ください!
英語のスピーキング力をつけるための練習のポイント3選
英語のスピーキング力を身につけるには、ポイントを押さえて練習することが大切です。こちらでは、練習で意識したい3つのポイントについて解説していきます。
- 語彙力をつける
- 文法力を身につける
- 発音に気をつける
スピーキング練習を行う際に、ぜひ取り入れてみてください。
1. 語彙力をつける
スピーキング力を身につけるには、語彙力が必要です。流暢に話したり発音したりするだけならそれほどの語彙力は求められないでしょう。しかし、スピーキング力を練習したいと考えるということは、さまざまなシーンで使える英語を身につけたいと考えているはずです。
語彙力が少ないと会話の表現が限られてしまいます。表現の幅を広げたいと考えるなら、十分に語彙力をつけることが大切です。
2. 文法力を身につける
英語のスピーキング力を鍛えるなら、基礎の文法力を身につけることも大切です。例えば英語で会話をするとき、相手の会話を聞き取ります。単語がわかっても文法を知らなければ、何を話しているのか理解するのは難しいでしょう。
また、自分が相手に伝えたいことがあっても、文法を知らないと正しく伝わらない可能性が高まります。
スピーキング練習ですが、話すばかりではなく基本的な文法力を学習するようにしましょう!
3. 発音に気をつける
スピーキング練習を行う際は、発音にも気をつけましょう。発音を適当にしていると、せっかく話せる力が身についても相手に伝わりません。発音の練習からスタートしなければならなくなり、英会話をマスターするまでの道が遠のきます。
単語を学習するときから、発音を気にしていくと効率的です。自分の発音が正しいか不安な場合は、発音チェックアプリなどを使うのがおすすめです。
【1人でできる】英語スピーキングの練習方法3ステップ
英語のスピーキング力を身につけるために効果的な勉強方法を、3つ紹介します。
- 説明型独り言
- パラフレーズ
- 単語入れ替え英作文
効果バツグンなので、ぜひチェックしてみてください。
なお、こちらの内容については関連動画「【有料級】最速で英語を話す魔法3ステップ」でも詳しく説明しています。ぜひ参考にしてみてください。【有料級】最速で英語を話す魔法3ステップ
1. 説明型独り言
「説明型独り言」では、1つのお題を決めて独り言を話します。英会話の多くのシーンでは、自分のことや近況について話すことが多いです。会話の9割は自分のことについて話していると考えて良いでしょう。
具体的なやり方は、以下のとおりです。
- 自分に関するトピックを1つ決める
- 決めたトピックについて日本語で書いてみる
- 間違ってもいいので英語に直す
- 英語ができる人に添削してもらう
- 添削してもらったものを完璧になるまで読み込む
1人でもできるトレーニングなので、ぜひ実践してみてください!
2. パラフレーズ
「英単語は知っているけれど、頭に浮かんだ日本語が覚えてきたものと違うと英語がでてこない」という経験は誰しもあるのではないでしょうか。これは、パラフレーズ(言い換え)能力が欠如しているために起こります。「1つの日本語訳 = 1つの英語」で覚えてしまっていることが原因です。
「僕の名前はおさるです」と「僕はおさるです」では日本語が違いますが、どちらも「I’m Osaru.」で通じます。無理に「My name is~」と使い分けなくても良いのです。
1つ目のステップである「説明型独り言」とパラフレーズを組み合わせることで、引き出しが最大化されます。英語をコアイメージとしてとらえ、対応できる日本語訳をいくつか思いつけるようにトレーニングすると良いでしょう。
3. 単語入れ替え英作文
最後の仕上げは、単語入れ替え英作文です。簡単な例で言うと「私はおさるです(I’m Osaru.)」を「彼はおさるです(He’s Osaru.)」に変えるというやり方です。
すでにある英文の一部を変えるだけで、使えるシーン大きく広がります。英語のスピーキング能力を上げるために語彙力が必要というのは、知っている英作文の単語を変えるだけで伝わるケースもあるからです。
まずは簡単な英文から、単語を入れ替えて英作文を作るトレーニングを行ってみてください!
上級者になれる!英語スピーキングでネイティブ発音になる練習方法5ステップ
英語のスピーキング練習をしていても、どうしても日本語の発音が抜けないとお困りの方もいるでしょう。そこで取り入れたいのが「喉発音」の練習です。
- あくびをする
- 喉の力を抜く
- 息を出し続ける
- 音を出し続ける
- 英文で練習する
以上の5ステップで習得できます。
こちらで紹介する内容については、関連動画「【有料級】一撃でネイティブ発音になる喉発音5STEP」でも解説しているので、詳しいやり方が知りたい方はぜひチェックしてみてください。
1. あくびをする
英語の発音では、喉を広く開いて空洞をつくるようにします。喉を広く開くために、まずはあくびをしてみてください。
あくびをしながら「Hello」と発音してみると、響きがある音になったことを実感できるはず。
ポイントは、あくびをしながら音をしっかり出すことです!
2. 喉の力を抜く
あくびをしても喉の力が抜けない方がいます。上手くできずに困ったら、あくびをしたまま喉の力を抜いて、奥で発声することを実践してみてください。柔らかい発音ができていれば、喉の力が抜けているということです。
コツがつかめれば「あくび + 喉の力を抜く」だけで喉発音に近づけます。
3. 息を出し続ける
喉の力がうまく抜けない方は、息を大きく吸って吐いてみるのがおすすめです。息を出すときに喉の力が抜けていることがわかるでしょう。
息を出し続けながら「あいうえお」と喋る練習をしてみてください。日本語は息を切らしながら発音するので、同じような喉の使い方では上手く発声できません。
息を出し続けながら英語を話してみてください。
4. 音を出し続ける
まだ英語発音の感覚がわからないという方は、音を出し続けるトレーニングを行いましょう。ステップ1~3までを実践した上で、音を出します。例えば「awesome」という単語の練習なら「ah~ah~ah~awesome × 3」と発音します。
英語はずっと音を出し続けるものだという感覚がつかめるでしょう。そこに「h」を足して「hah〜hah〜hah〜」と発音します。ポイントはhとaを同時に言うのではなく「hの発音」→「aの発音」と分けることです。
イメージがつかみにくい方は、ぜひ動画を参考にしてみてください!
5. 英文で練習する
最後のステップは、これまで行ってきた喉発音を使って英文で練習します。一発でなかなかできなくても、続けているうちに次第にネイティブに近い発音ができるようになります。
まずはゆっくり発音し、慣れてきたら少しずつスピードを上げるのがおすすめです。
無料で英語のスピーキング練習ができるアプリ7選
自分の発音が正しいかどうか知りたいけれど、できれば独学で練習したいと考える方は多いでしょう。そこでこちらでは無料で使える、スピーキング力を鍛えるアプリを紹介します。
- ELSA
- スタディサプリENGLISH
- 発音検索!英語辞書イーモン
- 英語発音トレーニング
- 発音博士
- AI英会話スピークバディ – 英会話や英語リスニングの学習
- レシピー
気になるアプリがあれば、スピーキング練習に取り入れてみてください。
1. ELSA
「ELSA」は英語の発音矯正に特化したアプリです。1,600以上のレッスンがあり、よく使われる慣用語もしっかり網羅しています。AIが発音を瞬時に評価するので「これで合っているのかな?」という不安をその場で解消できます。
ネイティブ度も判断でき、自分が今どれくらいの実力なのか知りたい方もおすすめです。
2. スタディサプリENGLISH
「スタディサプリENGLISH」にはさまざまなコースがあります。例えば「新日常英会話コース」では、音声認識技術により会話の内容をAIが評価。オンライン英会話とのセットプランも選択でき、しっかりスピーキングの練習ができます。
基本的には有料ですが、7日間の無料体験ができるのでどんなサービスなのか確認できます!
3. 発音検索!英語辞書イーモン
「発音検索!英語辞書イーモン」は、発音がわからない場合などに調べるのに便利な英語辞書です。スマホのホーム画面にウィジェット表示できるので、アプリを立ち上げなくてもすぐに検索できます。
英検1級、TOEIC990点レベルまで約2万語に対応。オフラインでの利用も可能です。
4. 英語発音トレーニング
「英語発音トレーニング」は、発音のトレーニングに特化したiPhone向けアプリです。1日5分からでも取り組めるので、忙しい方やすぐに挫折してしまう方にもおすすめです。発音が上手くなるポイントもしっかり解説してくれて、きちんと取り組めば確実にスキルを上げられます。
完全無料で使えるので、一部のサービスは有料ということはなく思う存分活用できます。
5. 発音博士
「発音博士」は、発音を視覚化してくれるiPhone向けアプリ。「お手本を聞く→発音する→結果を見る」というサイクルで、正しい発音を習得していきます。
中学生から高校生レベルの英単語・英熟語を4,000語ほど網羅しているので、基礎を学びたい方にぴったりです!
6. AI英会話スピークバディ – 英会話や英語リスニングの学習
「AI英会話スピークバディ」では、AIのキャラクターを相手に英語を話します。人に話しかけるような感覚でスピーキングの練習が可能です。ビジネス英会話・日常英会話など700個以上のレッスンがあるので、初級者~中級者までの方が学習するのにぴったりです。
7. レシピー
「レシピー」は、AIが発音の判定をおこなうアプリです。
英文のなかの正しく発音できなかった単語は、赤字で表示されます。そのため、自分の改善すべきポイントを把握しやすいです。
シャドーイング機能も搭載されており、リーディングとあわせてスピーキングのスキル向上が期待できます。
英語のスピーキング練習に使える例文3選
英語のスピーキング練習をするなら、さまざま英文に触れることが大切です。こちらでは、おすすめの例文を3つ紹介します。
徐々に長文になるように紹介しているので、ぜひ練習に活用してみてください。
※今回紹介している例文は、世界中のスピーチやプレゼンテーションの動画をまとめた「TED」から引用しています。
1. 貧困は「人格の欠如」ではなく「金銭の欠乏」である
I’d like to start with a simple question:Why do the poor make so many poor decisions?
まずはシンプルな問いかけから始めます。どうしてお金のない人は 思慮のない選択ばかりするのでしょう?
実際の動画を見て、発音を真似してみてくださいね!
2. 女の子は完璧さよりも勇気を
So a few years ago,I did something really brave,or some would say really stupid.
数年前 私はすごく 勇気のいることをしました 馬鹿なことをした という人もいますけど
I ran for Congress.
下院選に出馬したのです。
3. 他に例を見ない最高の幼稚園
This is a kindergarten we designed in 2007.
こちらは私たちが 2007年に設計した幼稚園です。
We made this kindergarten to be a circle.
円形になるように幼稚園を作りました。
It’s a kind of endless circulation on top of the roof.
屋根の上を行き止まりのない形にしたのです。
If you are a parent, you know that kids love to keep making circles.
皆さんが親御さんなら子供たちがぐるぐると回りたがることはお分かりになりますよね。
少し長い例文ですが、スムーズに読めるように練習してみてください!
英語のスピーキング練習におすすめの場所3選
「英語のスピーキング練習をしたいけど人目が気になる」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。練習をする際には音読が必要なので、できるだけ1人になれる場所を探したいですよね。
こちらでは、英語のスピーキング練習におすすめの場所を3つ紹介します。
- 自宅
- 車の中
- カラオケボックス
順番にみていきましょう。
1. 自宅
自宅のメリットは、お金をかけずにスピーキング練習の場所を確保できることです。どこかに出向く時間を省け、教材を持ち歩く必要もありません。
家族の中に英語に詳しい人がいれば、自分のスピーキングを聞いてもらうのも良いでしょう。発音を客観的に判断してもらうことで、改善点が明確になります。
2. 車の中
車を持っている方は、車内でスピーキング練習をするのがおすすめです。カーオーディオから英文を流せば、ドライブ中でも音読できます。
車の中は、スペースが狭く自分の声が聞こえやすいです。発音を振り返りやすいため、スピーキングの向上につながるでしょう。
3. カラオケボックス
「家は同居家族の目が気になる」「車を持っていない」という方は、カラオケボックスがおすすめです。防音設備が整っているため、大きな声でスピーキング練習しても迷惑をかける心配がありません。
近年では、1人カラオケ専用のお店も増えてきています。1人でも気兼ねなくお店に入れるので、練習にぴったりです。さらに、一般的なカラオケボックスと比較すると料金が安めに設定されているのもメリットといえるでしょう。
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