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【すぐわかる】英語の倒置7パターン!知っておくべき慣用表現も例文付きで解説

「英語の倒置表現って何?」
「順番が変わったらとたんに意味が取れなくなる」
「そもそもなぜ倒置が起きるの?」

倒置表現が使われると意味が取りにくくなり、苦手意識を持っている方も多いのではないでしょうか?しかし、倒置を使うことで感情が乗せやすくなるため、英会話ではよく伝われる表現しっかりとルールを理解する必要があります。

そこでこの記事は、講師として数多くの方の英語力を伸ばしてきた僕が、

  • 英語の倒置表現とはなにか
  • よく倒置されるパターン
  • 倒置の慣用表現

をまとめました。

実は、倒置はよくあるパターンを理解すれば、けっして難しいものではありませんぜひこの記事で、倒置に対する苦手意識を払拭しましょう。

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目次

英語の倒置表現とは?

倒置とは、普通の順序とはあえて語順を変えた表現のことを指します。 倒置表現が使われるのは、文の内容を強調したいから。

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ネイティブは、感情を込めたいときに倒置を使うことがあります。

Never have I seen such a beautiful view! (こんなきれいな景色はみたことがないよ!)

この文章では、否定後の Never が冒頭に来て倒置が起きています。倒置が起きる前の文章は、以下のようになるはずです。

I have never seen such a beautiful view!

倒置が起きても意味は変わりません。あくまでも、感情をより伝えたいときに用いるという点を覚えておきましょう。

なお、倒置が起きることで強調されるのは後ろに回された部分です。先程の文章では、「これからいうことは今までなかったことなんだ、それはこんな景色を見た経験だよ!!」というニュアンスになります。

英語の倒置・配置転換が起こる基本7パターン

倒置はどんな文でも作ることができますが、よく使われるパターンがあります。ここでは、よくある7つのパターンを押さえてしまいましょう。

  1. 否定後を文頭に出す
  2. 副詞を文頭に出す
  3. 仮定法ifの省略
  4. 長い主語を後ろに回して補語を文頭に出す
  5. 比較の形容詞句
  6. 感嘆文
  7. Shouldを使った表現

1. 否定語を文頭に出す

Never や Little などの否定表現では、よく倒置が用いられます。これは、否定語を使うのは感情が乗りやすい表現だからです。

否定語が文頭に出る場合、後ろは疑問文の語順になります。

Rarely do we eat fish. (魚はほとんど食べない)

この文章では、Rarely が前に出ることで、後ろが疑問文のように do we という順番になっていますね。

倒置がよく起きる否定語は以下のとおりです。

  • 全否定:not, never
  • 準否定:hardly/scarcely, rarely/seldom

なお、否定語の little だけ要注意。本来は準否定語ですが、倒置が起きると全否定になります。

Little did I think he was the killer. (彼が犯人だなんて思ってもいなかった)

全否定・準否定が何か曖昧な方は、「【スッキリわかる】英語の4つの否定表現を網羅!否定語を使わない表現も紹介」で詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。

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2. 副詞を文頭に出す

副詞が文頭に出ることもあります。

  • 程度を表す副詞
  • 場所や方向を表す副詞

それぞれ、解説します。

まず、程度を表す副詞ですが、こちらは否定語の倒置とルールは同じ。後ろが疑問文の語順になります。

Well did he work. (彼はよく働いてくれた)

場所や方向を表す副詞の場合は、場所や方向を表す言葉を文頭に出し、主語と述語の順番を変えるだけ。

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こちらは、疑問文の語順にはなりません!

Here comes the taxi. (ほら、タクシーが来るよ)

In this garden bloom blue roses. (この庭には、青いバラが咲いています)

繰り返しになりますが、倒置で強調されるのは後ろに回された部分。この場合、伝えたいのは後ろに回された名詞の、the taxi と blue roses です。

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英語は新しい情報や伝えたい情報ほど後ろに来ます!

On this wall are his masterpieces. (壁に飾られているのは彼の代表作だ)

では、his masterpieces が強調されています。「壁にあるのが、なんと彼の代表作なんだ!」といったニュアンスです。

なお、主語が代名詞の場合、倒置は起こりません代名詞はすでに出てきたものや人を置き換えた表現であり、新しい情報や強調したい内容にはならないからです。

3. 仮定法ifの省略

仮定法でも、倒置が起こることがあります。倒置表現を使う場合、必ずifが省略されるのが特徴です。

Were I a bird, I could travel freely. (もし私が鳥だったら、自由に旅ができるのに)

この倒置は、感情をそこまで乗せた表現ではありません。一般的によく使われる形であり、if から始まる仮定法に比べると、ややフォーマルな印象を与えます。

4. 長い主語を後ろに回して補語を文頭に出す

主語が長くなる表現の場合は、補語の形容詞が前に出てくることがあります。この場合、後ろは動詞、主語の語順になります。

Excellent was his speech at the party. (パーティーでの彼のスピーチは素晴らしかった)

Smart is the men who understand their roles. (賢いのは、自分の役割を理解している人だ)

これは、リズムを整えるための倒置です。英語は主語が長くなるのを嫌うため、あえて後ろに持ってきているんですね。形式主語の it が用いられるのと同じ理由だと考えるといいでしょう。

ただし、補語の形容詞が前に出たとしても、主語が代名詞の場合は倒置は起こりません。

Cute she is. (可愛いですね、彼女)

これは副詞のところで説明したのと同様で、新しい情報ではない代名詞を後ろに置きたくないという考え方からです。

5. 比較の形容詞句

比較の形容詞も倒置されることがあります。比較級、最上級ともに倒置が使えます。

More important is trust. (より大切なのは信頼関係です)

The most expensive is this painting. (もっとも高いのがこちらの絵画です)

後ろは動詞、主語の語順になることに注意しましょう。

6. 感嘆文

How や What から始まる感嘆文も倒置表現の一つです。感嘆文は、「なんて〜なんだろう!」と気持ちが揺れ動いたことを表す表現。だからこそ、感情を乗せる倒置と相性が良いのです。

How beautiful this dress is! (なんてこのドレスはきれいなんだろう!)

What cheap clothes he wears! (なんて安い服を彼は着ているんだ!)

なお、感動を強調して伝えたいのが形容詞や副詞のときは How、名詞のときは What を冒頭に持ってきます。また、最後は感嘆符(!)となる点も忘れずに押さえておきましょう。

7. Shouldを使った表現

条件を表す接続詞 if から始まる表現で、後ろに should が用いられる場合も、倒置が起きることがあります。

If you should need help, please contact us anytime. (万が一お困りのことがありましたら、いつでもご連絡ください。)
→Should you need help, please contact us anytime.

この表現は、丁寧なニュアンス出したり、低い可能性を示したりするときに使われます。
これは、助動詞のshould には、進むべき道を示すニュアンスがあるから。このイメージから、shouldを入れない表現と比べると「もしこういう方向性に進むことがあれば」という意味が加わり、低い可能性や丁寧な気持ちが表せます。

さらに Should を前に出すことで、この丁寧さや可能性の低さを強調しています。

また、この if が省略できるのは、文脈から十分に条件を示していると理解できるから。実は、口語では if が省略されることはよくあるので、あわせて覚えておきましょう。

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英語の倒置をつかった慣用表現

最後に、比較を使った慣用表現も押さえていきましょう。

  • so that 構文
  • Not only A but also B
  • So, Neither

それぞれ、例文付きで解説します。

So that構文

so that構文は、とても〜なので、〜だという表現です。

The problem was so difficult that no one could solve it. (その問題はとても難しかったので誰も解けなかった。)

この so の部分を倒置で前に出すこともできます。その場合、so の後ろの節は、疑問文の語順になります。

So tired was he, that he could not eat anything. (彼は疲れ果てていて何も食べられなかった)

Not only A but also B

Not only A but also B は「AだけでなくBも」という表現です。Not only から始まる節を文頭に置く場合は、後ろの文章に倒置が起こります。

not only が動詞にかかる場合の例を見てみましょう。

Not only does he speak English but he also teaches it. (彼は英語を話すだけでなく、教えてもいる)

なお、節が文頭に来ない場合は、倒置が起きません。上の文章は、以下のようにも書き換えられます。

He not only speaks English but also teaches it.

また、not only が名詞にかかる場合は、以下のようになります。

Not only math but also English is he good at. (数学だけでなく英語も彼は得意なんです。)

So, Neither

so や neither を使って「私もまた〜である」という表現をするときは、慣用的に倒置が起こります。so や neither の後は、疑問文の語順にしましょう。

I got angry, and so did he. (私は怒って、彼も怒った。)

I don’t like carrots. (私は人参が嫌いです)
– Neither do I. (私もそうなんです)

元の文が肯定文のときはso 、否定文のときは neither から始めましょう。

英語の倒置表現は、感情を伝えるのに適したものです。あえて語順を変えることで、後ろの言葉を強調する効果があります。ぜひこの記事を参考に、倒置表現に慣れていきましょう。

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